お寺は数百年から千年を超える歴史を有するところもあり、その由緒に有名な歴史上の人物の名が刻まれていることも少なくありません。和歌山の金剛峯寺の弘法大師は有名ですが、青岸渡寺や根来寺の歴史には豊臣秀吉の名も見えます。お寺を訪ねることは、日本の歴史を訪ねることなのかもしれませんね。
LINEトラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材した、和歌山で訪れたいおすすめのお寺5選をご紹介します。
「金剛峯寺」は、平安時代に弘法大師が開いた真言密教の地・高野山にあるお寺です。
高野山全体が金剛峯寺の境内であり、約5万坪という広大な境内は、大門に始まり壇上伽藍の金堂や根本大塔、御影堂や六角経蔵など圧巻の見ごたえ。山内に多くの宿坊があるのも高野山の特長です。宿坊に泊まって、時間をかけてじっくり参拝したい寺院です。
<基本情報>
住所:和歌山県伊都郡高野町大字高野山132
電話番号:0736-56-2011
アクセス:南海高野山ケーブル 高野山駅下車
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高野山の「奥之院」も金剛峯寺の境内の一部ですが、壇上伽藍などがある中心部からは少し離れたエリアにある弘法大師の御廟で、高野山で最も神聖な霊域です。
入口の一の橋から徒歩で往復1時間半ほどの参詣道には、約20万基のお墓や慰霊碑が並び、御廟まで荘厳な空気を生み出しています。夕暮れからの参拝では、燈籠のほのかな光が足元をぼんやり照らす幽玄な風景が見られます。
<基本情報>
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山550
電話番号:0736-56-2011(金剛峯寺)
アクセス:一の橋から徒歩約45分/南海高野山ケーブル 高野山駅から南海りんかんバスにて奥之院前バス停下車、徒歩約10分
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「紀三井寺」は西国三十三所観音霊場第二番札所。名草山のふもとに湧く三つの霊泉から、紀州にある三つの井戸のあるお寺として「紀三井寺」の名が付きました。
観光スポットとしても縁結びの階段“結縁坂”(けちえんざか)や早咲きの桜、日本最大級の寄木立像“千手十一面観音像”、境内から見渡せる日本遺産認定“和歌の浦”など見どころがたくさん。開運・商売繁盛・良縁・厄除けなど、願いをかなえてくださる観音様にぜひお参りを。
<基本情報>
住所:和歌山県和歌山市紀三井寺1201
電話番号:073-444-1002
アクセス:JR紀三井寺駅から徒歩約10分
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「青岸渡寺」は、両国三十三カ所巡りの第一番札所。仁徳天皇の時代(313〜399年)に創建されたと伝わっており、7世紀頃に本堂が建立されました。
織田信長によって焼き討ちされたため、現在の本堂は1590年に豊臣秀吉によって再建されたもの。屋根には豊臣家の家紋が今でも残ります。すぐ隣に熊野那智大社があり、神社と寺院が軒を並べる、神仏習合時代の名残を見ることができる貴重な場所です。
<基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8番地
電話番号:0735-55-0001
アクセス:JR紀伊勝浦駅から熊野御坊南海バスにて約30分、那智山バス停下車、参道まですぐ
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「根来寺」(ねごろじ)は、平安時代後期の1130年に創建されたと伝わる寺院。
漆発祥の地ともいわれ、また戦国時代、鉄砲集団の“根来衆”として名を馳せたお寺でもあります。室町時代には広大な領地と多くの僧兵を抱えており、その生活のため大量の什器を消費する中、漆塗りの技術が発展していきました。豊臣秀吉の根来攻めで伝統ある漆器は途絶えてしまいましたが、境内の聖天堂では貴重な“根来朱”を今でも見ることができます。
<基本情報>
住所:和歌山県岩出市根来2286
電話番号:0736-62-1144
アクセス:JR和泉砂川駅から和歌山バスにて約16分、根来寺バス停下車すぐ
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現代の我々は、高野山や那智山などへも都市部から数時間で到着できますが、昔の人は何日もかけてお参りに出かけました。時間だけではなく、到着するまでには体力も必要で、ある意味命がけのお参りでもあったのです。人々をそれほどひきつけたものはなんだったのか、ぜひ思いを馳せてみてください。単に観光や願掛け以上の発見があるかもしれません。
2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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