東欧諸国は、西欧とは異なる雰囲気が漂い、これまでに経験したことのない風景に出会いたい人におすすめのエリアです。日本から直行便が出ていない国も多いですが、旅慣れた人にとっては新たな刺激が得られるかもしれません。
独自の歴史や文化を持つ、東欧のおすすめ都市・観光スポットをトラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材したガイド記事をもとにご紹介します。
チェコの首都「プラハ」は絵画のような景色が広がる街。悠々と流れるブルタヴァ(モルダウ)川沿いに現在も古い街並みが残り、世界遺産にも登録されました。
とくに旧市街側から見るプラハ城は、街のシンボル的な風景です。朝焼けも夜のライトアップも美しく、見逃せません。見どころは旧市街の中心に集まっており、徒歩だけでもじゅうぶん観光できますよ。
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プラハからバスで片道約3時間のところにある、おとぎの国のようにメルヘンチックな街並みの「チェスキー・クルムロフ」。高台にあるチェスキー・クルムロフ城の塔からは、街を一望できます。ルネッサンス期に流行しただまし絵のような装飾も見どころです。
プラハから日帰りもいいですが、ぜひ街のホテルに1泊してライトアップも楽しんでみてください。
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ポーランド南部の街「クラクフ」。11世紀から600年ほどの間は首都としてとても栄えていた街でした。様々な国の侵略から奇跡的に被害を逃れ、現在も歴史ある街並みを残しています。世界遺産に初めて登録された12件の内の1つとして、1978年に世界遺産登録されました。
観光のハイライトは、広大な中央市場広場周辺に集まります。広場の中央部に立つ像や、織物会館、その背後にそびえる聖マリア聖堂など、なかなか迫力のある光景が広がっています。
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悲劇の歴史から復興!ポーランドの世界遺産ワルシャワの魅力ある観光スポットby Hiroko Oji
地図を見るポーランドの首都「ワルシャワ」は第二次世界大戦で壊滅状態にもなった悲劇の歴史を持つ街。その後市民の尽力により、細部まで元通り復元したのが現在の姿です。昔の様式で建てられたパステルカラーの街並みがとってもかわいい!
美しい街並みもさることながら、戦時中・戦後のワルシャワの歴史を物語るようなスポットも見逃せません。街歩きが好きな人にはたまりませんよ。
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天空の城スピシュ城!ジブリファン必見のスロバキア中世古城by Mayumi Kawai
地図を見るスロバキア東部、のどかな田園地帯にそびえ立つ「スピシュ城」。18世紀に起こった火災で焼失し廃墟となるも、20世紀後半にその文化的価値が認められ、1993年には世界遺産に登録、今では世界中から観光客が訪れるスポットです。城の内部は博物館となっており、見学可能です。
<基本情報>
住所:Kosicky kraj, okres Spisska Nova Ves, Zehra
電話番号:+421-5-3-45-41-336
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美しきドナウの真珠を目指して!ブダペスト・マーチャーシュ教会の塔にのぼろうby カジヤマ シオリ
地図を見るドナウ川沿いのきらめく夜景で有名な、ハンガリーの首都「ブダペスト」。真珠やバラに例えられるほどに美しい街並みを一望するなら、ドナウ川をはさんで西側のマーチャーシュ教会やゲッレールトの丘がおすすめです。
ブダペストには1日では到底楽しみつくせないほど見どころがありますが、観光スポットめぐりには地下鉄やトラムが便利です。1日以上滞在するなら公共交通機関乗り放題チケットもお得ですよ。
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吸血鬼ドラキュラ居城のモデル「ブラン城」ルーマニア中世の城を満喫by Hiroko Oji
地図を見るルーマニア中部の「ブラン城」は岩山の上に聳える中世の城塞。吸血鬼・ドラキュラが住んでいたお城のモデルとしても有名です。
内部は一般公開されていますが、伝説のような恐ろしい雰囲気は感じません。中世の生活がそのまま再現されたたくさんの居室には、白い漆喰壁に重厚な木彫り装飾が施された家具、美しい装飾の陶器製の暖炉、温かみのあるシャンデリアなどを展示しています。
<基本情報>
住所:Strada General Traian Moșoiu 24, Bran
電話:+40-268-237700
アクセス:ブラショフのアウトガラ・ドイから出るブラン城行きのバスで30〜45分
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壮大なフレスコ画が壁一面に!ブルガリア世界遺産「リラの僧院」by Hiroko Oji
地図を見るブルガリアの大自然、リラ山脈の奥にある「リラの僧院」。10世紀に僧侶の隠遁の地として小さな寺院を建立したことから歴史ははじまり、オスマン朝の支配や1833年の大火での破壊を乗り越え、1983年には世界遺産に。
壁一面に描かれた壮大なフレスコ画は、36の聖書の場面やこの地方の生活の様子を表現し、目を見張るものがあります。
<基本情報>
住所:Rila Monastery, Kyustendil
電話番号:+359-705-42208
アクセス:リラ村からタクシーで約30分。首都ソフィアから日帰りツアーで行くのがおすすめ。
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ウクライナの絶景「愛のトンネル」〜緑に包まれた恋人たちの聖地by Mayumi Kawai
地図を見るウクライナの写真映えするスポットとしてSNSで話題に上がることも多い「愛のトンネル」。一日数回ほど列車が運行する未だ現役の線路に、緑が生い茂る光景。恋人たちの聖地として、また愛のパワースポットとして世界中から観光客が押し寄せています。秋の終わり〜冬は葉もなくなり物寂しい雰囲気となるため、訪れるなら春〜秋がおすすめです。
<基本情報>
住所:Klevan, Rivne oblast
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旧ソ連の面影が残る、モルドバの首都「キシナウ」で訪れるべき場所5選by カジヤマ シオリ
地図を見るウクライナの隣国・モルドバの首都「キシナウ」は、旧ソ連時代の面影を残す街。第二次世界大戦の際にいちど焼け野原となったものの、旧ソ連の指導のもとで現在の街並みへと生まれ変わった歴史があるためです。小さな街ですが、モルドバ正教の総本山であるキシナウ大聖堂やモルドバ公国建国の父とも呼ばれるシュテファン大公の像など、見どころが点在しています。
キシナウ郊外には広大な敷地を持つワイナリーも点在しており、見学や試飲を楽しめます。
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今回紹介した中にはパックツアーではあまり行かないような都市・スポットも多いですが、時間があれば個人手配でのんびり訪れてみるのも思い出になるはずです。地理的に旧ソ連時代の面影が残っていたり、周りの国の影響を受けていたりする場所も多く、地域の歴史をあらかじめ把握してから訪れればより理解も深まります。
いつもと視点を変えて東欧への旅、楽しんでみては?
2023年5月現在の情報です。最新情報は公式サイト等でご確認ください。
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(2024/3/29更新)
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