東京・上野のおすすめ観光スポット10選〜レジャー・芸術・パワスポの宝庫〜

東京・上野のおすすめ観光スポット10選〜レジャー・芸術・パワスポの宝庫〜

更新日:2018/05/02 12:28

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部

パンダでおなじみ上野動物園や世界遺産・国立西洋美術館など、見どころ満載の人気観光地、東京の上野。広大な上野公園は春は桜、秋は紅葉、冬は不忍池に集まる野鳥観賞といった都会の中で四季を身近に感じられる場所。また、美術館・博物館も集中しているので、芸術鑑賞もたっぷり楽しめます。

LINEトラベルjp ナビゲーターが現地徹底取材したおすすめ観光スポットをご紹介。もちろん大人気のアメ横も見逃せません!

1.上野公園(上野恩賜公園)/西郷隆盛像/不忍池

1.上野公園(上野恩賜公園)/西郷隆盛像/不忍池
渡部 洋一

「上野公園」の桜はやっぱり凄い!東京都内随一の花見の名所by 渡部 洋一

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明治6(1873)年、日本初の公園に指定された「上野公園(正式名称:上野恩賜公園)」。実は公園となる遥か以前から、“桜の名所”として広く知られる人気スポットでした。

上野の桜の歴史の始まりは、江戸時代前期まで遡ります。三代将軍徳川家光の時代、寛永寺開基の天海僧正が桜好きであったことから、わざわざ奈良の吉野山から桜を移植したのがその起源とする説が有力。現在、公園一帯に咲き誇る桜は約50品種、約1200本。もちろん“日本さくら名所100選”に指定されていて、毎年桜まつりも開催されます。 この写真の記事を見る ≫

1.上野公園(上野恩賜公園)/西郷隆盛像/不忍池
月宮 うさ

桜の名所は紅葉も美しい!秋の「上野恩賜公園」散策のススメby 月宮 うさ

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上野公園は、東京都を代表する桜の名所…と言うことは紅葉の美しい名所でもあります。しかも、桜だけではなくイチョウの黄葉も素晴らしく見応えが!ほかにも園内には数多くの樹木が植えられているため、360度色とりどりの風景が出迎えてくれます。

記念撮影スポットとしても大人気の上野公園のシンボルと言えば「西郷隆盛像」ですが、秋は1年で一番美しい写真を撮ることができる季節です。銅像を正面から見た背景にはイチョウの大木が植えられており、11月下旬には黄金に光り輝きます。 この写真の記事を見る ≫

1.上野公園(上野恩賜公園)/西郷隆盛像/不忍池
月宮 うさ

野鳥の宝庫!冬の上野恩賜公園・不忍池バードウォッチングby 月宮 うさ

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紅葉の季節から桜が咲く頃までの冬の期間、上野公園内にある「不忍池(しのばずのいけ)」には、たくさんの水鳥を中心とした野鳥達がかわいい姿を見せてくれます。人慣れしている個体も多く手に届きそうな距離で観察できるため、小さなお子さんのバードウォッチングデビューにもぴったり!スワンボートに乗って水面から観察するのも楽しいです。

水面を眺めながら何種類見つけることができるか数えてみるのも楽しい時間。池の周囲ではゆったりと羽根を休めている姿に大接近できるかも?! この写真の記事を見る ≫

2.上野動物園(恩賜上野動物園)

2.上野動物園(恩賜上野動物園)
すがた もえ子

パンダだけじゃない!一日楽しめる東京都・恩賜上野動物園の楽しみ方by すがた もえ子

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1882年開園、日本最古の動物園「上野動物園(正式名称:恩賜上野動物園)」。上野動物園と言えばパンダが代名詞。シャンシャンの誕生で盛り上がりを見せていますよね。パンダ舎は入門ゲートをくぐるとすぐ右手にあり、オスのリーリーとメスのシンシンが展示されています。

上野動物園では、約500種・約3000点の動物が飼育され、世界三大珍獣(ジャイアントパンダ、オカピ、コビトカバ)を一度に楽しめるのも見どころ。また、火・水・木・金・土曜日に動物解説員による無料のガイドツアーも行われていますよ。 この写真の記事を見る ≫

3.上野東照宮/上野東照宮ぼたん苑

3.上野東照宮/上野東照宮ぼたん苑

伝説の名匠が残した彫刻も!江戸の文化を受け継ぐ「上野東照宮」

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「上野東照宮」は1627年に創建された、上野公園内に鎮座する神社です。出世・勝利・健康長寿にご利益があるとされ、パワースポットとしても有名。

社殿は江戸初期に建立されたもので、幾多の困難を乗り越えながらも現存していることは驚きです。江戸時代は火災が頻繁に起こり、貴重な建築物が焼失してしまいました。しかし、上野東照宮は家康公のご加護があってか、難を逃れました。江戸時代と比べ敷地は縮小されましたが、社殿の重厚感は観る者を唸らせます。 この写真の記事を見る ≫

3.上野東照宮/上野東照宮ぼたん苑
織笠 なゆき

桜の次はココ!上野東照宮ぼたん苑「春のぼたん祭」は極上の艶やかさby 織笠 なゆき

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「上野東照宮ぼたん苑」では、大輪の牡丹の花が春(4月中旬〜5月中旬)と冬(1月1日〜2月中旬)に見られます。ぼたん苑は1980年、日中友好を記念して参道のそばに開苑されました。開苑当初から少しずつ数を増やし、現在では春は110品種600株、冬は40品種200株が訪れる人の目を楽しませてくれています。

苑内は回遊式の日本庭園で、次から次へと美しい花々を眺めることができる造りになっています。 この写真の記事を見る ≫

4.寛永寺(東叡山寛永寺)/清水観音堂

4.寛永寺(東叡山寛永寺)/清水観音堂
Naoyuki 金井

150年ぶりに復元された“月の松”も必見!上野「清水観音堂」by Naoyuki 金井

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「寛永寺(正式名称:東叡山寛永寺)」は、寛永8年、二代将軍徳川秀忠から寄進された現在の上野公園の地に天海僧正によって開山されました。当時、京都の鬼門を守るのが比叡山延暦寺であったことから、それを真似て江戸を守る“東の比叡山”として建立されました。

現在の寛永寺の本堂は、延暦寺を真似た“根本中堂”で、戊辰戦争で焼失した時は、現在の上野公園の大噴水の所にありましたが、明治12年に川越喜多院の本地堂を現在地に移築したものです。 この写真の記事を見る ≫

4.寛永寺(東叡山寛永寺)/清水観音堂
Naoyuki 金井

150年ぶりに復元された“月の松”も必見!上野「清水観音堂」by Naoyuki 金井

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上野公園の南端、朱塗りに黒と金色のコントラストが美しい「清水観音堂」。寛永寺開山の後に相次いで建てられた堂宇の一つで、名称からもわかる通り京都・清水寺の完全コピーです。

本堂正面に舞台を付けた堂宇を崖の上に建て、不忍池の光景を眺められるようにしてあり、これも比叡山、琵琶湖、清水寺のジオラマとも言える絶妙な配置コピー。ご本尊も清水寺より迎えた恵心僧都作の千手観音像を秘仏として祀っている本気モード! この写真の記事を見る ≫

5.上野大仏/花園稲荷神社/穴稲荷

5.上野大仏/花園稲荷神社/穴稲荷
結月 ここあ

東京「上野公園」は見どころ満載!国立西洋美術館が東京初の世界文化遺産に!?by 結月 ここあ

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国立西洋美術館からも歩いてすぐの所に、1631年に初建された「上野大仏」があります。平和を願っている上野大仏は、震災や戦争の悲しい歴史に涙を流し、その涙の痕が今でも幾筋も残っていて、それに優しくふれると運気が向上するそうです。幾たびもの災難に見舞われ、何度も修復が行われ、今では顔だけになりました。

このような災難を乗り越えて、顔だけを残す様子に、これ以上落ちることはない、と“合格大仏”として親しまれるようになりました。 この写真の記事を見る ≫

5.上野大仏/花園稲荷神社/穴稲荷
大宮 つる

上野に関東屈指のパワースポットが!?お穴様こと「穴稲荷」by 大宮 つる

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こちらも上野公園内に鎮座する「花園稲荷神社」。はっきりとした創建時期や由緒はわかっていませんが、古来よりこの地にあったとされる神社です。古くは“穴の稲荷”“忍岡稲荷”などと呼ばれていたとのこと。

石鳥居をくぐると、稲荷神社特有のいくつも連なる赤い鳥居が見られます。京都・伏見稲荷神社の千本鳥居と比べるとその数ははるかに少ないですが、外国人観光客には珍しく感じられるようで、ちょっとした撮影スポットになっています。 この写真の記事を見る ≫

5.上野大仏/花園稲荷神社/穴稲荷
大宮 つる

上野に関東屈指のパワースポットが!?お穴様こと「穴稲荷」by 大宮 つる

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こちらは「穴稲荷」です。穴稲荷とは、花園稲荷神社の旧社殿跡で、知る人ぞ知るパワースポット。“お穴様”と親しまれているのですが、関東屈指のパワースポットの一つとも言われているんですよ。

ご祭神は、お稲荷さまこと倉稲魂命(うかのみたまのみこと)です。一般的にお稲荷さんのご利益と言えば商売繁盛が有名ですが、こちらのお稲荷さまは“安産の神さま”としてのご神徳も。縁結び・夫婦和合・子授けのほか、金運アップのご利益もあります。 この写真の記事を見る ≫

6.国立西洋美術館

6.国立西洋美術館

世界遺産登録!ル・コルビュジエ作品としての「国立西洋美術館」を堪能しよう

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近代建築の巨匠ル・コルビュジエの建築作品群が2016年7月、世界文化遺産に登録されました。その中の一つに、日本唯一のル・コルビュジエ作品である「国立西洋美術館」も選ばれ大きな話題を呼んでいます。

この上野の森に立つ四角い箱には“無限成長美術館”“モデュロール”など、ル・コルビュジエが描いた多くの思いが入っているのです。美術鑑賞とともに、もう一つの芸術作品とも言うべき建物も堪能しましょう! この写真の記事を見る ≫

6.国立西洋美術館

世界遺産登録!東京上野の「国立西洋美術館」にはルーベンス、モネなど西洋美術の歴史…

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館内は、企画展だけでなく常設展(コレクション展)も充実しています。日本で見られる西洋美術の作品が多く19世紀以降が中心なのに対し、ここでは中世末期〜近代と広い時代の作品を収集しています。

こちらは中でも人気の、印象派の巨匠クロード・モネの『睡蓮』。睡蓮のシリーズと言えば、モネの代表作。40代半ばでパリ郊外のセーヌ川にほど近いジヴェルニーに身を落ち着けて以来、生涯にわたって取り組んだテーマです。 この写真の記事を見る ≫

7.東京文化会館/東京都美術館

7.東京文化会館/東京都美術館

ル・コルビュジエの弟子・前川國男の名建築、上野「東京文化会館」「東京都美術館」を…

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国立西洋美術館の向かいには、ル・コルビュジエに教えを請うた日本の近代建築の雄、前川國男の代表作「東京文化会館」が建っています。そしてそこから400m程離れた所にはもう一つの前川作品「東京都美術館」も見ることができます。

“音楽の殿堂”東京文化会館。正面玄関を入ると、まず迎えてくれるのは豪華絢爛なエントランスロビーです。天井にランダムに配置された照明はまるで夜空に散りばめられた星のよう。そして、足元の床のタイル模様は、公園の落ち葉をイメージしています。 この写真の記事を見る ≫

7.東京文化会館/東京都美術館

上野の東京都美術館は誰でも歓迎する「アートへの入口」!夜景あり緑あり憩いあり90…

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1926(大正15)年、日本初の公立美術館として誕生した「東京都美術館(旧東京府美術館)」。院展、二科展、文展などの展覧会場になり、秋に展覧会が多く開かれたことから“芸術の秋”という言葉の由来になったとも。

緑の木々に囲まれたレンガ色の建物が左右に広がる、開放的な空間。真ん中にある大きな銀色の玉は、井上武吉の作品『my sky hole 85-2 光と影』(1985年)。敷地内にはこのような彫刻作品が12点あります。 この写真の記事を見る ≫

8.国立科学博物館

8.国立科学博物館

地球館がリニューアルオープン!東京上野「国立科学博物館」

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上野の「国立科学博物館」は“日本列島の素顔”や“日本列島の生い立ち”などが展示される日本館と“地球の多様な生き物たち”や“科学と技術の歩み”などが展示される、地球館の2つの展示館があります。

日本館のある建物は昭和6年に竣工されたネオルネサンス様式を基調とした建物で、上空から見ると飛行機の形をしています。南翼と北翼に5つの展示室と企画展示室があります。 この写真の記事を見る ≫

8.国立科学博物館

地球館がリニューアルオープン!東京上野「国立科学博物館」

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地球館は、地上3階、地下3階に5つの常設展示室と特別展示室、中2階にはレストラン、屋上にはハーブガーデンとパラソルガーデンがあります。

地球館の地下1階入口には人間の骨格展示があり、通路を抜けると展示室いっぱいに恐竜の骨格が展示されています。手前からヘテラサウルス、その奥にはステゴサウルス、アバトサウルス、その対面にはトリケラトプスと、約40体を超える始祖鳥や恐竜の骨格が展示されています。 この写真の記事を見る ≫

9.旧岩崎邸

9.旧岩崎邸

ゴージャス!東京上野「旧岩崎邸」魅惑の世界

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都立公園内にある「旧岩崎邸」。三菱財閥一族の迎賓館として使用された建物は、歴史を感じる重厚で贅沢な空間が広がっています。洋館、大広間(和館)、撞球室の3棟が重要文化財に指定されています。

洋館は、明治29(1896)年にジョサイア・コンドルが、三菱財閥3代目社長の岩崎久弥の依頼により設計した建物。コンドルは、明治政府に招かれ日本の近代建築の基礎を築いた人物であり、歴史で有名な鹿鳴館(現存せず)、丸の内の三菱1号館など多くの設計をしました。 この写真の記事を見る ≫

9.旧岩崎邸

ゴージャス!東京上野「旧岩崎邸」魅惑の世界

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和館は、書院造りを貴重とし、完成時には建坪550坪ある広大な建物でしたが、今は残された一部分が公開されています。戦前まで岩崎家の居宅として使用され、和館の玄関はステンドグラスの扉でおしゃれ! この写真の記事を見る ≫

10.アメ横商店街

10.アメ横商店街

エンジョイ「アメ横」…独特な歴史を歩んだ個性あふれる商店街

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戦後の混乱期“闇市”からスタートした「アメ横商店街」。JR御徒町駅からJR上野駅手前まで、架橋の脇とガード下、約500mの間に400店舗ほどのお店がひしめき、“アメ横通り”“ガード下ウェルカムモール”を中心に、買い物客から観光客まで常時人波が絶えることはありません。

アメ横通りにはいろんなお店が並んでいます。生鮮食品・果物・衣料品・装飾品・スポーツ用品・雑貨・薬・化粧品などなど…。また、交渉次第で商品がとってもお安く手に入ることも! この写真の記事を見る ≫

10.アメ横商店街

エンジョイ「アメ横」…独特な歴史を歩んだ個性あふれる商店街

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アメ横には、グルメを楽しめるお店も盛りだくさん。ベンチに腰かけての軽食も乙なものです。アメ横通りにはこういったお店も少なくありません。

人気のケバブ屋さんは外国の方の経営。お食事処、衣料品、ブティックなどを中心に、国際化も進み始めており、外国の方が経営されているお店が確実に増えつつあるという昨今。それも魅力の一つに融合していってしまうのがアメ横です。 この写真の記事を見る ≫

上野観光はこれでキマリ!

ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで3つ星として掲載もされた“上野とその周辺”。そのシンボルと言えるのが上野公園ですが、江戸時代、ここはすべて寛永寺の境内だったことをご存知でしょうか?

この寛永寺、当時の比叡山延暦寺や京都の有名寺院を真似て造られたもの。江戸の人たちにとって、京都はやはり憧れの存在だったようです。そのコピー度がどのくらいのものなのか、そんな視点でお寺巡りを楽しむのも面白いかも?

1日あっても足りないぐらい、見どころいっぱいの上野へぜひ出かけてみてくださいね!

掲載内容は執筆時点のものです。

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