マレーシアの首都クアラルンプールは近代的な高層ビルが建ち並ぶ大都市ですが、混沌としたアジアらしさも感じられる人気の観光地です。
ペトロナスツインタワーをはじめとする観光スポットのほか、リーズナブルに楽しめる屋台グルメも魅力的!トラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、元旅行会社スタッフのトラベルjp ナビゲーターYoko Andersが、クアラルンプールのおすすめ観光スポットをご紹介します。
モデルコースも紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
クアラルンプールの中心地にそびえ立つ超高層ビル「ペトロナスツインタワー」。その高さ実に約452m、2棟のビルが対となるツインタワーとしては世界屈指の高さを誇っています。
隣接するKLCC公園は、ツインタワーを見上げる絶好のスポット。公園内の池では、毎晩カラフルな光の噴水ショーが行われます。ツインタワーを虹色に彩る光と水のショーは必見!
<基本情報>
住所:Kuala Lumpur City Centre, 50088, Kuala Lumpur
営業時間:9:00〜21:00
休業日:月曜日(第2、4週と祝日や振替休日の月曜日は9:00〜20:00まで営業)
アクセス:KLCC駅直結
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
ペトロナスツインタワーの足元には、大型ショッピングモール「スリアKLCC」があります。
海外の有名ファッションブランドから、NOSEやVINCCIといったマレーシアのローカルブランド、日本でおなじみの伊勢丹と紀伊國屋、さらに映画館、水族館と何でもそろっています。フードコートやレストラン街も充実していますよ!
<基本情報>
住所:Kuala Lumpur City Centre, 50088, Kuala Lumpur
営業時間:10:00〜22:00
アクセス:KLCC駅直結
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
1957年にイギリスからの独立を宣言、マレーシアの国旗が初めて掲げられたのが「ムルデカ・スクエア(独立広場)」です。イギリス統治時代はクリケット競技場として使用されており、奥には当時のクラブハウスも残されています。
広場の正面でひときわ存在感を示しているのが、スルタン・アブドゥル・サマド・ビル(旧連邦事務局ビル)です。このビルはイスラム建築をベースにして、ビクトリア様式やムーア様式などを融合させて造られています。
<基本情報>
住所:Jln Raja, City Centre, 50050, Kuala Lumpur
アクセス:マスジット・ジャメ駅から徒歩約10分
この写真の記事を見る ≫
ムルデカ・スクエアから徒歩数分の場所にあるのが「マスジッド・ジャメ」。クアラルンプール最古のモスクです。
外観だけでなく、礼拝所やギャラリールームなど内部も見学できます。神聖な場所なので見学する際は上着などを着用する必要があるので注意を。無料のガイドツアーも実施されているので、希望する場合は受付で申し出ましょう。
<基本情報>
住所:Jalan Tun Perak, City Centre, 50050, Kuala Lumpur
見学時間:10:00〜12:30、14:30〜16:30(予告なく変更される場合あり)
アクセス:マスジッド・ジャメ駅から徒歩すぐ
公式Facebook(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
プタリン(ペタリン)通りを中心に「チャイナタウン」が広がり、飲食店や食堂、屋台や露店が軒を連ねています。他の国のチャイナタウンと違ってマレーシアの食文化が取り入れられているのが特徴。マレーシアでしか食べられないオリジナル中華をリーズナブルに味わえます。
ワンタンミーやホッケンミー、東南アジアの名物料理チキンライスなど、どれもおいしそうで目移り必至!お腹を空かせて向かいましょう。
<基本情報>
住所:Jalan Petaling, Kuala Lumpur
アクセス:パサール・セニ駅から徒歩約5分
この写真の記事を見る ≫
チャイナタウン北側に位置する「セントラルマーケット」。パステルカラーが美しいこの建物には、マレーシアだけでなく近隣諸国の雑貨や工芸品、衣類を扱うお店が多く集まっています。
また、バティックろうけつ染めやボディペイントのヘナタトゥー体験など、マレーシアの伝統芸術に触れることができる施設も入っており、観光客に人気のショッピング&文化芸術スポットとなっています。
<基本情報>
住所:Lot 3.04-3.06, Central Market Annexe, Jalan Hang Kasturi,50050, Kuala Lumpur
営業時間:10:00〜22:00
アクセス:パサール・セニ駅から徒歩約5分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
クアラルンプール随一の繁華街「ブキッ・ビンタン」は、巨大なショッピングモールやブティック、おしゃれなカフェが並ぶ最新ファッションの情報発信エリア。ですが、一歩裏通りに目を移せば、昔ながらの雑貨屋や屋台街もあり、東南アジアの町らしい雑多な雰囲気も残っています。
パビリオン、スターヒルギャラリーという2つの大きなファッションビルもあるので、ショッピングに最適です。
<基本情報>
住所:Bukit Bintang, 50200, Kuala Lumpur
アクセス:ブキッ・ビンタン駅からすぐ
この写真の記事を見る ≫
提供元:Pixabay
https://pixabay.com/ブキッナナスという丘に建つ「KLタワー」の高さは421m。ペトロナスツインタワーに比べると低いのですが、丘の上なので見た目には高く感じます。
ペトロナスツインタワーより入場料が安いので、コスパよく眺望を楽しみたい方におすすめ。特に注目したいのは、地上300mには外に突き出すように設置された、全面ガラス張りのスカイボックス。床もガラス張りなのでスリル満点です!
<基本情報>
住所:Lot 231, Jalan Ampang, Bukit Nanas 50450, Kuala Lumpur
営業時間:9:00〜22:00
アクセス:ブキッ・ナナス駅から徒歩約20分。GoKLバスパープルラインでKLタワーバス停下車
公式サイト(外部リンク)
クアラルンプール空港から電車で20分の所にあるプトラジャヤは、マレーシアの総理府、財務省や裁判所等の政府機関が集まっている行政都市です。
プトラジャヤの中心、プトラ広場には、特に女性に人気の高いピンク色のモスク、「プトラモスク」があります。ピンクモスクと呼ばれるだけあって、外観から館内のモザイク、ミナレットまですべてピンク一色!
<プトラモスクの基本情報>
住所:Pusat Pentadbiran Kerajaan Persekutuan, 62502, Putrajaya
入場時間:
土〜木曜日 9:00〜22:00
金曜日 9:00〜11:00/15:00-22:00
アクセス:プトラジャヤ駅からタクシーで約15分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
クアラルンプールの南西25kmに位置する街、シャーアラムにそびえ立つ「スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスク」。通称ブルーモスクの名で知られ、世界で2番目に高いミナレットを持つ、東南アジア最大のモスクです。
大理石の白とトルコ産タイルの鮮やかなブルーのコントラストが印象的な建物は、わざわざクアラルンプールから足を延ばす価値ありの幻想的な美しさです!
<基本情報>
住所:Tingkat 1, Dewan Syarahan dan Muzakarah Islam, Persiaran Masjid, Seksyen 14, 40000, Shah Alam, Selangor Darul Ehsan
見学時間:
月〜木曜日 9:00〜12:30/14:30〜18:30
金曜日 9:00〜11:00
土・日・祝 9:00〜12:30/14:30〜18:30
アクセス:KLセントラル駅より車で約30分
※自由見学不可のため、受付で申し出てください。火曜日の午前は日本語のガイドがあります。
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
世界に誇るマレーシアの名産がピューター製品。高級デパートなどには必ず入っている世界的にも有名な「ロイヤル・セランゴール」は、クアラルンプール郊外の工場で作られています。
この工場はなんと入場無料で、詳しくピューター製品についてや歴史を紹介。工場内には実演コーナーや巨大なオブジェもあり、楽しく見学することができます。クアラルンプール市内から車で15分ほどで行けるので、ぜひ足を延ばして見学しましょう!
<基本情報>
住所:Royal Selangor Visitor Centre 4, Jalan Usahawan 6, Setapak Jaya
53300, Kuala Lumpur
営業時間:9:00〜17:00
アクセス:ワンサ・マジュ駅から徒歩約5分、クアラルンプール市内のホテルから無料シャトルバスあり
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
ブキッ・ビンタン通りの北側のアロー通りに飲食店が連なる「ジャラン・アロー」は、クアラルンプールきっての屋台街。まさにアジアの活気を肌で感じられる所で、約200mの通り一帯に中華系を中心にタイ、インド、マレー料理などを供するさまざまな店が軒を連ね、活気と匂いに満ちています。
国際色豊かな食事を味わいながら、アジアのみなぎるパワーを感じましょう。
住所:Bukit Bintang, Kuala Lumpur, 50200
営業時間:日中〜深夜(店舗によって異なる)
アクセス:ブキッ・ビンタン駅A出口からすぐ
この写真の記事を見る ≫
ブキッ・ビンタンの「ベルジャヤ タイムズ スクエア」は、ホテルやショッピングセンター、映画館もある大型複合施設です。観光客はかなり少なめで、地元の家族連れや若者に人気。
そして5階〜8階にあるのが、マレーシア最大の屋内遊園地「ベルジャヤ タイムズ スクエア テーマパーク」。ローラーコースターなどの絶叫マシーンや幼児向けの遊具などがそろい、屋内にあるとは思えない充実度!子連れ旅行の強い味方となるスポットです。
<基本情報>
住所:No. 09-103, 9th Floor, Berjaya Times Square, No.1, Jalan Imbi, 55100, Kuala Lumpur
営業時間:
月〜金曜日 12:00〜20:00
土・日・祝 11:00〜20:00
アクセス:インビ駅直結
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
クアラルンプールの中心、KLセントラルから徒歩5分の場所にインドがあるのはご存知ですか?
街は大音量でインド音楽が流れ、街歩く人はサリーを身にまとい、レストランはほぼカレー、ショップで売っているものはインドのスパイスやアクセサリー。まるでインドに来てしまったかのような錯覚に陥ってしまいます。クアラルンプールとはひと味違った食事や買い物、雰囲気を楽しめるブリック・フィールズを散策しましょう!
<基本情報>
住所:229, Jalan Tun Sambanthan, Brickfields, 50470, Kuala Lumpur
アクセス:KLセントラル駅から徒歩10分
この写真の記事を見る ≫
もう一つのインド人街は、日本のそごうデパートからも程近い「トゥンク・アブドゥル・ラーマン」周辺のエリア。こちらはインド系の生地屋や洋服店がズラリと並ぶ、服飾系のショッピングエリアです。
また、カラフルな建物が並んでいて、散策するだけでも楽しい!全体的にごちゃごちゃしている雰囲気のエリアですが、それがまた旅心をくすぐりますね。
<基本情報>
住所:Jalan Tuanku Abdul Rahman, Kuala Lumpur
アクセス:マスジット・ジャメ駅から徒歩約8分
この写真の記事を見る ≫
市内中心部からアクセスもしやすい「ペルダナ植物園(レイク・ガーデン)」は、大都会の中で大自然を感じることができるおすすめスポット。広大な敷地内にはバードパークやハイビスカスガーデン、国立プラネタリウムまで併設。多種多様の生き物や花を観察することができる都会のオアシスです。
<基本情報>
住所:Jalan Kebun Bunga, Tasik Perdana, 55100, Kuala Lumpur
営業時間:7:00〜20:00
アクセス:クアラルンプール駅から徒歩約15分
公式Facebook(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
ブルーのタイルを散りばめた美しい外観がひときわ目を惹く「イスラム美術館」。クアラルンプール市民のオアシス、レイクガーデンにあり、3万平方メートルの広々とした展示スペースに、世界各国から集められた約9000点もの展示品が飾られています。
館内には建築ギャラリー、遺跡ギャラリーなど12の常設ギャラリーと2つの特設ギャラリーがあり、見ごたえたっぷり。時間を取って見学しましょう。
<基本情報>
住所:Jalan Lembah Perdana 50480, Kuala Lumpur
営業時間:9:30〜18:00
アクセス:クアラルンプール駅から国立モスクを抜けて徒歩約5分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
提供元:Unsplash
https://unsplash.com/ja/KLタワーのふもとにある「KLフォレストエコパーク」は、マレーシアで最も古い森林保護区のひとつ。全長200mのキャノピーウォークは地上21mの場所にあり、スリル満点!橋の下には森が広がり、遠くにはクアラルンプールの高層ビルを眺めることができます。
<基本情報>
住所:Lot 240, Bukit Nanas, Jalan Raja Chulan 50250, Kuala Lumpur
営業時間:8:00〜17:30
アクセス:ブキッ・ナナス駅から徒歩約15分
高層ビルの屋上にあるヘリポートに立つだけでも貴重な体験ですが、クアラルンプールでは夜になるとバーに変身するヘリポートでお酒が楽しめます。「ヘリラウンジバー」は、MENARA KHというビルの34階にある隠れ家的なお店。ペトロナスツインタワーをはじめとする、360度の夜景を見渡せる絶景スポットです。
<基本情報>
住所:34, Menara KH, Jalan Sultan Ismail, Bukit Bintang, 50450, Kuala Lumpur
営業時間:店舗のSNSなどをご確認ください
アクセス:ラジャ・チュラン駅から徒歩約5分
※18歳以下は入場できません
公式Instagram(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
「三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港 セパン」はクアラルンプール空港から車で10分ほどの場所にあります。人気アパレルブランドからスポーツブランド、時計ブランドなど多彩なショップが勢ぞろい!帰国前の最後のショッピングが楽しめます。
空港からアウトレットまでは無料の巡回シャトルバスで移動も楽々!館内にはフライト・インフォメーションセンターが併設されているので運航状況のチェックができ、荷物の無料預かりやパスポートの提示で優待チケットがもらえるなど、うれしいサービスがたくさんあります。
<基本情報>
住所:Persiaran Komersial, 64000 KLIA, Selangor Darul Ehsan
営業時間:10:00〜22:00
アクセス:クアラルンプール国際空港から20分間隔で巡回シャトルバスが運行
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
マレーシア・クアラルンプールは見どころが凝縮しているので、短い旅程でも十分楽しめます。例えば2泊4日でこんな行程はいかがでしょうか?
【クアラルンプール・モデルコース一例】
<1日目>
夕刻:クアラルンプール到着
夜:ペトロナスツインタワーの展望台から夜景観賞→スリアKLCCでショッピング&夕食
<2日目>
午前:ムルデカ広場を観光
午後:プトラモスクなどプトラジャヤ周辺を観光
夜:セントラルマーケットでショッピング→チャイナタウンで中華料理を満喫
<3日目>
午前:スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスクを見学
午後:ブキッ・ビンタンでショッピング→足裏マッサージ
夜:ジャラン・アローで屋台グルメの食べ歩き
<4日目>
帰国
短い日程でも、モスク見学にグルメ、ショッピングと、クアラルンプールをたっぷり楽しめる行程を組むことができます。クアラルンプールは公共交通機関が充実していて、市内を循環するGo KLバスや、人気観光地を巡るKL ホップ・オン・ホップ・オフ・バスを乗りこなすと効率よく回れます。
また、タクシーを利用する場合は配車アプリのGrabを活用するのがおすすめ。料金交渉をする必要がなく、行き先もアプリで指定できるので、目的地に安心&確実に向かうことができます。
くわしいモデルコースは、下のリンク先からぜひチェックしてくださいね!
この写真の記事を見る ≫
クアラルプール観光の人気スポット、穴場スポットをご紹介しました。モスクを見学する場合は肌の露出の多い服装はNGです。上着やストールを貸し出すモスクもありますが、できるだけ準備しておくようにしましょう。また、礼拝や行事などで見学できないことがあるので、訪問前に公式サイトなどを確認しておくと安心です。
さまざまな文化が入り混じり、非日常を体験できるクアラルンプール。ぜひ次の旅行計画の参考にしてくださいね。
※2024年7月現在の情報です。最新情報は公式サイトなどをご確認ください。
(文:Yoko Anders)
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索