「ドバイ国際博覧会(ドバイ万博)」がいよいよ開催されます。会期は2021年10月1日(金)から2022年3月31日(木)まで。2025年には日本国際博覧会(大阪・関西万博)を控える中、ドバイ万博への注目度は高まっています。
さて、1回目の万博は1851年にイギリスのロンドンで開催されましたが、これまでどこの国・地域で行われてきたのでしょうか?開催地ゆかりのスポットを一部ピックアップしてみました。
ロンドンV&A博物館の世界最初のミュージアム・レストランby Hiroko M
国際博覧会の始まりの地といえば、イギリス・ロンドン。
大英博物館やナショナル・ギャラリーと並ぶ人気を誇る「ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)」が建設されたのは1852年。1851年に開催されたロンドン万博の成功を受けて、万博の収益と展示品をもとに建てられました。装飾美術とデザインの博物館としては世界最大。収蔵されている400万点以上の品々は、ファッション、ガラス細工、宝石、家具、タペストリー、彫刻など、実に多岐にわたります。
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心とお腹とお財布に優しい美術館!パリ「プティ・パレ」by 鶴見 ゆうこ
パリでは過去6回の万博が開催されています。
「パリ市立プティ・パレ美術館」は1900年に開催された万国博覧会の美術展示場として建築。メイン会場であったグラン・パレの向かいに建っています。パリ市が所有する紀元前から1900年代までの希少な芸術品がテーマごとに展示されており、特に万博が開催された1900年頃の作品が充実しています。
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世界最大級の恐竜と出会える!シカゴ「フィールド自然博物館」by トラベルjp 編集部
アメリカではシカゴ、ニューヨーク、ニューオリンズなど各地で万博が開催されました。
シカゴの中心街・ダウンタウンの“ミュージアム・キャンパス”と呼ばれる一画は、活発な文化活動の拠点として、絶えず地元民や観光客が足を運ぶ人気スポット。「フィールド自然博物館」は、その一画にあります。
フィールド自然博物館が現在の形になったのは、1921年のこと。その前身は、シカゴ万博の遺物を展示した博物館でした。現在は、人類学・動物学・植物学・地質学の4つのテーマをもとにした展示を行っており、ここでしか見られない個性的でユニークな企画展なども開催されています。
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アクセス至便で気軽に行ける!バンクーバーお勧め観光スポットまとめby やま かづ
カナダではバンクーバー、モントリオールで万博が開催されました。
バンクーバーは散策が楽しい街。レトロな雰囲気が残る“バンクーバー発祥の地”ギャスタウンや、アミューズメントスポットのグランビル・アイランドなど、見どころがたくさんあります。
「カナダプレイス(Canada Place)」は1986年に開催されたバンクーバー万博のカナダ館として建てられましたが、今ではコンベンションセンターホテルが入る複合施設となっています。建物の周りにはプロムナードが整備されているので、散歩や休憩するには絶好の場所です。
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南半球のヨーロッパ、メルボルンでカフェとアートを巡り歩くby 松田 朝子
南半球初の万博開催地はオーストラリアです。
ガーデンシティとも称されるメルボルンのアイコンは、世界遺産でもある「ロイヤル・エキシビジョン・ビル」と「カールトン庭園」。1880年に開催された万国博覧会のために建設されたこの建物は、世界唯一の現存する19世紀の万博建造物でもあります。しかも今もなお様々なイベントに使われている、アクティブな世界遺産です。
写真提供:(C)ビクトリア州政府観光局
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かつてバスコ・ダ・ガマのインド航路発見500周年を記念して開催されたリスボン万博の跡地は、「旧万博記念公園」として整備されています。
旧万博記念公園の最大の楽しみといえば、360度パノラマの景色を見渡せるゴンドラリフトでの空中散歩です。公園内にはこのほかにもショッピングモールやリスボン水族館など見どころたくさん!
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スペインのバルセロナでは、万博が2回開催されています。
「カタルーニャ美術館」は、1929年にバルセロナ万博の政府館として建てられたもの。美術館内部は4エリアに分かれており、まるで1エリアが1つの美術館に値するような大きさと美術品の数で、とても見応えがあります。
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さて、ここからは日本の万博開催地をご紹介しましょう。
2005年に愛知県で開催された“愛・地球博”は記憶に新しいところ。会場跡地は「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」として整備され、2022年秋にはジブリパークの開業を控えます。
万博で最も人気のあったパビリオンの一つは、「サツキとメイの家」。映画『となりのトトロ』の主人公の草壁家を忠実に再現したことで話題となりました。
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「科学万博つくば’85」の思い出をサイクリングで巡ろう!by スノードロップ
1985年に茨城県つくば市で開催されたのが、“科学万博−つくば’85”。岡本太郎氏のモニュメントやピアノを弾くロボット、パビリオンのユニフォームなど、つくばの街のそこかしこにその名残を発見することができます。 この写真の記事を見る ≫
大阪万博は1970年に開催されました。跡地となる万博記念公園に建つのは、岡本太郎氏がデザインした「太陽の塔」。事前予約制で内部を見学することができます。敷地内には「EXPO’70パビリオン」もあるので、あわせて見学するのがおすすめ。
ドバイの次に万博が開催されるのは再び大阪!2025年に向けて予習の旅をしてみては?
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歴代の万博開催地とゆかりのスポットを一部ご紹介しました。意外と知らなかった場所もあったのでは?
次回の万博開催地は日本!ドバイ万博へ行くのはちょっと難しいかも……という方は、お近くの万博跡地を訪ねて気分を高めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は外務省「2005年日本国際博覧会・過去の万国博覧会」のページを参考に制作したものです。登録博覧会(登録博)、認定博覧会(認定博)の区別はしていません。
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(2025/2/10更新)
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