竹富島は、沖縄の原風景が残る集落に美しいビーチが魅力の、サンゴ礁に囲まれた小さな島。一歩足を踏み入れるとゆる〜い空気感にの〜んびりした時間が流れ、そこにいるだけで癒やされます。水牛車だけ楽しんで島を後にする観光客も多いですが、それだけではもったいない! 自転車で一周したり星空鑑賞したり、様々な楽しみ方で島時間を体感しましょう。
そんな竹富島でおすすめの観光スポットと楽しみ方を元旅行会社スタッフのYoko Andersがご紹介します。
竹富島のメインビーチといえば「コンドイビーチ」が有名です。サラサラで細かく白い砂浜がどこまでも続く遠浅の海は、とにかく静かで穏やか。沖縄本島や宮古島列島とはまた違った青のグラデーションを堪能することができます。
沖までずっと砂地なのでシュノーケリングには向かず、海水浴におすすめ。トイレ・シャワーを完備しており、シーズン中はパラソルなどのレンタルと軽食を購入できる売店(ワゴン車)もオープンします。
<基本情報>
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富
アクセス:竹富東港から車で約5分
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沖縄・竹富島で必ず立ち寄りたい!癒しのサイクリングスポットby アシュ 飯田
地図を見るコンドイビーチから自転車で5分ほど南に行った場所に広がる「カイジ浜」。遊泳は禁止されていますが、波打ち際がすぐ近く、足を海につけて遊ぶには絶好のポイントです。
別名、星砂浜と呼ばれるこじんまりとしたビーチで、砂を手につけてみると、星型の砂のようなものが混じっていることに気づきます。ビーチの別名にもなっている星砂の正体は、有孔虫の殻。近くのお土産店ではお土産用に購入することも可能です。
<基本情報>
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富
アクセス:竹富港からバスで10分
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島の南東側にはとても静かな「アイヤル浜」が広がっています。この浜は何と言ってもそのキラメキが特徴で、澄んだ水の輝きは八重山でもトップクラスです。
この浜の前の海域は石垣島から各離島へ向かう船の航路となっているため遊泳は禁止されていますが、浜から見える石垣島の市街地や、目の前を通り過ぎていくさまざまな船を、海とともに楽しめます。アイヤル浜へ続く道は、シーズンになるとたくさんの蝶が舞う“蝶の道”として知られています。
<基本情報>
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富
アクセス:竹富港から車で約12分
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「西桟橋」は全長約105mほどの海に張り出した桟橋です。かつて竹富島では耕作ができなかったため、西表島まで耕作に行く際に利用されていたもので、その文化と建造を保存する観点から、2005年に国の登録有形文化財となりました。
前方には西表島を望むことができ、夕陽をきれいに眺めるのに最適なスポットとしても人気があります。
<基本情報>
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富地先
アクセス:竹富港から自転車で約15分
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沖縄・竹富島で必ず立ち寄りたい!癒しのサイクリングスポットby アシュ 飯田
地図を見る見とれてしまうほど美しい、竹富島の海やビーチも見所の一つですが、最も見ておきたい風景は沖縄の伝統的な景観を楽しめる「竹富島の集落」です。頭の高さほどの石垣と、赤瓦屋根の町並みが、島の中心部にひっそりと佇んでいます。
国の重要伝統的建造物群保存地区として定められた風景に、南国の花々が咲き乱れる様子はぜひ見ておきたい絶景です。
<基本情報>
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富
アクセス:竹富東港から徒歩約15分
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「なごみの塔」は竹富島の集落の中心部に位置します。2006年に国の登録有形文化財となった鉄筋コンクリートの展望塔です。当初は展望台の上から島の連絡事項を伝えるためのものでしたが、近年は展望台として活躍していました。
2016年に老朽化のため立ち入りが禁止となり、現在は隣接する赤山展望台から武富の集落を一望することができます。
<基本情報>
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富
アクセス:竹富東港から車で約1分
沖縄県の文化財に指定されているのが「西塘御嶽」です。“西塘”とは人名であり、西暦1500年、八重山に派遣された琉球王府軍の大里大将に認められ、王府に使えた人物のことです。西塘は首里城の修復等に携わったと伝えられ、建築家としても有名になりました。
現在、西塘御嶽があるこの場所が屋敷跡であり、島の守護神としてあがめられています。
<基本情報>
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富
アクセス:竹富東港から徒歩15分
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「竹富島ゆがふ館」は竹富港の近くにある竹富島ビジネスセンターです。館内では竹富島の歩き方や島を訪れた有名人たち、竹富島の自然と暮らしなどをパネルなどを使い紹介しています。
深く島のことを学びたい方は“ゆんたくコーナー”で1年間の祭事行事をDVDで見ることもできます。学習パネルや図書閲覧コーナーもあり、疲れたときの休憩時としても利用できます。
<基本情報>
住所:沖縄県八重山郡竹富町字竹富
電話番号:0980-85-2488
アクセス:竹富島港から徒歩で約2分
穏やかな竹富島の楽しみ方も併せてご紹介します。
竹富島の魅力はなんと言っても沖縄の原風景が残っていること。それを手軽に、そして沖縄らしい方法で体感できるのが水牛車です。
ときには道草を食べながら、ゆっくりと歩みをすすめる水牛車から眺める景色は格別です。BGMはガイドが三線で爪弾く「安里屋ユンタ」。軽妙な語り口で集落の観光案内もしてくれます。
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徒歩で回る沖縄「竹富島」絶景と絶品グルメに癒やされるby いまづる めぐ
地図を見る竹富島ではグルメも外せません。中でも一番人気のお店が「竹乃子」。ここの八重山そばは、竹富に来たら必ず食べるというファンも多く、ランチ時には行列ができるほど。そば処という店の名通り、そばメニューが多く八重山そば、ソーキそば、三枚肉そばなどがあります。
テラス席があり、天気がいい日は外で食べられるカフェ「竹富島ぱーらー願寿屋」でスイーツを満喫するのもいいですね。
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水牛車が巡るコースは竹富島のほんの一部。竹富島を思いっきり楽しむには、サイクリングが最適。外周は約9kmと小さな島ですが、一周するには徒歩だとちょっと大変。自転車だと歩きではちょっと遠い場所へも、ささっと散策に行けます。
集落を抜けて自転車で走ると、白い砂浜が綺麗なコンドイビーチやカイジ浜も楽々!
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竹富島は多くの観光客が日帰りで訪れますが、宿泊すれば絶景の夕日、満天の星、朝日を浴びる赤瓦の集落など、竹富島の魅力を存分に体感できます。
竹富島島内は、夜になると光が殆どないので星空観測には最適なスポット。運がよければ12月〜6月には、日本の大半の場所からは観測することができない星、南十字星も見られます。
早起きして、朝の清々しい空気の中、観光客が島に上陸してくる前に散策するのもおすすめですよ。観光客の踏み跡がない綺麗な白砂の道を歩いたり、さまざまなシーサーを眺めたり、ゆったりした時間が過ごせます。
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石垣島と竹富島を結ぶ高速船は、石垣発が7時30分からほぼ30分〜1時間毎に出航。最終便は17時50分です。所要時間は、約10〜15分。石垣島を訪れたら、ぜひ今回の記事をご参考に、竹富島観光もプランに組み込んでみてくださいね。
竹富島は、石垣島とはまた違う魅力に溢れています。できれば島に宿泊して、の〜んびりとした島時間に身を委ね、自分だけの癒やしを見つけてみましょう。きっと翌日には島を離れたくなくなっているはず。
2024年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
(文:Yoko Anders)
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(2025/1/17更新)
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