バルカン半島に位置するモンテネグロ。もともとユーゴスラビアの構成国のひとつで、ながらくオスマン帝国や旧ソ連など隣国の影響を受け続けてきた歴史があります。国家の独立は2006年。それ以前のセルビア・モンテネグロという名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
トラベルjp ナビゲーターがピックアップした、豊かな自然を誇るモンテネグロのおすすめ観光スポットをご紹介します!
モンテネグロの首都ポドゴリツァから西へ車で約1時間半のところにある、世界遺産の街コトル。フィヨルド地形のコトル湾は、海外クルーズ船が立ち寄る寄港地としても有名です。
中世ヨーロッパの雰囲気が残る旧市街を訪れたら、古代の「城壁」は見逃せません。山に沿ってそびえる城壁をゆけば、頂上では美しいアドリア海とその向こうにそびえる山々、赤い屋根の立ち並ぶ旧市街が見渡せます。総延長なんと4.5km!息をのむような絶景です。
<基本情報>
住所:Put do Svetog Ivana, Kotor
アクセス:コトル旧市街中心部から城壁の門まで徒歩5分
公式サイト(外部リンク)
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城壁と要塞に囲まれたコトルの旧市街で、ひときわ目立つ建物といえば「聖トリプン大聖堂」。シンプルな外観ながら、バックの山とのコントラストは目を見張るものがあります。
コトルを代表する教会のひとつで、塔以外の外観は創建当時1160年の姿をとどめています。内部は聖遺物展示室や主祭壇などがあり見学可能。
<基本情報>
住所:Kotor, Crna Gora
電話番号:+382-32-336-242
アクセス:コトル旧市街中心部から徒歩2分
公式サイト(外部リンク)
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ズヴェタ・ニコラ広場に面した「聖ルカ教会」も、コトル旧市街の見どころのひとつ。1195年からの歴史を持つセルビア正教会の建物です。
コトルを襲った2度の大地震にも耐えたほど丈夫な石造りの建物。こぢんまりとしているものの、金色に輝くセルビア正教会のイコン(聖像)は見惚れるような美しさです。周囲にはテラスのあるレストランやカフェが集まっています。
<基本情報>
住所:Trg Sv. Luke, Kotor
アクセス:聖トリプン大聖堂から徒歩2分
公式サイト(外部リンク)
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聖ルカ教会のすぐそばで航海にまつわる展示を行う「海洋博物館」。18世紀に建てられたバロック様式の館・グルグリナ宮殿を改装した博物館は、美しい外観も必見です。
オンシーズンにあたる夏の平日は18時までオープン。歴史ある大聖堂や教会めぐりの合間にも立ち寄りやすい観光スポットです。
<基本情報>
住所:Trg Grgurina, Kotor
アクセス:聖ルカ教会すぐそば
公式サイト(外部リンク)
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コトルから日帰りでアクセスできる距離にも見どころは満載!岩山が連なるロヴチェン国立公園の麓に位置する「ツェティニェ」は、1946年までなんと500年ものあいだモンテネグロの首都だった街です。
歴史のある建物や、かつて国にとって重要だった建物などが残り、旧在外公館や旧王宮を利用した博物館は必見。街を歩いているだけでその歴史を感じることができるでしょう。見どころのひとつ「ツェティニェ修道院」には宝物館には貴重な書物やイコン、素晴らしい十字架などが収蔵されていて、世界中から巡礼者が訪れています。
<基本情報>
アクセス:コトル旧市街中心部からタクシーで約1時間
公式サイト(外部リンク)
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「ブドヴァ」は2500年もの歴史を持ち、アドリア海沿岸でもっとも古い都市のひとつ。モンテネグロ屈指のリゾート地で、夏は観光客でにぎわいます。
城壁に囲まれた旧市街は街歩きにもぴったり。街のシンボル・聖イワン教会や旧市街を取り囲む城壁など、歴史を感じさせるスポットが満載です。コトルから日帰りもできますが、ビーチ沿いのホテルに泊まってビーチリゾートステイを楽しむのもおすすめ。旧市街の南にあるモグレンビーチでは、海水浴やシュノーケリングも楽しめます。
<基本情報>
アクセス:コトルからタクシーで約30分
公式サイト(外部リンク)
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コトルからタクシーで約20分、ペラーストから眺めるアドリア海の風景も格別です。街の沖合には「岩礁の聖母教会と聖ジョージ島」が浮かんでいます。岩礁の聖母教会(マリア教会)は、岩礁の上に岩石を積み上げた島に建てられた教会。その隣にある聖ジョージ島にはスヴェティ・ドルジェ教会が建ち、のどかで美しい光景です。ペラーストの船着き場から小舟に乗り、島まで向かうこともできます。
<基本情報>
住所:Perast
アクセス:コトル旧市街中心部から船着き場までタクシーで約20分、小舟に乗りかえて向かう。
公式サイト(外部リンク)
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「ポドゴリツァ」はモンテネグロの現在の首都。ヨーロッパ各国の首都に比べて非常にこぢんまりとしていますが、街のランドマークであるミレニアム橋やオスマン・トルコ時代の以降である時計塔などが見どころです。
またポドゴリツァから40kmほど離れた断崖絶壁に佇むオストログ修道院は、セルビア正教の聖地。世界中から多くの巡礼者が訪れています。
<基本情報>
アクセス:ポドゴリツァ駅から市内中心部まで徒歩約20分
公式サイト(外部リンク)
提供元:Alexander by Pixabay
https://pixabay.com/de/photos/see-berg-natur-lands…モンテネグロが誇る大自然を漫喫できるのが、世界遺産にも登録されている「ドゥルミトル国立公園」。標高2500mを超えるドゥミトル山やヨーロッパで最も深いタラ峡谷、神秘的な黒湖など、氷河期に掲載された迫力ある自然が見どころです。ポドゴリツァ発のオプショナルツアーでの参加がおすすめ。
<基本情報>
アクセス:ポドゴリツァから車で約1時間30分
公式サイト(外部リンク)
日本発のモンテネグロ行きツアーは、クロアチアやセルビアなど周辺諸国の周遊と組み合わせた観光付きプランが人気です。フリープランや個人旅行に比べて自由度は若干下がりますが、短い日程でたくさんの観光スポットを回れるのが魅力。ここではギリシャや北マケドニアなど、バルカン半島の国々と巡る10日間の周遊ツアーをご紹介します。
<1日目>
ターキッシュエアラインズで成田を出発。イスタンブール到着後、バスでモンテネグロのブドヴァへ向かいます。この日はブドヴァ泊。
<2日目>
ブドヴァから一路コトルへ出発。途中展望スポットに立ち寄り、午後にコトル到着。旧市街観光を楽しんだあとはペラストに移動し、岩礁の聖母教会を鑑賞します。その後はブドヴァに戻り1泊します。
<3日目〜10日目>
午前中にスヴェティステファンを望む展望スポットを鑑賞したあと、モンテネグロを後にして、北マケドニア・アルバニア・ギリシャ周遊へ向かいます。9日目にはイスタンブール空港へ戻り、日本へ出発。10日目に日本に到着します。
個人旅行でモンテネグロを訪れるなら、オプショナルツアーを活用するのがおすすめ。モンテネグロのコトル〜クロアチアのドゥブロブニク間はバスで3〜4時間ほどなので、個人旅行でもそれぞれ日帰り観光ができます。
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美しいアドリア海や大自然、歴史あるスポットが楽しめるモンテネグロ。世界遺産の街コトルをはじめ見どころのある街があちこちにあるため、効率よく観光するなら添乗員同行ツアーを活用するのがおすすめです。チュービングやラフティングなど、水上アクティビティも充実。アドリア海の海の恵みも、忘れずに味わってくださいね。
2025年7月現在の情報です。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
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