北海道の旭川は、札幌から車で2時間ほどで行ける盆地にある街。旭山動物園や旭川ラーメンなどで有名な人気観光地ですが、花々が美しい上野ファーム、アイヌ文化に触れられる記念館など、他にも魅力的な観光地がいっぱい。
今回は元旅行会社スタッフのトラベルjp 編集部 佐藤が、定番観光地から穴場観光地まで、旭川のおすすめ観光スポットをご紹介します。
大人でも楽しめるポイントはここ!旭川「旭山動物園」人気の秘密by 結月 ここあ
地図を見る北海道に行くと誰でも観光したくなる旭川市「旭山動物園」。動物の姿や形だけでなく行動や生活も見せてくれるなど、楽しいアイディアが盛りだくさんでリピーターも多数。
ホッキョクグマが間近で見られるシールズアイや、飼育担当者が餌を与えながら行動や習性についての説明をしてくれるもぐもぐタイムも人気。年2月に開催される「旭川冬まつり」の期間中は、アイスキャンドルのライトアップが幻想的な夜間開放も必見です。
<基本情報>
住所:北海道旭川市東旭川町倉沼
電話番号:0166-36-1104
アクセス:
旭川駅から車で約10分(路線バスあり)
旭川空港から車で約25分(路線バスあり)
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倉本聰脚本による富良野三部作の最終章となった人気ドラマ『風のガーデン』。デザインを担当した上野砂由紀さんの実家のお庭が「上野ファーム」なんです。
園内はまるでヨーロッパのような、手入れの行き届いた庭が敷地いっぱいに広がります。特に注目は「ノーム(妖精)の庭」や「白樺の小道」のエリア。あちこちに妖精のモチーフが隠れていて、今にも本物のノームと出会えそうな、夢のある光景に出会えます!
<基本情報>
住所:北海道旭川市永山町16-186
電話番号:0166-47-8741
ガーデン公開期間:4月下旬〜10月中旬(冬季休業)
ガーデン営業時間:10:00〜17:00
NAYAcafe営業時間:10:00〜17:00
アクセス:
JR永山駅から車で約10分
道央道旭川北ICから車で約20分
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JR旭川駅を出るとまず目につくのが、北へ真っすぐ伸びる「旭川平和通買物公園」。日本初の歩行者専用道路としての歴史をもつこの通りは、市内屈指のショッピングストリート。1kmに渡る通りの両側には飲食店やファッション雑貨などさまざまなお店が建ち並び、食べ歩きが楽しいイベントが開催されることも!
冬季には街路樹を彩る“あさひかわ街あかりイルミネーション”が開催されるほか、毎年2月の“旭川冬まつり”の時期には、氷彫刻世界大会の会場としても賑わいを見せます。
<基本情報>
住所:北海道旭川市宮下通〜8条通
電話番号:0166-25-7168(旭川市観光課)
アクセス:
旭川駅から徒歩すぐ
旭川鷹栖ICから車で約10分
北海道旭川市の名物グルメと言えば、しょうゆ味の旭川ラーメン。みそ味の札幌、しお味の函館と並ぶ、北海道三大ラーメンのひとつです。
その旭川ラーメンが大集結するのが、旭川空港から車で約30分の場所にある「あさひかわラーメン村」。老舗から新鋭まで全部で7店舗の人気ラーメン店が集まっています。縁結びならぬ麺結びの神様が宿るラーメン村神社は、ラーメン好きカップル必見のデートスポットです。
<基本情報>
住所:北海道旭川市永山11条4丁目119-48
電話番号:0166-48-2153
営業時間:11:00〜20:00
アクセス:
旭川空港から車で約30分
旭川駅から車で約20分
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北海道の旭川を代表する神社が「上川神社」。地元の人に愛されてきた神社ですが、実は商売繁盛・金運上昇を願う芸能人・商売人・スピリチュアル関係者が密かに参拝している事で有名。ご利益があるお守りも忘れずにチェックしてみてください。
上川神社はアイヌ民族の聖地と言われた原始の森が残る、旭川市街の眺めが良い場所にあります。賑わいを見せる毎年7月の「上川神社祭」を訪れてみるのもいいですね。
<基本情報>
住所:北海道旭川市神楽岡公園2
電話番号:0166-65-3151
営業時間:9:00〜16:30(参拝6:00〜16:30)
アクセス:旭川駅から車で約5分(路線バスあり)
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旭川でのアイヌの暮らしぶりを紹介している「川村カ子トアイヌ記念館」。2023年7月にリニューアルオープンしたばかりの館内には、貴重な生活文化資料がずらり。
伝統料理づくりや伝統楽器ムックルの制作と演奏体験、美しい切り絵づくりなど、アイヌ文化を体験できる講習プログラムも人気。敷地内のガーデンには、80種類ほどの北国の野草が。旭川駅よりバスで約10分で行ける穴場の観光地です。
<基本情報>
住所:北海道旭川市北門町11丁目
電話番号:0166-51-2461
開館時間:9:00〜17:00
休館日:無休
アクセス:旭川駅から車で約10分(路線バスあり)
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アイヌ文化についてさらに知識を深めるなら、「旭川市博物館」もぜひ訪れてほしいスポット!博物館の上層部ではアイヌの人々の暮らしを再現した精巧な模型が展示され、下層部には旭川の自然や野生動物にまつわる展示があります。
そして2つのエリアをつなぐ吹き抜けの中央部には大きな樹木の模型が。屋内にいながら壮大な自然に抱かれたような気分を味わうことができます。JR旭川駅からは徒歩10分と、移動日の観光にも立ち寄りやすい立地です。
<基本情報>
住所:北海道旭川市神楽3条7丁目旭川市大雪クリスタルホール内
電話番号:0166-69-2004
営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休業日:10月-5月の第2・第4月曜日(祝日に当たる場合はその翌日)、年末年始、施設点検日
アクセス:
旭川空港から車で約40分
旭川駅から徒歩約10分
JR旭川駅に隣接する「あさひかわ北彩都ガーデン」は、都心にいながら豊かな自然の中でホッと一息つける、市民の憩いの場。約12ヘクタールの広大な敷地には、駅前のアウネの広場から鏡池、神人の森、そして忠別川を挟んだ対岸にあるグラスガーデンまで、複数のエリアに分かれた色鮮やかなガーデンが広がります。
花々が見頃を迎える6月頃からは、ガーデン内を周遊する“ガーデン号”も運行。よく晴れた日に鏡池に映り込む草花と、その向こうに広がる十勝岳連峰の眺めは、駅前であることを忘れてしまうほど遮るものがなく見事!
<基本情報>
住所:北海道旭川市宮前2条1丁目
電話番号:0166-74-5966
5月〜10月の営業時間:9:00〜18:00
11月〜4月の営業時間:9:00〜17:00
休館日:毎週月曜日、月曜祝日の場合は開館、翌火曜日休、年末年始
アクセス:
旭川駅直結
中央バス旭川ターミナルより徒歩約7分
旭川空港より車で約30分
JR旭川駅から車で約10分の場所に位置する「旭橋」は、旭川のシンボルとして親しまれる美しいアーチ型の橋。かつては北海道三大橋と呼ばれ、その上を電車が走行していた歴史もあります。夕日や川霧などの景色が映える、フォトスポットとしても人気です。
毎年8月に開催される“旭川夏まつり”では大迫力の花火会場、毎年2月に開催される“旭川冬まつり”ではメイン会場と、季節によって違う表情を見せる旭橋。冬まつりで設営される長さ約100mの氷の滑り台や巨大雪像なども必見です。
<基本情報>
住所:北海道旭川市常盤通3丁目から本町1丁目
電話番号:0166-23-0090(旭川観光コンベンション協会)
アクセス:
旭川駅から車で約10分
旭川空港から車で約40分
北海道「旭川空港」で購入したい!貰って嬉しいお土産5選by ミセス 和子
JR旭川駅から5分ほど足を延ばすと、目の前に現れるのがレンガ造りの倉庫が密集する“蔵囲夢(くらいむ)”。かつては駅に隣接していたこちらの倉庫群は、明治から大正時代に物流の拠点として使われていたもの。現在は“家具の街”旭川を堪能できる名作椅子のギャラリーやインテリアショップなどが入店しています。
そして倉庫群の一角にあるのが「大雪地ビール館」。北海道各地の麦を使ったクラフトビールの醸造所があり、併設されるレストランではジンギスカンなどの北海道グルメとともにできたてビールを味わうことができます。
<基本情報>
住所:北海道旭川市宮下通11丁目1604番地の1
電話番号:0166-25-0400
ランチタイム:11:30〜14:00
ディナータイム:17:00〜22:00
休館日:毎週日曜日
アクセス:
旭川駅から徒歩約5分
旭川空港から車で約30分
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「神居古潭(かむいこたん)」は大雪山旭岳の西、旭川市郊外にある穴場の紅葉狩りスポット。神居古潭駅の跡地を整備した公園には、蒸気機関車や大きな車輪、モダンな駅舎が保存されています。
線路の跡はサイクリングロードになっていて、道路脇に残された駅のプラットフォームや鉄橋跡、トンネルといった鉄道の遺跡を探索しながら、他では味わえない紅葉トレッキングを楽しむことができます。
<基本情報>
住所:北海道旭川市神居町神居古潭
電話番号:0166-23-0090(旭川観光コンベンション協会)
アクセス:
旭川駅から車で約40分(路線バスあり)
旭川空港から車で約50分
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グルメに酪農体験!旭川あらかわ牧場初の工房併設型店舗がオープンby トラベルjp NEWS
旭川市の北側、江丹別町に位置する「旭川あらかわ牧場」は、酪農や乳製品加工などが体験できるオープンファームです。数々の受賞歴をもつナチュラルチーズを購入するなら、併設する工房兼ショップの「世界樹ILE」へ。
観光の合間に酪農体験をしてみるなら、所要時間が短い乳しぼりやアイスクリームづくりがおすすめ!2時間あれば生キャラメルやミルクジャムづくりも体験できます。
<基本情報>
住所:北海道旭川市江丹別町拓北582-4
電話番号:0166-73-2107
営業時間:10:00〜16:00(冬季は15:00まで)
アクセス:
旭川駅から車で約40分
旭川空港から車で約60分
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限定品にクックラボ!旭川「き花の杜」はファン垂涎のコンセプトショップby 一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る旭川駅から車で約10分の場所に佇む「き花の杜」は、木の温もりを感じる2階建ての建物。「遊べる!学べる! 味わえる!」をコンセプトに、旭川の作家の作品を並べたショップ、カフェ、ガーデンなどを備えた複合施設です。
アーモンドの香ばしさとサクッとした食感が美味しい、北海道の銘菓「き花」の製造過程が見学できる工房も併設されています。旭川駅から近く、お土産探しやちょっとした休憩に立ち寄るのもおすすめです。
<基本情報>
住所:北海道旭川市南6条通19丁目2182番地103号
電話番号:0166-39-1600
き花の杜営業時間:9:30〜18:00(不定休)
カフェ・フラワーショップ営業時間:10:00〜17:00
アクセス:旭川駅から車で約10分
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「外国樹種見本林」は、寒冷地での外国の樹木の生育可否を調べるために1898年に造られた、歴史ある外国樹種人工植栽地です。現在は外国種と国産種合わせて52種類約6,000本の樹木が育っており、森林浴におすすめの散策路として親しまれています。
ドラマ化もされたベストセラー小説“氷点”の舞台としても知られるこの場所の入り口には、著者の人生をたどることができる「三浦綾子記念文学館」も。直筆原稿や取材ノートも展示され、物語の世界にどっぷりと浸かることができます。
<基本情報>
住所:北海道旭川市神楽7条7〜11
電話番号:0166-61-0207(上川中部森林管理署)
アクセス:
旭川駅から車で約10分
旭川鷹栖ICから車で約20分
1902年、旧陸軍第7師団が旭川に設置された際に将校たちの社交の場として建てられた「旧旭川偕行社」。重要文化財に指定された明治中期の木造洋風建築物を活かし、現在は「中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館」として新たな歴史を刻んでいます。
館内には、旭川が“彫刻の街”として知られるきっかけとなった彫刻家、中原悌二郎の作品を12点展示。ほかにも中原悌二郎ゆかりのロダンや荻原守衛の作品や、旭川の作家の作品など、屋内外合わせて300点以上を鑑賞することができます。
<基本情報>
住所:北海道旭川市春光5条7丁目
電話番号:0166-46-6277
営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始、7月及び8月は無休
アクセス:
旭川駅から車で約20分
旭川鷹栖ICから車で約10分
1910年に旭川市内で最初の公園として造られた「常磐公園」は、市民の憩いの場。約200本の桜が咲き誇る、お花見の名所としても知られています。手漕ぎボートに乗って池の上から花々や野外彫刻を眺めるのもいいですね。
図書館や美術館などの文化施設が併設されていることも、日本の都市公園100選にも選ばれたこちらの公園の魅力のひとつ。“北海道立美術館”では道北地域にゆかりのある作家たちの、選りすぐりの作品に出会うことができます。
<基本情報>
住所:北海道旭川市常磐公園
電話番号:0166-52-1934(旭川市公園緑地協会)
アクセス:旭川駅から車で約9分、徒歩約20分
嵐山・神居自然休養林の中にある2階建ての「嵐山展望台」は、旭川市内が一望できる絶景スポット。晴れた日には旭川市街地から大雪山までを見渡す美しい眺めが堪能でき、花火や夜景が見えるロマンチックなスポットとしても親しまれています。
約600種の動植物が生息する“北邦野草園”からは、ハイキングコースを辿って徒歩約30分。展望台近くには駐車場があり、登山なしで展望台へアクセスすることもできます。
<基本情報>
住所:北海道旭川市江丹別町嵐山及び北海道上川郡鷹栖町
電話番号:0166-52-1934(公益財団法人旭川市公園緑地協会)
メインデッキの営業時間:9:00〜22:30
トップデッキツアーの営業時間:9:00〜22:15
アクセス:
旭川空港から車で約50分
旭川駅からバスで約25分
旭川の新たな絶景フォトスポットとして人気を集めているのが「就実の丘」。アップダウンが激しい道は、ジェットコースターのような臨場感を感じられると話題です。
両サイドには北海道らしいのどかな草原が広がり、目の前には大雪山から十勝岳までを望みます。時間とともに表情を変える大自然のパノラマビューに心が癒されること間違いなし!旭川空港から車で10分と、ドライブついでに立ち寄ることができます。
<基本情報>
住所:北海道旭川市西神楽4線31号
電話番号:0166-25-7168(旭川市経済観光部観光課)
アクセス:
旭川空港から車で10〜15分
旭川駅から車で30〜40分
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「カムイスキーリンクス」は、旭川の穴場スキー場。ニセコや富良野といった北海道のメジャースキー場に比べてまだまだ知名度は低いものの、広いゲレンデ、クオリティーの高い雪質、その上リフト代も安いという魅力を兼ね備えています。人が少ないので、新雪のゲレンデでダイナミックに滑走するという楽しみ方も。
パウダースノーと旭岳の眺めを堪能したあとは、レストランの名物である大盛りカレー「キング・オブ・カムイ」もご賞味あれ!
<基本情報>
住所:北海道旭川市神居町西丘112
電話番号:0166-72-2311
営業期間:例年12月中旬〜翌年3月末(積雪状況により変更あり)
アクセス:
旭川駅から車で約40分(路線バスあり)
旭川空港から車で約1時間(路線バスあり)
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旭川市の東に隣接する当麻町にあるのが「当麻鍾乳洞」。規模は小さいながらも、不純物が少なく結晶度や透明度が極めて高いことから、北海道の天然記念物に指定されています。
中が空洞でパイプ状になったマカロニ鍾乳石や、霜柱のようにぎっしりと柱状になったながれ石、菊の花の形になったアンソダイト等、数多くの種類の鍾乳石が見られます。冬季に洞内で熟成された日本酒「龍乃泉」は本数限定なので、出会えたらラッキー!
<基本情報>
住所:北海道上川郡当麻町開明4区
電話番号:0166-84-3719
営業期間:4月下旬〜10月下旬
営業時間:9:00〜17:00(最終受付16:30)
アクセス:
当麻駅から車で15分
旭川駅から車で約40分
旭川空港から車で約40分
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旭川駅近くから隣町まで、旭川のおすすめ観光スポットをまとめてみましたが、いかがでしたか?旭川駅からの路線バスでアクセスできる観光スポットが多数ですが、車があると観光はさらに便利に。グルメもショッピングも文化体験も楽しめますよ。
旅行の計画を立てる際に、ぜひ参考にしてくださいね!
(文:トラベルjp 編集部 佐藤)
2024年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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