19世紀にオランダで生まれ育ち、フランスで制作活動に打ち込んだ画家フィンセント・ファン・ゴッホ。ゆかりの地は出身地オランダにはもちろん、フランスや日本にも点在しています。
作品を楽しむのはもちろん、ゴッホの作品に出てくるスポットや暮らしていた街もめぐりたい!ファンの聖地巡礼にもおすすめな、ゆかりの地を紹介します。
「ゴッホ美術館」はゴッホ作品を中心に展示している美術館です。有名な『ひまわり』はもちろんのこと、彼が影響を大きく受けた浮世絵の模写も見ごたえ抜群。また、弟のテオや友人とやりとりした膨大な手紙が展示される機会もあり、作品とあわせて楽しめます。
つねに待ち時間のある人気スポットなので、事前にオンラインでチケットを手配しておくとスムーズです。
<基本情報>
住所:Museumplein 6、1071 DJ Amsterdam
電話番号:+31-20-5705200
アクセス:トラム2,5,12でVan Baerlestraat/バス347、357でMuseumplein下車後すぐ
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美の殿堂!オランダ・アムステルダム国立美術館を完全制覇by 菊池 模糊
地図を見るゴッホ美術館に隣接する、オランダ美術の殿堂「アムステルダム国立美術館」。こちらにも珠玉のゴッホ作品が展示されています。正面を向くゴッホの『自画像』をはじめ、『カラフェとフルーツの盛られた皿』や『下生え』なども。
他のオランダの画家の作品もめいっぱい楽しもうとすると、軽く1日はかかります。余裕のあるスケジュールで鑑賞するのがおすすめです。
<基本情報>
住所:Museumstraat 1, 1071 XX Amsterdam
電話番号:+31-20-674-7000
アクセス:トラム2,5,12/バス347、357でRijksmuseum下車後すぐ
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ゴッホ第二の故郷、蘭「クレラー・ミュラー美術館」でリフレッシュ!by Miyuki Sakai
地図を見る緑あふれる国立公園内にある「クレラー・ミュラー美術館」は、質・数ともに世界有数のゴッホ・コレクションを有する美術館。オランダで描いた農村風景から、アトリエ周辺のパリの風景、自身や知人の肖像画まで、作品を網羅しています。
ミュージアムカフェでは、ユニークなゴッホの耳のクッキーも味わえますよ。
<基本情報>
住所:Houtkampweg 6, 6731 AW Otterlo
電話番号:+31-318-591241
アクセス:オッテルロー中心部からバスで8分
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ベルギーで始まったゴッホの画家人生!モンス「ゴッホの家」by 浅井 みら野
地図を見るベルギーのモンスにある「ゴッホの家」は、1879〜1880年にゴッホが寄宿していた場所。画家を志す前に聖職者を目指し、モンスにやってきたゴッホ。しかし彼の話に耳を傾ける人も少なく、夢は断たれてしまいました。
建物自体は改装されたものの、当時のゴッホの暮らしを再現した部屋からは質素な生活ぶりがうかがえます。
<基本情報>
住所:Rue du Pavillon 3, 7033 Cuesmes
電話番号:+32-65-355611
アクセス:モンス駅前からバスで約10分、CUESMES Grand Marais下車後すぐ
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フランス南部のアルルは、ゴッホが晩年暮らした街。彼が絵に描いた場所も多く、なかでも「カフェ・ヴァン・ゴッホ」は『夜のカフェテラス』に登場することで有名です。外にずらりと並ぶテラス席は、作品の世界観を現在も残しています。ぜひテラス席に腰をかけてコーヒーを飲みながら、彼の作品を肌で感じてみてはいかがでしょうか?
<基本情報>
住所:11 Place du Forum, 13200 Arles
アクセス:アルル駅から徒歩13分
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アルルには、ゴッホの手がけた『アルルの跳ね橋』の風景を再現した場所があります。
のどかな運河の上にかかる橋。ボートが運河を行き来する際、橋が邪魔にならないよう跳ね上がる仕組みになっています。小さな橋ですが、運河の多いアルルの街ならではの光景です。ぜひ、作品と見比べてみてください。
<基本情報>
住所:13200 Arles
アクセス:カフェ・ヴァン・ゴッホから徒歩35分
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ゴッホが1890年に移り住んだ、パリ北西部のオーヴェール・シュル・オワーズ。彼の作品のモデルとなった場所には作品の複製パネルが立てられ、ゆかりの地めぐりが楽しめます。
オルセー美術館所蔵の『オーヴェルの教会』のモデルとなった教会もこの街に。彼は色味のない石造りの教会を、内面の狂気が伝わってくるような表現で描きました。
<基本情報>
住所:Unnamed Road,95430, Auvers-sur-Oise
アクセス:オーヴェール・シュル・オワーズ駅から徒歩4分
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1890年7月、オーヴェール・シュル・オワーズで一生を終えたゴッホ。彼の墓は、オーヴェルの教会のモデルとなった場所の近くにあります。弟のテオの墓もその隣に並び、永遠の眠りについています。墓を覆うのは、ゴッホの死を看取ったガシェ医師の庭から移植されたつた。緑いっぱいに生い茂り、兄弟の絆を示すかのようです。
<基本情報>
住所:Avenue du Cimetière, 95430 Auvers-sur-Oise
電話番号:+33-1-30-367030
アクセス:オーヴェルの教会から徒歩4分
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徳島の「大塚国際美術館」では、ゴッホの描いた『ひまわり』を原寸大の陶板名画で鑑賞できます。本物の作品ではないものの、生き生きとしたオレンジと黄色のひまわりが忠実に再現されています。
美術館内のカフェは、ゴッホの世界に浸れる空間。ゴッホの作品や所縁の国にちなんだメニューや空間づくりがされ、ファンにはたまらない場所です。
<基本情報>
住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦福池65-1
電話番号:088-687-3737
アクセス:鳴門駅前からバスで15分、鳴門公園口前下車後徒歩10分
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オランダ、ベルギー、パリ、南フランスとさまざまな場所で活動したゴッホ。それぞれの場所でテーマに用いた風景があり、どこで描いたかによって作品の雰囲気も異なるのが特徴です。
また、今回紹介したスポットの中には、ゴッホ作品の世界観だけでなく、彼の人生や生活ぶりがうかがえるようなスポットもあります。ファンならより作品の理解を深められることでしょう。彼の作品を思い浮かべながら、めぐってみてください。
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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