東京から南に約1000km、太平洋上に浮かぶ世界遺産・小笠原諸島。手つかずの大自然、小笠原固有の生き物たちなど、他では体験できない数々の景色やアクティビティを楽しめる場所です。
一年を通して泳ぐことができるほど暖かい気候でもあり、東京とは思えないまさに日本が誇る楽園。
そんな小笠原諸島のおすすめ観光スポットをご紹介しましょう。
大小30余の島々からなる小笠原諸島。竹芝桟橋からのフェリーが到着する父島は、小笠原諸島の中で一番大きな島です。
父島の北西、三日月山園地にあるのが「ウェザーステーション」。展望台があり、"ボニンブルー"と呼ばれる紺碧の海と波の音に癒される人気スポットです。ここから眺める美しい夕日もまさに絶景。夕日が沈む瞬間に太陽が緑色に光る現象、"グリーンフラッシュ"が見られることも。
運が良ければ、沖合でクジラが跳ねる姿に出会うこともできます。
<基本情報>
住所:小笠原村父島三日月山
電話番号:04998-2-2587(小笠原村観光協会)
アクセス:二見港から車で約7分
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アオウミガメをはじめとする小笠原の生物の保護、研究をおこなう「小笠原海洋センター」。展示館エリア、実物のカメを見られる飼育エリアがあり、小笠原の歴史と生き物たちの生態について学ぶことができます。
大人気のウミガメ教室に参加すれば、給餌体験や、実際に触れることのできる甲羅磨き体験などを楽しむことができます。
<基本情報>
住所:小笠原村父島字屏風谷
電話番号:04998-2-2830
アクセス:二見港から車で5分
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父島の北東に位置する「長崎展望台」。向かいの兄島と、その間にある兄島瀬戸の美しい青のグラデーションを眺めることができます。海面から展望台まではさほど高さがなく、溶岩でできたごつごつした岩肌や、潮流が川のように流れている様子がよくわかりますよ。
空、兄島、海と、美しい構図で簡単に写真を撮ることができるのも魅力です。
<基本情報>
住所:小笠原村父島
電話番号:04998-2-2587(小笠原村観光協会)
アクセス:二見港から車で約8分
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真っ白な砂浜が広がるビーチ「小港海岸」。波がおだやかで遠浅なので、海水浴にもちろん最適ですが、岩場ではシュノーケリングを楽しむこともできます。周囲は丘に囲まれており中心街からも少し離れているので、波音だけが響く中、夜には大迫力の満天の星空を見ることができますよ。
静かな大自然のパワーを思い切り感じてくださいね。
<基本情報>
住所:小笠原村父島
アクセス:二見港から車で15分
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小笠原ならではの大自然を堪能できる「ホエールウォッチング」。陸から見るならウェザーステーションの展望台、海の上から見るなら二見港から出航するツアーに参加します。2月から4月頃にはザトウクジラ、沖合いでは通年でマッコウクジラが見られることがあります。
また、イルカ類の姿に出会えることもありますよ。肉眼でも観察できますが、双眼鏡を持参するのがおすすめです。
※ウォッチングの実施は天候により判断されます。また、野生動物のため遭遇できないこともあります。
<基本情報>
電話番号:04998-2-3215(小笠原ホエールウォッチング協会)
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シュノーケリングスポットのひとつ「境浦海岸」。波打ち際から数十mの位置に座礁している船「濱江丸(ひんこうまる)」が見られることでも有名なスポットです。
濱江丸は、太平洋戦争で軍需物資の輸送用に使われていた船。現在、海面上に見える部分は少ないものの、美しい海の中にそのリアルな姿を目の当たりにする、小笠原でしかできない体験と言えるでしょう。
<基本情報>
住所:小笠原村父島境浦
アクセス:二見港から車で6分
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父島の南、円縁湾に面した断崖絶壁の「千尋岩」。海側から見ると、約260mの高さを持つ岩肌の一部がハート形に見えることから、"ハートロック"とも呼ばれています。クルーズツアーに参加すれば、船の上からこのハート形をしっかり確認することができますよ。
また、入林許可を受けたガイド同行のトレッキングツアーでは、ハートのてっぺん部分に登ることもできます。
<基本情報>
住所:小笠原村父島
アクセス:二見港から車で約13分
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父島から自然ガイドの同行付きでのみ訪れることができる南島。1日100人という入島制限が設けられている無人島です。
南島にある美しい入り江が「扇池」。ドリーネと呼ばれるすり鉢状の窪地で、父島からのアクセスポイントでもあります。
透明でありながらコバルトブルーのような色も見せる海と、独特の岩の景観は、言葉で表せないほどの美しさ。扇池から広がる真っ白な砂丘には、ヒロベソカタマイマイの化石も見られます。まるで楽園のような貴重な絶景を満喫してください。
※入島禁止期間がありますので、事前にご確認ください。
<基本情報>
住所:小笠原村南島
アクセス:父島からのガイド同行ツアーにご参加ください。
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父島からさらに南に50kmのところにあるのが、母島です。
母島にある、小笠原諸島で一番高い山が「乳房山(ちぶさやま)」。標高およそ463m、登山初心者にも最適な山です。途中、ジャングルのような緑いっぱいの道もありますが、頂上までは約2時間ほどで登ることができますよ。
頂上から島の全景と美しく澄んだ青い海岸を見渡せば、この上ない爽快感を感じられることでしょう。
<基本情報>
住所:小笠原村母島元地
電話番号:04998-3-2300(小笠原母島観光協会)
アクセス:沖港から徒歩約10分
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母島の一帯でしか採れない"ロース石"で作られた郷土資料館「ロース記念館」。かつての砂糖貯蔵庫を移築、復元した建物で、戦前の母島の写真や民具、漁具、製糖機器などが展示されており、島の歴史に触れることができます。
島のタコの木からとれるタコの葉を使ったタコの葉細工体験も、おみやげにぴったりです。(開催日は事前にお問合せください。)
<基本情報>
住所:小笠原村母島字元地
電話番号:04998-3-2064
アクセス:沖港から徒歩約10分
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小笠原諸島までのアクセス方法は、東京・竹芝桟橋から出港する定期船「おがさわら丸」を利用します。
船は朝に出港し、約24時間の船旅を経て父島の二見港に到着。通常では6日で1往復のため、小笠原への旅は最低でも6日間になります。父島内はレンタカーのほか、レンタバイクやレンタサイクル、1時間に1便の間隔で村営バスも運行しています。
母島へは、父島から船でさらに2時間でアクセスできますよ。
ピークシーズン以外でも早い時期からアクティビティの予約がいっぱいになることも多いので、早めに計画し予約をしてくださいね。
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/14更新)
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