ポーランドはヨーロッパの中央に位置し、作曲家ショパンの故郷として知られている、歴史ある街並みが魅力の国。一度は行ってみたいけど、日本からは具体的にどのように行けばいいの?
ここではポーランド旅行を検討している人に旅の予算やベストシーズン、ツアーが安くなる時期などを解説していきます。ポーランドでぜひ訪れてほしい、ワルシャワやクラクフなどのおすすめの観光スポットもご紹介!
■ポーランドの魅力や見どころ
ポーランドは作曲家ショパンや、天文学者コペルニクスなどの偉人を生み出した国で、北はバルト海、南は山岳地帯に挟まれた平原にある国です。首都は世界遺産にも登録されているワルシャワ。第二次大戦後に見事元通りに復元された街並みが魅力です。
クラクフはポーランドの古都。旧市街にある広場は世界でも指折りの美しさを見せます。そのほか、クラクフの郊外に負の遺産として残されているアウシュビッツ強制収容所、700年以上の歴史を誇るヴィエリチカ岩塩坑などが見どころです。
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ポーランド「ワルシャワとクラクフ」は近い!高速鉄道EIPで日帰りトリップby ShinYah シンヤ
地図を見る■ポーランドのシーズン情報
ポーランドには1年を通して日本のように四季があります。冬は氷点下まで下がることもあり、かなり冷え込むので、しっかりと厚着をするようにしましょう。
旅行のベストシーズンは夏。日本のジメジメとした夏とは違い、カラッとしていて過ごしやすい気候のため、観光に適しています。
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バルト海沿岸の港湾都市ポーランドの「グダンスク」文化・歴史・観光を楽しもう!by Hiroko Oji
地図を見る■ポーランドの予算相場
ポーランドを訪れるには、航空券と宿泊がセットになったフリープランと、観光が含まれ添乗員や現地ガイドが付いたツアーの2種類があります。料金を抑えられるのはやはり、フリープラン。旅行日程によっても異なりますが、例えばワルシャワとベルリン(ドイツ)の2都市を巡る6日間のフリープランで、11万〜25万円ほど。
※2020年4月現在
大型連休である年末年始やゴールデンウィーク、お盆は旅行代金が大幅に上がりやすくなります。早めの予約をするか、旅行時期を選べる場合は、繁忙期を避けて出発日を決めると良いでしょう。
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悲劇の歴史から復興!ポーランドの世界遺産ワルシャワの魅力ある観光スポットby Hiroko Oji
地図を見る【7日間】ワルシャワとクラクフの2都市周遊
1日目は午前中に日本を出発し、夜に現地に到着。2日目にクラクフ旧市街を散策し、人類の負の遺産であるアウシュヴィッツを見学します。3日目は700年以上の歴史を誇るヴィエリチカ岩塩坑を観光。4日目にクラクフからワルシャワへ移動。5日目にはワルシャワ旧市街を観光します。6日目のお昼頃に現地を出発し、7日目の午前中に日本に帰国します。
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隠れ家のような古城ホテル 北ポーランド「クロコヴァ城」へby たぐち ひろみ
■航空券+宿泊施設がセットになったフリープランがお得
旅行費用を抑えたい人におすすめなのが、往復の航空券と宿泊がセットになったフリープランです。添乗員や現地ガイドがついておらず、食事なども含まれていないので料金を抑えることができます。そのため、現地での移動や食事などは自分で計画、手配をする必要があります。
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北ポーランド・グダニスクの「旧市街」は、まるで青空美術館!by たぐち ひろみ
■WEBでお得なプランが急遽登場することも
繁忙期と言われる、年末年始やゴールデンウィーク、お盆はツアー料金が上がる傾向にあります。そのため、1月中旬〜3月、5月中旬〜6月、9月〜11月などは旅行代金が抑えられることが多いので、これらの時期を狙うのが良いでしょう。オンラインでツアーをチェックしているとお手頃な価格の商品が出てくることもあるので、探してみてください。
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悲劇の歴史から復興!ポーランドの世界遺産ワルシャワの魅力ある観光スポットby Hiroko Oji
地図を見る■旧市街市場広場
ポーランドの首都ワルシャワは、第二次世界大戦で一時は壊滅状態となりました。大戦後は、記録を頼りに“煉瓦の壁の罅1本までも忠実に”を目指して、復元。そして、元通りの町並みが復活しました。現在目にすることができる町並みは市民の努力によるものです。1980年には、“ワルシャワ歴史地区”として世界遺産に登録されました。
ワルシャワをお得に訪れるならパッケージツアーを利用するのがおすすめです。
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ピアノの詩人に会いに行こう!ショパン博物館(ポーランド・ワルシャワ)by ShinYah シンヤ
地図を見る■ショパン博物館
「ショパン博物館」は、ワルシャワ旧市街から南へおよそ1.5kmの所にあります。このエリアには“国立ショパン研究所”や世界屈指の名門音楽大学“ショパンアカデミー”があり、ショパンの街として知られています。
ショパンに関する資料は世界一の充実ぶり。7000点ものコレクションの中には、ショパンが生前に弾いていたとされるプレイエル製のグランドピアノやデスマスク、またショパンの手をかたどった銅像など、ここでしか見られない貴重な資料が盛り沢山です。
ワルシャワ市内を効率よく観光するにはパッケージツアーを利用すると良いでしょう。ショパン博物館だけでなくショパンゆかりのスポットを巡ることができます。
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悲劇の歴史から復興!ポーランドの世界遺産ワルシャワの魅力ある観光スポットby Hiroko Oji
地図を見る■旧王宮
旧市街市場広場の南にある王宮広場の東に面しているのが「旧王宮」です。かつては、王の住居であっただけではなく、国会が開かれる場所や大統領の執務室としても使用されてきました。さらには、士官学校や国立劇場が設置されるなど、文化・政治・経済の重要な役目も担ってきました。“ヨーロッパで最も美しい宮殿の一つ”ともいわれたほど。現在は復元されたバロック様式の豪華な内装が見学できます。
世界遺産に登録されているワルシャワに点在するスポットを効率よく巡るにはパッケージツアーを利用するのがおすすめ。
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“ポーランドの京都”世界遺産「クラクフ」を満喫しよう!by たぐち ひろみ
■ヴァヴェル城
クラクフ一番人気の観光地、16世紀まで歴代王が居城として使用してきた「ヴァヴェル城」。旧市街の南はずれ、ヴィスワ川沿いの丘に14世紀からそびえ続けます。ゴシックルネッサンス様式で、威風堂々とした姿を見ることができます。その敷地内には大聖堂や旧王宮など、見どころが盛りだくさん。
お得にクラクフを訪れたい人はパッケージツアーを利用するのが良いでしょう。
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■中央広場
クラクフ旧市街の真ん中に広がるのが「中央広場」。その広さは200m四方と、かなり広々としています。中央市場広場に横に広く立っている一際目立つ建物は織物会館。14世紀に露店を屋根で覆った長さ100mの会館が築かれ、16世紀に一度崩壊してしまいますが、その後ルネサンス様式で再建されました。その後19世紀になると現在見られるアーケードも付け加えられ、より一層豪華さが増しました。
中央広場を訪れるには、クラクフを含んだパッケージツアーを利用するのがおすすめです。
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悠久の歴史が流れるポーランドの古都クラクフを堪能する5つの方法by 大川原 明
■カジミエシュ地区
旧市街南東の「カジミエシュ地区」には、かつて、欧州最大のユダヤ人ゲットー(ユダヤ人を強制的に収容した居住施設)がありました。1335年、時のポーランド王カジュミエシュ3世により造られたゲットーで、映画『シンドラーのリスト』の舞台にもなりました。ポーランド最古のユダヤ教会“スタラ・シナゴーク”や、ユダヤ人共同墓地などがあります。
広いエリアのため、観光付きのパッケージツアーを利用すると、見どころを効率よく巡ることができます。
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■アウシュヴィッツ強制収容所
ポーランドの古都クラクフの西へ約65km離れた場所にある“アウシュヴィッツ・ビルケナウ記念博物館”。第二次世界大戦下のナチスドイツが、かつて無下にもユダヤ等を大量虐殺した「アウシュヴィッツ強制収容所」の跡地です。人種差別による理不尽極まりない無慈悲な行為による残忍な過去の過ちを、負の歴史を二度と繰り返してはならない、目を背けてはならない、という事を目的に現在は博物館として無料で公開されています。
クラクフ市内からは離れた場所にあるため、オプショナルツアーに参加をするのがおすすめ。日本語アシスタントの通訳付きなら、深く知ることができますよ。
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■ヴィエリチカ岩塩坑
クラクフの郊外にある、国内最大級の岩塩の採掘所。世界で最初に登録された12の世界遺産の1つです。今も利用されている岩塩坑としては世界最古。ガイド付きで内部を見学することができ、探検気分を味わえます。
「ヴィエリチカ岩塩坑」を訪れるにはオプショナルツアーを利用するのがおすすめ。アウシュヴィッツ強制収容所とセットになったツアーもあるので、効率よくスポットを巡れます。
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伝統的な建築と大自然が見所!ポーランドのリゾート地「ザコパネ」by Hiroko Oji
地図を見る■ザコパネ
ポーランドの最南部、スロヴァキアとの国境にほど近い場所にある町「ザコパネ」。2000m級の山々が続き、国定公園に指定されているタトラ山脈の麓に位置し、ヨーロッパで人気を集めている山岳リゾート地です。年間を通して自然の恵みを堪能でき、常に賑わいを見せています。
クラクフからは離れた場所にあるため、オプショナルツアーを利用していくのが良いでしょう。日帰りツアーでもグバウフカ山頂へロープウェイで行くなど十分楽しむことができますよ。
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ポーランドはヨーロッパの歴史を感じることができ、素朴で美しい町並みが魅力。ポーランドを旅行するなら往復の交通手段とホテルがセットになったツアーがお得です。
自分の旅行スタイルに合った宿泊施設に泊まるツアーを選べば、ポーランド旅行がさらに楽しいものになるはず。ご希望のこだわり条件を指定してツアーを探してみてくださいね。
2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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