茨城県の人気温泉地10選!おすすめ温泉宿も紹介 | トラベルjp 旅行ガイド

茨城県の人気温泉地10選!おすすめ温泉宿も紹介

茨城県の人気温泉地10選!おすすめ温泉宿も紹介

更新日:2025/05/08 14:07

やた 香歩里のプロフィール写真 やた 香歩里 鈍足の旅人、地域の魅力発掘人、花火鑑賞士

茨城県というと温泉のイメージはあまりないかもしれません。ですが、県北部を中心に、温泉愛好者に知られた温泉がいくつもあります。海を眺める絶景風呂や、トマトジュースのような含鉄泉など、個性的な温泉も!

トラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、茨城のおすすめ人気温泉地をご紹介します。景勝地の観光や、名物のアンコウを楽しめるお宿もありますよ!

1.袋田温泉

1.袋田温泉
てっぴい

新緑の季節におすすめ!茨城・奥久慈エリアで滝めぐりを楽しもうby てっぴい

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茨城県の奥久慈にある「袋田温泉」は、周辺の数々の温泉と合わせて奥久慈温泉郷と呼ばれている温泉のひとつです。開湯の歴史は平安時代に遡るほど古く、言い伝えだけになっていた源泉を昭和の初めに茨城初の温泉として再興させたという貴重な温泉です。現在は、新緑や紅葉など季節を感じられる温泉地として人気を集めています。

日本三名瀑“袋田の滝”から車で3分。滝と渓谷が織りなす美しい自然に囲まれた「袋田温泉 思い出浪漫館」では、美肌や筋肉痛、神経痛といった効能が期待できるpH8.9のアルカリ性の単純温泉が楽しめます。源泉かけ流しの渓流露天風呂は、名前の通り渓流沿いにあることから、川のせせらぎとともに四季を感じながら入浴することができます。

<基本情報>
住所:茨城県久慈郡大子町袋田
アクセス:
【電車】袋田駅からバスで約8分
【車】那珂ICから約55分
泉質:単純温泉、炭酸水素塩泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、肝臓病、婦人病、冷え性
宿泊施設数:1
特徴:「袋田温泉」のわずかにとろみが感じられるお湯は肌にやさしく、湯量が豊富。滝を鑑賞して冷えた体もポカポカと温めてくれます。周辺では山菜や地元で獲れた鮎、常陸牛、そして茨城名産のこんにゃくなどの食材を使った美食が楽しめることも魅力です。 この写真の記事を見る ≫

2.湯の網温泉

2.湯の網温泉
野水 綾乃

トマトジュース色の温泉!?北茨城「鹿の湯松屋」の濃厚赤湯が凄いby 野水 綾乃

茨城県にもツウ好みの温泉が密かに存在しています。県北の北茨城市にある「湯の網温泉」もそのひとつ。市の東は太平洋に面していて、日本近代美術の父と言われた岡倉天心や、画家の横山大観が愛した風光明媚な五浦海岸があります。

「湯の網温泉」に佇む一軒宿「鹿の湯 松屋」の湯はかなり稀少で、日本では大変数が少ない含鉄泉です。まるでトマトジュースの海に浸かっているかのような、濃い赤茶色の湯の色にもびっくり。肌触りは少しキシキシとしており、じんわりと体を芯から温め、湯から上がってからもポカポカとしてくるような力を感じさせる湯です。木の窓枠や鹿のタイル絵に大正ロマンを感じるレトロな浴室は、ここだけ時が止まったかのような錯覚を起こさせます。

<基本情報>
住所:茨城県北茨城市関南町神岡下1435
アクセス:
【電車】大津港駅からタクシーで約10分
【車】北茨城ICから約15分
泉質:単純鉄冷鉱泉【低張性‐中性‐冷鉱泉】
効能:神経痛、筋肉痛、冷え性、疲労回復、慢性消化器病、ストレス諸症状など
宿泊施設数:1
特徴:「湯の網温泉(鹿の湯)」の開湯は今から500年以上前の、戦国時代の文明年間。傷ついた鹿が霊泉に浸かって傷を癒しているのを里人たちが見て、その効能に驚き、鹿の湯と名付けたのが始まり、と言われています。 この写真の記事を見る ≫

3.平潟港温泉

3.平潟港温泉

あんこう郷土料理と7つのお風呂!茨城県平潟港温泉「まるみつ旅館」

北茨城市の平潟町は、江戸時代には山形県酒田港から津軽海峡を越え、江戸に蔵米などを運ぶ東回り海運寄港地として栄えた港町です。そしてこの地に湧き出す「平潟港温泉(ひらかたこうおんせん)」は、地元の漁師が体を温める郷土温泉として親しまれてきました。

町には旅館や民宿などが集まり、小さな温泉街を形成しています。その中でも特におすすめは、郷土料理のあんこうどぶ汁や旬の地魚料理が味わえる「あんこうの宿 まるみつ旅館」。「平潟港温泉」だけでなく、あんこうのコラーゲンを入れたお風呂や畳敷きの和室風呂、無重力体験ができるほど深いお風呂など、6種類の特徴的なお風呂が楽しめることが魅力です。家族水入らずで楽しめる貸切風呂も用意されています。

<基本情報>
住所:茨城県北茨城市平潟町
アクセス:
【電車】大津港駅からタクシーで約5分
【車】北茨城ICから約15分
泉質:塩化物泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、婦人病、冷え性、動脈硬化、痔疾など
宿泊施設数:10
特徴:地下約800mから湧き出す「平潟港温泉」の湯量豊富な源泉は無色透明で強い塩味があり、泉温が約63℃とかなり高温。PH(水素イオン濃度)8.0の高張性弱アルカリ性高温泉です。源泉の温度が高いほど成分が濃い傾向があり、高張性は温泉成分が体に浸透しやすい温泉です。 この写真の記事を見る ≫

4.五浦温泉

4.五浦温泉

絶壁に建つ茨城「五浦観光ホテル別館大観荘」で入る太平洋一望の絶景温泉!

関東の松島と称される県北部の景勝地・五浦海岸は、5つの入り江と約50mの断崖など、太平洋の荒波に浸食された海食崖が続く海岸です。また、近代日本美術の発展に貢献した岡倉天心が晩年を過ごした場所としても有名。天心自身が設計したという六角堂をはじめとする、ゆかりの地めぐりを楽しめます。

太平洋に面した崖先に建つ「五浦観光ホテル」には本館と別館があり、別館には太平洋を一望できる絶景風呂があります。贅沢なかけ流しで楽しめるのは、塩分濃度が非常に高く、サラッとした肌触りとめずらしいうぐいす色の濁り湯が特徴の「五浦(いつうら)温泉」。東側に面しているので、早起きすれば朝日を見ながらの入浴も可能。絶壁に打ちつける白波と崖に生える松の木からなる美しい五浦海岸の景色を満喫できます。

<基本情報>
住所:茨城県北茨城市大津町五浦
アクセス:
【電車】大津港駅からタクシーで約5分
【車】北茨城ICから約15分
泉質:塩化物泉
効能:神経痛、リウマチ、筋肉痛、腰痛、関節痛、冷え性、皮膚病など
宿泊施設数:1
特徴:源泉かけ流しで楽しめる「五浦温泉」は、冷鉱泉が多い茨城県ではかなり貴重な存在。光の加減により緑色にも見える微褐色の濁り湯で、内湯の大浴場には、温泉マニアが臭素臭と呼ぶ独特な香りも充満しています。 この写真の記事を見る ≫

5.筑波山温泉

5.筑波山温泉
スノードロップ

パワースポット「筑波山」で足湯♪露天風呂♪縁結び♪by スノードロップ

男体山と女体山からなる筑波山は、山そのものをご神体としているパワースポット。その筑波山の中腹にあるのが「筑波山(つくばさん)温泉」です。

筑波山神社の目前に位置する「筑波山 江戸屋」は創業300年以上、県内屈指の老舗旅館。宿泊はもちろんのこと、常陸牛やつくば鶏などのブランド肉が味わえるランチ付きの日帰り入浴も楽しめます。こちらの“双神(ふたがみ)の湯”はpH値が10.1と非常に高いアルカリ性単純温泉です。美肌効果や神経痛、関節痛にも効能が期待できます。 千手沢に面した足湯は、宿泊者なら無料。日帰りやカフェメニューとセットでも楽しめます。少しぬるいぐらいに感じられる足湯の温度ですが、話に花を咲かせながら浸かっていると、徐々に体全体がぽかぽかしてきます。

<基本情報>
住所:茨城県つくば市筑波
アクセス:
【電車】筑波山神社入口バス停より徒歩すぐ
【車】土浦北ICから車で約30分
泉質:単純温泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労、冷え性など
宿泊施設数:7
特徴:日本百名山に選ばれた筑波山に湧き出る「筑波山温泉」は、pH値が高いアルカリ性単純泉で、美人の湯と呼ばれることも。2001年開湯と比較的歴史が浅めです。筑波山に以前より湧き出ていた“筑波温泉”と併せて“筑波温泉郷”の名で親しまれています。 この写真の記事を見る ≫

6.大子温泉

6.大子温泉
鮎川 キオラ

季節限定 甘酸っぱい香りの湯船でほっこり「りんご風呂」by 鮎川 キオラ

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茨城県大子(だいご)町は、なだらかな山の斜面を利用したりんご畑が多くあります。奥久慈りんごと呼ばれるご当地りんごは、シャリッと新鮮な味わいが魅力。その美味しさの秘密は、完熟してから収穫しているからだそう。市場には出回らないので、ぜひ現地へ訪ねてその味を楽しんでみてください。

「大子温泉やみぞホテル」では、秋から冬にかけて、地元産のりんごを湯船いっぱいに浮かべた名物りんご風呂が楽しめます。効能豊かな大子温泉にりんごを浮かべることで、入浴後の肌はしっとり、身体はぽかぽかに。正式な成分分析はしていないそうですが、りんごに含まれるビタミンCやミネラル、ビタミン、ポリフェノールなどの成分に、美肌や血行促進の効果も期待できます。

<基本情報>
住所:茨城県久慈郡大子町
アクセス:
【電車】常陸大子駅からタクシーで約5分
【車】那珂ICから約60分
泉質:塩化物泉、硫酸塩泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、婦人病、冷え性、動脈硬化、皮膚病、痔疾
宿泊施設数:2
特徴:袋田温泉などとあわせて奥久慈温泉郷と呼ばれる「大子温泉」も、美肌効果に優れた美人の湯として知られています。無色透明で滑らかな肌触りの湯に浸かれば、日常の疲れを忘れられるようなリラックス効果が期待できますよ。 この写真の記事を見る ≫

7.横川温泉

7.横川温泉
さとちん

横川温泉「山田屋旅館」は300年の歴史を持つ名湯と美食の宿by さとちん

茨城県の県北に位置する常陸太田市。その北部、風光明媚な里山とのどかな田園風景が広がる折橋町にある「横川温泉」は、小さな温泉郷です。源泉名から“折橋鉱泉”とも呼ばれています。開湯は1753年と歴史は古く、病気や怪我の治療だけでなく美肌の湯としても有名です。

老舗宿「元湯 山田屋旅館」は宿のすぐ横を天竜川が流れ、お部屋やお風呂で清流のせせらぎや小鳥のさえずりを聞きながら、ゆったりと寛ぎの時間を過ごせます。泉質はアルカリ性の無色透明な硫黄泉。茨城県内でもトップクラスのアルカリ度数を誇り、肌にまとわりつくようなお湯は美人の湯としても評判。少しぬめりのあるお湯は天然の乳液のよう。お風呂上がりの肌をしっとりと保湿し、体を芯まで温めてくれます。

<基本情報>
住所:茨城県常陸太田市折橋町
アクセス:
【電車】陸太田駅からバスで約50分
【車】那珂ICから約40分
泉質:単純温泉
効能:神経痛、リウマチ、筋肉痛、肩こり、腰痛、関節痛、疲労、婦人病、胃腸病、冷え性、皮膚病、打撲、痔疾、水虫、便秘、美肌
宿泊施設数:2
特徴:横川温泉は水戸から車で1時間ほどの、常陸太田市折橋町にある小さな温泉郷。奥州阿部氏討伐に成功した八幡太郎義家がこの地を通りかかり、川沿いに湧く清水で傷を癒したところ4日で傷が全治したことから、“四日の湯”と呼ばれるようになりました。 この写真の記事を見る ≫

8.鵜の岬温泉

8.鵜の岬温泉
猫乃 みいこ

利用率27年連続1位!一度は行きたい茨城「国民宿舎 鵜の岬」by 猫乃 みいこ

鵜の岬(ウノミサキ)は、日立市の伊師浜国民休養地内、海と山の自然豊かな景勝地にあります。まるで高級ホテルのように感じますが、ここは自然公園や国民保養温泉地などの、自然環境が豊かな休養地に建てられた宿泊施設「国民宿舎 鵜の岬」。他の国民宿舎と同じように、1泊2食の宿泊料金がリーズナブルに設定されているにも関わらず、高級ホテルのような満足感が得られることから、長年人気になっています。

太平洋を一望できる大パノラマの展望風呂から見る朝日は、まさに絶景!温泉に浸かりながら、水平線から登る太陽の様子を見ることができます。地下1300mから湧き出る温泉は、ナトリウム、硫酸塩温泉の泉質を持つ「鵜の岬温泉」。神経痛や筋肉痛、冷え性などに効能が望めます。

<基本情報>
住所:茨城県日立市十王町伊師
アクセス:
【電車】十王駅からタクシーで約10分 ※十王駅より無料送迎バスあり
【車】日立北ICから約8分
泉質:ナトリウム - 硫酸塩温泉
効能:神経痛・筋肉痛・五十肩・慢性消化器病・冷え性・疲労回復など
宿泊施設数:1
特徴:「国民宿舎 鵜の岬」から徒歩約5分の場所には、旧宿舎を再利用した日帰り温泉施設“鵜来来の湯 十王”も。「鵜の岬温泉」を、広々とした展望大浴場や気泡湯、寝湯、露天風呂で楽しめます。地元グルメを味わえる食堂が併設され、ドライブ途中の立ち寄りにもおすすめ! この写真の記事を見る ≫

9.涸沼温泉

9.涸沼温泉

涸沼の風景と美人の湯!茨城県「いこいの村涸沼」

ラムサール条約に登録された涸沼(ひぬま)は、鉾田市、茨城町、大洗町にまたがる自然豊かな沼。「涸沼温泉」は、泉温23.5度、pH値8.6のナトリウム‐塩化物‐冷鉱泉(低張性‐アルカリ性‐冷鉱泉)で、黄褐色の温泉です。角質層を柔らかくする働きが期待できるアルカリ性の温泉で、すべすべの肌を目指すことができます。低張性の温泉は、湯あたりしにくくゆっくりと入浴できるのも嬉しいポイント。

そんな「涸沼温泉」を楽しめるのは、湖畔にある「いこいの村涸沼」。涸沼の湖畔にある宿は、ロビーフロアや、レストラン、大浴場、湖畔側の客室から涸沼が望め、広大な敷地には涸沼の自然を伝える展示館や、グランドゴルフ場、野外プール、パターゴルフ場などの野外施設があります。

<基本情報>
住所:茨城県鉾田市箕輪3604
アクセス:
【電車】涸沼駅から送迎あり
【車】涸沼駅から約5分
泉質:ナトリウム、塩化物冷鉱泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、捻挫 、慢性消化器病、疲労回復、健康増進など
宿泊施設数:1
特徴:11時から14時半までのお昼限定で日帰り入浴も可能。日帰りでも涸沼を一望する展望大浴場とランチ、グラウンドゴルフのコース、夏季にはプールなどを利用できます。化粧水のような美人の湯を心ゆくまで堪能するなら、宿泊がおすすめです。 この写真の記事を見る ≫

10.潮来水原温泉

10.潮来水原温泉

天然温泉と人懐っこい白鳥にビックリ!ゆっくり地酒の飲み比べが嬉しい茨城「かんぽの…

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古くから水郷の地として知られる潮来(いたこ)。茶褐色の湯「潮来水原温泉」を楽しめる一軒宿「亀の井ホテル 潮来(旧:かんぽの宿・潮来)」は小高い丘陵地に立ち、毎年11月下旬頃から冬の間、白鳥が訪れる北浦一帯のどかな水郷の風景が眼下にひろがります。

特に夕映えが美しい展望大浴場が人気です。温泉は神経痛や疲労回復に効果が期待できるナトリウム‐塩化物泉。お湯の温度が異なる、低温槽と、中温槽の2つがあるので、熱いお湯が苦手な方もゆったりと寛げます。たまった疲れをじっくり、ゆるゆるとほぐしましょう。露天風呂付きの特別和洋室はゆったりとした39平米の広さで、温泉ではないものの、丸い陶器の露天風呂で開放的な入浴が楽しめます。

<基本情報>
住所:茨城県潮来市水原1830-1
アクセス:
【電車】JR延方駅から無料送迎バスで約10分
【車】潮来ICから約20分
泉質:ナトリウム‐塩化物冷鉱泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器症、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
宿泊施設数:1
特徴:自家源泉の天然温泉を引湯した展望大浴場からは北浦を一望!寝湯があり、ゆったりと寝そべって時間と共に移り変わる窓の外の風景を眺めながらの温浴が楽しめます。昼から夕方までは日帰り入浴も受け付けており、立ち寄り入浴もできます。 この写真の記事を見る ≫

茨城県の温泉はこれでキマリ!

草津や箱根のように有名でなくても、茨城県にも泉質の良い温泉、個性的な温泉があります。首都圏からなら、遠すぎず近すぎずの旅行気分を味わえるのも魅力。

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