岐阜県の白川郷合掌造り集落は、1995年に世界文化遺産に登録されました。ミシュランで3つ星として掲載された日本を代表する人気観光地で、田んぼに囲まれた中に茅葺屋根の家が点在する山村の景色は、まさに日本の原風景。城山展望台、和田家、旧遠山家民俗資料館などは、日本人なら一度は訪れたい定番観光地です。LINEトラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材した、白川郷観光で見逃せないスポットをご紹介します。
地元出身の車夫と人力車で巡って発見する!世界遺産・白川郷の楽しみ方by カカミ ユカ
白川郷周辺には鉄道が通っていないため、アクセスはバスまたは車となります。東京方面からは金沢駅、または富山駅まで北陸新幹線で移動し、そこから高速バスを利用します(バスは一部予約制)。関西・名古屋方面からは名古屋駅から特急ワイドビューひだで高山駅まで移動し、高山飛騨バスセンターから白川郷行きの高速バスを利用します。また新宿駅、大阪駅、名古屋駅からも高山飛騨バスセンター行きの高速バスが運行しています。
白川郷内での移動手段は主に徒歩となりますが、集落内では地元の方が生活しています。個人の敷地や建物に立ち入ったり、覗き見たりすることは控えましょう。また田畑の農作物や植物を採らないようにご注意を。
この写真の記事を見る ≫
白川郷の合掌造り集落で代表的なのが荻町地区。集落から徒歩20分程の場所にある、荻町城跡展望台から見下ろす白川郷合掌造り集落は、まさに絶景。特に冬に訪れると、雪を被った逆三角形の可愛い合掌造りの建物が数十個、雪国の闇に浮かび上がる姿は幻想的の一言。極寒の中で、一つ一つの建物の窓の灯りがわずかな暖かみを感じさせてくれます。
※2019年よりライトアップは事前予約制となりました。開催日程など詳細は、公式サイトなどをご確認下さい。
この写真の記事を見る ≫
白川郷観光のメイン「荻町合掌造り集落」には、和田家、神田家、長瀬家、明善寺、旧遠山家民俗館などがあり、内部を見学することができます。また、野外博物館“合掌造り民家園”では、岐阜県重要文化財指定建造物9棟を含む26棟の建造物が移築保存され、昔ながらの暮らしぶりが再現されています。 この写真の記事を見る ≫
白川郷荻町合掌造り集落の観光で絶対外せないのが、国指定重要文化財の「和田家」。築後約300年ですが今でもここで生活が営まれている、白川郷の代表的合掌造り住宅です。白川村に残された合掌造りの家屋としては最も規模が大きく、保存状態も良好。現在は1階の一部と2階が公開。和田家代々で使用された遺物や民具が展示されています。 この写真の記事を見る ≫
国指定重要文化財の「旧遠山家民俗資料館」も白川郷荻町地区では外せない観光スポット。1820年代の建造物で、昔の大家族制度を偲ばせる4層の合掌造りです。中には白川郷の衣1階部分が居住スペース、2〜4階が養蚕スペースになっています。 この写真の記事を見る ≫
白川郷ではお寺も合掌造りの建物になっています。「明善寺」は1748年に創建された浄土真宗のお寺で、特に鐘楼門は茅葺きの屋根を持ち、1階にひさしの付いた珍しい形。庫裡は白川郷で一番大きい合掌造りの建物で、郷土館として公開されています。庫裡とは僧侶が住む場所のこと。客間や囲炉裏もあり、囲炉裏には夏でも観光客向けに火が入っています。 この写真の記事を見る ≫
白川郷は、集落内への車の乗り入れはできなくなっています。車やバスは通常、せせらぎ駐車場に停め、そこから「であい橋」を渡って集落の中へ入っていきます。であい橋は、長さ107mの吊床板橋で歩くと少し揺れますが、下には庄川がながれ、山もきれいで情緒があり、撮影スポットとしても人気です。 この写真の記事を見る ≫
創建は8世紀といわれ、1636年に本殿が再建された応神天皇を御際神とする由緒ある神社が「白川八幡宮」。ここが『ひぐらしのなく頃に』というアニメ作品にでてくる古手神社のモデルになっていることから、聖地巡礼として訪れる人は絶える事が無く、絵馬の半数以上は作品に関するものになっています。アニメファンならこちらも必見。
白川郷観光で見逃せないスポットをまとめてみましたが、いかがでしたか?
旅行の計画を立てる際に、ぜひ参考にしてくださいね!
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
トラベルjp 編集部
定番観光地から話題のスポットまで、トラベルjpの記事をまとめてご紹介します!
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索