伊勢というと、“お伊勢さん”とも呼ばれている日本人の心のふるさと伊勢神宮や、古い町並みが再現されたおはらい町、おかげ横丁などがある人気観光地。伊勢には、内宮、外宮と共に、二見興玉神社(二見ヶ浦)や猿田彦神社などの定番観光地や元気を貰えるパワースポットも数多く点在。
今回は中部地方出身のトラベルjp 編集部 赤木が伊勢のおすすめ観光スポットをご紹介します。
伊勢神宮の中心は、内宮(ないくう)と外宮(げくう)のふたつ。通常、お伊勢詣りというと、この内宮と外宮の二つを回ることとされています。参拝の順序は、外宮から内宮へ回るのが、古来からの習わし。
森が広がる「伊勢神宮 外宮」の参道を進むと、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の食を司る豊受大神宮があります。
<基本情報>
住所:三重県伊勢市豊川町279
電話番号:0596-24-1111
アクセス:JR・近鉄伊勢市駅から徒歩約5分
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外宮の敷地内に式年遷宮を記念して建てられた博物館が「せんぐう館」。式年遷宮が伝えてきた技術や精神、知っているようで知らない神道に関する情報をわかりやすく展示。大型ハイビジョンモニターを駆使して神道をより身近に感じることができるようになっています。
外宮正殿東側の4分の1を原寸大で再現した建築模型は圧巻。
写真提供:せんぐう館
<基本情報>
住所:三重県伊勢市豊川町前野126-1
電話番号:0596-22-6263
アクセス:JR・近鉄伊勢市駅から徒歩約5分
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「伊勢神宮 内宮」は皇大神宮と呼ばれ、その御祭神は、太陽を神格化した天照大御神。皇室の御祖先の神で、日本人の総氏神とも言われています。
内宮を訪れたら、まずは五十鈴川にかかる宇治橋を渡り、神聖なる五十鈴川の御手洗場で、身も心も清めます。拝殿への石段を一段一段踏みしめるように進むと、この場に立てたことの感謝の気持ちが湧いてくるから不思議です。
<基本情報>
住所:三重県伊勢市宇治館町1
電話番号:0596-24-1111
アクセス:近鉄宇治山田駅または五十鈴川駅からバスかタクシーで約6〜10分
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伊勢神宮内宮の宇治橋を渡り、第一鳥居をくぐると見えてくるのが、「五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらしば)」。ここは、内宮へ来た人が最初に立ち寄り、五十鈴川の水で手を清める場所、いわゆる“天然の手水舎”です。
グリーンに彩られた川に手を入れてみると、水がひんやりと冷たくて気持ちいい!川の流れとともに、体に溜まった淀んだ“気”も一緒に流してくれるような気持ちになります。
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伊勢神宮 内宮を参拝した後は、美しい石畳や切妻・入母屋・妻入り様式の町並みが800m続く「おはらい町」を散策しましょう。ここには雑貨店、食事処、お土産屋などが景観をそこなわぬよう建ち並びます。
伊勢の名物といえば、五十鈴川のせせらぎをかたどった餡と川底の小石を表わす白いお餅でできた赤福餅が有名ですが、その本店もこちらにあります。
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伊勢神宮・内宮に向かう宇治橋から、おはらい町通りを歩き「おかげ横丁」を楽しむのはお伊勢参りの醍醐味の一つ。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような街並み、活気ある人の行き交い、そして見渡す限り延々と目に入る魅力的な店の数々。
みたらし団子、伊勢うどん、伊勢おでん、伊勢醤油が入ったソフトクリームなど、ここには美味しい伊勢グルメが揃っています。
<基本情報>
住所:三重県伊勢市宇治中之切町52番地
電話番号:0596-23-8838
アクセス:バス停「神宮会館前」下車
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伊勢神宮の西には、夫婦岩で有名な「二見興玉神社」があります。古来、伊勢神宮参拝の前には、二見興玉神社で祓い清めるのが習わしでした。夫婦岩の沖合700mの海中には、祭神である猿田彦大神の化身とも言われる興玉神石が鎮座。
天の岩屋には、伊勢神宮外宮の豊受大神が祀られています。古来の習わしに従うなら、外宮の前にまずはこちらを参拝しましょう。
<基本情報>
住所:三重県伊勢市二見町江575
電話番号:0596-43-2020
アクセス:JR二見浦駅から徒歩約15分、バス停「夫婦岩東口」から徒歩約5分
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伊勢神宮の内宮から1.8kmの距離にある「月讀宮」もぜひ訪れて欲しい内宮の別宮。御祭神は月讀尊(つきよみのみこと)で、内宮の主神・天照大御神の弟神にあたります。
天照大御神は太陽の象徴とされ、月讀尊は夜之食国(よるのおすくに)を治めることから月にたとえられます。太陽と月、セットで訪れればより多くのパワーが頂けます。
<基本情報>
住所:三重県伊勢市中村町742-1
電話番号:0596-24-1111(神宮司庁)
アクセス:JR・近鉄伊勢市駅から外宮内宮循環バスで「中村町」下車
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日本神話における天孫降臨の際、天照大御神の命を受けた瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を高千穂へと導いた猿田彦大神を祀っているのが「猿田彦神社」で“みちひらきの大神”と言われています。
みちひらきということで、人生の道(仕事や学業)を良い方向へ導いてもらおうと全国から参拝者が訪れます。
<基本情報>
住所:三重県伊勢市宇治浦田2-1-10
電話番号:0596-22-2554
アクセス:JR・近鉄伊勢市駅、近鉄宇治山田駅、近鉄五十鈴川駅からバス「猿田彦神社前」下車
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「賓日館」は、明治20年に建てられた賓客の宿泊施設。現在は国の重要文化財に指定されています。伊勢神宮に参拝する賓客がお泊まりになる建物として使われ、過去には大正天皇をはじめ、歴代諸皇族や各界の要人が利用した歴史的な建造物です。
内部の見学も可能で、桃山式の120畳の大広間は舞台付。天井にはシャンデリアが施されており、明治時代に建てられた建築物らしい内装となっています。
<基本情報>
住所:三重県伊勢市二見町茶屋566-2
電話番号:0596-43-2003
アクセス:JR二見浦駅から徒歩12分
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伊勢市駅改札の目の前にある木製の大きな鳥居。ここから伊勢神宮外宮までいたる道が「外宮参道」です。古くから参拝者のための宿場町として親しまれ、現在では老舗店から新しくオープンした店舗までたくさんのお店が軒を連ねます。
古い町の雰囲気を生かしつつも、ハイセンスなショップや飲食店が建ち並ぶエリアは集客効果も抜群。地元の人々や観光客でいつも賑わっています。
<基本情報>
住所:三重県伊勢市本町
アクセス:JR・近鉄伊勢市駅からJR側改札降りてすぐ
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伊勢市二見町の小高い山の上に再現された安土城。この幻の名城を中心に広がるテーマパークが「伊勢忍者キングダム(旧:伊勢安土桃山城下街)」です。ひとたび戦国大門を潜れば、忍者・殿様・お姫様さらにはちょんまげ姿の侍までもが闊歩する戦国時代の城下町。役者演じる迫力のお芝居は伊勢忍者キングダムの名物です。
伊勢名物も味わえる美食ゾーンやショッピングゾーン、温泉など充実の設備で満喫できます。お気に入りの和装への変身も楽しめますよ。
<基本情報>
住所:三重県伊勢市二見町三津1201-1
電話番号:0596-43-2300
アクセス:近鉄伊勢市駅、宇治山田駅、鳥羽駅のいずれかの駅からCANばすで約30分
夫婦岩の近くにある「伊勢夫婦岩ふれあい水族館 伊勢シーパラダイス」は動物や魚との距離が近すぎるのが魅力。トドやセイウチのお食事タイムでは間近でその様子を観察することができ、日本で唯一、ツツメナシカワウソと握手するチャンスも!タツノオトシゴを指に巻き付けることができるのもここだけです。
水族館の定番アシカショーも、まずはその近さにビックリします。とにかく柵が低いのがポイント!
<基本情報>
住所:三重県伊勢市二見町江580
電話番号:0596-42-1760
アクセス:JR二見浦駅から徒歩約20分、バス停「夫婦岩東口」からすぐ
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“お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊をかけねば片参り”。これは伊勢音頭の一節にうたわれた言葉。「朝熊岳金剛證寺(あさまだけこんごうしょうじ)」は、伊勢神宮の鬼門を守る寺として知られ、伊勢神宮へ参宮したあとは金剛證寺へも参るのが良いとされてきました。
朱塗りが美しい本堂の摩尼殿は、国の重要文化財に指定されています。奥之院へ向かうまでの道のりには、両脇に故人を弔うための卒塔婆が立ち並び、それが延々と奥の院まで続いていきます。
<基本情報>
住所:三重県伊勢市朝熊町548
電話番号:0596-22-1710
アクセス:JR・近鉄鳥羽駅から山頂展望台までタクシーで約30分
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三重県伊勢市の河崎は、江戸時代、伊勢神宮の参拝客でにぎわう“伊勢の台所”として、伊勢市街を流れる勢田川沿いに細長く発達した河岸問屋街です。現在でも、古い町家や商家の蔵が軒を連ねていて、当時の姿を今に残しています。
「伊勢河崎商人館」は蔵の町・河崎の中心となる観光スポット。建物は、河崎を代表する商家で、江戸時代中期の元禄年間に創業された老舗酒問屋の小川商店を修復整備したもので、国の登録有形文化財ともなっています。
<基本情報>
住所:三重県伊勢市河崎2丁目25番32号
電話番号:0596-22-4810
アクセス:JR・近鉄伊勢市駅または近鉄宇治山田駅から徒歩約15分
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伊勢内宮から標高555mの朝熊山を越えて鳥羽市内を結ぶ「伊勢志摩スカイライン」は、各所に絶景ポイントがあるところから“天空のドライブウェイ”と呼ばれています。
特に山頂付近の朝熊山頂展望台からは伊勢の町全景と伊勢湾の大パノラマを眺めることができます。寒い季節にここを訪れるのなら足湯もおすすめ。なぜかここに立つ昔懐かしいレトロな形のポストもフォトジェニックです。
<基本情報>
住所:三重県伊勢市宇治館町岩井田山 677-1
電話番号:0596-22-1810(伊勢料金所)
アクセス:伊勢西ICから約5分で伊勢料金所。伊勢料金所から約15分で山頂展望台。
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伊勢志摩スカイラインの山頂付近にある「朝熊山頂展望台」の名物が展望足湯。さえぎるもののない山頂で、景色を眺めながら、ゆったり座って足湯につかることができます。気候の良いときには、特に人気のスポットです。
天空のポストなどフォトジェニックなスポットもあり、散策するにもピッタリです。
<基本情報>
住所:三重県伊勢市朝熊町字名古185-3
電話番号:0596-22-1248
アクセス:伊勢志摩スカイライン各料金所から約15分
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伊勢市二見町にある「マコンデ美術館」には、タンザニアのマコンデ高原に暮らしていたマコンデ族の彫刻やティンガティンガ絵画、民俗資料などが展示されています。ミュージアムショップでは絵画のほかアフリカングッズも販売。伊勢とアフリカという組み合わせは少し意外な気もしますが、見ごたえのある展示は一見の価値あり!
<基本情報>
住所:三重県伊勢市二見町松下1799-4
電話番号:0596-42-1192
アクセス:JR二見浦駅、JR・近鉄鳥羽駅からバスで約8分
伊勢のおすすめ観光スポットをまとめてみましたが、いかがでしたか?
伊勢神宮を中心に歴史スポットを巡ったり、ドライブでビュースポットを巡るのもおすすめです。
旅行の計画を立てる際に、ぜひ参考にしてくださいね!
2024年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
(文:トラベルjp 編集部 赤木)
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