中央ヨーロッパで唯一アジア系民族にルーツを持つ国で、親日家も多い人気観光地・ハンガリー。“ドナウ川の真珠”と呼ばれる美しい町並みが魅力の首都ブダペストをはじめ、世界遺産に登録された村やお城、修道院、芸術の町、そして極上のワインやスパイシーなハンガリー料理なども楽しめます。
今回は元旅行会社スタッフのYoko Andersがハンガリーのおすすめ観光スポットをご紹介します。
ハンガリーの首都ブダペストは別名“ドナウ川の真珠”と呼ばれ、美しい街並みとステキな建物がたくさん溢れています。
世界第3位の大きさを誇る、見ためも内装も豪華絢爛な「国会議事堂」はまさにブダペストのシンボル的存在。国会議事堂の中はツアー形式で見学することができるので、予定が決まれば早めに予約することをおすすめします。宮殿を思わせるかのような大階段、代々ハンガリー王が受け継いできた聖イシュトバーンの王冠、宝珠、宝剣が展示されているドームホールなどの見どころを巡ります。
<基本情報>
住所:Kossuth ter 1-3, Budapest
アクセス:地下鉄Kossuth Ter駅から徒歩3分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
ブダペストのドナウ川に架かるくさり橋と、西岸の丘陵地帯にある「王宮の丘」は、ハンガリー随一の有名観光スポット。ドナウ川を挟んで東西に分かれているブダ地区とペスト地区を結ぶセーチェーニ鎖橋を渡ったところにケーブルカーがあり、王宮まで簡単に運び上げてくれます。
王宮の丘の上にはハンガリー王の居城だった「ブダ城(王宮)」が建っています。建物内には、3つの建物に分かれて国立美術館、ブダペスト歴史博物館、ルドヴィク美術館が入っています。
<基本情報>
住所:Szent Gyorgy ter, Budapest
アクセス:王宮ケーブルカー終点から徒歩3分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
白い石灰岩でできた、可愛らしいとんがり帽子の尖塔が、まるでお伽の世界のような「漁夫の砦」は、ドナウ川沿いの崖の上に建造された回廊です。砦と呼ばれていますが、戦いに利用するためのものでなく、町の美化計画の一環として建造されたもの。かつてはここに魚市場が立ち、ドナウの漁師組合がこの一帯を守っていたことから、「漁夫の砦」と呼ばれるようになったのです。
柱頭装飾の施された2連の柱が並ぶ美しい回廊からは、ドナウ川の対岸に広がるペスト地区が一望のもと。
<基本情報>
住所:Szentharomsag ter 5, Budapest
アクセス:バスDisz ter駅から徒歩1分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
「マーチャーシュ教会(聖堂)」は13世紀のハンガリー国王、ベーラ4世によって建てられた教会です。現在の教会は1800年代後半に改修され、白い建物と斬新なモザイク柄の屋根が当時も話題となりました。見た目も可愛らしく、まるでおとぎの国から飛びでてきたかのようです。
内部は神秘的で厳かな雰囲気を漂わせる教会。この教会は代々ハンガリー国王の戴冠式を行った場所で、マリー・アントワネットの母でもある女帝マリア・テレジアや、宝塚歌劇でお馴染みの皇妃エリザベートの夫フランツ・ヨーゼフ1世もここで戴冠式を行いました。
<基本情報>
住所:Szentharomsag ter 2, Budapest
アクセス:16、16A、116番バスDisz ter駅から徒歩1分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
かつてブダ・オーブダ(古いブダ)、ペストという別々の街だったブダペスト。1873年の街の統合に先駆けて1849年に完成した「セーチェーニ鎖橋」が、実質的に両岸の街を一体化させたと言われています。
非常に重厚な作りで、東西の橋の袂に2頭ずつ計4頭のライオンの見事な彫像があります。夜のライトアップも必見。ブダ城のある王宮の丘に登れば、雄大なドナウ川に架かるセーチェーニ鎖橋や奥に見える国会議事堂など、ブダペストを代表する風景を見渡せます。
<基本情報>
住所:Budapest, Szechenyi Lanchid, 1051
アクセス:Deak Frenc Ter駅から徒歩10分
この写真の記事を見る ≫
「ハンガリー国立歌劇場(オペラ座)」は、ハンガリーを愛したオーストリア皇后“シシィ”ことエリザベートがお忍びで通ったと言われる歴史あるオペラハウス。絢爛豪華で重厚感あふれる館内では、観光ガイドツアーも行っています。
オペラだけでなくクラシック音楽のコンサートなど、さまざま演目を実施。チケットはオンラインで購入できるので、歴史ある歌劇場で有名な作品を鑑賞してみませんか?
写真提供:ハンガリー政府観光局(HNTO Tokyo)
<基本情報>
住所:Budapest, Andrassy ut 22, 1061
アクセス:Opera駅徒歩すぐ
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
「聖イシュトバーン大聖堂」は建国1000年を記念して建てられたカトリックの教会です。ドーム屋根周辺は展望台になっており、市内を一望することができます。
大聖堂内部は金色を基調としており、ドーム屋根部分には天井画が描かれています。ブダペストでも屈指の教会だけあってとても豪華で立派な内装。大聖堂の主祭壇には、ハンガリー建国の父で初代国王であるイシュトバーンの黄金の像があり、聖人として祀られています。大聖堂の一角には、聖イシュトバーンの右手が大聖堂の形を模した聖遺物箱に納められています。
<基本情報>
住所:Szent Istvan ter 1, Budapest
アクセス:Bajcsy-Zsilinszky Ut駅から徒歩3分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
ブダペストの台所でもあり、お土産に最適なハンガリーの特産品が所狭しと並べられ、地元の人や観光客で連日混み合う「ブダペスト中央市場」。駅舎のような外観とモザイク画のようなカラフルな屋根の可愛らしい外観も見どころです。
1階にはハンガリー名産のフォアグラなどの食材がズラリ。2階には刺繍や陶器等のハンガリーの雑貨が数多く並べられています。フードコートもあるのでグルメスポットとして利用するのもおすすめ。
<基本情報>
住所:Vamhaz korut 1-3, Budapest
アクセス:地下鉄Kalvin ter駅から徒歩5分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
「ドナウ川クルーズ」はブダペスト観光の華であり、ぜひ乗船してみたい、観光の目玉ともいうべきアクティビティです。装飾の多い国会議事堂や王宮は、日中見ても壮麗な建物ですが、夜になるとライトアップされ、黄金色に輝きます。
ナイトクルーズならライトアップされた世界遺産を船上から眺められて最高にロマンティックな時間を過ごせます。世界一の夜景と称されるだけあって、船の上から眺める夜景は感動モノ。夜景を楽しむなら、日没間近のまだうっすら明るさが残る時間がねらい目です。
この写真の記事を見る ≫
古代ローマ時代から温泉文化が根付いているハンガリー。さまざま温泉施設があり、大規模な公衆浴場からホテルのスパまで日常的に親しまれています。
なかでも首都ブダペストにある「セーチェーニ(セーチェニ)温泉」が有名で、広大な敷地内には、露天風呂が3か所、屋内風呂が15か所もあります。水着を着て、家族連れやカップルなど地元の人々が朝から晩まで楽しんでいます。ネオバロック様式の豪華なテレジア・イエローの建物を眺めながら入る温泉は極上のひと時。内観もヨーロッパならではの造りが非日常をかもし出しています。
※2025年8月1日以降、14歳以下の子どもは利用できません
<基本情報>
住所:Allatkerti korut 9-11,1146,
アクセス:地下鉄Szechenyi furdo駅すぐそば
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
ブダペストの郊外にある町ゲデレー(グドゥルー)。ここにはオーストリア皇后エリザベートがことのほか気に入って頻繁に訪れていた離宮「ゲデレー宮殿」があります。
ミュージカルの題材にもなった美貌のオーストリア皇后エリザベートは、狩猟が趣味であった国王とともに、夏と秋の狩猟シーズンを中心にたびたびこの宮殿を訪れ、滞在していました。長い時間をかけて修復され、往時の美しい姿を取り戻しつつある宮殿は、大部分が一般公開されています。
写真提供:ハンガリー政府観光局(HNTO Tokyo)
<基本情報>
住所:Grassalkovich Kastely, Godollo 5852 2100
アクセス:Godollo Szabadsag ter駅から徒歩5分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
ハンガリーの首都ブダペストから列車で約1時間の場所にある「センテンドレ」の街はカラフルな建物と石畳が可愛い、日帰り旅行に最適な街。街の中には小さな教会やお土産屋等が並び、都会では味わえない絵本の中のような世界が味わえます。
街の中心の広場にはペスト終焉を記念して作られた記念塔や手押しポンプがあります。この手押しポンプは現在も現役で、実際に上下に押すとちゃんと水が出てきます。小さい街ながらも、美味しい食事を楽しめるレストランや、ハンガリーならではのお土産屋も多数揃っていますよ。
<基本情報>
アクセス:バッチャーニ広場駅から郊外列車HEVで約40分
この写真の記事を見る ≫
センテンドレの小さな街にも教会がいくつかあり、おすすめが丘の上にある「プレーバーニア教会」。ここはセルビア正教の教会が殆どのセンテンドレの教会の中で、唯一のカトリック教会です。外観や内装はシンプルながら厳かな雰囲気で、旅の疲れを癒してくれるあたたかさがあります。
プレーバーニア教会は別名丘の上の教会と呼ばれており、この丘からの眺めも必見!ここはセンテンドレで一番高い丘で、赤い屋根の建物と遠くにある自然が見渡せます。ここからの風景もまさに絵本の中の1枚のようで、日本では見ることができない光景が広がります。
<基本情報>
住所:Szentendre, Bajcsy-Zsilinszky u. 2.
アクセス:中央広場から徒歩5分
この写真の記事を見る ≫
ハンガリーで最も美しい村と言われる「ホッロークー」は、ブダペストから北東へバスで約2時間。世界で初めて世界遺産に登録された、伝統的な生活様式と古民家が残る村です。
村全体が静かで長閑な空気に包まれ、まるで時が止まったかのよう。民家の前には、古い農具が置かれた緑や石畳みの庭が広がり、民族衣装の村人に出会えるとホッコリします。背後の小高い山には城跡が残り、林に囲まれた可愛らしい村が一望の下です。
<基本情報>
アクセス:ブダペストから直通バスで約2時間
この写真の記事を見る ≫
996年建立、その1000年後の1996年に世界遺産に登録された「パンノンハルマ修道院」は、ハンガリー北西部の小高い丘の上にそびえています。ハンガリーにおけるベネディクト会の本部であるため大修道院と呼ばれており、現在でも修道士が共同生活を送っています。華麗なフレスコ画や35万冊もの収蔵する図書館も見どころ。
パンノンハルマと周辺は、古くから白ワイン生産地区として知られ、修道士たちがワイン造りに力を注いでいます。
<基本情報>
住所:Pannonhalma,Var 1, 9090
アクセス:ブダペスト東駅から鉄道で約1時間20分のジュール駅からバスで約45分
ハンガリーの北西端、オーストリアと国境を接する「ショプロン」。戦争の被害を免れた数少ない街のひとつで、ゴシック様式やバロック様式の建物に茶色の屋根瓦を乗せた家々が中世の面影をそのままに残っています。観光化されておらず、落ち着いた雰囲気で静かに街歩きを楽しめますよ。
ハンガリーのゴシック建築を代表するベネディクト会の山羊の教会は見逃せません。旧市街では、ぜひ塔に登り町を一望してみてください。時が止まったようなセピア色の街並みと、オーストリアとの国境になる低い山が見えます。
<基本情報>
アクセス:ウィーン中央駅から約1時間、ブダペストからは約2時間半
公式サイト(外部リンク)
周辺を畑に囲まれた長閑な古都「エステルゴム」はかつてのハンガリー王国の首都として何度も戦乱に巻き込まれた町です。ここはドナウベントと呼ばれる丁度ドナウ川が湾曲する名所にあり、農業にも商業にもぴったりの立地であることから発展しました。
マーリア・ヴァレーリア橋を渡れば、対岸のスロヴァキア領シュトロヴォに行くことができます。島国日本では存在しない国境検問所。国境を徒歩で横断するというのは、私たち日本人にはレアな体験ですね。
<基本情報>
アクセス:ブダペストから電車で約1時間
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
エステルゴム一の観光地は、何と言っても丘の上にそびえたつ「大聖堂」。その堂々とした姿は、平原の多いハンガリーでは随分遠くからも目立ちます。その歴史は凄まじく古く、西暦1000年頃には既にハンガリーにおけるカトリックの総本山でした。
現在でもその地位は変わらず、毎年クリスマスやイースターといった祝祭日時には、沢山の行事が行われています。大聖堂の中は、色鮮やかで巨大な壁画が大迫力でカトリックの教えを説きます。
<基本情報>
住所: Esztergom,Szent Istvan ter 1,2500
アクセス:セーチェニ広場から徒歩15分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
ハンガリー西部、オーストリアとの国境に近い村「クーセグ」。オーストリアとの国境にあり、たびたび戦争に巻き込まれてきた歴史があります。しかしながら中世ヨーロッパの趣を残した村は、“ハンガリーの小さな宝石箱”“最も小さく、最も美しい村”と評される、小さくて美しい街並みが魅力です。
街の中にある建物の多くは、14世紀から18世紀までの間に建てられ、当時のままの姿を残しています。広場と教会を中心に、放射状に広がる街並みは、中世ヨーロッパの街の構造そのもの。街の中央部にある英雄の門は、16世紀に侵略してきたオスマントルコ軍を、村人総出で撃退してから400年経ったことを記念して建てられたものです。
<基本情報>
アクセス:ソンバトヘイから電車で約30分
この写真の記事を見る ≫
ハンガリー南部の最大都市「セゲド」は、人口約16万人の内、約3万人が大学生という、セルビア国境に位置する大学都市。中心地にある大学の校舎エリアにメインの観光スポットが多数あり、夏にはハンガリー最大級の野外フェスティバルが行われます。
また、ハンガリーの特産物でもあるパプリカの一大生産地でもあり、これを活かした郷土料理もたくさん。ランドマーク的存在でもあるセゲド誓約教会は、市民からはドームの名で親しまれています。水着着用で入る公共温泉風呂“アンナ温泉”は、モスクのようなドームや尖塔がある東洋と西洋の折衷建築です。
写真提供:SZEGEDI SZABADETRI
<基本情報>
アクセス:ブダペスト西駅からインターシティで約2時間20分
公式サイト(外部リンク)
この写真の記事を見る ≫
ハンガリーツアーは最短5日間。直行便はなく乗継便を利用する必要があることから、現地で2日間フリータイムがある6日間のツアーが人気です。ここではブタペスト6日間のモデルコースをご紹介します。
<1日目>
乗継便を利用して、ハンガリーへ出発。
<2日目>
ハンガリーに到着。チェックイン後は市内観光へ。
<3日目>
この日はドナウ川東岸のブダ地区をメインに観光。王宮の丘にあるブダ城や漁夫の砦、マーチャーシュ教会など、有名観光スポットを巡りましょう。観光の合間には、アールデコ調のかわいいカフェやレストランで一休み。夜はドナウ川クルーズを満喫
<4日目>
この日は西岸のペスト地区へ。国会議事堂や聖イシュトバーン大聖堂、国立歌劇場、英雄広場などを見学します。国会議事堂や国立歌劇場の見学は個人での入場が難しいため、事前にオプショナルツアーを申し込んでおくのがおすすめ。
<5日目>
ホテルをチェックアウト後、出発時間に合わせて空港へ移動。乗継便で日本へ。
<6日目>
日本到着。
2日間しっかり観光するモデルコースをご紹介しましたが、1日は観光を半日で切り上げて、セーチェーニ温泉でリラックスするのもおすすめ。さらに1日フリータイムがあれば、温泉ホテルのあるマルギット島やブダペスト郊外の街へも足を伸ばせます。またブタペスト〜オーストリアのウィーン間は鉄道で約4時間。セット観光も人気で、最短7日間あれば2都市観光もできますよ。
ブダペスト市内は地下鉄やトラムなど公共交通機関が充実しています。特にハンガリー建国1000年を記念して作られ、世界遺産にも登録されている地下鉄1号線は要チェック。個人旅行でも自由に観光できますが、適宜オプショナルツアーを活用すると短い日程でも効率よく観光できます。
またハンガリーの国民食スープと言われるグヤーシュや、世界三大貴腐ワインのひとつ、トカイワインを味わうのも忘れずに。かわいいハンガリー雑貨はお土産にぴったりです。
この写真の記事を見る ≫
ヨーロッパのほぼ中央に位置するハンガリー。ドナウ川が中心を流れ、各エリアに中世のままの町並みが残っていたり、豊かな自然を感じたりすることができます。日本と同じく温泉施設が豊富にあるので、時間を見つけて楽しみたいですね。
比較的治安の良いハンガリーですが、日本に比べると犯罪発生率は高めです。列車内でのスリや置き引きなど、十分に注意をして観光を楽しみましょう。
(文:Yoko Anders)
※記事内の一部のアルファベットは、実際にはアクセント記号などが付きます
2025年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索