長野県松本市にある白骨温泉は、乳白色のお湯が特徴。ぜひ宿泊して、“3日入れば3年風邪をひかない”といわれるその名湯を満喫しませんか？
トラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、白骨温泉の人気宿ランキングをご紹介します。
白骨温泉の人気第1位宿は、白樺林の中にある「小梨の湯 笹屋」。白骨温泉では数少ない無料の貸切露天風呂を備えた、民芸調の静かな温泉宿です。豊かな自然に囲まれ、冬には白濁温泉と白い雪原、白樺林と遠くの雪山の“4つの白”を一望する絶景雪見露天風呂が堪能できます。
温泉は肌あたりがやさしい弱酸性の硫黄泉。湯船の周りには温泉の石灰成分が結晶となり、長い年月をかけて形成した淵模様を見ることができます。大きなガラス窓が開放的な内湯は、暖かい季節になるとガラス戸が開き半露天風呂に。
数寄屋造りの客室は全10室。江戸時代の古民家を移築した離れもおすすめです。料理は信州牛や高原野菜など、地元の食材の美味しさを満喫できますよ。
■価格帯
1万円台～
■アクセス情報
「泡の湯」バス停から徒歩5分、松本IC・高山ICから車で約1時間
この写真の記事を見る ≫
山間に佇む「泡の湯旅館」は、ミルキーブルーの美しい濁り湯が特徴。宿の名物である約70坪の大野天風呂は混浴ですが専用の湯あみ着が用意されており、女性でも気軽に入れる工夫がされています。脱衣所から直接濁り湯の中に入って、身を沈めながら混浴部分に移動できるのも嬉しいポイント。高い位置に設置された3か所の湯口からは滝のようにたっぷりと源泉が流れ出ており、程よく空気に触れて神秘的な色へと変化していきます。
きめ細やかな気泡を含む状態を保つため、硫黄泉の源泉は常に38度前後をキープ。ぬるめのお湯なのでゆったりと長風呂も楽しめます。日帰り入浴も可能ですが、湯あみ着の貸し出しはないので大判のバスタオルを持参しましょう。
■価格帯
2万円台～
■アクセス情報
松本ICから車で約1時間5分
この写真の記事を見る ≫
1738年創業の「湯元齋藤旅館」は、白骨温泉屈指の老舗旅館。介山荘・昭和館・牧水荘の3つに分かれた宿泊棟には趣の異なる51室の客室があり、明治以来の旧館の古材を再利用した客室、半露天の部屋風呂付き客室など、旅の目的に合わせて選ぶことができます。各宿泊棟には自家源泉からかけ流しの白骨温泉が引湯された浴場があり、回廊を通って湯めぐりをするのも楽しみのひとつ。
大浴場を何度も訪れるなら、最も近い介山荘の客室に泊まるのががおすすめです。深夜1時に入れ替えとなるので、夜と朝で気分も新たに入浴ができますよ。湯治場を再現した野天風呂は、豊かな自然と一体化するような心地よさ。有料予約制の貸切風呂はバリアフリー対応です。
■価格帯
1万円台～
■アクセス情報
松本ICから車で約1時間
この写真の記事を見る ≫
上高地や乗鞍高原観光の拠点にも好立地の「白船グランドホテル」は、名湯・白骨温泉を源泉かけ流しで楽しめるホテル。広さと眺めの異なる6つのタイプの客室で一息ついたら源泉かけ流しの温泉へ。満天の星が降る野趣あふれる露天風呂では、ぬる湯でゆっくり体の芯から温め、四季に彩られる展望大浴場では、熱めの湯と飲泉で効能を体感しましょう。露天風呂の後は、窓から大自然を一望できるサウナで汗を流すこともできます。
また自慢の源泉を使った料理もホテルの名物。豆乳仕立ての“白船鍋”は白骨温泉をイメージした白い豆乳スープが特徴で、まろやかで後を引く絶妙な味わいです。朝食では、源泉で炊いた温泉がゆを堪能できますよ。
■価格帯
1万円台～
■アクセス情報
新島々駅より車で約1時間、JR松本駅から送迎付きプランあり
この写真の記事を見る ≫
「お宿つるや（旧：つるや旅館）」は自家源泉から100％かけ流しの温泉を楽しめる宿。チェックインからチェックアウトまで、好きなときに好きなだけ温泉に浸かることができます。ウェルカムビールやフリードリンク、湯上りのアイスキャンディ、ボードゲームの貸し出しなどサービスが充実していますが、白骨温泉の中では比較的安い宿泊料金で泊まることができることも魅力のひとつ。
渓流沿いに建てられているため、1～4階までどの客室からも心癒される渓流の眺めを楽しむことができます。宿泊棟は新館と本館に分かれており、新館にはローベッドで寛げるお部屋も。信州牛や飛騨牛、馬刺しなどが味わえる会席料理は、一品一品が丁寧につくられた大満足の美味しさです。
■価格帯
1万円台～
■アクセス情報
松本ICから車で約1時間5分
「白船荘 新宅旅館」は、信州の旬の食材が味わえる会席料理と、飲泉もできる温泉が魅力の宿。湯量たっぷりの自家源泉は、露天風呂や大浴場など8か所の浴槽へ24時間かけ流し。露天風呂では季節ごとに違った景色を楽しむことができますが、特におすすめなのは美しい雪見風呂が楽しめる冬のシーズン。家族風呂のうち2か所は、湯船の底にある源泉からボコボコとお湯が湧き出る珍しい足元自墳泉です。
客室は和室と洋室、露天風呂付き客室が用意されています。夕食は季節ごとに献立が変わりますが、信州蕎麦と囲炉裏で焼いた岩魚、黒毛和牛は、1年を通して味わえる絶品メニュー。土鍋で炊いた温泉がゆは、朝でも負担なく食べることができます。
■価格帯
1万円台～
■アクセス情報
新島々駅からバスで約35分、松本ICから車で約1時間
この写真の記事を見る ≫
温泉や料理とともに四季折々の風景を楽しめる秘湯感たっぷりの旅館「かつらの湯 丸永旅館」。木立に囲まれたどこか懐かしさのある雰囲気で、ほっとするひとときを過ごせますよ。中庭の天然記念物“噴湯丘”が眺められる客室は、小鳥のさえずりで目が覚める程の静寂に包まれています。日常を忘れ、自然の中で癒しのひと時が楽しめる宿です。
大自然の中、ゆったりと落ち着ける混浴の露天風呂と男女別内風呂があり、源泉かけ流しの湯を堪能できます。また、素朴で温かみのある郷土料理も自慢。信州名物の馬刺しや岩魚の塩焼き、鹿肉と野菜の蒸し焼、温泉で炊いたおかゆなど、地元の食材を使った美食が揃います。
■価格帯
1万円台～
■アクセス情報
新島々駅から車で約40分、松本空港から車で約1時間10分
「白骨ゑびすや」は“白船グランドホテル”の姉妹館。高台からの眺望と温泉が自慢の純和風旅館です。本館と新館の客室は全て和室で、広々としたつくり。どのお部屋も四季折々の大自然を眺めることができますが、展望風呂付きの客室なら白骨温泉を一望しながらの温浴が楽しめますよ。
宿自慢の温泉は、源泉かけ流しのぬる湯にじっくり浸かる開放感たっぷりの露天風呂。浴槽や床には水に溶けにくい温泉成分が沈殿し、凝固して不思議な模様に。ひとつとして同じ模様はない、自然のアートを眺めながら温泉を楽しめます。夕食には信州サーモンをはじめとする、地元食材を使ったこだわりの会席料理を。メインは体をぽかぽかと温めてくれると評判の豆乳鍋です。
■価格帯
1万円台～
■アクセス情報
新島々駅から車で約1時間20分、松本ICから車で約1時間半
「白骨温泉 湯元齋藤別館」は、湯元齋藤旅館の5代目当主が賓客をもてなすため、湯元別荘として建てた高級旅館。毎年11月中旬から4月中旬までは冬期休業期間となります。宿は街の喧騒から遠く、客室が少ない分、ゆったりとした時間が流れます。昭和初期の面影を残す客室は、ひとりから大人数まで対応可能。日常を忘れて静かに楽しむ温泉旅や、湯治にも最適です。
温泉は湯元1号源泉を贅沢にかけ流し。男女別内湯と家族風呂で心も体も癒されます。さらに姉妹館である“湯元齋藤旅館”や“煤香庵”へは湯めぐりも楽しめますよ。夕食は郷土の味を取り入れた山家料理。信州産の川魚や山菜、自家栽培の有機野菜に、温泉も使った美食が味わえます。
■価格帯
3万円台～
■アクセス情報
新島々駅から車で約40分
乳白色のお湯が美しい白骨温泉は、“三日入れば三年風邪をひかない”と言われる効能豊かな温泉です。炭酸成分が含まれているため血流が促進されて体がぽかぽかと温まり、胃腸病への効能も期待できます。
さらに白骨温泉は浸かるだけでなく、飲泉もできる温泉として有名。尿酸や糖尿を排出される働きがあり、痛風・糖尿病・肝臓病・慢性消化器病・便秘などに効果があるとされていて、温泉街では飲泉所が設けられているほど。硫黄成分が入っているためか、口に含むと花火の火薬のような独特な風味と、舌に酸味が残る不思議な味わい。温泉街では、白骨温泉を使った美味しい料理を味わえる宿もあります。
この写真の記事を見る ≫
“日本の滝百選”にも選ばれている「三本滝」は、乗鞍高原を代表する滝です。乗鞍高原でも最も高い標高約1,800m付近にある3本の滝の総称です。駐車場から白樺に囲まれた遊歩道を通り、森の中の小川を越え、そしてさらに進んでいくとやがて吊り橋がかかる大きな川にぶつかります。吊り橋の下は滝になっていて、豪快に白い水飛沫を上げて水が落ちていく様子が見えます。こちらは白滝と言って三本滝の下流の滝ですが、これだけでも迫力満点。吊り橋を渡って岩場を登ると、その名の通り三本の滝が出迎えてくれます。
向かって右側の黒い溶岩の上を滑り落ちるのが黒沢の滝。左の茶色い岩肌を豪快に落ちているのが本沢の滝。小大野川の本流の滝なので、最も水量が多く迫力があります。さらに左側にももう一つ滝が落ちていて、無名沢の滝と呼ばれています。
この写真の記事を見る ≫
中部山岳国立公園の入口にある「一の瀬園地」は、キャンプ場や湿原のある約60㎡の草原。小川のせせらぎや湿原など、のどかな風景が広がり、5月には水芭蕉、6月にはレンゲツツジの群生と白樺の白が織り成す美しい光景が見られます。四季折々、季節の花々が咲き乱れる園内からはどこからでも乗鞍岳の素晴らしい眺望を得ることができます。
遊歩道が整備されているので、子どもと一緒のハイキングにもぴったり。乗鞍岳の噴火による溶岩台地の窪地に水が溜まった池も点在しており、“まいめの池”や園内の楓の大木は乗鞍高原を代表する紅葉スポットとして知られています。
この写真の記事を見る ≫
白骨温泉から車で約15分。上高地の玄関口であり、白骨温泉、乗鞍高原への拠点として多くの人々が訪れるのが“沢渡（さわんど）温泉”です。平成10年に中の湯地区からお湯が引湯されたことで、この地でも温泉を楽しめるようになりました。
何軒かの日帰り入浴施設のうち、特に温泉を気軽に堪能できる施設が「さわんど温泉 湯の郷公園」の足湯です。一度に50～60名が入れる大きさで、365日24時間営業。源泉かけ流しのお湯が足元から体を温めてくれますよ。各地へのシャトルバスが発着するターミナルのすぐそばなので、バスの待ち時間にも立ち寄れるのが嬉しいポイントです。
この写真の記事を見る ≫
白骨温泉は浸かるだけでなく、飲んだり料理に使ったりできる温泉としても有名。食べ放題やバイキングはありませんが、おかゆや豆乳鍋など温泉を使ったとっておきの料理が味わえる旅館が多いのも特徴です。体の外側と内側からエネルギーをチャージしてみてくださいね。
2025年3月現在の情報です。本文中の価格帯は2名1室の宿泊料金の目安で、客室タイプやプラン、時期によって変動します。
※本ランキングはトラベルjpのデータ、注目度、おすすめ度などを基に作成したものです。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較！
このスポットに行きたい！と思ったらトラベルjpでまとめて検索！
条件を指定して検索
