ドイツは16の州から成る連邦制国家として成り立っており、それぞれの州によって様々な文化や特色が見られることで観光客から人気の国となっています。また、世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト」など楽しいイベントも目白押し!トラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材した、おすすめ観光スポットをご紹介します。
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https://stock.adobe.com/jp/日本からドイツへは東京・大阪・名古屋・福岡からフランクフルト行きの直行便が就航。東京からはミュンヘン、デュッセルドルフにも直行便が就航しています。
ベルリンやミュンヘンなどで市内を中心に観光する場合、列車、バスなどの公共交通機関でまわることが可能。1日乗車券などを活用すれば料金もお得になります。レンタサイクルやレンタルスクーターを利用するのもおすすめ。
ロマンチック街道を訪れる場合は、観光スポットが公共交通機関から離れていることも多いため、現地オプショナルツアーを活用すると短い日程でも効率よく観光できます。都市部以外は英語が通じにくいこともあるため、語学に不安がある方や海外旅行初心者の方は、あらかじめ観光がセットされている添乗員同行ツアーなどに参加してもよいでしょう。
ドイツ・ロマンティック街道の終着点であり、大本命であるノイシュバンシュタイン城。そのメルヘンチックで優美な姿は「白鳥城」とも呼ばれ、世界一有名なお城と言っても過言ではありません。19世紀後半にバイエルン王ルートヴィヒ2世によって建てられた、比較的新しいお城でもあります。
ルートヴィヒ2世は音楽家ワーグナーのパトロンであり、そのオペラの世界観に憧れ、おとぎの国のお城の建築に多額をつぎ込みました。歴史上重要な役割を果たしたわけではありませんが、正真正銘の王子様が自身の芸術的満足の為だけに創り上げた、まさに夢と理想のお城なんです。
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フランクフルトからインターシティ・エキスプレス(ICE)に乗って約1時間。ケルン中央駅を出るとすぐ、すっくと空に向かって伸びる「ケルン大聖堂」の黒い双塔が目に入ります。高さ157メートル、ゴシック建築としても世界最大級の大きさを誇るこの大聖堂の歴史は4世紀に始まり、12世紀後半にイエス・キリストの誕生に立ち会った東方三博士の聖遺物が安置されたことで聖地となりました。
一時、周辺の高層建築物計画による景観破壊の危機にさらされて世界危機遺産に指定された時期もありましたが、大聖堂の周囲に高さ規制を敷くなど市当局の懸命な努力によって解除され、その迫力ある壮麗な姿は永遠に人々の心にインパクトを与え続けます。
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フランクフルトから1時間足らずのところに位置する、ハイデルベルク。この街の高台の上にあるのが「ハイデルベルク城」です。ドイツでも有名な城址の一つであり、この街のシンボルともなっているこの城は、1689年に一度破壊された歴史を持ちます。その後一部が修復されていますが、破壊されたままの姿はまた趣深いものがあるでしょう。
また、世界で一番大きなワイン樽があったり、「騎士の足跡」と呼ばれる足跡(謂れは諸説あります)があったりと、見どころも満載。城から見下ろす赤茶色の屋根が続く街並み、ネッカー川、そしてカール・テオドール橋はとても美しく、時間を忘れてしまうこと間違いなし。
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第二次世界大戦の後、東西2つの国に分割された敗戦国ドイツ。ベルリンは東ドイツ地域にありましたが、米、英、仏、ソ連による分割統治が行われていました。共産主義国の東ドイツから自由な資本主義社会である西ベルリンへ、市民たちの逃亡者が増えたことから、それを防ぐために西ベルリンを囲むようにソ連と東ドイツ政府が作った壁。それが「ベルリンの壁」です。
現在シュプレー川沿いに残された「ベルリンの壁」は、21か国116人のアーティストが参加した屋外ギャラリーとなっています。壁が壊されて間もない1990年に描かれ、2009年に参加アーティストたち自身の手によって修復されました。
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「中世の宝石」と呼ばれる街、ローテンブルク。中世の面影がそのまま残る街並みは、ロマンティック街道のハイライトとして有名です。ドイツらしい木組みの家や石畳の小路など、まるで絵本のような可愛らしい街並みが多くの観光客を惹きつけています。
街を囲む城壁は上に登って歩くことができ、様々な角度からローテンブルクの街を眺めることができます。マルクト広場のからくり時計(マイスタートゥルンク)や、一年中クリスマスのグッズを売っているお店など、気ままに街歩きをするのも楽しいことでしょう。
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ドイツ国内を流れる川の中で最も長いのはライン川です。見どころは数えきれないほど存在しますが、日本でも有名な「ローレライ」もそのうちの一つ。ローレライというのは元々コブレンツの町から南に40kmほどの所にある大きな岩山の名前です。
その岩山の大きさと形によって川幅が細く流れが急なため、かつてこの場所は航行の難所とされていました。
「この岩山に棲む精霊が船を惑わし沈めている」というローレライ伝説が生まれたと言われるほどなので、その被害はとても大きかったことがうかがえます。現在ではもちろん事故は起こることはほぼないといえますが、ローレライの迫力は健在です。
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ドイツのヴュルツブルクからフュッセンまで続くロマンティック街道。そのロマンティック街道の途中にロココ様式の最高峰と呼ばれている、世界遺産「ヴィース教会」があります。ヴィース教会は“草原の教会”の意味があり、その名の通りのどかな草原の風景に溶け込んだ教会です。なぜ、周りに何もないこの教会が有名になったのかというと、18世紀に起こった“ヴィースの奇跡”という伝説がきっかけ。
ヴィースの奇跡とは、1738年にある農家の婦人が譲り受けた「鞭打たれるキリスト像」に毎日熱心に祈りをささげた結果、このキリスト像は涙を流したというものです。これにより巡礼者が増え続け、1754年に現在の教会が完成し今に至ります。
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ベルリンからバスで約3時間。ザクセン王国の首都として栄えた「ドレスデン」は、バロック様式の建築物が美しい東部ドイツの古都です。
"エルベ川のフィレンツェ"とも称えられるドレスデンで、最も賑わいを見せるのがクリスマスシーズン。ドレスデン市内ではあちこちでクリスマス・マーケットが開催され、街全体が華やかになります。中でも旧市街にあるアルトマルクト広場(Dresden Altmarkt square)で開かれるクリスマス・マーケット「シュトリーツェル・マルクト(The Dresden Striezelmarkt)」は、1434年にスタートしたドイツ最古のクリスマス・マーケットとして有名。2017年で583回目を迎えます!
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世界遺産は世界中に1030件以上あります。今ではよく知られたユネスコの世界遺産ですが、第1号の世界遺産は1978年に12件が登録されました。その12件のうちの1件がドイツの「アーヘン大聖堂」で、もちろんドイツで1番目に登録された世界遺産です。
大聖堂のあるアーヘンの町は、ドイツの西部オランダとベルギー国境に隣接したところに位置しています。温泉地としても有名で約2000年の歴史のある古都です。
大聖堂はその古さ、建築様式、内装の豪華さなど、他のドイツの教会に類似するものが無い素晴らしい大聖堂です。神秘的な八角形の聖堂内に立てば、当時カール大帝が願ったパワーが伝わってくるかもしれませんね。
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ドイツの短い夏が過ぎ、吹く風に少し秋を感じられるようになる頃、世界最大のビールの祭典・オクトーバーフェストが開催されます。最近では世界に広まり人気を博しているオクトーバーフェストですが、何といってもバイエルン州「ミュンヘン」が発祥地です。
期間中は、会場内に数々のビールブランドの大小の特設テントが設置され、連日連夜の大騒ぎ。特設テントといえど、非常に大規模な固定施設で、最大収容人数は1万人超と言われています。一歩足を踏み入れると、その大きさと充満する熱気に息を呑むはず。
また期間中じゃなくとも、一年中ビールを楽しめる醸造会社が直営するビアホール「ホフブロイハウス」があったり、美しいマルクト広場や宮殿、レジデンツなど、ミュンヘンは見どころ満載の街です。
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ドイツ観光の定番スポットをまとめてみましたが、いかがでしたか?
旅行の計画を立てる際に、ぜひ参考にしてくださいね!
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(2023/11/29更新)
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