日本三景のひとつであり風光明媚な景色が楽しめる宮城県の松島。芭蕉ゆかりの地として多くの観光客が訪れる人気観光地です。円通院や瑞巌寺など伊達政宗公に関連のある名所も多数あります。
そこでトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、松島旅行で外せない人気観光スポット、さらに松島旅行計画のコツをご紹介!おすすめグルメやアクティビティ情報、モデルコースもぜひ参考にしてみてくださいね。
県沿岸部の松島海岸と松島湾に浮かぶ大小の島々が美しい風景を織りなす「松島」。かつて伊達政宗公も湾内を遊覧したという松島湾、伊達家の菩提寺である瑞巌寺、朱塗りの橋をわたってたどり着く福浦島のほか、紅葉スポットとして人気の円通院、グルメが楽しめるおさかな市場など、様々なジャンルの見どころにあふれています。牡蠣、あなごなど、新鮮な海の幸を味わうことのできるグルメも魅力です。 この写真の記事を見る ≫
宮城県の夏は酷暑が少なく、冬も東北の中では降雪量が少ないので、どの季節に訪れても楽しめるでしょう。なかでも紅葉が色づく秋は、たくさんの人でにぎわう時期。見ごろに合わせて開催されるライトアップや中秋の名月の美しさは格別です。
春は臥龍梅と西行戻しの松公園の桜……と風光明媚な景色とともに日本の美しい四季や文化を感じることができますよ。あなごは夏、牡蠣は冬が絶品なのでグルメを目当てに訪れるならこの時期!
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松島旅行は1泊2日で気軽に楽しむことができます。仙台駅から電車で約40分ほどなので、あわせて楽しむのが定番。どちらも駅周辺に見どころが集まっているため、観光のしやすさは抜群です。松島で海の幸、仙台で人気の牛タン、ずんだスイーツなど、グルメも楽しみましょう。
【1泊2日モデルコース】
1日目、松島遊覧船で島めぐりを楽しんだあと、国の重要文化財である五大堂、国宝の瑞厳寺などの人気スポットを観光し松島に宿泊。
2日目は仙台に戻り、仙台城跡、定禅寺通けやき並木などをまわります。
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宮城県の海岸に位置する松島湾は、湾内に多数の島々が点在する日本三景のひとつ。湾内に浮かぶ島々の岩肌や大小の奇岩などを、間近で見ることのできる観光クルーズが人気です。
瑞巌寺や円通院など伊達政宗公にゆかりのあるスポットも多く、のんびり散策をするのも楽しいです。あさり、牡蠣、あなごなどが獲れることでも有名で名物グルメを提供する飲食店も多数。
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松島のシンボル的存在「五大堂」。伊達政宗公により造営されたもので、東北地方に現存する最古の桃山建築であり国の重要文化財にも指定されています。五大堂へ渡るために通る“透かし橋"は、橋げたの間が空いていて、橋の上から下の海が見える造りになっています。思ったよりもスリルのあるこの透かし橋も見どころになっています。
※2025年1月14日〜3月31日は透かし橋等の橋の工事の為、五大堂の拝観ができなくなります(予定)。
<基本情報>
住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内111
アクセス:JR松島海岸駅から徒歩7分
公式サイト(外部リンク)
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松島の縁結びスポットとして知られる「福浦橋」。松島から福浦島へ架かる朱塗りの橋で、良縁を取り持つ出会い橋とも言われています。松島の他の良縁スポットである渡月橋、すかし橋とあわせて、パワースポットめぐりを楽しむのも良いですね。
福浦橋を渡り切った先にある福浦島は県立自然植物園の指定を受けており、松林の中にツバキ・カエデ・竹など250種以上に及ぶ草木が自生しています。福浦島から松島を望む景色もまた美しく、夜は一年を通して幻想的な橋のライトアップが行われます(夜間は通行不可)。
<基本情報>
住所:宮城県宮城郡松島町松島仙随39-1
アクセス:JR松島海岸駅から徒歩10分
公式サイト(外部リンク)
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創建は平安時代といわれる伊達家の菩提寺「瑞巌寺」は松島を代表する観光名所。現在残されている建物は、江戸時代初期に伊達政宗公が桃山様式の粋をつくして完成させた美しい建物で、本堂と庫裡(くり)は国宝に指定されています。
また、境内にある2本の梅の木“臥龍梅”は、伊達政宗公のお手植えと伝えられています。国指定重要文化財の本堂障壁画などを収蔵する宝物館(青龍殿)は期間を制限して公開されます。
<基本情報>
住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内91番地
電話番号:022-354-2023
アクセス:JR松島海岸駅から徒歩10分
公式サイト(外部リンク)
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「円通院」は、臨済宗妙心寺派(りんざいしゅうみょうしんじは)の寺院であり、伊達政宗の嫡孫光宗の菩提寺。境内の庭には約350年前に作られた石庭があり、江戸時代の日本を代表する作庭家・小堀遠州の作といわれています。
紅葉の時期にはライトアップされ、美しく幻想的な庭を楽しむことができます。庭以外にも境内は広く、バラやガーベラを楽しめる西洋風の庭園や縁結び観音など見どころ満載です。人気の数珠作り体験は予約不要です。
<基本情報>
住所:宮城県松島町松島字町内67
電話番号:022-354-3206
アクセス:JR松島海岸駅から徒歩5分
公式サイト(外部リンク)
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松島に来たならば、ぜひとも観光船に乗って、海上から日本三景にも称される絶景を眺めてみましょう。地震や波の浸食で日々その形を少しずつ変えてゆく島々は、いつまでも観れるものとは限らない尊い風景。コバルトブルーの海に浮かぶ、東日本大震災の津波にも耐えた美しい島々は、訪れるものを感動に誘います。
島々には名前が付けられており、「松島島巡り観光船」内に流れる音声ガイダンスにより目の前を通過する島の名称を知ることができます。鐘島、仁王島、陰田島などの見どころを巡る所要50分の仁王丸コースが人気です。
<松島海岸レストハウスの基本情報>
電話番号:宮城県宮城郡松島町松島字町内98-1
アクセス:JR松島海岸駅から徒歩7分
※観光船の乗り場がある松島観光船波止場は松島海岸レストハウスの目の前です
公式サイト(外部リンク)
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「観瀾亭」はもともと伏見桃山城にあった建物を伊達政宗が豊臣秀吉から貰い受けたものです。2代藩主の忠宗(ただむね)の命により、一木一石変えず現在の地に移されたといわれています。
遊覧船乗り場近くの松島湾を望む場所に位置し、眺めは抜群。藩主の納涼や、観月の亭として利用されていましたが、現在は抹茶とお菓子をいただける休憩所となっています。敷地内の松島博物館には伊達家ゆかりの品々が保存されています。
<基本情報>
住所:宮城県宮城郡松島町松島町内 松島町字町内56
アクセス:JR松島海岸駅から徒歩6分
公式サイト(外部リンク)
「みちのく伊達政宗歴史館」は伊達政宗公の生涯を知ることのできる歴史館。誕生から晩年までを蝋人形で表現しているのが特徴です。本格的な甲冑着付け体験では、気分はまるで伊達政宗公に!館内は自由に撮影が可能なので、旅の思い出つくりにもピッタリです。楽しく見学できるのでファミリーにもおすすめ。
伊達政宗公の兜をモチーフにしたデザートや、名物のずんだソフトや牡蠣を使ったメニューなど、グルメスポットとしても充実の内容です。
<基本情報>
住所:宮城県宮城郡松島町松島普賢堂13-13
電話番号:022-354-4131
アクセス:JR松島海岸駅から徒歩10分
公式サイト(外部リンク)
松島の美しい景観を眺望できる4ヶ所は、江戸時代から「松島四大観」として、名所となっています。地名とそれぞれの景観の印象から、大高森の壮観・扇谷の幽観・富山の麗観・多聞山の偉観と称されています。
扇谷からの眺めはモミジや、ケヤキの木々が多く、秋は紅葉の名所にもなっています。写真の大高森は、松島中心部から離れた東松島市の宮戸島に位置する標高105mの小高い山になります。松島観光でここまで足を延ばす方は少ないですが、松島湾の眺望は随一です。
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宮城名物の代名詞のひとつとも言える笹かまぼこ。松島海岸を望む大通り沿いに位置する「松島蒲鉾本舗」は明治初期創業の歴史を誇る笹かまぼこの代表的な老舗です。宮城県の名産や工芸品なども販売しており、お土産選びにもぴったりのスポット。
ここではお土産の購入だけでなく、笹かまぼこ手焼き体験、かまぼこdeたこ焼き、笹かまぼこ手作り体験の3つのアクティビティも体験可能。自分で焼いたかまぼこは、お店のものとは一味違ったおいしさを楽しめますよ。
<基本情報>
住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内120
電話番号:022-354-4016
アクセス:JR松島海岸駅から徒歩9分
公式サイト(外部リンク)
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春の桜、秋は紅葉と四季折々の楽しみ方ができる松島。風光明媚な景勝地に季節の花が咲く様子は格別の美しさです。園内に桜が咲き誇る西行戻しの松公園や紅葉の美しい円通院(写真)に瑞巌寺など、花の名所がたくさんあります。特に紅葉は有名でこの時期のみのライトアップで普段とは違う観光スポットを楽しめるのも魅力。夏と冬は松島名物のアナゴと牡蠣をより堪能できる季節です。
松島の春は各所で花々が色づく時期。瑞巌寺にある伊達政宗公が朝鮮より持ち帰ったといわれる臥龍梅が3月下旬になると見ごろを迎えます。西行戻しの松公園には約260本のソメイヨシノの木が植わり、4月上旬から4月中旬にかけて園内が色づく様子は絶景。高台に位置するため、桜の松島湾の織り成す絶景を見渡せる貴重なスポットでもあります。
松島の紅葉は10月中旬から11月下旬にかけて見頃を迎えます。円通院をはじめ瑞巌寺、松島離宮、観瀾亭、雄島など各所で紅葉が色づき始め、合わせて紅葉ライトアップが催されます。また中秋の名月の頃には観瀾亭でお月見の会が開催。
松島島巡り観光船では10〜11月限定で松島湾トワイライトクルーズを運行します。夕暮れの松島湾を約60分かけて巡るこの時期だけの運行コースです。
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松島の夏と冬はアナゴと牡蠣、この2つがおいしい時期。毎年夏にはあなご丼キャンペーンが、冬にはかき丼キャンペーンが開催され、町内の飲食店自慢の味をいただけます。一年中、楽しむことができる味覚ですが旬を迎えたアナゴと牡蠣は絶品ですよ。
12月から3月にかけて行われる松島離宮の松島ハーバーライトは、イルミネーションと神秘的なライティングが美しい冬のイベント。旬を迎える牡蠣を豪快に鉄板で焼き上げる焼き牡蠣祭りも同時開催されます。
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松島をドライブで楽しむなら、松島から塩釜へと至る国道45号線がおすすめ。なかでも双観山の南側と北側の沿道からは松島ならではの多島美を車窓から眺めることができますよ。松島の美しい景観を眺望できる松島四大観へも車で訪れるのが便利です。それぞれ駐車場が完備されていて、そこから展望スポットまで登山道を上った先に見事な景色が待っています。
レンタカーを利用するなら、レンタカー付きのフリープランを利用するのがおすすめです。
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景勝地として有名な松島。観光スポットのほかにアクティビティに参加してみるのもおすすめです。松島湾の島々を本格的な軍用ゴムボートで巡る松島リブツアーや松島熱気球・パラグライダー体験に参加すれば、海上や空から一味違った楽しみ方ができますよ。SUPツアーはインストラクターによる指導で初めての体験でも安心。女性の一人参加も気軽にできます。 この写真の記事を見る ≫
松島では、あちらこちらの飲食店でプリプリのおいしい牡蠣をいただくことができます。蒸したり焼いたりはもちろんのこと、カキ丼やカキフライもオススメ。松島さかな市場はマグロなどの海産物を味わうことのできるスポットで、駐車場に併設された、焼がきハウスの焼がき食べ放題も人気です。
もうひとつの名物がアナゴ。どんぶりからはみ出るほど大きい、丸ごと1匹あなごが特徴のあなご天丼も名物です。
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松島のおみやげといえば、松島笹かまぼこが有名。松島蒲鉾本舗では定番の松島笹かまぼこや竹かまをはじめ、お豆腐揚かまぼこの“むう”、どらぼこなどバラエティ豊かな品ぞろえ。真空パックのものならより日持ちするので、おみやげにピッタリです。
老舗和菓子店・紅蓮屋心月庵が手掛ける「松島こうれん」は代々受け継がれてきた伝統の銘菓。メインストリートに位置する二八屋物産店では松島直秀こけしを購入できますが、オリジナルのこけしが作れる絵付け体験なら世界にひとつだけのこけしをお土産にできます。
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東京から松島までのアクセスは、東北新幹線で仙台駅まで最短約1時間30分。仙台駅から松島海岸駅までJR仙谷線で約40分です。仙台からのアクセスが良いため、あわせて観光するのが定番となっています。 この写真の記事を見る ≫
風光明媚な景色にこの地ならではのグルメを楽しめる松島。そんな松島を旅行するなら、往復の交通手段と旅館・ホテルがセットになったパック旅行がおすすめです。それぞれ個別に手配するよりも費用がお得。WEBからの申込みで、割引が受けられるツアーもありますよ。
自分の旅行スタイルに合った交通手段や宿泊施設に泊まるフリープランを選べば、松島旅行がさらに楽しいものになるはず。ご希望のこだわり条件や予算などを指定して、ツアーを探してみてくださいね。
2024年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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