カンボジアは豊かな自然の中に広がるアンコールワット遺跡群が人々の心を惹きつける魅力的な国。一度は行ってみたいけど、日本からは具体的にどのように行けばいいの?
ここではカンボジア旅行を検討している人に旅の予算やベストシーズン、ツアーが安くなる時期などを解説していきます。カンボジアでぜひ訪れてほしい、おすすめの観光スポットもご紹介!
■カンボジアの魅力や見どころ
世界遺産に登録されているアンコールワットで有名なカンボジア。多くの遺跡群が残されており、自然と共存しています。
バンテアイ・スレイやベンメリアはアンコールワット遺跡群の中心からは少し離れていますが、それぞれ特徴ある遺跡なので足を延ばすのがおすすめ。
シェムリアップの街は小さいながらも観光客に溢れ、マーケットなど活気に満ちています。一方、首都であるプノンペンでは都会らしさを感じられ、異なる雰囲気を味わえます。
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■カンボジアのシーズン情報
カンボジアには雨季と乾季、2つの季節があります。
・雨季…5月下旬〜10月下旬ごろ
・乾季…11月上旬〜5月中旬ごろ
雨季であっても日本の梅雨とは異なり、長期間雨が続くようなことは少ないです。短期間に大雨が降るスコールに遭うこともありますが、観光を十分楽しむことができます。
ベストシーズンは乾季の前半である11月〜2月頃。乾季であっても、後半になると、30度以上の気温が続き、外での観光が多いカンボジア旅行にはあまりおすすめできません。
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■カンボジアの予算相場
カンボジアを訪れるなら、航空券と宿泊がセットになったフリープランがおすすめ。アンコールワットを目的とした旅行の場合、4日以上あれば十分に楽しむことができます。
4〜5日間のフリープランの料金は45,000円〜100,000円程度。旅行の時期やホテルのグレードによって料金は変わってきます。
※2020年3月現在
ゴールデンウィークやお盆、年末年始の繁忙期には基本的には料金が大幅に上がります。旅行代金を抑えたい人は、繁忙期から出発日をずらすとお得に行くことができますよ。
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【4日間】アンコールワット遺跡群を巡る弾丸コース
1日目は朝に日本を出発し、夕方〜夜にシェムリアップに到着。2日目は朝日鑑賞から始まり、王道ルートでアンコール遺跡群を見学。3日目はアンコールワットから北へ30km離れたバンテアイ・スレイを訪れます。夜には現地を出発し、4日目に日本に帰国。
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カンボジア・アンコール遺跡「ベンメリア」はまるで美しき廃墟!by アシュ 飯田
【5日間】アンコールワット遺跡群とベンメリアを訪れる欲張りコース
1日目は移動日。2日目はアンコール遺跡の朝日鑑賞から始まり、夕日まで楽しむ王道のコースで巡ります。3日目は美しい女神像の浮彫を目にできるバンテアイ・スレイを見学。4日目は『天空の城ラピュタ』のような雰囲気を感じることができるため、日本人に人気の高いベンメリア遺跡を訪問。夜には現地を出発して、5日目に日本に帰国します。
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一度は見たいご来光!アンコールワットで初日の出を拝めby まつり はるこ
■航空券+宿泊施設がセットになったフリープランがお得
カンボジア旅行に行くならフリープラン(パッケージツアー)がおすすめです。往復の航空券と宿泊がセットになっており、食事や添乗員は付きませんが、旅行費用を抑えることができます。ただし、現地でのコミュニケーションが必要となるので、多少の英語力があることが望ましいです。
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■WEBでお得なプランが急遽登場することも
繁忙期と言われる年末年始やゴールデンウィーク、お盆は旅行に行く人が増えるため、ツアー料金が上がる傾向にあります。1月中旬〜3月、5月中旬〜6月、10月〜11月頃は旅行に行く人が比較的少なくなるため、旅行費用を抑えることができます。この時期を狙い、インターネットでツアーを探してみるのが良いでしょう。
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■アンコール・ワット
「アンコールワット」は12世紀前半に建てられたヒンドゥー教の寺院です。第1〜3回廊まであり、第3回廊からはアンコールワットを見渡せます。
朝日が美しいスポットでもあり、早朝から大勢の観光客が朝日を待ちわびています。鑑賞スポットはいくつかあるので、早めに行って確認してみるのがおすすめです。
アンコールワットはカンボジア観光の目玉。自分で見て回るのは難しく、トゥクトゥクやタクシーで巡る必要があります。予め行程に組み込まれたパッケージツアーを利用すれば安心ですよ。
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■アンコール・トム
アンコールワットという言葉が有名ですが、実はアンコール遺跡群と言い、多くの遺跡が存在します。その中の1つが「アンコール・トム」。大きな町という意味を持ち、アンコール・トムの中にも多数の遺跡があります。
その中でも有名な遺跡はバイヨン。観世音菩薩の巨大な顔がたくさん並んでいる姿が印象的です。
アンコール遺跡群を効率よく巡るにはパッケージツアーに参加をするのがおすすめ。基本的に王道コースにはアンコール・トムのバイヨンが含まれています。
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巨大樹が遺跡をのみ込む迫力!シェムリアップ「タプローム」by アシュ 飯田
■タ・プローム
数あるアンコールワット遺跡群の中でも人気の高い遺跡が「タ・プローム」。多くの建造物が崩壊し、崩れたままの姿が残されています。
崩壊した建造物を巻き込むかの様に巨大な樹木が堂々とそびえ立ち、何年もの年月と自然の力を感じることができます。
アンコールワット遺跡群には多くの遺跡が存在します。タ・プロームもパッケージツアーに含まれている場合が多いですが、訪れる遺跡を確認してどのツアーにするか選ぶのが良いでしょう。
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■バンテアイ・スレイ
アンコールワットより北へ約30kmにある「バンテアイ・スレイ」は、“東洋のモナリザ”とも呼ばれる女神像の浮き彫りで有名。女神像を含めた装飾レリーフの美しさ、精緻さが素晴らしい遺跡です。他のアンコール遺跡群とは離れているので、ここだけで半日程度は必要となります。
バンテアイ・スレイを訪れるならオプショナルツアーに参加をするのがおすすめ。他の遺跡にはない彫刻美を眺めに訪れてみてはいかがでしょうか。
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アンコール遺跡『ベンメリア』無常感漂う栄華の跡by 吉川 なお
地図を見る■ベンメリア
シェムリアップの東へ約40km離れた密林の中にひっそり眠る「ベンメリア」。一説ではアンコールワットを凌ぐ規模であったとも言われる巨大寺院です。
三重の回廊や十字型の中庭を持つ伽藍の配置などアンコールワットと共通点が多く、“東のアンコール”とも呼ばれています。しかし都は移り、王朝が滅ぶと密林の中に埋もれ、その存在は長い間忘れられることとなりました。
そのため崩壊が進み、自然に巻き込まれていきました。その姿が『天空の城ラピュタ』の様だと人気を集めています。
アンコールワット遺跡群から離れた場所にあるため、日本で予め申し込みができるオプショナルツアーに参加をすると安心して観光できます。
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写真:都築 空
■プレアヴィヒア
カンボジア北端、タイとの国境に連なるダンレク山地に位置する寺院。クメール語で“聖なる寺院”という意味を持つ「プレアヴィヒア」は標高625mの断崖絶壁の上に伽藍が築かれており、山頂からの絶景ぶりは“天空の寺院”“アジアのマチュピチュ”などと称されています。
シェムリアップの街中からはかなり距離があり、現地でもツアーを探していくほかありません。そのため、オプショナルツアーに参加をするのがおすすめ。終日のツアーになりますが、訪れる価値がある場所です。
■王宮
プノンペンにある「王宮」はトンレサップ川沿いに建っており、現在の国王が居住しています。整備された敷地内を歩くことで国王の生活や国の行事が執り行われる様子に思いを馳せてみましょう。
カンボジアの観光の中心はシェムリアップですが、首都はプノンペン。それぞれ異なる雰囲気を味わえるため、2都市を訪れるパッケージツアーがおすすめです。
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■トゥールスレン虐殺博物館
カンボジアで今からわずか40数年前におこったクメールルージュ政権による大虐殺。その虐殺が実際に行われた収容所が「トゥールスレン虐殺博物館」。
現在は博物館になっており、見学をすることができます。知らなければならない歴史ではありますが、内容が悲惨なものなので、無理をしない程度にゆっくりと見学をするようにしてください。
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■セントラルマーケット
プノンペン最大規模である人気のマーケット。「セントラルマーケット」はドーム状になっており、建物の外側にもたくさんのお店が並んでいますが、建物の中に入ると宝石類を売っているなど少し雰囲気が異なります。現地の人が利用するようなローカルフードが食べられる場所もありますよ。
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■サンボー・プレイ・クック
カンボジア・コンポントム州の美しい森の中に存在する遺跡「サンボー・プレイ・クック」。ここは、有名なアンコール遺跡群よりも古い時代に造られた寺院及び古都遺跡で、古名を“イシャナプラ”といいます。2017年7月には、カンボジア国内3番目の世界遺産に登録されました。観光客もまだまだ少ないこともあり、未だ森の中に眠り続けているような神秘性をも感じさせる、いにしえの都です。
シェムリアップからは離れているため、自分で行くのは難しい場所です。そのため、オプショナルツアーを利用するのが良いでしょう。
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■ウドン
プノンペンから1時間半〜2時間半の場所にあるウドン。小高い丘の上に立つため「ウドンの仏教遺跡群」の姿は、道中にあってもその姿を確認することができます。
この遺跡群はクメール王朝の後にできた王都ウドンに建っています。歴代の王が100を超す寺院を建設したと言われていますが、ベトナム戦争や内乱によって破壊されてしまいました。丘の上に立つ遺跡群はその戦火を逃れたもので、かつての王都の姿を現代に伝えています。
首都プノンペンからは半日もあれば訪れることができます。オプショナルツアーを利用して効率よく観光しましょう。
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誰もが一度は行ってみたいと憧れるアンコールワット遺跡のあるカンボジア。カンボジアを旅行するなら往復の交通手段とホテルがセットになったツアーがお得です。
自分の旅行スタイルに合った宿泊施設に泊まるツアーを選べば、カンボジア旅行がさらに楽しいものになるはず。ご希望のこだわり条件を指定してツアーを探してみてくださいね。
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/2更新)
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