カルデラ地形がもたらす雄大な自然と絶景を満喫できる阿蘇。爽快なドライブロードが多く、レンタカーで巡るのが定番のエリアです。
そこでトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、阿蘇旅行で外せない人気観光スポット、さらに阿蘇旅行計画のコツをご紹介!おすすめグルメやアクティビティ情報、モデルコースもぜひ参考にしてみてくださいね。
熊本を代表する人気スポット、阿蘇。阿蘇山の火山活動によってできたカルデラ地形が特徴であり、そのダイナミックな自然が生み出す数々の絶景に出会えるエリアです。阿蘇スカイライン、阿蘇ミルクロードなどの爽快なドライブロードや、阿蘇山から湧き出した伏流水による菊池渓谷、美しい草原が広がる草千里ヶ浜など、ありのままの大自然に触れることができます。
ドライブ、サイクリング、トレッキング、パラグライダーなど、自然を体いっぱいに感じられる様々な楽しみ方があります。
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一年中、楽しめる阿蘇ですが、おすすめのシーズンは春から秋にかけて。春は、大草原に若々しい緑が芽吹く爽やかな景色を楽しめる季節です。新緑のなか、ドライブをしながら春の花めぐりも素敵です。
夏はさらに濃い色になった青葉がいっせいに山肌を彩り、可憐な草花たちも姿を見せてくれます。そして10月〜11月は草が枯れ、広大なススキの草原が黄金色や茶褐色へと変化し、幻想的な風景を楽しむことができます。
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1泊2日の滞在なら、阿蘇の見どころとドライブを満喫するスケジュールを楽しむことができます。
【1泊2日モデルコース】
1日目、まずは菊池渓谷を見に行き、ガーデンや物産館のある複合施設・はな阿蘇美でランチを楽しみます。午後からは阿蘇ミルクロードを走り、大観峰展望所からの景色を満喫したあと、内牧温泉に宿泊。
2日目は草千里ヶ浜、阿蘇ファームランドで自然とふれあい、阿蘇中岳火口周辺のドライブを楽しむというコースです。
せっかく九州を訪れるなら2泊3日、3泊4日と宿泊数を追加して、熊本市内や宮崎県の高千穂などを行程に組み込むのもおすすめです。
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「絶景道」という視点から見たときに、九州随一と言われる熊本阿蘇エリア。阿蘇五岳を中心とする二重カルデラの特殊な地形が唯一無二の世界観を作り上げています。展望抜群の草原や荒々しい火山の山容、そして美しい南阿蘇の展望など、変化に富んだ見応えのある景色をドライブしながら満喫することができます。
阿蘇神社での参道散策や歴史ある温泉地なども魅力。ガーデンや物産館のある複合施設ASO MILK FACTORY(はな阿蘇美)、トロッコ列車ゆうすげ号や阿蘇ファームランドなど、家族連れにピッタリな観光スポットも多いです。
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カルデラ内の中央にそびえる阿蘇五岳(根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳)の中で、一番活発な活動を続けている「中岳」。周囲4キロの巨大な噴火口が白い噴煙を上げる様子は迫力満点。尾根歩きを楽しみながら、往復で約3〜4時間ほどで山頂まで辿り着くことができます。
常に呼吸をし続けているダイナミックな阿蘇を堪能できるスポットですが、火山ガスや天候等により見学できない場合もあります。お出かけ前に必ず火口規制情報をご確認ください。
※2024年7月に噴火警戒レベル1に引き下げられました
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇市黒川
電話番号:0967-34-0554(阿蘇山上事務所)
アクセス:JR阿蘇駅前からバスで約35分、終点下車後、「阿蘇山火口シャトル」に乗り換えて約5分
公式サイト(外部リンク)
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中岳のすぐ近くにある烏帽子岳の北に広がる草原は「草千里ヶ浜」といい、連休などには多くの人で賑わう阿蘇観光の拠点とも言える場所です。名前の通りとても広大な草原が広がり、中央には雨水が溜まってできたといわれる池、放牧された馬が悠々と歩く姿などまるで絵画のように美しい景色を楽しむことができます。
駐車場には草千里ヶ浜を眺めながら食事を楽しめる展望レストランと物産館などが集まった施設であるニュー草千里や、その横には阿蘇火山博物館もあります。
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇市草千里ヶ浜
アクセス:JR阿蘇駅前からバスで約30分「草千里阿蘇火山博物館前」下車すぐ
公式サイト(外部リンク)
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「米塚」は中岳火口からみると北西に5km程の場所にあり、その芸術的とも言えるきれいな形でとても人気で、阿蘇を代表する観光スポットの一つとなっています。米塚は火山活動によってできたスコリア丘というもので、頂上がへこんで見えるのはその噴火の名残。80mとそれほど大きなものではありませんが火山です。
一時期にはその斜面が登山によって荒らされた歴史を持ちますが、現在では登山禁止となりその美しい景観を保っています。
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇市乙姫
公式サイト(外部リンク)
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「大観峰(だいかんぼう)」は阿蘇山の大噴火で生まれた壮大な外輪山に囲まれたカルデラ台地を一望できる、阿蘇観光で絶対外せない絶景スポットです。
お釈迦さまが横たわる姿だと伝わる阿蘇五岳が描き出す釈迦涅槃像、山すそに広がる阿蘇谷の田園地帯、晴れた夏の日には一面の田んぼなど素晴らしい景観を眺めることができます。大観峰頂上・三角点の先にある展望所をはじめ、各駐車場にはビュースポットが点在しているのでドライブで巡ると気持ちがいいです。
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇市山田
アクセス:熊本空港から車で約60分
公式サイト(外部リンク)
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2千年以上の歴史を有する古社「阿蘇神社」。阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と融合し崇敬を集めてきた、全国に約500社ある阿蘇神社の総本社です。阿蘇開拓の祖神である健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ、阿蘇国造りの神々が祀られています。地震の影響により一部再建工事中でしたが、2023年に楼門の災害復旧工事が完了しました。
阿蘇神社参道沿いには飲食店お土産屋が立ち並び、散策を楽しめます。湧き水が点在していて、この水基を探しながら散策する水基巡りも人気となっています。
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
電話番号:0967-22-0064
アクセス:JR宮地駅から徒歩15分
公式サイト(外部リンク)
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雄大な阿蘇の自然の中を走る南阿蘇鉄道の観光列車「トロッコ列車ゆうすげ号」。レトロでかわいらしい列車にゴトゴト揺られながら、景色をゆったりと楽しんでください。乗客席には窓がなく、阿蘇の山里ののんびりとした景色を肌で感じられます。立野駅〜高森駅を約55分で結び、天気のいい日は開放感たっぷり。
阿蘇五岳の南側のカルデラを走るので、阿蘇の雄大な景色が眺められるのはもちろんのこと、阿蘇の湧き水が出てくる水源など見所が多い沿線です。乗り物好きの子供が喜ぶこと間違いなし、ファミリー旅行にもおすすめ。
<基本情報>
電話番号:0967-62-0058(南阿蘇鉄道高森駅)
公式サイト(外部リンク)
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“自然に抱かれた”という表現がまさにピッタリなローカル線である南阿蘇鉄道の駅「見晴台駅」。南阿蘇ののどかな風景の中に佇む小さな無人駅ですが、実はCM撮影に使用されたことで一躍有名になった駅です。
短いCMの中でも伝わってきた豊かな自然に抱かれる様子を、まさに身をもって感じられるスポット。様々な角度から写真撮影を楽しんでみてください。
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字両併
電話番号:0967-62-0058(高森駅)
公式サイト(外部リンク)
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「白川水源」は阿蘇山カルデラ内南部に位置する、南阿蘇村にある熊本県を代表する水源池。阿蘇神社の末社“白川吉見神社”内にあり、境内にこんこんと湧く水は毎分60トンと言われます。
白川水源は14℃で毎分60トンの水が湧く、熊本市の中央を流れる一級河川・白川の水源のひとつ。パワースポット白川水源は周辺の水源と共に、南阿蘇村湧水群として環境省の平成の名水百選に選定されています。
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川2040
アクセス:南阿蘇白川水源駅から徒歩約15分
公式サイト(外部リンク)
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「阿蘇スカイライン展望所」は、外輪山からくじゅう連山までが一望できる阿蘇エリア屈指の絶景スポット。駐車場がそのまま展望所になっており、雲海をバックに愛車と記念撮影ができるとあって、ドライバーやライダーに大人気です。
乳白色の雲に覆われた阿蘇のカルデラ大地は、まるでカフェラテのクリームのよう。その向こうにぽっかりと浮かぶ阿蘇五岳の涅お釈迦様は、地元民でもなかなか見られない幻想的な光景です。
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇市西湯浦
アクセス:熊本ICから車で約50分
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阿蘇くじゅう国立公園内、阿蘇の雄大な大自然の中にある人気観光施設「阿蘇ファームランド」は“楽しく健康体験!”がコンセプト。健康的な運動・食事・癒し・宿泊・体験・阿蘇ならではのお買物を柱として施設が充実しています。
家族で楽しめる“元気の森”、ビーバーやカピバラと触れ合える“ふれあい動物王国”、男女それぞれ1千坪ものビッグスケールに15種類もの多彩な温浴スタイルを備えた“阿蘇健康火山温”などでバラエティ豊かな楽しみ方ができます。展望所から見る景色は阿蘇山と壮大な外輪山を一望できて、夕日の頃は別世界にでもいるような雰囲気に。
<基本情報>
住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽5579-3
電話番号:
アクセス:熊本ICから車で約40分
公式サイト(外部リンク)
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春は桜やツツジ、夏は緑豊かな景色、秋のススキ野原と一年を通して様々な風景を楽しめる阿蘇。阿蘇の草原に、早春を告げる風物詩「野焼き」は何百年と続く伝統行事です。普段は立ち入ることのできないマゼノ渓谷は、春と秋の年2回だけ数日間の一般開放日が設けられる“秘密の渓谷”として知られています。草原に季節の花々が咲き誇る様子も美しく、ドライブロードを走れば車窓から色とりどりの花々を見られます。 この写真の記事を見る ≫
阿蘇に早春の訪れを告げるのが「野焼き」。冬の間に茶色く枯れた雑草を焼いて、害虫を駆除し、緑豊かな草原を再生させる伝統行事です。
阿蘇神社は楼門と桜のコラボレーションが見事。門前町でのお花見も人気です。つつじの名所の長寿ヶ丘公園や仙人も酔うほどの美しさを誇る景観の仙酔峡が有名。仙酔峡にはツツジの一種であるミヤマキリシマが自生し、約5万株ものミヤマキリシマが満開になる様子は圧巻です。また波野高原のスズランは5月中旬から6月上旬にかけて見頃を迎えます。
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暑い夏を涼しげな高原で過ごせる阿蘇は、避暑地としても人気があります。南阿蘇鉄道のトロッコ列車や阿蘇ファームランドなどファミリーにピッタリな観光スポットも豊富で、夏休みの旅行先にもおすすめです。自然の中でのアクティビティも楽しめますよ。
桜の名所でもある一心行公園は夏はヒマワリの季節で、見頃は例年8月中旬のお盆ごろ。ひまわり畑に、約3万本のひまわりが植えられています。
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秋の阿蘇は広大な草原が、一面ススキ野原に変わる時期。ミルクロードや阿蘇パノラマライン、やまなみハイウェイなどもススキが広がるため、秋のドライブは普段と違った景色を楽しめます。
普段は立ち入ることのできないマゼノ渓谷の絶景を楽しめるのも春と秋のシーズンだけ。源流トレッキングならではの手付かずの大自然と紅葉は、訪れる多くの観光客を魅了します。
阿蘇には条件がいいと息をのむような雲海に遭遇することができるスポットが点在していますが、特に秋に多く発生しやすいと言われています。
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豊富な湯量に恵まれた阿蘇エリア。寒い冬はゆっくり温泉を堪能するのに最適な季節です。中でも内牧温泉は20軒を超える宿が立ち並ぶ阿蘇地方最大級の温泉地。“町湯”と呼ばれる公衆浴場や日帰り入浴施設でも源泉かけ流ししているところが多いです。
また空気が澄み渡る冬の阿蘇は、星空観察に最も適した季節。暖かい格好をして美しい星空を楽しみましょう。
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自然いっぱいの阿蘇は、ドライブコースの宝庫。
阿蘇外輪山の尾根筋を走る「阿蘇ミルクロード」は、日本百名道路にも選ばれた、素晴らしいドライブコースです。雲海をバックに愛車と記念撮影ができる阿蘇スカイライン展望所、阿蘇五岳はもちろん九重連山を一望できる西湯浦園地展望所のほか、かぶと岩展望所や大観峰など絶景スポットを巡る最高のドライブが楽しめます。中岳へ続く「阿蘇パノラマライン」にも絶景スポットがたくさん!
レンタカーを利用するなら、レンタカー付のフリープランを利用するのがおすすめです。
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阿蘇旅行をより充実させるならアクティビティを旅程に組み込むのがおすすめ。パラグライダー体験では、大自然に包まれる開放感の中、フライトを楽しめます。電動アシスト付きマウンテンバイクで古坊中を目指すサイクリングは、スラローム走行が爽快です。山遊びの達人と楽しむハイキングでは、登りたい山のリクエストも可能。秘密の絶景ポイントでのカフェタイムやハイキングの後には温泉も楽しめます。
阿蘇カルデラが生んだ大自然を肌で感じられるアクティビティが揃っていますよ。
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阿蘇地方の名産といえば阿蘇の広大な土地で育った「あか牛」。県道28号は「あか牛ロード」と名づけられ、道路沿いには、「あか牛」を使った料理を提供する飲食店が並びます。あか牛といえば創業百余年の老舗大衆食堂、いまきん食堂のあか牛丼も有名です。
草千里ヶ浜の正面に位置するニュー草千里は、烏帽子岳や噴煙を上げる中岳を望む絶好のロケーションが自慢。このように雄大な自然を眺めながら食事が楽しめるのも阿蘇ならではの魅力です。大観峰茶店や阿蘇火山博物館内に併設のCafe&Shop GRASS LANDでいただくソフトクリームも旅のいい記念になります。
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大自然に恵まれた阿蘇は、おみやげにも地元の契約農家さんが育てたお野菜や飲むヨーグルトなど自然の恵みがたっぷり。あか牛を加工したジャーキーやハンバーグなども定番の商品です。
ドライブの休憩スポットしても便利な「道の駅阿蘇」は季節の野菜や果物、馬肉やあか牛製品、ソーセージに乳製品など、阿蘇のおいしいものを購入できるおすすめのスポット。阿部牧場のクッキーは、個包装でばらまき土産に最適です。キュートなイラストがかわいくて喜ばれますよ。
写真提供:阿部牧場Facebook
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阿蘇へのアクセスは阿蘇くまもと空港を使うのが一般的。所要時間は羽田空港から約2時間ほどです。大自然が広がり、絶景スポットが豊富な阿蘇は断然レンタカーでの観光がおすすめですが車なしでもバスを使ってアクセスできます。所要時間は特急やまびこ号(九州産交・大分バス)なら、約1時間。レンタカーなら約50分です。 この写真の記事を見る ≫
九州屈指の絶景スポットの宝庫、阿蘇。周辺には温泉やグルメを楽しめるスポットも豊富です。そんな阿蘇を旅行するなら、往復の交通手段と旅館・ホテルがセットになったパック旅行がおすすめです。それぞれ個別に手配するよりも費用がお得。WEBからの申込みで、割引が受けられるツアーもありますよ。
自分の旅行スタイルに合った交通手段や宿泊施設に泊まるフリープランを選べば、阿蘇旅行がさらに楽しいものになるはず。ご希望のこだわり条件や予算などを指定して、ツアーを探してみてくださいね。
2024年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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