アメリカとの国境、カナダの西海岸にあるバンクーバー。都会と自然が程よく調和し、気候も穏やかな街です。歩いて回れるダウンタウンを中心に、地元グルメや先住民の文化に触れるスポットなども楽しめます。また、電車、市バス、水上バスなどが発達しているため、近郊の観光地へのアクセスも便利。
今回は元旅行会社スタッフのトラベルjp 編集部 佐藤が、バンクーバーのおすすめ観光スポットをご紹介します。
ゆったり歩こう、バンクーバー!騒々しい都会と大自然が共存する街by いしい ひい
地図を見る港湾都市・バンクーバーの観光は「ウォーターフロント」から!バンクーバー国際空港からスカイトレインに乗ると、終着駅に位置しています。湾に沿って遊歩道が整備され、観光スポットを歩いて回ることができます。
高さ168mからバンクーバーの街並みを一望できる人気の展望台“バンクーバー・ルックアウト”は駅のすぐ近く。1986年の万博でカナダ政府館として使われた“カナダ・プレイス”や、2010年に開催された冬季五輪の聖火台など、バンクーバーを象徴するスポットがあるのもこのエリアです。周辺にはひと休みできるカフェや美味しいシーフードレストランも点在しています。
<ウォーターフロント駅の基本情報>
住所:601 West Cordova Street, Vancouver
電話番号:+1-604-953-3333
アクセス:ハーバー・センター(バンクーバー・ルックアウト)から徒歩2分
公式サイト(外部リンク)
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いくつかのエリアに分かれている、バンクーバーのダウンタウン。その中でも観光スポットとして多くの人々で賑わうのが、バンクーバー発祥の地と名高い「ギャスタウン(ガスタウン)」です。1867年にイギリス人のジョン・デイトンさんがこの地に到着し、原野に家を建て、その周辺に集落が造られていきました。デイトンさんのあだ名「騒々しい奴(Gassy Jack)」からギャスタウンと命名されたと言われています。
石畳の道にレンガ造りの建物が立ち並ぶその街並みは、どこか懐かしいレトロな雰囲気!ウイスキー樽に乗ったデイトンさんの像、そして15分ごとに汽笛を響かせる1977年製の蒸気時計は、ギャスタウンの人気の撮影スポットです。歴史ある建物はおしゃれなレストランやショップに改装され、最近はグルメスポットとしても賑わいを見せています。
<基本情報>
住所:Gastown Vancouver
電話番号:+1-604-696-7557
アクセス:ウォーターフロント駅、スタジアム・チャイナタウン駅から徒歩7分
公式サイト(外部リンク)
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ダウンタウンからほど近くにありながら、自然を満喫できる都会のオアシス「スタンレーパーク」。世界の美しい公園ランキングにも選ばれた、北米最大級の面積を誇る公園です。公園内には、水族館や動物園などの観光スポットに加え、ミニゴルフコース、テニスコートなどのアウトドアスポットも盛りだくさん。海に縁取られた緑地には、花々の咲き誇る庭園が豊かに広がり、先住民の人々が作った巨大なトーテムポールもあちこちに残されています。
公園の外周に整備された約9kmの遊歩道“シーウォール”を辿って「スタンレーパーク」を1周するなら、サイクリングがおすすめ。街と海のコントラストが美しい道のりを進んでいくと、“イングリッシュベイ”と呼ばれる穏やかなビーチに到着します。
<基本情報>
住所:Vancouver, BC V6G 1Z4
電話番号:+1-604-681-6728
アクセス:19番のバスで市内から約10分
公式サイト(外部リンク)
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世界で最も住みやすい都市バンクーバーで訪れるべき5つの場所by 大川原 明
バンクーバーの象徴的存在になっているのが、大きな船の形が特徴的な「カナダ プレイス」。1986年のカナダ万博の際にカナダ政府館として建設され、現在ではコンベンションセンターやホテルなどを備えた複合施設として使用されています。
館内にはカナダの大自然や都市の上の遊覧飛行を4D映像で楽しめるアトラクションの“フライオーバー・カナダ”があり、観光客に人気を集めています。建物の外の公園部分からはスタンレーパークやバラード入り江の美しい眺望を楽しむことができるので、周囲を散策してみるのもおすすめです。
<基本情報>
住所:201-999 Canada place
電話番号:+1-604-620-8455
営業時間:毎日10:00〜21:00
アクセス:スカイトレインExpo LineのWater front駅下車、徒歩すぐ
公式サイト(外部リンク)
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ダウンタウンからバスやミニフェリーでアクセスできる「グランビル アイランド」は、ショッピングとグルメが楽しめる人気のスポット。地ビールの醸造所やキッズ・マーケットなど7つのエリアに分かれた敷地内は、屋根付きの施設が多いので、雨天時も心配ありません。
その中でも外せないのは“バンクーバー市民の台所”と言われる“パブリックマーケット”。肉、魚介、野菜、フルーツからデリが所せましと並ぶ屋内市場です。カナダ特産のメープルシロップの専門店など、ここにしかない逸品もあるので、お土産探しにも最適!飲食店は朝早くから開いており、朝食やランチに訪れてみるのもいいですね。手作りスープやパン、スイーツを味わいながらローカル気分を味わってみましょう。
<基本情報>
住所:Granville Island, Vancouver, British Columbia V6H 3S3
電話番号:+1-604-666-6655
営業時間:
(パブリック・マーケット)9:00〜18:00
(ネットロフト)10:00〜18:00
アクセス:ダウンタウンより50番バスで約10〜20分
公式サイト(外部リンク)
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ゆったり歩こう、バンクーバー!騒々しい都会と大自然が共存する街by いしい ひい
地図を見る“ブリティッシュコロンビア大学”は1915年創設、カナダ屈指の名門大学。UBCの通称で親しまれています。巨大なキャンパスではローズガーデンや日本庭園などが市民に一般公開され、観光客も多く訪れるスポットです。
大学の施設でもおすすめなのが「UBC人類学博物館」。トーテムポールなど、アメリカ大陸の先住民族に関する展示で世界屈指のコレクションを誇ります。カナダの先住民アートの巨匠ビル・リードの代表作“The Raven and the First Men”は、ハマグリの中に入った最初の人間をカラスが見つけたという神話を表現した大胆な作品。アーティストの個性的な表現に圧倒されます。
<基本情報>
住所:6393 NW Marine Drive, Vancouver, BC,
電話番号:+1-604-827-5932
営業時間:10:00〜17:00
アクセス:UBC行きバスの終点UBCノース・バスループ下車後、徒歩15分
公式サイト(外部リンク)
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「イングリッシュ ベイ」は、“スタンレーパーク”に隣接するビーチです。“スタンレーパーク”からは遊歩道を通じて、徒歩やサイクリングでアクセスができます。砂浜が広がり、寝そべって読書をする人、犬の散歩をする人、ピクニックをする人など、過ごし方はさまざま。観光の合間に、テイクアウトして海辺で頬張るホットドックも至高の美味しさです。夏にはビーチで泳ぐこともできます。
さらに、イングリッシュ・ベイはバンクーバー屈指の夕焼けスポットとしても有名!太平洋に沈むサンセットは見応えがあります。毎年夏には国対抗の花火大会が開催されるので、この時期に合わせて行ってみるのもおすすめですよ。
<基本情報>
住所:English Bay, Vancouver
電話番号:+1-604-873-7000
アクセス:バンクーバー・シティー・センター駅から6番バスで約15分
公式サイト(外部リンク)
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ダウンタウンからバスで約30分のところに、観光名所としても有名な「バンデューセン植物園」があります。東京ドームの1.7倍もの広さがありながら、手入れが行き届いた園内。エリアごとに世界各国の花が植えられていたり、コンセプトの異なる庭園になっていたりと、どの季節でも楽しめるように工夫されています。
特におすすめは、キバナフジが満開になる5月中旬〜6月上旬。“ラバーナム・ウォーク”という黄金のトンネルが造られ、空から降りそそぐような色鮮やかなキバナフジを見ることができます。その下に咲き誇る赤紫のアリウムやブルーベルとの美しいコントラストも必見。夜にはライトアップされ、さらに輝きを増して幻想的に広がります。
<基本情報>
住所:5251 Oak Street Vancouver BC V6M 4H1
電話番号:+1-604-257-8335
営業時間:季節によって異なる
アクセス:ダウンタウンから17番バスで約30分
公式サイト(外部リンク)
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世界で最も住みやすい都市バンクーバーで訪れるべき5つの場所by 大川原 明
ダウンタウンの中心を南東から北西に向かって貫く「ロブソン通り」は、バンクーバーで最も活気あふれるメインストリート。ハウ通りとの交差点付近には大きな広場“ロブソン・スクエア”があり、冬にはスケートリンクも登場。この周辺にデパートやブランドショップ、飲食店などが軒を連ねています。バンクーバー発祥のブランドショップもあり、お土産探しにもぴったり。
「ロブソン通り」をスタンレーパークの方面に進むと、“チャイナタウン”へ出ます。日中韓の飲食店や食料雑貨店もあるので、バンクーバー滞在中に日本食が恋しくなったときにはぜひ訪れてみてください。
<基本情報>
住所:Robson Street, Vancouver, British Columbia V6E 1B5
電話番号:+1-604-669-8132
アクセス:バラード駅から徒歩5分
公式サイト(外部リンク)
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バンクーバーで新鮮な生牡蠣を!「ロドニーズ・オイスター・ハウス」by 麻田 ユウミ
バンクーバーを代表するグルメと言えば、シーフード。街中にはシーフード店やオイスター・バーがあふれています。その中でも、「ロドニーズ オイスター ハウス」は、生牡蠣が美味しくて有名なレストランです。常時たくさんの種類の牡蠣が用意され、もちろん他の料理も文句ない美味しさ!生牡蠣を頼むとたくさんの種類のソースが一緒に出されます。美食の旅を楽しむならぜひ訪れてほしいスポットです。
店舗があるのは、お洒落スポット“イエールタウン”。牡蠣の種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からないときには、店員さんにおすすめを訊くのもいいですが、店内ポスターを参考に大きさや形で選ぶのも楽しいですよ。
<基本情報>
住所:1228 Hamilton St, Vancouver,BC V6B 6L2
電話番号:+1-604-609-0080
アクセス:イエールタウン駅から徒歩3分
公式サイト(外部リンク)
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世界で最も住みやすい都市バンクーバーで訪れるべき5つの場所by 大川原 明
メイン・ストリート・サイエンス・ワールド駅を降りると、ひと際目を引く球体の建物「サイエンスワールド(テラス・ワールド・オブ・サイエンス)」。1986年のバンクーバー万博開催の際にパビリオンとして建てられ、現在は科学館として一般公開されています。
館内には、実際に手に取って遊びながら楽しく科学を学べる体験型の展示が満載。地元の子どもたちの遠足先として人気ですが、ファミリー旅にもおすすめ。動物と触れ合えるエリアやキッズスペースも完備され、言語の壁を超えて楽しく遊ぶことができますよ。
<基本情報>
住所:1455 Quebec St, Vancouver, BC V6A 3Z7
電話番号:+1-604-443-7440
営業時間:10:00〜17:00
アクセス:メイン・ストリート・サイエンス・ワールド駅から徒歩すぐ
公式サイト(外部リンク)
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バンクーバーとビクトリア間を約35分で繋ぐ水上飛行機に乗るなら、出発前にターミナルに併設のレストラン「Frying Beaver Bar&Grill」で食事をしてみてはいかがでしょうか。目の前を離発着する水上飛行機を眺めながら、美味しいカナダ料理を味わうことができるこのレストランは、時間帯にかかわらず、必ずと言っていいほど地元の人々の行列ができています。
奥のテラス席があり、夏は爽やかな風が吹き最高に気持ちが良いので、少し待ってもテラス席を確保するのがおすすめです。席についたらバンクーバーの地ビールやカナダワインで乾杯。料理も種類が豊富で、ボリューム満点のフィッシュ&チップスやシーフードピザは、一口食べるたびに美味しさが広がります。
<基本情報>
住所:4760 Inglis Dr, Richmond, BC
電話番号:+1-604-273-0278
営業時間
(日曜日〜木曜日):9:00〜11:00
(金曜日〜土曜日):9:00〜12:00
アクセス:バンクーバー国際空港から無料シャトルバスで約15分の南ターミナルから徒歩5分
公式サイト(外部リンク)
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冬のバンクーバーはクリスマスマーケットを楽しもう!可愛いお土産も必見!by 麻田 ユウミ
冬のバンクーバーは16時を過ぎると日が沈みますが、夜こそが冬のバンクーバーの見どころ!街はイルミネーションであふれ、まるで光の散歩道のよう。毎年11月〜12月に“ジャック プール プラザ”で開かれているクリスマスマーケットは、大きなツリーやメリーゴーランド、くるみ割り人形、たくさんのクリスマス雑貨に囲まれ、クリスマスの雰囲気を最大限に味わえる場所です。2010年にバンクーバーで開催された冬季オリンピックの聖火台も見ることができます。
クリスマスマーケットを訪れたら、赤ワインにシナモンやクローブ等のスパイスとレモンやオレンジ等の柑橘類に砂糖を加えた“グリューワイン”も外せません。通常のワインよりもアルコール度数が低く、甘くスパイシーなのでお酒が得意でない方にもおすすめ。ドイツの伝統とカナダの文化が混ざり合ったクリスマスマーケットにぜひ足を運んでみてください!
<基本情報>
住所:JACK POOLE PLAZA 1055 Canada Place, Vancouver, British Columbia
アクセス:ウォーターフロント駅から徒歩6分
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安価なのに優雅!カナダBC州ノース・バンクーバーのプチ長期滞在by 市川 芽久美
地図を見るバンクーバーの北部に位置する「ノースバンクーバー」。ダウンタウンのウォーターフロント駅からシーバスに乗るか、車でもアクセスができ、どちらも所要時間は10分程度。バンクーバー市のダウンタウンと、レインフォレストや渓谷などの大自然のちょうど中心に位置し、公共交通手段も充実しているのでどこに行くにも便利なエリアです。
北側からは、対岸のバンクーバーの街を一望でき、特に夕方から夜にかけての街の景色は絶景!別荘地でもあり、ドライブインやキッチン付きのアパートメントタイプのホテル、高品質な大型スーパーもあり、長期滞在なら大自然に癒されながら、素敵でリーズナブルな滞在が可能です。
<基本情報>
住所:North Vancouver, BC, V7M 1H9
電話番号:+1-604-985-7761
公式サイト(外部リンク)
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安価なのに優雅!カナダBC州ノース・バンクーバーのプチ長期滞在by 市川 芽久美
地図を見る「グラウス マウンテン」は、バンクーバー市民にとって最も身近な山。ノースバンクーバーから車で約10分、そしてロープウェイで約10分で、標高約1200mからの雄大な景色を楽しむことができます。夏には人気のハイキングコース“グラウス・グラインド”に挑戦してみるのはいかがでしょうか。急勾配で約1時間半の道のりを乗り切ると、山頂で絶景が待っています。
グラウス・マウンテンの麓のキャピラノ渓谷には“キャピラノ吊り橋公園”があります。高さ70m、長さ137mの吊り橋が架かり、安全とわかっていながらもスリル満点!吊り橋を渡った後も、そそり立った崖に沿ってつくられた遊歩道“クリフウォーク”、木々の間に架けられた吊り橋を渡るツリートップ・アドベンチャーなど、大自然を楽しむアクティビティーを満喫することができます。
<基本情報>
住所:6400 Nancy Greene Way North Vancouver, BC
電話番号:+1-604-980-9311
アクセス:236番バスで約30分
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バンクーバーでドライブ!「シー トゥー スカイ ハイウェイ」by やま かづ
バンクーバーからウィスラーに向かって伸びる国道99号線は、「シー トゥー スカイ ハイウェイ」と呼ばれています。“海から空へ”という名前のとおり、道路を北上していくと、左手に広がっていた青い海の景色が、いつしか空に近く緑が美しい山の景色へと変化していくため、ドライブを楽しむには人気のコースとなっています。
2時間もあれば走り切ってしまう120km程度のコースは、途中であちらこちらに立ち寄りながらゆっくりと楽しむのがおすすめ。道中には、展望デッキから海も山も臨める“ポートーコーブ州立海洋公園”や、軽めのトレッキングが楽しめる“マリン州立公園”も。300m以上の高さから流れ落ちる大滝“シャノン・フォールズ”など、マイナスイオンが感じられるスポットが点在しています。
<基本情報>
住所:Sea to Sky Highway, Route 99, British Columbia
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バンクーバー観光の際には、フェリーで1時間半程の場所にある人気の街“ビクトリア”まで足を延ばしてみるのもおすすめ。特に、“ビクトリア”にある「ブッチャートガーデン」は、年間100万人以上が訪れる有数の観光地です。
東京ドーム5つ分もある園内はイタリア、日本、地中海の庭園を参考に5つのエリアに分かれ、それぞれ趣向を凝らした作りになっています。1904年、石灰岩採石場に花を植えたのが始まりと言われるこのガーデンには現在、季節ごとに花が植え替えられ、一年を通して四季折々の花々を鑑賞できます。園内にあるレストランで、英国式のアフタヌーンティを楽しめるのも嬉しいポイント!
<基本情報>
住所:800 Benvenuto Avenue, Brentwood Bay, BC V8M 1J8
電話番号:+1-250-652-4422
アクセス:
ビクトリアのダウンタウンから車で約30分
フェリーターミナルから車で約20分
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バンク―バー観光の人気スポットをまとめてみましたが、いかがでしたか?旅行の計画を立てる際に、ぜひ参考にしてくださいね!
(文:トラベルjp 編集部 佐藤)
2024年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/13更新)
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