ドイツは16の州から成る連邦制国家として成り立っており、それぞれの州によって様々な文化や特色が見られることで観光客から人気の国です。また、世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト」や「クリスマス・マーケット」など、楽しいイベントも目白押し!
元旅行会社スタッフでドイツに訪れたことのあるトラベルjp ナビゲーター 木内つばめが、おすすめの観光スポットご紹介します。
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https://stock.adobe.com/jp/日本からドイツへは2025年6月現在、東京・大阪からフランクフルトとミュンヘン行きの直行便が就航しています。
ベルリンやミュンヘンなどで市内を中心に観光する場合、列車、バスなどの公共交通機関でまわることが可能。1日乗車券などを活用すれば料金もお得になります。レンタサイクルやレンタルスクーターを利用するのもおすすめ。
ロマンチック街道を訪れる場合は、観光スポットが公共交通機関から離れていることも多いため、現地オプショナルツアーを活用すると短い日程でも効率よく観光できます。都市部以外は英語が通じにくいこともあるため、語学に不安がある方や海外旅行初心者の方は、あらかじめ観光がセットされている添乗員同行ツアーなどに参加してもよいでしょう。
ドイツ・ロマンティック街道の終着点であり、大本命である「ノイシュバンシュタイン城」。そのメルヘンチックで優美な姿は“白鳥城”とも呼ばれ、世界一有名なお城と言っても過言ではありません。19世紀後半にバイエルン王ルートヴィヒ2世によって建てられた、比較的新しいお城でもあります。
ルートヴィヒ2世は音楽家ワーグナーのパトロンであり、そのオペラの世界観に憧れ、おとぎの国のお城の建築に多額をつぎ込みました。歴史上重要な役割を果たしたわけではありませんが、正真正銘の王子様が自身の芸術的満足の為だけに創り上げた、まさに夢と理想のお城なんです。
<基本情報>
住所:Schlossverwaltung Neuschwanstein, Neuschwanstein Str.20 87645 Schwangau
アクセス:フュッセン(FUESSEN BAHNHOF)駅から約6km
公式サイト(外部リンク)
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フランクフルトからインターシティ・エキスプレス(ICE)に乗って約1時間。ケルン中央駅を出るとすぐ、空に向かって伸びる「ケルン大聖堂」の黒い双塔が目に入ります。高さ157m、ゴシック建築としても世界最大級の大きさを誇るこの大聖堂の歴史は4世紀に始まり、12世紀後半にイエス・キリストの誕生に立ち会った東方三博士の聖遺物が安置されたことで聖地となりました。
一時、周辺の高層建築物計画による景観破壊の危機にさらされて世界危機遺産に指定された時期もありました。しかし、大聖堂の周囲に高さ規制を敷くなど市当局の懸命な努力によって解除。その迫力ある壮麗な姿は、永遠に人々の心にインパクトを与え続けるランドマーク的存在です。ドイツ三大カーニバルの一つに数えられる、ケルンのカーニバルも必見!
<基本情報>
住所:Domkloster 4, 50667 Cologne
アクセス:ケルン中央(COLOGNE)駅から徒歩1分
公式サイト(外部リンク)
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フランクフルトから1時間足らずのところに位置する、ハイデルベルク。この街の高台の上にあるのが「ハイデルベルク城」です。ドイツでも有名な城址のひとつであり、1689年に一度破壊された歴史があります。その後一部が修復されていますが、ほとんどが廃墟のままで趣深いものが感じられるでしょう。
世界で一番大きなワイン樽があったり、いろいろな伝説を導く“騎士の足跡”があったりと、見どころも満載。城から見下ろす赤茶色の屋根が続く街並み、ネッカー川、そしてカール・テオドール橋はとても美しく、時間を忘れてしまうこと間違いなし。ドイツ最古のハイデルベルク大学があることでも有名です。
<基本情報>
住所:Schlosshof 1, 69117 Heidelberg
アクセス:ハイデルベルグ中央(HEIDELBERG)駅からタクシーで約15分
公式サイト(外部リンク)
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フランクフルトから日帰りで行ける街・マインツ。ここには990年からの古い歴史を誇る「聖シュテファン教会」が建っています。
見所はフランスの画家マルク・シャガールが手がけた、青いステンドグラス。教会に一歩足を踏み入れば、多様な青と緩やかな曲線で構成されたガラスに陽光が射込み、まるで深海の底のような世界に没入できます。オルガン・コンサートも開かれているので、タイミングが合えば音楽とシャガールを楽しむ、なんとも優美な時間を過ごせます。
<基本情報>
住所:Kleine Weissgasse 12, 55116 Mainz
アクセス:マインツ中央駅から徒歩17分
公式サイト(外部リンク)
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第二次世界大戦の後、東西2つの国に分割された敗戦国ドイツ。ベルリンは東ドイツ地域にありましたが、米、英、仏、ソ連による分割統治が行われていました。共産主義国の東ドイツから自由な資本主義社会である西ベルリン(西ドイツ)へ、市民たちの逃亡者が増えたことから、それを防ぐために西ベルリンを囲むようにソ連と東ドイツ政府が作った壁。それが「ベルリンの壁」です。
東西統一後も一部の壁は残っていて、現在シュプレー川沿いに残されたベルリンの壁は、21か国118人のアーティストが参加した「イーストサイド ギャラリー」となっています。壁が壊されて間もない1990年に描かれ、2009年に参加アーティストたち自身の手によって修復されました。
<イーストサイドギャラリー基本情報>
住所:Muehlenstrasse 1, 10243 Berlin
アクセス:オストバーンホーフ(Ostbahnhof)駅から徒歩1分
公式サイト(外部リンク)
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ベルリンで外せないもうひとつの観光スポットといえば「ブランデンブルク門」。世界各国からの観光客が門を通り抜けている光景が見られます。
ブランデンブルク門は1791年、平和のシンボルとしてベルリンの中心地に建てられたもの。1961年、門のすぐ前にベルリンの壁が設けられると、東側のブランデンブルク門へは、西側から行くことができなくなりました。1989年のベルリンの壁崩壊の際、門の周囲はメディア報道が集中したので、当時ニュースで見たという人も多いでしょう。東西分断など歴史に翻弄されたブランデンブルク門は、ドイツ統一の象徴でもあります。
<基本情報>
住所:Pariser Platz 7, Berlin
アクセス:ブランデンブルク門(Brandenburger Tor)駅から徒歩2分
公式サイト(外部リンク)
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世界三大オーケストラに挙げられるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。ベルリン中心部にある専用ホール「ベルリナー・フィルハーモニー」では、重厚な演奏からユニークな演出まで、ベルリン・フィルのさまざまな演奏を気軽に聴くことができます。
“黄色いテント”とも表現される五角形のようなフォルムは、1960年代当時最先端の技術をもって音響効果を追求して造られたもの。内部もユニークな構造です。夕方以降に始まるコンサートも多く、ベルリンでナイトライフを楽しみたい方にもおすすめ!
<基本情報>
住所:Herbert-von-Karajan-Strase 1, 10785 Berlin
アクセス:地下鉄U2ポツダム広場(Potsdamer Platz)駅から徒歩3分
公式サイト(外部リンク)
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ドイツ歴史古都の一つに数えられる「ヴュルツブルク」は、ロマンチック街道の起点としても有名な街です。マイン川の両側に広がる街には、カフェやショップに混ざって中世のバロック建築の建物や壮麗な宮殿、大聖堂などが点在しています。
また、ここはフランケンワインの名産地。斜面に広がるぶどう畑はもちろん、川にかかる橋の上では、ワイングラスを片手に語らう人々の姿を見ることもできます。
<基本情報>
アクセス:
フランクフルトから鉄道ICEで約1時間10分
ミュンヘンからは鉄道ICEで約2時間
公式サイト(外部リンク)
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“中世の宝石”と呼ばれる街「ローテンブルク」。中世の面影がそのまま残る街並みは、ロマンティック街道のハイライトとして有名です。ドイツらしい木組みの家や石畳の小路など、まるで絵本のような可愛らしい街並みが多くの観光客を惹きつけています。
街を囲む城壁は上に登って歩くことができ、様々な角度からローテンブルクの街を眺めることができます。マルクト広場のからくり時計(マイスタートゥルンク)や、一年中クリスマスのグッズを売っているお店など、気ままに街歩きをするのも楽しいことでしょう。
<基本情報>
住所:Rothenburg ob der Tauber
アクセス:ヴュルツブルク中央駅からローテンブルク駅まで約1時間(シュタイナッハで乗り換え)
公式サイト(外部リンク)
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ロマンティック街道の途中にロココ様式の最高峰と呼ばれている、世界遺産「ヴィース教会」があります。ヴィース教会は“草原の教会”の意味があり、その名の通りのどかな草原の風景に溶け込んだ教会です。なぜ、周りに何もないこの教会が有名になったのかというと、18世紀に起こった“ヴィースの奇跡”という伝説がきっかけ。
ヴィースの奇跡とは、1738年にある農家の婦人が譲り受けた“鞭打たれるキリスト像”に毎日熱心に祈りを捧げた結果、このキリスト像は涙を流したというもの。これにより巡礼者が増え続け、1754年に現在の教会が完成し今に至ります。
<基本情報>
住所:Wies 12, 86989 Steingaden
アクセス:ショーンガウ(Schongau)駅からバス利用
公式サイト(外部リンク)
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ドイツ国内を流れる川の中で最も長い「ライン川」。見どころは数えきれないほど存在しますが、日本でも有名な「ローレライ」もそのうちのひとつです。
ローレライというのはコブレンツの町から南に40kmほどの所にある大きな岩山の名前。その岩山の大きさと形によって川幅が細く流れが急なため、かつてこの場所は航行の難所とされていました。“この岩山に棲む精霊が船を惑わし沈めている”というローレライ伝説が生まれたと言われるほどなので、その被害はとても大きかったことがうかがえます。現在ではもちろん事故は起こることはほぼないといえますが、ローレライの迫力は健在です。
<基本情報>
住所:Besucherzentrum Loreley Auf der Loreley 56346 St.Goarshausen
アクセス:ザンクトゴアハウゼン(St. Goarhausen)駅からバス利用
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ザクセン王国の首都として栄えた「ドレスデン」は、バロック様式の建築物が美しい東部ドイツの古都です。
“エルベ川のフィレンツェ”とも称えられるドレスデンで、最も賑わいを見せるのがクリスマスシーズン。ドレスデン市内のあちこちでクリスマス・マーケットが開催され、街全体が華やかになります。中でも旧市街にあるアルトマルクト広場(Dresden Altmarkt square)で開かれる“シュトリーツェル・マルクト(The Dresden Striezelmarkt)”は、1434年にスタートしたドイツ最古のクリスマス・マーケットとして有名です。
<基本情報>
アクセス:
フランクフルトから飛行機で約1時間
ベルリンから鉄道で約2時間
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今ではよく知られたユネスコの世界遺産ですが、第1号の世界遺産は1978年に12件が登録されました。その12件のうちの1件がドイツの「アーヘン大聖堂」。もちろん、ドイツで1番目に登録された世界遺産にもなります。大聖堂のあるアーヘンの町は、ドイツの西部オランダとベルギー国境に隣接したところに位置しており、温泉地としても有名で約2000年の歴史のある古都です。
その古さ、建築様式、内装の豪華さなど、他のドイツの教会に類似するものが無い素晴らしい大聖堂。神秘的な八角形の聖堂内に立てば、当時カール大帝が願ったパワーが伝わってくるかもしれませんね。
<基本情報>
住所:Klosterplatz 2, 52062 Aachen
アクセス:アーヘン(Aachen)駅から徒歩15分
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ドイツの短い夏が過ぎ、吹く風に少し秋を感じられるようになる頃、世界最大のビールの祭典・オクトーバーフェストが開催されます。最近では世界に広まり人気を博しているオクトーバーフェストですが、何といってもバイエルン州「ミュンヘン」が発祥地。
期間中は、会場内に数々のビールブランドの大小の特設テントが設置され、連日連夜の大騒ぎ。特設テントといえど、非常に大規模な固定施設で、最大収容人数は1万人超と言われています。一歩足を踏み入れると、その大きさと充満する熱気に圧倒されるでしょう。
また期間中じゃなくとも、一年中ビールを楽しめる醸造会社が直営するビアホールもあるのでご安心を。ビールだけにとどまらず、美しいマルクト広場や宮殿、レジデンツなど、見どころ満載の街です。
<基本情報>
アクセス:日本から直行便で約14時間半
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「ブレーメン」は、フランクフルト近郊にあるハーナウから、北へ約600km続く、メルヘン街道の終着点。中世後期には、バルト海沿岸地域の貿易を独占し、ヨーロッパ北部の経済圏を支配したハンザ同盟の中心都市でもありました。
日本人にもお馴染みのグリム童話『ブレーメンの音楽隊』でも知られている場所で、もちろんその4匹の動物たちの像もあります。そのほか、世界遺産の市庁舎や魅力的なお店が並ぶ路地なども。まさにメルヘン街道の名にふさわしい見所がたくさんあります。
<基本情報>
アクセス:フランクフルト中央駅から鉄道ICEで約3時間40分
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ベルリンに次ぐドイツ第2の都市「ハンブルク」。欧州屈指の港湾都市でもあり、北海につながるエルベ川を中心に、街の中を何百もの運河が巡っているのが特徴。それらは世界遺産である倉庫街の煉瓦造りの建物の間を縫って流れ、水路クルーズのハイライトにもなっています。
ここではぜひフィッシュマーケットへも足を運んでみましょう。新鮮なシーフードを挟んだサンドウィッチなど、海の街ならではのグルメを堪能することも。ドイツの内陸部とはまた違った雰囲気や活気に満ちた街です。
<基本情報>
アクセス:ベルリン中央駅から約2時間でハンブルク中央駅
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高品質の白磁器が世界的に有名な「マイセン」。第二次世界大戦での被害が奇跡的に少なかったことから、今も旧市街には中世の雰囲気を感じさせる古い家並みが残っています。
マイセンに来たら「マイセン磁器工場」は外せません。1階がショッピングエリアと工房、2・3階が博物館となっていて、マイセン磁器が作られる様子を見学したり貴重な磁器を見学したり、マイセン磁器の魅力にたっぷり浸れます。
<基本情報>
住所:Talstrasse 9, 01662 Meißen
アクセス:ドレスデンから列車で約30分
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ブランデンブルク州の州都「ポツダム」を代表する観光スポットが、世界遺産にも登録されている「サンスーシ庭園」。有名観光スポットであると同時にポツダム市民や隣接するベルリン市民の憩いの場となっています。
庭園内には建築家や庭師が造り上げた美しい公園や豪奢な宮殿など、見どころが満載。またポツダム会談が行われたツェツィーリエンホーフ宮殿、ポツダム東部のバーベルスベルク宮殿へ足を延ばすのもおすすめです。
<基本情報>
住所:Maulbeerallee, 14469 Potsdam
アクセス:ポツダム中央駅からバスで約16分
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ハンブルクとともに北ドイツを代表する港町「リューベック」。かつては自由都市連合「ハンザ同盟」の盟主として栄え“ハンザの女王”という称号を得た歴史ある街です。
レンガゴシックと呼ばれる北ドイツ独特の貴重な建築様式の建物が残っていて、聖マリエン教会や聖ペトリ教会、ホルステン門など見どころ多数。街並みは世界遺産に登録されています。ドイツで最も美しいと呼ばれる市庁舎や世界最古の老人ホームも必見。バルト海の沿岸にあるため、夏にはビーチを楽しむ観光客でにぎわいます。
<基本情報>
アクセス:ハンブルク中央駅から約46分
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ドイツ旅行でゲットしたいのがシュタイフ(Steiff)社のテディベア。創業の地・ギーンゲンにある「シュタイフ・ミュージアム」では、シュタイフ社の歴史や初期のテディベア、さらに機械仕掛けで動くぬいぐるみなどを展示しています。
定番品だけでなく、日本では手に入らない限定品など、豊富なラインナップが揃うショップも必見。別棟にはアウトレットショップもありますよ。ショップで販売されている製品は、ミュージアム隣の本社工場で、生地や縫製にこだわって一つ一つ職人が手作りしています。
<基本情報>
住所:Margarete-Steiff-Platz 1 89537 Giengen an der Brenz
アクセス:ギーンゲン駅から徒歩約3分
公式サイト(外部リンク)
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ドイツ旅行の醍醐味はまさに周遊ですが、日本とほぼ同じくらいの国土面積があるため、全て見るにはかなりの日数がかかります。ぜひ、何度も訪れる気持ちでプランを立ててみましょう。
ロマンチック街道やメルヘン街道の他にも、ドイツには観光街道が実にたくさんあります。どんなルートがあるのか調べてみると興味深いものもあり、旅行計画の参考にもなりますよ!
(文:木内つばめ)
2025年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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