奈良の温泉は山間部に多く見られ、その昔、修験道の行者が身体を癒していたと伝わる温泉が多く、その泉質・効能には定評があります。また、鄙びた山奥の温泉は秘湯感も感じられ、自然に包まれた雰囲気も特別な癒し感があります。
LINEトラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材した、奈良のおすすめ温泉地4選をご紹介します。温泉とともにその雰囲気もたっぷり楽しんでください！
奈良県南部の天川村の「洞川（どろがわ）温泉」は昔懐かしいような独特の風景が広がる温泉地で、20数軒の旅館や民宿のほか、日帰り入浴施設もあります。
洞川温泉の中でも“宿 花屋徳兵衛”は最も古い老舗宿で、日本情緒あふれる洞川温泉街のランドマーク的な宿。地元吉野の木々を使った木造建築の建物と特徴的な縁側は、まるでタイムスリップしてきたかのような懐かしさを感じます。
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洞川温泉は、古くから大峯山の行者や登山者の疲労回復に利用されてきました。泉質は弱アルカリ性単純泉。
洞川温泉の宿屋の中でも、一番最初に温泉をひいたのが“あたらしや旅館”です。館内には2種類のお風呂があり、おすすめは展望風呂。川沿いにつくられた展望風呂は、館内の地下にあたる部分にあり、川のせせらぎやカジカの鳴き声を耳で、四季折々の景色を目で楽しみながら入る温泉です。
写真提供：洞川温泉 あたらしや旅館 大西良一様
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洞川温泉は温泉だけでなく、その昭和レトロな町並みも魅力。温泉街沿いに連なる宿の縁側を利用し、カフェやコンサートを開催しており、出歩きたくなる温泉街として注目されています。フォトジェニックなスポットも多く、女子旅にもぴったり！
洞川の名水を使った名物“名水豆腐”をぜひ味わってみてください。山菜や川魚なども名物です。お土産には役行者が作ったという“陀羅尼助”（胃腸薬）はいかがですか？
＜基本情報＞
住所：奈良県吉野郡天川村洞川温泉
電話番号：0747-64-0333（洞川温泉観光協会）
アクセス：近鉄電車 下市口駅から奈良交通バスで約80分、洞川温泉下車
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“一目千本”の桜で有名な吉野山にも温泉があります。
「吉野温泉」は300年ほど前に開湯され、修験者が傷や疲れを癒す湯治の湯として知られていました。中千本にある温泉宿“吉野温泉元湯”は明治3年開業の歴史ある秘湯。お湯は、赤みを帯びた濁り湯で、源泉100パーセント掛け流しの二酸化炭素冷鉱泉。神経痛や冷え性、健康増進に効果があります。
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奈良県の山奥に位置する十津川村には、北から温泉地（とうせんじ）・十津川・上湯（かみゆ）の3つの温泉地があり、いずれも源泉かけ流しの素晴らしい温泉です。
「温泉地温泉」は十津川村のほぼ中央に位置し、温泉旅館のほか、“滝の湯”、“泉湯”の2つの共同浴場があります。泉質は単純硫黄泉。“滝の湯”には内湯と露天風呂があり、開放感ある露天風呂では森林浴をしながらの湯あみが楽しめます。“泉湯”は源泉に近く、泉質重視の方におすすめです。
＜基本情報＞
住所：奈良県吉野郡十津川村
電話番号：0746-63-0200（十津川村観光協会）
アクセス：近鉄電車大和八木駅から奈良交通バスで約4時間15分、温泉地温泉（十津川村役場前）下車
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「十津川温泉」は十津川村で最も多くの旅館があり賑わっているところで、共同浴場も3つあります。泉質は炭酸水素塩泉。
共同浴場のうちの1つ“庵の湯”は、浴室は男女別に内湯がひとつずつだけで、露天風呂はありません。お湯は源泉かけ流しで、加水なし・加温なし・消毒なしのそのまんまの温泉です。そして貯湯槽を設けずにそのまま注いでいるため、ガス成分も抜けず、硫黄と鉄分がミックスしたような芳醇な香りが浴室中に充満しています。
＜基本情報＞
住所：奈良県吉野郡十津川村
電話番号：0746-63-0200（十津川村観光協会）
アクセス：近鉄電車大和八木駅から奈良交通バスにて約4時間30分、十津川温泉下車
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ご紹介した奈良の温泉は、大阪や奈良市内からも少し距離があり、気軽にさっと入りに行く、というにはちょっと大変かもしれません。ですが、泉質も良く、昔ながらの温泉地の情緒が漂います。心も身体もゆったりと癒してください。
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/16更新)
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