ゴールデンウィークには、各地からアクセスのいい京都での旅行はいかがですか?新緑の美しい時期でもあり、通常は非公開ですが、ちょうどこの時期に公開されているスポットもあります。青もみじや竹林など素晴らしい緑の眺めが楽しめますよ。
トラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材した、ゴールデンウィークにおすすめの京都の観光スポット10選をご紹介します。
料理屋などが川の上に座敷を作る「川床」。夏の風物詩の印象が強いですが、実は基本的に5月1日から始まります。ですので、お店によってはゴールデンウィークの京都では川床体験が可能。
主に鴨川や貴船で見られる川床。鴨川は水面から数mの高さの位置に設置され、少し高いところから川向うの眺めも楽しめます。貴船の川床は水面から20cmほどの高さで、手を伸ばして水面に触れることもできるほど。水の流れる音や涼しい空気の中お食事を楽しむことができます。
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世界遺産に登録されており、パワースポットとしても人気の「下鴨神社」は、2000年以上も前に創建されたと伝えられている歴史のある神社。
こちらでは、京都三大祭の一つの葵祭(5月15日)の前儀式としての流鏑馬(やぶさめ)神事が、5月3日に執り行われます。射手が公家の装束(束帯)を着用して、全長約400mの馬場を疾走し、途中に設けられている3つの的に次々と矢を放つ、迫力満点の神事です。
<基本情報>
住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
電話番号:075-781-0010
アクセス:京都市バス下鴨神社前バス停からすぐ
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京都には紅葉の名所が多いことはよく知られていますが、新緑の頃のもみじを“青もみじ”と呼び、あえて色づく前のもみじも楽しみます。
嵐山にある「宝厳院」(ほうごんいん)は通常非公開ですが、秋の紅葉の頃と春の“青もみじ”の頃にその庭園が公開されています。春の公開は通常6月末までなので、GW中も見学可能です。“獅子吼(ししく)の庭”と呼ばれる広大な回遊式の庭園は京都の寺院らしく手入れが行き届いており、見とれてしまうほどです。
<基本情報>
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
電話番号:075-861-0091
アクセス:JR 嵯峨嵐山駅から徒歩約15分、阪急電鉄 嵐山駅から徒歩約15分、京福電鉄 嵐山駅から徒歩約3分
2025年春の特別拝観:2025年3月15日(土)〜6月30日(月)
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京都市西京区にある「地蔵院」は南北朝時代に創建されたお寺で、説話やアニメの『一休さん』のモデルとして知られる一休宗純(宗順とも)禅師生誕の地でもあります。
通称・竹の寺と呼ばれ、境内やその周囲に美しい竹林が広がる寺院です。GWの頃には、竹林だけでなく、青もみじや緑の苔も見ることができ、爽やかな光景が楽しめます。方丈で見学できる、自然石が配された十六羅漢の庭も見事な美しさです。
<基本情報>
住所:京都府京都市西京区山田北ノ町23
電話番号:075-381-3417
アクセス:阪急電車 上桂駅から徒歩約12分
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東山にある「南禅寺」は臨済宗南禅寺派の大本山で、大変格式の高いお寺。歌舞伎の“絶景かな、絶景かな”のセリフで知られる三門や、国宝に指定されている方丈、ドラマにもよく登場するレンガアーチ橋の水路閣など、見どころに溢れています。
こちらも紅葉で有名ですが、やはり青もみじも格別の美しさ。紅葉の時期と違い、混雑も少な目で静かな時間を楽しめます。特に天授庵の瑞々しい青もみじは見事!
<基本情報>
住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町
電話番号:075-771-0365
アクセス:京都市営地下鉄 蹴上駅から徒歩約10分/京都市バス 東天王町バス停または南禅寺・永観堂道バス停から徒歩約10分
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臨済宗東福寺派の大本山「東福寺」もまた、京都随一の紅葉の名所。初夏から青もみじで境内が緑一色となる様子は迫力を感じるほど。
紅葉の見頃の時期は朝から晩まで大混雑で、渓谷“洗玉澗”を眺めることができる臥雲橋は通るのも一苦労。しかし、青もみじの時期は、地元の人がのんびり自転車で通行できるほどひっそりとしています。臥雲橋から眺める赤い雲海も美しいですが、青もみじに包まれた渓谷の美しさも必見です。
<基本情報>
住所:京都府京都市東山区本町15丁目778
電話番号:075-561-0087
アクセス:JR・京阪電車 東福寺駅から徒歩約10分、京阪電車 鳥羽街道駅から徒歩約8分
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学問の神様、京都の「北野天満宮」の境内西側には、紙屋川に沿って天正年間に豊臣秀吉が洛中の防衛と水防のため築いた土塁“御土居(おどい)”の一部が現存し、例年紅葉と新緑の時期に特別公開されています。
御土居の青もみじの公開は、毎年4月中旬〜6月下旬。新緑に映える朱色の鶯橋や、水面に緑を映す紙屋川、樹齢およそ600年という大欅の“東風(こち)”など、素晴らしい緑の眺めが広がります。
<基本情報>
住所:京都府京都市上京区馬喰町
電話番号:075-461-0005
アクセス:京都市バス 北野天満宮前バス停からすぐ/京福電車 北野白梅町駅から徒歩約5分
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のどかな風景がいまも残る大原の里。こちらにある「三千院」の2つの庭園のうち、緑が集まる園を意味する「聚碧園」(しゅうへきえん)もまた、青もみじが美しい庭園です。
客殿から続く聚碧園の池には、清流・律川から取り込んだ清らかな水を満面に湛え、池の周りを散策しながら新緑を楽しむことができます。池に映り込む青もみじも素晴らしく、むせかえるような若葉の香りが風に乗って運ばれてくるようです。
<基本情報>
住所:京都府京都市左京区大原来迎院町540
電話番号:075-744-2531
アクセス:京都バス 大原バス停から徒歩約10分
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「高台寺」は、北政所(きたのまんどころ)と呼ばれたねねが、秀吉の菩提を弔うために建てたお寺です。
春・夏・秋、そして大晦日に夜間特別拝観が実施され、春の夜間特別拝観は3月初めからゴールデンウィークまでと、京都の主だった名所の中でもぐんと長く楽しむことができます。プロジェクションマッピングを駆使した鮮やかなライトアップは必見。
<基本情報>
住所:京都府京都市東山区高台寺下河原町526番地
電話番号:075-561-9966
アクセス:京阪電車 祇園四条駅から徒歩約10分/京都市バス 東山安井バス停から徒歩約7分
2025年春の夜間特別拝観:2025年3月14日(金)〜 5月6日(火・祝)
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“花の寺”として知られている宇治市の「三室戸寺」は、四季を通じて桜、つつじ、しゃくなげ、あじさい、ハスや新緑、紅葉、雪景色など、四季折々の表情が楽しめます。
特に4月下旬から5月上旬には、5千坪の大庭園の小高い場所に2万株もの平戸つつじ、霧島つつじ、久留米つつじ等のつつじが咲き誇ります。その規模の大きさに圧倒され、色の艶やかさに酔いしれること間違いなしです。
<基本情報>
住所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
電話番号:0774-21-2067
アクセス:京阪電車 三室戸駅から徒歩約15分
2025年のつつじ園開園期間:2025年4月19日(土)〜5月11日(日)
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夏は暑く冬は寒い京都ですが、初夏の頃は過ごしやすく、おすすめの季節。桜や紅葉、祇園祭などの狭間の時期ですが、新緑の青もみじや、まだひんやりした川床など、この時期だからこその楽しみ方があります。
さわやかな季節に、のんびり京都を巡ってみませんか?
2025年2月現在の情報です。またイベント・行事は開催状況が変更となる場合もあります。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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