ドイツの首都ベルリンと言えば、ベルリンの壁が築かれ、東西分断という類まれな歴史を歩んできた都市。激動の時代を見てきた街には、ドイツが二分割されていたころの建造物も多く残っています。現在は、アートの聖地として、世界中からアーティストがインスピレーションを求めやってくるという一面も。
今回はベルリンのおすすめ観光スポットをご紹介します。
ベルリンでまず足を運びたいのが「ブランデンブルク門」。18世紀の建立以来平和の象徴としてベルリンのシンボル的存在であった門です。
過去には、戦利品として門の上のヴィクトリア像が持ち去られたり、第二次世界大戦後にはベルリンの壁が門のすぐそばに建てられたりと、ベルリンの歴史に翻弄された門は、現在では美しく復興され、ベルリンで最も有名なスポットとなっています。
<基本情報>
住所:Pariser Platz, 10117 Berlin
アクセス:Sバーン・地下鉄「Brandenburger Tor」駅より徒歩約2分
公式サイト(外部リンク)
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ベルリンを語る上で外せないのは何といっても“ベルリンの壁”。第二次世界大戦後に壁によって街が分断されるという類まれな歴史を歩んできたベルリン。
その壁は今は取り壊されましたが、残った壁はアートスポットになっています。それが「イーストサイド・ギャラリー」です。平和を願うものや冷戦時代をテーマにした作品が多くあります。
<基本情報>
住所:Muhlenstrabe 3-100, 10243 Berlin
電話番号:+49-30-2517159
アクセス:Sバーン「Berlin Ostbahnhof」駅より徒歩約9分
公式サイト(外部リンク)
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ベルリンが東西に分断されていた時、国境検問所として機能していたのが「チェックポイント・チャーリー」です。その隣には「チェックポイント・チャーリー博物館」があります。この博物館が開館したのはベルリンの壁が作られた翌年のことと言うから驚きです。
自由を求め東から西へ脱出した人たちの写真など、自由のために命を懸けた人びとの想いを感じることができる貴重な博物館です。
<基本情報>
住所:Friedrichstrabe 43-45, 10969 Berlin
電話番号:+49-30-2537250
アクセス:地下鉄「Kochstrabe Checkpoint Charlie」駅よりすぐ
公式サイト(外部リンク)
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17世紀、初代プロイセン国王のフリードリヒ1世が、妻ゾフィー・シャルロッテのために建てた離宮が「シャルロッテンブルク宮殿」です。王妃のために贅を尽くして造られたとあって、その豪華さは目を見張るほど。黄金に輝く調度品やシャンデリアの輝きなど外観だけでなく内部も必見です。
<基本情報>
住所:Spandauer Damm 10-22, 14059 Berlin
電話番号:+49-30-320911
アクセス:バス停「Schloss Charlottenburg」より徒歩3分
公式サイト(外部リンク)
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19世紀末に建立された「カイザー・ヴィルヘルム記念教会」は、戦争による空襲で無残にも破壊されました。終戦後、立て直し計画があったのですが、戦争の悲惨さを忘れさせないためにそのままの姿を今なお残している珍しい教会です。
さらに、新たに横に造られた教会堂の中は、祭壇が一面真っ青で、これが教会?と目を疑うほど。必見の教会ですよ。
<基本情報>
住所:Breitscheidplatz, 10789 Berlin
電話番号:+49-30-2185023
アクセス:Sバーン・地下鉄「Kurfurstendamm」駅より徒歩約2分
公式サイト(外部リンク)
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ベルリン北部のシュプレー川沿いにあるムゼウムスインゼル(博物館島)は5つの博物館が集まった島で世界遺産に登録されています。どの博物館もおすすめですが、その中の一つ「ペルガモン博物館」はイスラム文化と西アジア文化を主に展示している博物館です。日本からはあまり馴染みのない中東やアラブ圏の文化を学べる貴重なスポットです。
改修工事中のため2027年まで閉館していますが、近隣の館で「パノラマ展」を開催中。当時の様子を再現した360度のパノラマ映像は必見です。
<基本情報>
住所:Bodestrabe 1-3, 10178 Berlin
電話番号:+49-30-266424242
アクセス:地下鉄「Hackescher Markt」駅より徒歩約10分
公式サイト(外部リンク)
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ベルリンは現在、アートの聖地となっており世界中からアーティストがインスピレーションを求めやってきます。そんなベルリンで注目のギャラリーが「ボロズコレクション」です。
収蔵品だけでなく、使われている建物は何と戦時中に建設されたナチス時代の防空壕!この不思議な空間をぜひ実際に訪れて体験してみてください。
<基本情報>
住所:Reinhardtstrabe 20, 10117 Berlin
アクセス:Sバーン・地下鉄「FriedrichStrasse」駅より徒歩約5分
公式サイト(外部リンク)
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世界三大オーケストラの筆頭に挙げられる名門楽団、ベルリンフィル。世界最高峰と評される楽団の本拠地であるベルリンには専用のコンサートホール「ベルリン・フィルハーモニー」があります。
黄色いテントとも呼ばれる五角形の建物が斬新です。せっかくベルリンに行くのですから、世界最高峰の重厚さと荘厳さをもつオーケストラをぜひ聴いてください。
<基本情報>
住所:Herbert-von-Karajan-Strabe 1, 10785 Berlin
電話番号:+49-30-254880
アクセス:地下鉄「Berlin Potsdamer Platz Bahnhof」駅より徒歩約10分
公式サイト(外部リンク)
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1977年から文化財保護指定を受けている「ハッケシェ・ヘーフェ(ハッケシャー・マルクト)」は、8棟の中庭つき建物の集合体。中庭のある複合施設としてはドイツ最大規模を誇ります。
ここには、アートギャラリーやカフェ、レストラン、劇場などが入っており、観光客だけでなく地元の人々にも人気です。レトロで独特な雰囲気がインスタ映えすると注目の観光スポットです。
<基本情報>
住所:Rosenthaler Str. 40-41, 10178 Berlin
電話番号:+49-30-2835293
アクセス:地下鉄「Hackescher Markt」駅より徒歩約3分
公式サイト(外部リンク)
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「ベルリン動物園(ツォーローギッシャーガルテン)」はドイツ初の動物園で、世界最大数の約2万点の生き物を飼育しています。できるだけ野生に近い状態で見せようと、柵などがあまりなく、広い敷地内で動物たちがのびのびと暮らしています。
都会のど真ん中というロケーションで、周りの建物との景観のコントラストも面白く、また観光に便利な立地なのが嬉しいですね。
<基本情報>
住所:Hardenbergplatz 8, 10787 Berlin
電話番号:+49-30-254010
アクセス:Sバーン・地下鉄「Zoologischer Garten」駅よりすぐ
公式サイト(外部リンク)
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シュプレー川の中州にある「ベルリン大聖堂」は、ターコイズ色のドーム型屋根が特徴的なネオバロック様式の大聖堂です。1905年にヴィルヘルム2世によって、再建された姿が基礎となっています。
ドームへは登ることができ、博物館島周辺を一望ですることもできます。内装も大変豪勢で見ごたえがあるのでぜひ中も見学していきましょう。
<基本情報>
住所:Am Lustgarten, 10178 Berlin
電話番号:+49-30-20269152
アクセス:地下鉄「Hackerscher Markt」駅より徒歩約5分
公式サイト(外部リンク)
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アレクサンダー広場はベルリンの中心部、ミッテ地区に位置する観光名所です。主要な鉄道や地下鉄の駅があり、常に住民や観光客で賑わいます。広場ではイベントが開催されたり、大型デパートもあり、ショッピングエリアとしても人気です。
そんなアレクサンダー広場でひときわ目立つのが「テレビ塔」です。ドイツ東西分断時代、東ドイツが建設した自慢のモダン建築で、東ベルリン市民の誇りでした。今でも街のアイコンとしてベルリン市民に愛され続けています。球体展望台にある360度回転する展望レストランもおすすめ。
<基本情報>
住所:PanoramastraBe 1A, 10178 Berlin
電話番号:+49-30-20269152
アクセス:Sバーン・地下鉄「Alexander Platz」駅より徒歩約3分
公式サイト(外部リンク)
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アレクサンダー広場駅を降りてすぐのところにある「ウーラニアー世界時計」。旧東ドイツ時代の1969年、テレビ塔と同時期に作られたアナログ時計で、世界中の時刻が表示されています。社会主義国の名残りを残すデザインで、フォトスポットとしても人気。地元ベルリナーの待ち合わせスポットでもあります。
<基本情報>
住所:Alexanderpl. 1, 10178 Berlin
アクセス:Sバーン・地下鉄「Alexander Platz」駅すぐ
公式サイト(外部リンク)
ブランデンブルグ門から西へ5分ほど歩いたところには「国会議事堂(連邦議会議事堂)」があります。戦争で破壊された国会議事堂は修復され、新たにガラスドームが建てられました。このガラスドームは“市民に開かれた政治”を象徴し、政治が身近なものになるよう願いが込められています。
このガラスドームは誰でも見学することができます。入場料は無料ですが、入場制限があるので事前にオンライン予約がおすすめ。夕暮れ時に入場すれば、ほんのりとオレンジ色に染まっていくベルリン市内が一望でき、とてもロマンチック!
<基本情報>
住所:Platz der Republik 1, 11011 Berlin
電話番号:+49-30-22732152
アクセス:地下鉄「Bundestag」駅より徒歩約3分
公式サイト(外部リンク)
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週末、ベルリンの市内各地では蚤の市(フリーマーケット)が開催されます。「マウアーパーク」の蚤の市は規模、バラエティ、面白さのどれを取ってもダントツ。一見ガラクタのような品が詰まった段ボール箱の中から、掘り出し物を見つけましょう。
マウアーパークの蚤の市が人気のもう一つの理由は盛大なフードエリア。蚤の市を一通り物色した後は、市民憩いの芝生の広場でのんびりくつろぐのもおすすめです。
<基本情報>
アクセス:地下鉄「Eberswalder Strasse」駅から徒歩すぐ
公式サイト(外部リンク)
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「ドイツ技術博物館」ではコンピューター、自動車、飛行機、船、蒸気機関車などの展示を通して、技術の歴史や機能について学ぶことができます。
航空史上最も有名な飛行機と言われるユンカース社の「Ju52」やプロイセン王国時代に作られた国鉄P8型蒸気機関車は見応え抜群!年代、性別、職業などに関係なく誰もが楽しめる博物館です。
<基本情報>
住所:Trebbiner Str. 9, 10963 Berlin
アクセス:地下鉄「Gleisdreieck」「Moeckernbruecke」駅から徒歩5〜6分
公式サイト(外部リンク)
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戦後、別々の国家として歩んできた旧西ドイツと旧東ドイツ。ベルリン大聖堂近くにある「東ドイツ博物館(DDRミュージアム)」は、物品や日用品などの展示を通して旧東ドイツのリアルな日常について学べる博物館です。
またぜひ体験したいのが、旧東ドイツで生産されていた小型車「トラバント」に乗って、東ベルリン市内をドライブするシミュレーションマシン。“オスタルジー(ドイツ語で東を表すオストとノスタルジーとかけあわせた造語)”に浸れる一方、国民の相互監視を強いた「シュタージ(国家保安省)」など政治的な側面についての開設も必見です。
<基本情報>
住所:Karl-Liebknecht-Str.1, 10178 Berlin
アクセス:地下鉄「Museumsinsel」駅から徒歩すぐ、「Alexander Platz」駅からも徒歩圏内
公式サイト(外部リンク)
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2025年6月現在、日本〜ベルリン間に直行便はなく、カタールやトルコ、フィンランドなどで乗り継ぎするのが一般的。ここではカタール航空を使用した6日間のモデルコースをご紹介します。
<1日目>
日本から乗継便でベルリンへ
<2日目>
午後または夜にベルリンに到着。時間に余裕があれば夕食をかねてホテル周辺を散策してみましょう。
<3日目>
この日は旧東ドイツエリアを中心に観光。アレクサンダー広場からスタートして博物館島へ、目抜き通りのウンター・デン・リンデンを真っ直ぐ進むとブランデンブルク門に行き当たります。ハッケシェ・ヘーフェはおみやげ探しにぴったり。時間があればテレビ塔に登るのもおすすめです。
<4日目>
この日はカイザー・ヴィルヘルム記念教会やシャルロッテンブルク宮殿など、西ベルリン方面をメインに観光。クアフュルステンダム(通称クーダム)通りには、老舗デパートKaDeWeやブティックなどが軒を連ねています。
<5日目>
午後に乗継便でベルリンを出発
<6日目>
日本到着
博物館や美術館めぐり、おしゃれな小売店やカフェ巡りなど、テーマを決めて観光するのもおすすめ。見たい公演に合わせてスケジュールを組んで、フィルハーモニーやオペラ鑑賞を楽しむのもいいですね。さらに1日あれば、動物園やお隣のポツダムへも足をのばせますよ。
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古くからヨーロッパの中心として栄えたドイツの首都、ベルリンのおすすめ観光スポットをご紹介しました。第二次世界大戦の爪痕を残し、冷戦時代のことなど歴史を学べるだけでなくアートの聖地でもあるため、街中にアートスポットが点在していて楽しめます。交通機関も充実していて観光しやすい街ですよ。
※一部のアルファベットは、実際はウムラウト付き、エスツェット表記となる場合があります
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