2011年3月11日に発生した東日本大震災で、岩手県の太平洋沿岸は津波により甚大な被害を受けました。あれから10年、岩手県は復興の歩みを進め、今では多くの場所でその軌跡を見ることができます。岩手県を訪れて、ぜひご自身の目で見てみませんか?観光に訪れることも復興支援のひとつ!2021年の岩手で見ておきたいスポットをご紹介します。
東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県三陸沿岸の大槌町。JR山田線・大槌駅は津波により流出してしまいましたが、2019年に三陸鉄道「大槌駅」として生まれ変わりました。「ひょっこりひょうたん島」のモデルと言われている蓬莱島がモチーフで、駅ではドン・ガバチョやサンデー先生たちに出会えますよ。
<基本情報>
住所:岩手県上閉伊郡大槌町本町1
アクセス:釜石駅より三陸鉄道リアス線で約20分
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「もぐらんぴあ」は岩手県久慈市にある日本唯一の地下水族館。東日本大震災の津波により全壊してしまいましたが、仮設の水族館を経て2016年春に再開しました。震災を生き延びたアオウミガメの「カメ吉」がいるトンネル水槽や、震災時から復興に協力した「さかなクン」の展示コーナーが見学できますよ。
<基本情報>
住所:岩手県久慈市侍浜町麦生1-43-7
アクセス:九戸ICより車で約1時間
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岩手陸前高田市「いわてTSUNAMIメモリアル」「道の駅高田松原」オープンby Ise Shinkurou
地図を見る2019年、陸前高田市沿岸地域にオープンした東日本大震災津波伝承館「いわてTSUNAMIメモリアル」。被災した消防車や写真の展示を通して事実を知り、そして二度と東日本大震災津波の悲しみを繰り返さないための教訓を学ぶことができます。
隣接する「道の駅高田松原」には、奇跡の一本松にちなんだお土産も販売していますよ。
<基本情報>
住所:岩手県陸前高田市気仙町字土手影180番地
アクセス:気仙沼駅よりBRT(バス)で約30分
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陸前高田市の「高田松原津波復興祈念公園」にある「奇跡の一本松」は、高田松原にあった松7万本のうち、たった一本だけ生き残ったことからそう呼ばれています。後ろの建物は、震災遺構として保存されている旧陸前高田ユースホステル。忘れてはいけない景色が、今なお残されています。
<基本情報>
住所:岩手県陸前高田市気仙町砂盛176-6
アクセス:BRT(バス)「奇跡の一本松駅」より徒歩約20分
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「キャピタルホテル1000」は奇跡の一本松のもっとも近くにあるホテルです。東日本大震災で壊滅的被害を受けましたが、2013年に海岸線から2kmほど離れた高台へと場所を移し再オープン。三陸の海の幸をふんだんに味わえる夕食が人気で、特に広田湾は貝類が有名。旬の時期にはカキやホタテなどが味わえます。 この写真の記事を見る ≫
三陸リアス式海岸として人気の高い釜石市の東部沿岸にある「浜べの料理宿 宝来館」。この宝来館の女将さんは東日本大震災の恐ろしい津波に一度はさらわせてしまったにもかかわらず、ご本人の力で無事海から生還した女性。絶景露天風呂や食事を楽しみつつ、笑顔で温かいお人柄の女将さんに会いにいってみてくださいね。 この写真の記事を見る ≫
陸前高田市の気仙大工左官伝承館にある「3.11希望の灯り」は、神戸から託された希望の灯り。阪神淡路大震災で被災した人たちを励まそうと、全国47都道府県から集められた種火で神戸市の東遊園地にともされた「1.17希望の灯り」を分灯したものです。碑文のメッセージを読むと、今一度防災への備えを考えるきっかけになります。
<基本情報>
住所:岩手県陸前高田市小友町茗荷1-237
アクセス:陸前高田ICより車で約20分
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三陸復興国立公園は東日本大震災の復興と伝承を目的に設立された国立公園で、青森県、岩手県、宮城県にまたがります。中でも、岩手県宮古市の浄土ヶ浜は三陸を代表する景勝地のひとつ。“極楽浄土のよう”と評されたという美しい景観が見事です。
<基本情報>
住所:岩手県宮古市日立浜町32
アクセス:宮古駅より車で約15分
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東日本大震災による大津波で、大きな被害を受けた岩手県宮古市の田老地区。食べて復興支援をするなら「道の駅たろう」へ! ここにある善助屋食堂の「どんこ唐揚げ丼」は、どんこと呼ばれる白身魚をサックリ唐揚げにし、あったかごはんにのせた名物グルメ。海産物や野菜が売っている直売所もありますよ。
<基本情報>
住所:岩手県宮古市田老2-5-1
アクセス:新田老駅より徒歩約8分
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NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で一躍脚光を集めた、久慈市・小袖海岸の海女(あま)。その本物の海女達の素潜り実演が観られる「小袖海女センター」は東日本大震災により跡形もなく全壊しましたが、2015年に復活。冷たい海に果敢に潜っていき、ウニをとる海女さんの姿をぜひ見に行ってみてくださいね。※素潜りの実演は例年7月〜9月に開催
<基本情報>
住所:岩手県久慈市宇部町24-110-2
アクセス:久慈駅より車で約20分
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復興の歩みを進めてはいるものの、いまなお色濃く残る東日本大震災の爪痕。この10年という節目だからこそ、わたしたち一人一人にできることがあるはずです。この教訓を忘れないためにも、復興支援する意味でも、一度岩手に訪れてみてくださいね!
2021年2月現在の情報となります。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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