東南アジア最後の秘境とも呼ばれる小さな国「ラオス」。どこか懐かしさを感じるのんびりとした雰囲気が魅力です。少数民族の村や貴重な仏教遺跡、手付かずの自然の絶景など見どころは満載!ここではトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、元旅行会社スタッフのトラベルjp ナビゲーター Nami Kitaがラオスのおすすめ観光スポットをご紹介します。
ラオスの首都、ビエンチャンにある寺院「タート・ルアン」は、ラオス国民のシンボル。ラオス語で「タート」は塔、「ルアン」は大きいことを意味します。黄金の仏塔の前には寺院を改築したセーターティラート王の銅像が。隣接する美しい宮殿は、ラオス最高位の僧が生活する場所であり、こちらも見どころのひとつとなっています。
<基本情報>
住所:That Luang, Xaysettha 10009
アクセス:ナンプ広場からトゥクトゥクで15分
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1960年代に戦没兵士の慰霊塔として建てられた、ビエンチャンの「パトゥーサイ」。パリの凱旋門を模したともいわれており、街一番の大通りであるラーンサーン通りに位置しています。天井に描かれたインド叙事詩ラーマーヤナのモザイク画は必見。屋上からは、ビエンチャンの街並が一望できます。
<基本情報>
住所:XJC9+6FR, P.D.R, Vientiane
アクセス:ナンプ広場から徒歩20分、トゥクトゥクで5分
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ビエンチャン最古の仏教寺院「ワット・シーサケット」。本堂を取り囲むようにベランダの設けられたビエンチャン様式の建物です。16世紀半ば、ランサン王朝第18代王セーターティラートにより創建されたもの。寺院の回廊上部には3000以上もの穴があり、その一部には2体ずつの仏像が納められています。
<基本情報>
住所:Lane Xang Avenue, Vientiane, Vientiane 01000
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街の中心部にある「プーシーの丘」は、ルアンパバーンの人々の信仰心に触れることができる場所。美しい夕陽がみられることでも人気です。328段の階段を上ると頂上には黄金の仏塔が。王宮博物館のすぐ向かいに登り口があり、観光客は途中で入場料を支払います。メコン川と山々、自然と調和したルアンパバーンの街並みを一望。夜間のライトアップも必見です。
<基本情報>
住所:Sackarin road, Luang Prabang
アクセス:メインストリートから歩いてすぐ
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ゆったりとした時間が流れるラオスの古都「ルアンパバーン」by 高田 真美
かつて王家の儀式が行われていた由緒あるお寺「ワット シェントーン」。数あるお寺の中でもルアンパバーンを象徴する寺院であるといわれています。北ラオスの古典的な建築様式の代表格。王様が逝去した時に使用された黄金の霊柩車も境内に納められており、ガラスを使った色彩豊かなモザイク壁画も見応えがありますよ。
<基本情報>
住所:Kounxoau Road, Luang Prabang, LAO P.D.R
入場料:20,000キープ
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ラオスではおなじみの光景である、伝統的な宗教儀礼「托鉢儀礼」。旧市街中心部の通り沿いでは、まだ暗いうちから地元の人々が僧侶の到着を待つ姿が見受けられます。
2000年には世界遺産として認定。観光客向けの托鉢プランも用意されており、はじめてでも喜捨(施しもの)を体験することができるとして人気です。
<基本情報>
住所:シーサワンウォン通り〜サッカソン通り
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かって王宮だった建物を利用した「ルアンパバーン国立博物館」。フランスの友好の象徴として、保護領となる数年前に建てられました。園内の入口には、ルアンパバーンの名前の由来になったパバーン仏が鎮座する黄金の祠が。館内では、王族が使用した刀や装飾品の数々が展示されています。
<基本情報>
住所:27 Ounheun Rd, Luang Prabang
公式サイト(外部リンク)
ルアンパバーンのメインストリートであるシーサワーンウォン通りでは、毎晩「ナイトマーケット」が開催されています。日が暮れる頃になると地元の人々が集まってきて商品を並べはじめます。
ラオス名産品である“ラオ・コーヒー”や“ラオ・ラーオ”という焼酎も要チェック!中国南部にルーツを持つ少数民族“モン族”が作る刺しゅう製品や織物も手に入れたいもののひとつです。
<基本情報>
住所: V4QM+XFV, 16 Chaofa Ngum Rd, Luang Prabang
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ラオスには首都ビエンチャン特別市のほかに17の県があり、どの県もその地方独特の風土や文化が今もたくさん残っています。
首都のビエンチャンと古都ルアンパバーンのちょうど真ん中あたり。ビエンチャンから車で3時間半から4時間ほどの「バンビエン」は、山々に囲まれた自然豊かな町。神秘的なブルーラグーンや、川でのアクティビティなどこの場所ならではのお楽しみもありますよ。ラオスのディープな魅力が味わえる場所。ぜひお時間のある方は足を延ばしてみてくださいね!
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ラオス北部の街ポーンサワンにある「ジャール平原」。標高1000mのこの場所には、壺の形をした不思議な巨石群が佇んでいます。ジャールとはもともと壺を意味するフランス語。最も大きい壺の重さは何と6トンにもなるといわれています。ここにはかつて巨人の種族が住んでいたという伝説も。好奇心をくすぐられる神秘的なスポットです。
<基本情報>
住所:Pleine des Jars, Shengkuwan
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ビエンチャンの北北東に位置する「フワパン県」は、県の北側から東側までがベトナムとの国境地帯。今なお未開発の森林が国立公園として保護され多くの自然が残ります。
地域の多くが標高2000m級の山岳地域。気象条件が整えば雲海を見ることができるかもしれませんよ!県の北部は絹織物のメッカ。お土産品としてもおすすめです。
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聖なる山の麓に立つ、ラオス南部の世界遺産「ワット・プー」。もともとはクメール王朝が5〜13世紀に築いたヒンドゥー教寺院遺跡で、現在では仏教寺院としてラオスの人々の信仰の対象となっています。
年に数回、満月の夜に行われるお祭りも要チェック!ろうそくの明かりで境内がライトアップされ、最後にはランタンをを空に飛ばします。
<基本情報>
住所:RRXG+5X3, Muang Champassak
営業時間:毎日8:00-18:00(併設の美術館は16:30まで)
料金:50,000 LAK(入園料、美術館、遺跡までの電動自動車移動費込)
アクセス:パクセからダオフアン市場でソンテウに乗り、約1時間。チャンパーサック下車
公式サイト(外部リンク)
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カンボジアとの国境に接したメコン川に浮かぶたくさんの島々「シーパンドン」。のんびりとした暮らしと、手付かずの自然に触れることのできる場所です。最大の魅力は、メコン川に沈む美しい夕日。近年では宿とレストランが立ち並び、ラオス国内でも有数のリゾート地となりつつあります。
<基本情報>
住所:Si Phan Don, Champassack
電話番号:+856-20-98300479
アクセス:パクセーからバスで約2時間半
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南ラオス・パクセーから約30kmほど東にある「パースワム滝」。ラオスのナイアガラと称され、多くの観光客が訪れます。この場所の魅力は、はラオス・ベトナム国境の山岳地帯に居住するKATOO(カトー)族に会えること。無料で見学できる民俗資料館もあり、周辺では村の人々との交流が楽しめます。
<基本情報>
住所: Pha Suam Waterfall
アクセス:パクセー市内から車で約40分
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ビエンチャンから東に、車で2時間程走った所にある「ボリカムサイ県」。メイン道路から北に延びる道を入っていくと無数の村が現れます。
家畜や農産物、伝統工芸にいたるまで都市部ではお目にかかれないものもたくさん!ラオスの原風景に出会えます。
<基本情報>
住所: Lak20 town, Bolikhamsay Province
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何このカオスな新世界!ラオスのとんでもブッダパークby Mayumi Kawai
正式名称「ワット・シェンクアン」、通称「ブッダパーク」の名で親しまれている仏像のテーマパーク。タイ出身のアーティストによって創建されたもので、仏教とヒンズー教を融合させた独自の宗教観がテーマとなっています。
写真映えが期待できるスポットもたくさん!すぐそばにはメコン川を眺めながら食事や休憩のできるスペースも設けられています。
<基本情報>
住所:Buddha Park(Wat Xiengkuane)Deua, Thanon Tha, Vientiane
営業時間:8:00〜17:00
入場料:15,000キープ(60バーツで支払可)
アクセス:タラートサオ・バスターミナルから14番バスで約1時間
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古来より植物の力を借りて医療を行ってきたラオス。薬草サウナは、そんなラオスから生まれた伝統的な療法のひとつです。
ビエンチャンの裏路地にひっそりとたたずむ「ハーバルスチームサウナ」は、そんな薬草サウナを気軽に体験できる場所。男女に分かれた更衣室でタオルを巻き、スチームの充満した部屋に入ります。薬草の香りにつつまれて、至福のひとときを。ヨーグルトを身体に塗ってサウナに入れば、さらなる美肌効果も期待できますよ!
<基本情報>
住所:HERBAL SAUNA Off Th Chao Anou, Vientiane 0100
アクセス:Chao Anou Rd.沿いの細い路地の突き当たりを右折すぐ
営業時間:13:00〜21:00
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見どころがたくさんのラオス。たとえば古都ルアンパバーンを中心とした旅程なら、3泊4日でこんな行程も可能です。
【ルアンパバーン・モデルコース一例】
<1日目>
夕刻:ルアンパバーン到着
夜:ナイトマーケットを散策
<2日目>
早朝:托鉢儀礼
午前:ワット・シェントーンなど市内散策
午後:プーシー山に登って夕日を鑑賞
<3日目>
午前〜午後:足を延ばしてクアンシーの滝へ
<4日目>
午前:ルアンパバーン国立博物館へ
午後:帰路へ
短い日程でも、ラオスらしいスポットを巡り充実した旅が楽しめます。ラオスならではのご当地グルメもご堪能くださいね!
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ラオスには、首都ビエンチャンと古都ルアンパバーン以外にも魅力的なエリアがたくさん!穴場的スポットもたくさん存在します。歴史ある寺院や、ローカル感満載のサウナで心も身体も癒されるひとときを。ご計画に、ぜひお役立てくださいね!
2024年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
(文:トラベルjp ナビゲーター Nami Kita)
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