イタリア北東、アドリア海のラグーナに築かれたヴェネツィア。118の小島から成りそれぞれが橋で結ばれています。多くの運河が走ることから、"水の都"と称されるのは言わずと知れたことでしょう。独自の国家として栄え、独自の文化を形成してきたヴェネツィアは、世界遺産にも登録。見どころ満載のヴェネツィアから、LINEトラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材したおすすめ観光スポットをご紹介します。
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https://stock.adobe.com/jp/現在日本からヴェネツィア行きの直行便はなく、ローマやミラノなどイタリア国内の都市や、周辺国の都市を経由する乗継便を利用します。
水の都と呼ばれるヴェネツィアの主な交通手段は船。ブラーノ島など周辺の島へ渡る場合は、ヴァポレットと呼ばれる水上バスを利用しましょう。本島の主要観光スポットは徒歩でまわることができます。
個人でも観光できることができますが、海外旅行に不慣れな方は現地オプショナルツアーに参加するのもおすすめ。特にヴェネツィア観光で外せないゴンドラ遊覧は、オプショナルツアー予約サイトから事前に申し込めば、当日長蛇の列に並ぶ必要がありません。また日本語ガイドが同行するツアーなら、外国語が苦手な方も安心してヴェネツィア観光を楽しめますよ。
アドリア海の干潟に築かれた人口の島々によって形成される、美しき世界遺産ヴェネツィア。"水の都"の名の通り、街には大小150以上の運河が張り巡らされています。その中でも最大のものが、大運河「カナル・グランデ」。街の中心部を大きなS字を描いて蛇行し、自動車の乗り入れが禁止された市内で交通の大動脈としての機能も有する、まさにヴェネツィアのメインストリートとも言える運河です。
ヴェネツィア名物・ゴンドラや、ヴァポレット(水上バス)が行き交う様は、海上貿易の中心都市として栄えた共和国時代の風を感じさせてくれます。
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"水の都"ヴェネツィアの市内に架かる橋の数はなんと400以上!その中で最も美しいとされるのが、街のシンボルである「リアルト橋」です。全長は、カナル・グランデに架かる4つの橋の中でも最大規模の約48m。13世紀に建設された当初は木造の跳ね橋でしたが、その後侯爵のパレードの見物に訪れた群衆の重みで落下。現在の姿は、16世紀に大理石造りで架け替えられたもので、世界遺産「ヴェネツィアとその潟」の構成要素の一つとなっています。 この写真の記事を見る ≫
中世の趣が色濃く残り、"世界一美しい広場"とも称される「サン・マルコ広場」。広場の周囲には荘厳なサン・マルコ寺院や天高く聳える鐘楼、歴史を刻む時計塔など見所が目白押し。そして、広場をぐるりと囲む回廊を含めた大部分が、なんと大理石で出来ています!
かつてこの広場は、ヴェネツィア共和国の政治経済の中枢として機能し、現在では街を代表する観光名所として人々に親しまれ続けています。
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サン・マルコ広場の東側に面して立つ荘厳な建造物が、この「サン・マルコ寺院」です。福音書記者の一人である聖マルコの遺体を祀るため、9世紀に建てられました。精巧な装飾をまとったその姿は、まさに傑作中の傑作。ビザンティン様式の建築ではありますが、現在までに幾度かの改修を経ているため、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス様式と様々な建築様式が取り入れられています。
聖堂内は黄金のモザイク画で覆われており、かつての繁栄を知ることができるでしょう。
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サン・マルコ寺院に隣接する形で建つ「ドゥカーレ宮殿」。こちらも、ヴェネツィア観光の必見スポットの一つでしょう。運河にも面しているこの壮麗な建物は、7世紀末期から1000年以上にわたって栄華を誇ったヴェネツィア共和国のドージェ(総督)の館であり政庁です。内部のきらびやかな部屋の数々は、「最も高貴な国」と呼ばれた当時の繁栄ぶりを物語っています。
また、運河を隔てて対岸にある牢獄跡とはため息橋で結ばれており、そちらも観光スポットとして人気。この橋の下でキスをすると永遠に結ばれるというロマンチックな逸話もあります。
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サン・マルコ広場と運河を隔てた向かい側にある小さな島、「サン・ジョルジョ・マッジョーレ島」。島の外から眺めても分かる通り、この小さな島には、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会というルネサンス様式の美しい教会が建っています。天に突き刺さるかのような美しい鐘楼は登ることができ、そこからはヴェネツィア本島の全貌を眺めることができます。360°をアドリア海に囲まれたその景色は、まさに圧巻。現実離れしたその景色と鐘の音が、過去の世界へと誘ってくれるように感じます。 この写真の記事を見る ≫
大小様々な多数のラグーナで形成されたヴェネツィア。本島の周囲には、さらにいくつかの島が点在しており、本島からヴァポレット(水上バス)で簡単に訪れることができます。
ヴェネツィアン・ガラス(ムラーノガラス)の生産地として有名なムラーノ島までは、わずか20分程。13世紀から今日まで、ヴェネツィアン・ガラス生産の中心地としてあり続けています。
大通りには多くのムラーノガラスショップが軒を連ねており、ウィンドウ・ショッピングをするだけでも楽しめますよ。
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ムラーノ島からヴァポレットでさらに北東に50分進むと、「ブラーノ島」という小さな島に到着します。この島の特徴は何と言ってもカラフルな家々!原色やパステルカラーのペンキで塗られた家が運河沿いを彩っており、街歩きに飽きることはありません。
また、この島は可愛いレース編みと、ブラーノ・クッキーが名産。特にブラーノ・クッキーは、バターとレモンの風味がとてもマッチして、やみつきになる味なのでおススメです。
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ヴェネツィア観光の人気スポットをまとめてみましたが、いかがでしたか?
旅行の計画を立てる際に、ぜひ参考にしてくださいね!
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(2023/12/9更新)
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