北海道のほぼ中央、大雪山系の十勝岳連峰に囲まれた北海道第2の都市・旭川。旭山動物園や上野ファームなどの観光スポットに、旭川ラーメンも有名です。また郊外には豊かな自然があふれ、四季折々の魅力を感じることができるのも魅力。
そこで今回はトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、旭川旅行で外せない人気観光スポット、さらに旭川旅行計画のコツをご紹介します!
北海道の北中部に位置し、雄大な自然と北国らしい気候を持つ旭川。ありのままの動物の姿と触れあうことのできる「旭山動物園」によって、今や北海道を代表する人気観光地となりました。ほかにも、季節の花々が楽しめる「上野ファーム」やアイヌの人々の聖地とされる「神居古潭」など見どころがいっぱい。根強い人気を誇る旭川ラーメンや発祥の地とされる塩ホルモンなど、自然、観光スポット、グルメの親しみやすさが魅力です。
富良野、美瑛とあわせた道央の旅の拠点として、利便性が高いのもポイントです。
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どの季節に訪れても楽しむことができますが、特におすすめなのは美しい花が咲き誇る7〜8月頃と、紅葉が始まる9〜10月頃。可憐な花たちと緑が豊かな夏は、北海道らしい爽やかな景色を楽しむことができます。ただしラベンダーが見頃を迎える7月上旬は、富良野方面とあわせて混みあうので注意が必要です。秋は雄大な自然が鮮やかな紅葉に彩られ、ダイナミックな景色を堪能できます。
冬はウインタースポーツを楽しみたい方には最高の季節。街路樹を彩る“あさひかわ街あかりイルミネーション”が開催されるほか、毎年2月の“旭川冬まつり”の時期には、氷彫刻世界大会の会場としても賑わいを見せます。
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【1泊2日モデルコース】
旭川のみを観光するのであれば、1泊2日で十分。1日目は旭山動物園、あさひかわラーメン村を訪れて、旭川市内に宿泊。2日目は、上野ファームを訪れたあと、雄大な丘陵風景が見られる就実の丘を楽しみながら、旭川空港から帰るというコースです。
【2泊3日モデルコース】
3日間あれば、札幌、小樽なども含めた北海道の人気スポットとあわせてまわることができます。1日目は札幌市内、夜はすすきのを楽しみ、札幌市内に宿泊。2日目は旭山動物園を訪れたあと、青い池を見てから、美瑛、富良野エリアのドライブ。そのまま富良野に宿泊するか、札幌市内へ戻ります。3日目は小樽に移動し、小樽運河、クラシカルな歴史的建造物が並ぶ北のウォール街を観光するというコースです。
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旭川を代表する観光スポットといえば「旭山動物園」が有名ですが、それ以外にも見どころがたくさん。旭川駅を中心とする市街地には日本で最初の歩行者専用道路となった「平和通買物公園」や昭和の風情を残す「さんろく街」があり、旭川を象徴するような街並みを楽しみながらグルメやお買い物を楽しむことができます。常磐公園や嵐山公園など自然豊かな場所も多数。
中心地から少し離れると四季折々の風景が美しい神居古潭のようなスポットも。都市部の魅力と自然、どちらも満喫することができます。
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旭川観光のハイライト「旭山動物園」。北海道に住む動物から世界中の動物まで、それぞれの生態を楽しく学べるしかけや掲示がたっぷりの動物園です。ペンギンが飛んでいるように泳ぐ姿を観察できる全面ガラス張りの水槽やアザラシの特徴的な泳ぎを観察できる“マリンウェイ(円柱水槽)”が見どころ。
飼育員がエサを与えながら動物の生態を説明してくれるイベント“もぐもぐタイム"もはずせません。実際にえさやり体験ができたり、ペンギンの散歩などの季節限定のイベントなども開催されています。
<基本情報>
住所:北海道旭川市東旭川町倉沼
電話番号:0166-36-1104
アクセス:旭川駅からバスで約40分、旭川空港から車で約30分
公式サイト(外部リンク)
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北海道ならではの草花が楽しめるガーデン「上野ファーム」。富良野市にある人気の“風のガーデン”を手掛けたことで知られる、有名ガーデンデザイナー・上野砂由紀氏による観光庭園です。
イギリスの庭造りを参考にしながら、北海道の風土や気候にあわせ手入れされた"北海道ガーデン"たちは、まるで絵本の世界に迷い込んだかのような美しい空間。季節ごとの可愛らしい花たちを眺めながら、ゆったりとしたひとときを過ごすことができます。
※冬季は休園します
<基本情報>
住所:北海道旭川市永山町16丁目186番地
電話番号:0166-47-8741
アクセス:旭川北ICから車で約20分
公式サイト(外部リンク)
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嵐山・神居自然休養林の中にある「嵐山展望台」は、旭川市内が一望できる絶景スポット。天気の良い日には大雪山系までも見渡すことができます。
嵐山公園内にある北邦野草園は散策路が整備され、30分・1時間・2時間のハイキングコースが用意されているのでハイキングにもピッタリ。公園内には旭川市博物館の分館であるアイヌ文化の森 伝承のコタンもあり、入館料無料で利用できます。
<基本情報>
住所:北海道旭川市江丹別町嵐山及び北海道上川郡鷹栖町
アクセス:JR旭川駅から車で約25分
公式サイト(外部リンク)
みそ味の札幌、しお味の函館と並ぶ、北海道三大ラーメンと言われる“旭川ラーメン”。ラーメンの文化をより深く知ってもらいたいという思いからオープンしたのが「あさひかわラーメン村」です。屋台から始まった旭川の老舗店をはじめ、8店舗が集結しています。
ラーメンにちなみ、スープのように熱い絆が麺のように長く続くように!ということで“麺結び”の神様が宿るラーメン村神社にもぜひ立ち寄ってみましょう。鳥居をくぐるとラーメンの器の形の賽銭箱もあります。
<基本情報>
住所:北海道旭川市永山11条4丁目119-48
電話番号:0166-48-2153
アクセス:JR旭川駅から車で約20分
公式サイト(外部リンク)
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「上川神社」は北海道旭川市の中心から南東にある神楽岡(かぐらおか)公園の中にあります。アイヌ民族の聖地と言われた原始の森が残る、旭川市街の眺めが良い場所にあります。
地元一般の人にとって上川神社は、五穀豊穣、農業繁栄、家内安全などを祈願する神社となっています。近年口コミで金運上昇、商売繁盛のご利益が高いと評判になり、芸能人や商売人、更には政治家がお忍びで参拝するようになりました。今では商売繁盛・金運上昇の開運パワースポットとして知られています。
<基本情報>
住所:北海道旭川市神楽岡公園
電話番号:0166-65-3151
アクセス:JR旭川駅からバスで約10分
公式サイト(外部リンク)
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石狩川がとうとうと流れる旭川。サケが大量に遡上し、旭川のアイヌは内陸の漁民として生きてきました。時代の流れのなかで生活を変えざるをえない状況を乗り越え、生き抜いたアイヌの一人が川村カ子トです。失われゆくアイヌ文化を正しく伝えていくために、1916年に「川村カ子トアイヌ記念館」が設立されました。館内には生活文化資料がずらり。旭川のアイヌの暮らしぶりが直に伝わってくる内容です。
ししゅう体験やムックル演奏体験など、アイヌ文化を体験できる講習プログラムがいくつかあります。
<基本情報>
住所:北海道旭川市北門町11丁目
電話番号:0166-51-2461
アクセス:JR旭川駅から車で約20分
公式サイト(外部リンク)
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「あさひかわ北彩都ガーデン」は旭川駅周辺に広がる庭園施設です。駅直結という珍しいロケーションにありながら約12ヘクタールという広大なガーデンが広がっています。自然の景観を生かしたガーデンづくりも特徴で、中央部分には石狩川の支流である忠別川が流れています。
敷地内は複数のエリアに分けられていて、グラスガーデンや鏡池、神人の森などとても見ごたえがあります。例年6月〜9月には、旭川駅とガーデンセンターを往復するガーデン号も登場。
<基本情報>
住所:北海道旭川市宮前2条1丁目
電話番号:0166-74-5966
アクセス:JR旭川駅ガーデン駅南エリア「アウネの広場」に直結
公式サイト(外部リンク)
石狩川や忠別川など大小合わせて130を超える川が市街地を流れ、750以上の橋が架かっている旭川。そのため“川と橋の街”ともいわれますが、そんななかで多くの市民に最も愛されているのが「旭橋」です。
1932年に完成した橋はドイツから輸入した鋼で作られた美しいアーチ橋。かつては北海道三大名橋とうたわれた歴史もあります。夕日の美しさにも定評があり、平成16年には北海道遺産に認定されています。
<基本情報>
住所:北海道旭川市常盤通3丁目から本町1丁目
アクセス:JR旭川駅から車で約10分
公式サイト(外部リンク)
旭川に本店を構える昭和4年(1929年)創業の老舗、壺屋総本店が2014年にオープンさせた「き花の杜」。壺屋総本店のコンセプトショップという位置づけですが、ここにあるのはお菓子だけではありません。旭川のフラワーデザイナーの商品も置かれたフラワーショップ、旭川の木工クラフトや地元作家の陶芸品を集めたセレクトショップ、旭川の地酒、旭川農業高校の生徒さんたちとコラボして整備を進めるスイートガーデンなど、“旭川のコンセプトショップ”と言っても過言ではない場所になっています。
北海道産のナラ材がふんだんに使われた吹き抜け構造の2階建ても魅力的。工場見学やココでしか買えない限定品もあります。
<基本情報>
住所:北海道旭川市南6条通19丁目
電話番号:0166-39-1600
アクセス:JR旭川駅から車で約10分
公式サイト(外部リンク)
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大雪山旭岳の西、旭川市郊外に位置する「神居古潭(かむいこたん)」。紅葉の名所として有名な渓谷で、橋の上からは渓谷に広がる紅葉風景を一望することができます。またアイヌ語で“カムイ(神)が棲むコタン(集落)”と呼ばれるアイヌの人々にとって聖地のようなスポットでもあります。
神居古潭駅の跡地を整備した公園には、平成元年に復元された駅舎や3両の蒸気機関車を展示。線路の跡はサイクリングロードとして整備されていて休憩スポットとしても人気があります。
<基本情報>
住所:北海道旭川市神居町神居古潭
アクセス:JR旭川駅から車で約40分
公式サイト(外部リンク)
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春夏秋冬、季節ごとの異なる魅力に出会える旭川。花の名所として知られる上野ファームでは開園している4月〜10月の間は、いつ訪れてもその時々の素敵な庭の様子を楽しむことができます。積雪の多い旭川ではウインタースポーツも充実。郊外まで行かなくとも駅周辺で歩くスキーやスケートを楽しむことも可能です。
旭川夏まつりや「さんろく祭り」、秋に開催される「北の恵み 食べマルシェ」、そして冬まつりとシーズンごとに様々なイベントを楽しめるのも魅力。
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寒かった冬が終わり、旭川では4月になると徐々に雪解けが始まります。気温の上昇とともに冬季は休業となっていた施設も続々とオープン。花の名所である「上野ガーデン」は例年、4月の中旬ごろにオープンし春の花々が咲き始めます。道内最大級のカタクリ群生園である男山自然公園は、毎年4月下旬から5月中旬の見ごろの時期にしか開園しない春限定のスポットです。
旭川市内で最初の公園として造られた「常磐公園」はお花見の名所として知られています。旭山動物園に隣接する「旭山公園」では夜桜祭りが開催され、ライトアップイベントが行われます。春といっても寒い日も多く、夜はまだまだ冷え込むので防寒対策をしてでかけましょう。
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旭川の夏はアクティビティを満喫するのに最高の季節。旭川市の東、上川郡東川町にある「旭岳」は日本百名山にも数えられる名峰で、冬が長く夏は短いですが、6月から8月にかけては高山植物が健気に咲き誇ります。山麓駅からロープウェイに乗れば小さくて可愛い花々に出会うことができますよ。
「旭川夏祭り」や「さんろくまつり」などのイベントが楽しめるのも夏ならでは。「旭山動物園」では夏休みの期間中、夜の動物園が開催され、普段は見ることのできない夜の動物たちの姿を楽しむことができます。
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日本一早く紅葉シーズンが訪れる北海道。旭川でも9月に入ると旭岳や黒岳の山一面が錦色に染まります。「神居古潭」は石狩川渓谷を彩る紅葉を楽しむことができる紅葉の名所。ナナカマドやミズナラ、カエデなどが鮮やかに色付く様子を見ることができます。
「嵐山公園」も紅葉の中、ハイキングを楽しめます。嵐山展望台からは旭川を含む上川地区を眺めることができますが、季節ごとに色彩を変える田園風景も見どころです。
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旭川市では、毎年2月上旬に6日間、冬まつりが開催。毎年約100万人の来場者が訪れる北海道三大冬まつりの一つでもあります。メイン会場は旭橋湖畔会場と平和通り買い物公園で、旭橋湖畔会場の大雪像は、過去に雪像の大きさでギネス記録に載ったこともあるほど。旭山動物園では旭川冬まつりと同時開催で、雪あかりの動物園が開催されます。また期間限定で実施されるペンギンの散歩は、旭山動物園の冬の風物詩。
カムイスキーリンクスや旭川サンタプレゼントパークなどアクセスのよいスキー場も魅力です。寒さの厳しい旭川の冬ですが、「あさひかわ街明かりイルミネーション」などこの季節にしか見られない美しい景色に出会うことができます。
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「就実の丘」は、絶景ビュースポットとして人気を集めています。近年そこに行くまでの道のりが、うねうねとうねるカーブやジェットコースターのようにアップダウンするため、旭川の“ジェットコースターの道”と呼ばれるように。大雪山の主峰・旭岳や十勝岳連峰、旭川や美瑛の町並みなど360度のパノラマビューが見渡せるのも人気の理由です。
別名“ロマンティック街道”とも呼ばれるプラタナス並木は車道の真上を覆いつくすほどに木々が生い茂り、紅葉の時期は格別の美しさ。ドライブコースにもピッタリです。レンタカーを利用するならレンタカー付のプランがおすすめです。
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川のまちと呼ばれる旭川では、石狩川や忠別川をカナディアンカヌーで下るアクティビティが人気。旭川八景にも選ばれている神居古潭でのラフティングでは両岸に奇岩が並ぶ独特の景観が楽しめます。旭川のまちにはサイクリングコースが整備されているため、自転車で巡るのもおすすめです。十勝岳連邦などの雄大な景色や旭川らしい川沿いを巡るコースなど初級から上級コースまで用意されているので時間や体力に合わせて選択できます。
旭川では季節ごとのアクティビティを満喫できるのも魅力。冬になるとスキーやスノーボードはもちろん、圧雪車での雪山探検も!駅周辺では歩くスキーやスケートを楽しむこともできますよ。
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海の幸、山の幸が豊富でさまざまなジャンルのお店が軒を連ね、B級グルメの宝庫でもある旭川。定番の旭川ラーメンをはじめ、若鶏の半身を素焼きにして味付けした名物料理「新子焼き」や旭川が発祥といわれる「塩ホルモン」、旭川独自の食文化の一つ「チャップ丼」、新しいご当地グルメの「旭川しょうゆ焼きそば」などおいしいものが盛りだくさんです。
昭和の風情が残る3・6街(さんろくがい)は旭川駅から徒歩圏内とアクセス便利な歓楽街。2022年7月にオープンした「旭川はれて屋台村」はジンギスカンや漁師直送の海鮮などの北海道食材はもちろん、スイーツなど多彩な店舗が軒を連ねています。
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JR旭川駅東コンコースにある旭川観光物産情報センターや道の駅あさひかわでは、旭川銘菓やラーメン、地酒などの食品を販売しています。ぎりぎりまでお土産購入を楽しみたい方は旭川空港でも購入できます。
旭川を代表するお土産といえば、壺屋総本店の「き花」。雪国の白さを表現したお菓子は北海道のお土産にピッタリ。しっとりとした食感のサブレに、生チョコが入った「蔵生(くらなま)」もおすすめで、どちらも個包装なのでばらまき土産にも使いやすいです。お酒が好きな方には旭川高砂酒造で製造されている、純米大吟醸国士無双「あさひかわ」や大雪ビール館で製造された地ビールも人気。
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旭川市の南東にある空の玄関口・旭川空港と東京・羽田空港を結ぶ便が1日7往復、運航していて所要時間は約1時間45分です。冬になると雪の降る日が多くなりますが、旭川空港の就航率は約99%と天候などが原因による欠便はとても少ないというのが特徴です。
旭川空港から旭川駅までは空港バスで約40分。旭川市内の観光スポットを巡るには路線バスを利用すると便利ですが、旭川電気軌道・道北バスの2社のバスを利用できるお得な共通乗り放題チケットも販売中。乗車券を掲示することで特典が受けられるスポットもあるので、レンタカーを利用しない方はチェックしてみてくださいね。郊外への移動には観光タクシーを使うのもおすすめです。
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自然にグルメ、人気観光地と様々な魅力を満喫できる旭川は家族連れやカップルなど、どんなシーンでも楽しめる旅行先です。そんな旭川を旅行するなら、往復の交通手段と旅館・ホテルがセットになったパック旅行がおすすめです。それぞれ個別に手配するよりも費用がお得。WEBからの申込みで、割引が受けられるツアーもありますよ。
自分の旅行スタイルに合った交通手段や宿泊施設に泊まるフリープランを選べば、旭川旅行がさらに楽しいものになるはず。ご希望のこだわり条件や予算などを指定して、ツアーを探してみてくださいね。
2024年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/18更新)
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