春の桜と秋の紅葉。京都や奈良の寺社で愛でるものといえば、このふたつが代表格ですね。しかし!全国に「あじさい寺」があるように、ここ京都・奈良にもあじさいの美しいお寺や神社がたくさんあるのです。古都・京都と奈良らしい、しっとりと落ち着いた雰囲気の中、あじさいを楽しんでみませんか?雨に濡れた古都の寺社、そこに咲くあじさいもまた良いものですよ。
京都府宇治市にある三室戸寺(みむろとじ)は花の寺として有名で、年中色々な花が観光客を出迎えてくれます。その中でも特に見応えがあり、有名なのがあじさいです。その数は約1万株と、全国的にも屈指の規模で咲くあじさいの名所、三室戸寺を訪ねてみませんか?
<基本情報>
住所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
アクセス:京阪「三室戸駅」より徒歩15分
この写真の記事を見る ≫
京都、西山にある善峯寺は西国三十三箇所霊場の第20番札所です。JR東海の「そうだ京都、行こう。」キャンペーンで一躍有名になった寺院でもありますが、近年ではあじさいが綺麗とのことで脚光を浴び始めています。しかもあじさいの数は約8,000株!京都でも1、2を争う規模なのです。
<基本情報>
住所:京都府京都市西京区大原野小塩町1372
アクセス:JR「向日町駅」よりバスで約30分
この写真の記事を見る ≫
「大原三千院」も京都のあじさいの名所の一つ。紫陽花苑は往生極楽院をのあたりに広がっており、参道脇に1千株以上が植えられています。
三千院のあじさいはその種類の豊富さ有名で、小あじさいから順に咲きはじめ、珍種の星あじさい、山あじさい、額あじさい、蔓あじさいなどが入れ替わり咲くので約1か月間にわたってあじさいを楽しめます。
写真提供:t-create/PIXTA
<基本情報>
住所:京都府京都市左京区大原来迎院町540
電話番号:075-744-2531
アクセス:大原バス停から徒歩約10分
この写真の記事を見る ≫
紫陽花を愛でて芸能鑑賞!京都・藤森神社「紫陽花まつり」by 乾口 達司
地図を見る「藤森神社(ふじのもりじんじゃ)」は京都市伏見区に位置する神社。社伝によると、古代、神功皇后が山城国・深草の地に兵具を奉納し、祭祀をとりおこなったのがその起源であるとされています。
宇治の三室戸寺と並び京都南部を代表する紫陽花の名所として、毎年、梅雨の季節になるとたくさんの観光客が藤森神社に参拝します。
境内には2カ所に広い紫陽花苑が設置されています。写真は南側に位置する紫陽花苑の入口を撮影したもの。シーズン中、紫陽花苑への入場は有料となります。
<基本情報>
住所:京都市伏見区深草鳥居崎町609
電話番号:075-641-1045
アクセス:京阪墨染駅から徒歩7分、JR藤森駅下車から徒歩5分
この写真の記事を見る ≫
「梅宮大社」は京都の梅の名所として知られていますが、回遊式庭園の神苑では、春から夏にかけてあじさい、キリシマツツジ、カキツバタ、ハナショウブなどが次々と咲き乱れます。あじさいの数は約500株、特筆すべきはその種類の豊富さで、なんと60種類ものあじさいが咲いています。
<基本情報>
住所:京都府京都市右京区梅津フケノ川町30
アクセス:JR京都駅より市バスで約35分
この写真の記事を見る ≫
丹波のあじさい寺と呼ばれているのは福知山市にある「丹州観音寺」で、100種類1万株ものあじさいを誇る名所。白・青・紫・ピンクのあじさいが鮮やかに咲き乱れるその姿はまさに“花浄土”といったたたずまい。もともとは眼病が治った御礼にあじさいを数本植樹されたことがこのあじさい寺の起こりとされています。
写真提供:京都フリー写真素材集
<基本情報>
住所:京都府福知山市観音寺1067
電話番号:0773-27-1618
この写真の記事を見る ≫
「柳谷観音・楊谷寺」は善峯寺・光明寺と並び、京都西山三山の一つとして数えられる寺院。眼病平癒の祈願所として、なんと古くは平安時代から天皇家公家を初めとする眼病に悩む人々に信仰されてきました。
境内には日本古来の品種や西洋の品種あわせて約5000株ものあじさいが植栽され、色とりどりのあじさいが目を楽しませてくれます。特に本堂から奥の院へと向かう300mの参道は平成8年、新たに「あじさいのみち」が整備され、多種多様なあじさいが咲き競う中を散策できるようになっています。
<基本情報>
住所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
電話番号:075-956-0017
アクセス:京都縦貫自動車道「長岡京IC」下車約10分。電車は阪急電鉄「西天王山」「長岡天神」、JR京都線「長岡京」下車でタクシー乗り換え約15分
この写真の記事を見る ≫
京都あじさいの穴場「岩船寺」から浄瑠璃寺を散策すれば気分上々!by 浮き草 ゆきんこ
地図を見る京都府木津市の山間にある「岩船寺」の創立は、天平7年、聖武天皇の勅願によって開基したと言われています。
緑豊かな山の中にある岩船寺では、静寂な境内に四季を通じてさまざまな花が咲き乱れます。特に6〜7月にかけて青や紫、赤や白といった色とりどりの花を咲かせる紫陽花は、見ているだけで和み癒される雰囲気。雨にも関わらず多くの人でにぎわうのも納得の美しさです。
<基本情報>
住所:京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
アクセス:木津川市コミュニティバス「岩船寺」下車すぐ
この写真の記事を見る ≫
奈良を代表するアジサイの名所といえば、大和郡山市の矢田寺を思い浮かべる人が多いですが、美しさでは奈良市の「長弓寺」も負けてはいません。矢田寺ほど広く知られていないため、ゆっくりアジサイを愛でることができるのが最大の魅力。アジサイの隠れスポット・長弓寺をご紹介しましょう。
<基本情報>
住所:奈良県生駒市上町4446
アクセス:近鉄けいはんな線「学研北生駒駅」より徒歩約17分
この写真の記事を見る ≫
大和郡山市の西方、矢田丘陵の中腹に立つ矢田寺(金剛山寺)は奈良県屈指のアジサイの名所としても知られています。何と1万株・60種類のアジサイが可憐な花を咲かせます!そのアジサイを境内に点在する石仏や仏堂とセットで観賞すると、いっそう情緒に富んだものとなります。
<基本情報>
住所:奈良県大和郡山市矢田町3549
アクセス:近鉄「郡山駅」よりバスで約20分
この写真の記事を見る ≫
「久米寺(くめでら)」は橿原市にある寺院。開基は聖徳太子の弟に当たる来目皇子(くめのみこ)で、薬師如来のおかげで眼病を治した皇子が、推古天皇2年、その功徳に感謝して当寺を創建したと伝えられています。
久米寺にはたくさんのあじさいが栽培されています。あじさい園は本堂の裏手から西側にかけて広がっており、シーズン中は有料で園内に立ち入ることができます。
<基本情報>
住所:奈良県橿原市久米町502
電話番号:0744-27-2470
アクセス:近鉄線橿原神宮前駅から徒歩約5分
この写真の記事を見る ≫
奈良県桜井市多武峰(とうのみね)にある「談山神社」は、春の桜、初夏のあじさいなど春夏秋冬いつ訪れても美しい自然を楽しめます。あじさいの見頃は毎年6月中旬から7月中旬にかけて。木造建築では最古と言われる鮮やかな十三重塔も必見です。
<基本情報>
住所:奈良県桜井市多武峰319
アクセス:近鉄大阪線・JR桜井線桜井駅下車、バスで約25分、談山神社下車
この写真の記事を見る ≫
ご存知の通りあじさいは身近な花で、家の庭や道端にも咲いていますね。それもとてもキレイなのですが、ずっとお寺や神社に息づいてきたあじさいは何か違う雰囲気がしませんか?長い間見守られてきた静かなチカラのようなものを花々の中に感じます。
本堂や池など寺社ならではの景色とともにあるあじさいを、ぜひ楽しんでくださいね。
2022年4月現在の情報です。また開花時期やイベント・行事の開催状況が変わる場合もあります。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
- 広告 -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/20更新)
- 広告 -