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北海道旅行といえばレンタカーが必要だよね?そう思っている方も多いでしょう。特にアイヌ語で“地の涯て(ちのはて)”を語源とする知床は、秘境のイメージも強いもの。この記事では2泊3日、レンタカーなしで知床・屈斜路湖周辺を巡る、アドベンチャーとリトリートな女子ひとり旅の模様をレポートします。公共交通機関やホテルの送迎、アクティビティツアーをうまく利用して、レンタカーなしで道東でのアドベンチャートラベルを思い切り楽しみましょう!(AD)

1日目:到着したらすぐに知床アドベンチャートラベル開始!

1日目:到着したらすぐに知床アドベンチャートラベル開始!

写真:トラベルjp 編集部

女満別空港からバス利用!ダウンヒルサイクリングツアー参加で知床峠へ 

2023年6月中旬、朝一番の直行便で羽田空港から女満別空港へ。女満別空港からバス「知床エアポートライナー」を利用して知床のウトロへ向かいます(所要時間約2時間)。予約不要で女満別空港到着ロビー階の券売機でチケットを買って時間になったら乗り場へ……という利用しやすさがうれしい!

ウトロの知床観光船乗り場で下車し、まず最初のアクティビティ「知床峠ダウンヒルツアー」へ! バスの到着時間に合わせて予約していたので、ホテルに荷物を預けて「知床サイクリングサポート」に伺います。

予約時に身長を申告していたので、自分に合うクロスバイクがすでに用意されていました。ヘルメットやグローブ等を借り、知床峠のてっぺんまで車に乗せてもらいます。

車内で知床の自然についてお話を聞いているうちに20分ほどで知床峠に到着。ウトロの港は快晴だったのにさすがは峠、一面の霧……そして気温もグッと低くなります。

1日目:到着したらすぐに知床アドベンチャートラベル開始!

写真:トラベルjp 編集部

知床峠から15kmを駆け降りる!爽快感が半端ないサイクリングアクティビティ 

知床峠は標高約740m。天気が変わりやすいのはもちろん、ウトロの街が快晴でも雨が降っていたり、霧が立ち込めていたりするそう。

今回体験した「知床ダウンヒルツアー」は、知床峠から知床サイクリングサポートまでの全長15kmの道のりを自転車に乗って駆け降りるというサイクリングツアー。行程のうち平地は2kmのみで、その他はずっと下り坂なので、15kmといっても体力的なつらさは感じませんでした。

峠をスタートして標高がぐんぐん下がるので、立ち込めていた霧は晴れ、気温も上がり快晴の中を疾走!

知床峠のある知床横断道路は、ドライブコースとしてとても人気の高いところですが、知床のキリっとした空気や霧、周囲の木々が風にそよぐざわめきを感じながらのサイクリング、他ではちょっと体験できない貴重な時間となりました。サイクリング途中に立ち止まる各スポットでのガイドさんのお話もとても興味深かったですよ。

知床サイクリングサポート
http://www.shiretokocycling.com/cycling/shiretoko/2-shiretokodh
■知床ダウンヒルツアー
ツアー料金:大人6,000円、子ども3,000円
ツアー実施期間:4月下旬〜11月初旬(知床横断道路開通期間中)

1日目:到着したらすぐに知床アドベンチャートラベル開始!

写真:トラベルjp 編集部

外せないアドベンチャー体験!「知床五湖トレッキング」 

ダウンヒルのサイクリングを終えたら、続いて知床五湖のトレッキングへ。ウトロ内から送迎をしてくれる「シンラ」の「知床五湖ガイドツアー」に参加します。

知床五湖フィールドハウスでトイレを済ませ、ガイドさんから注意事項や知床の森についてのブリーフィングを受けたら出発! この時間帯は3組5名が参加していて、和やかにお話しながら森を進みます。私と同じくレンタカーなしでひとり旅をしている女性もいらっしゃいました。

知床五湖すべてを巡ることのできるコース(大ループ)で所要時間は3時間ほど。壮大な景色を鏡のように映し出す静かな湖、野生動物など、知床の森の幻想的な風景が心地よい興奮と癒しをもたらしてくれます。

ヒグマの生息密度が高い知床。ガイドさんはヒグマ撃退スプレーを携帯し、もしヒグマに出会ってしまったら……ということも教えてくれます。ヒグマとの共生は古くから知床に住む人々にとっての課題。私たち観光客も「ヒグマが住んでいるところにお邪魔しているんだ」という意識が必要なんだなと、散策しながら感じました。

太古の森を歩き、世界遺産にも登録された知床の雄大な大自然を間近に感じられるのがこのツアーの醍醐味。ヒグマの活動期(5月10日〜7月31日)に散策するには知床五湖登録引率者(ガイド)によるツアーへの参加が必須となっています。ガイドさんの説明がとても分かりやすく知床の森の奥深さを感じられるので、活動期以外もガイドツアーに参加することをおすすめします!

シンラ(知床自然ガイドツアー)
https://www.shinra.or.jp/shiretoko_goko_guide_walk.html
■知床五湖ガイドウォーク
参加料金:中学生以上5,100円、小学生2,600円
※ウトロ内からの送迎可

1日目夕方〜:世界遺産・知床で星空観賞も!アドベンチャートラベルは続く…

1日目夕方〜:世界遺産・知床で星空観賞も!アドベンチャートラベルは続く…

写真:トラベルjp 編集部

夕陽が美しい!今夜の宿は「北こぶし知床 ホテル&リゾート」

トレッキング後、心地よい疲れを感じながらツアー送迎車でホテルへ。知床での宿に選んだのは「北こぶし知床 ホテル&リゾート」です。レンタカーを使わない旅なので、アクティビティの集合場所に近いか、送迎可能なエリア内か、徒歩圏内にコンビニや飲食店があるか、行きたい観光地に近いかといった条件に合い、知床らしい風景を楽しめるところという視点で選びました。

写真は客室からの夕焼け。のどかなウトロの港、オホーツク海にゆっくりと沈んでいく赤い太陽――。知床八景のひとつに数えられる「オロンコ岩」(写真左)や、ウトロ岬の先端にそびえる奇岩「三角岩」(写真中央)がシルエットとなってまるで絵画のよう……。これを見ただけでも、知床に来てよかったなと感じさせてくれる印象的な風景でした。

1日目夕方〜:世界遺産・知床で星空観賞も!アドベンチャートラベルは続く…
提供元:北こぶし知床 ホテル&リゾート

写真の「オホーツクラウンジ」も印象に残っています。大きく採られた窓から知床の海を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。宿泊客なら滞在中は無料でドリンク(アルコール含む)やちょっとしたスナックをいただくことができるのもポイント!

この他にも、オホーツクラウンジの外にある足湯を備えた「流氷テラス」、広々としていて眼下に海を見下ろせる大浴場、北海道の食材をふんだんに使った種類豊富な朝食ビュッフェなど、旅人の心を掴む館内施設とサービスも魅力的で、また泊まりにきたいなと思わせてくれる素敵なお宿でした。

北こぶし知床 ホテル&リゾート
https://www.shiretoko.co.jp/

1日目夕方〜:世界遺産・知床で星空観賞も!アドベンチャートラベルは続く…
提供元:知床ネイチャーオフィス

知床の大地に寝ころんで満天の星空を!

知床アドベンチャートラベルは夜が更けてもまだまだ終わりません。ホテル近くで晩ご飯を食べた後は、星空観察のツアーへGO!「知床ネイチャーオフィス」のツアー「夜空の星たちを見に行こう!」はホテルへの送迎(ウトロ内送迎可)をしてくれるので、レンタカーなしの旅にも安心です。

人工の灯りがない暗闇で空を見上げれば、そこには降り注ぐように輝く満天の星空。条件がよければ天の川を見ることもできるのだそう。星座についての説明をガイドさんから聞きながら、雄大な知床の自然を肌で感じられます。

星座見えるかどうかは月の満ち欠けやシーズン、その日の天気によって左右されますが、暗闇で星空を見るという経験は普段の生活ではできないこと。そのことだけでも価値が感じられる体験でした。

雨天の場合は、エゾシカやキタキツネなどの野生動物を車で探す「夜の動物ウォッチング」に変更可能です。

知床ネイチャーオフィス
https://www.sno.co.jp/index.html
■夜空の星たちを見に行こう!
設定期間と時間:
6/1〜7/31 20:30〜22:00
8/1〜11/15 20:00〜21:30
料金:中学生以上3,000円、小学生2,500円
対象:小学生以上、自動車の乗り降りが問題なくできる方

2日目午前:知床観光のハイライト!観光船でクルージング

2日目午前:知床観光のハイライト!観光船でクルージング

写真:トラベルjp 編集部

ヒグマも!クルージングで海から知床の大自然を堪能

2日目は、朝食後に北こぶし知床 ホテル&リゾートから徒歩2分ほどの「ゴジラ岩観光ウトロ事務所」へ。知床クルージングに参加です!

乗船30分前に集合、受付をして案内に従い船へ。救命胴衣を着けたら注意事項の説明を聞いてさっそく出航します。

この日、ウトロの港は朝から快晴。波も穏やかで鏡の上をすべるように船が進んでいきます。出航してほどなくすると「プユニ岬」「乙女の涙」といった知床八景に挙げられるスポットが。スタッフの方がスポットについてマイクで説明してくれるので、とても分かりやすかったです。

切り立つ断崖、深い紺碧の海――海から見る知床の大自然は、昨日知床の森を歩いた時とはまた違う表情を見せてくれます。また、真っ赤な足がかわいいケイマフリ、知床を代表する大きな鳥・オジロワシといった生息数が少ない貴重な鳥の姿も見ることができました! まさに知床アドベンチャートラベルの神髄ですね。

2日目午前:知床観光のハイライト!観光船でクルージング

写真:トラベルjp 編集部

知床の観光船クルーズの楽しみといえばヒグマの姿を海上から見られること。今回のクルーズでも全部で5頭のヒグマをウォッチ! 岩場でくつろいでいる姿、断崖の上を勇壮に歩く姿、母熊の後をちょこちょことついて歩く子熊の姿など、さまざまなヒグマの様子を目にすることができました。

「ゴジラ岩観光」のクルーズは3つのコースがあり、今回参加したのは知床岬で折り返す一番長い「知床岬コース」。しかし、中間地点のルシャ海岸のあたりで急に風が強まり、波が高くなりました。これは知床連山から吹き降ろす“ダシ風”によるものだとか。風速計で計測をしたところ規定の風速を超えていたため、船長が引き返す決断を即時下していたのがとても印象に残っています。

他社とはいえ2022年に起きた悲しい事故のようなことが二度と起きないよう、乗客の安全を第一に考え運航しているんだなと感じられた出来事。引き返す時には少し沖の方を航行し、イルカの群れを見せてくれるなど、目的地には行けなかったけれど大満足のクルーズでした。(途中で引き返す場合、一部返金あり)

ゴジラ岩観光(ウトロ事務所)
https://kamuiwakka.jp/cruising/#home
■知床半島クルージング「知床岬コース」
出発時間:9時、13時30分
料金:大人9,000円、小学生4,500円
運航時間:3時間15分
運航期間:6月1日〜9月30日
最低運航人数:7名以上
※その他、「ルシャコース」「硫黄山コース」もあり

2日目午前:知床観光のハイライト!観光船でクルージング

写真:トラベルjp 編集部

下船後はウトロ港の風景を堪能しながらバスターミナルへ。ホテルの部屋からも見えた知床八景のひとつオロンコ岩ともお別れです。オロンコ岩には階段が設置されているので、次に知床に来た時には必ず登って岩の上からの景色を楽しみたいと思います。

【番外編】知床にもう1泊できたら行きたい!行列必至の人気店

【番外編】知床にもう1泊できたら行きたい!行列必至の人気店

写真:トラベルjp 編集部

今回のモデルコースは2泊3日で知床と屈斜路湖を巡る旅なので、どうしても駆け足になってしまいます。時間が許すのであればウトロでぜひ行きたいのが、「ウトロ漁協婦人部食堂」。行列必至の人気店です。

うに丼のうには板に乗った折うに(写真手前)で提供されます。ツヤツヤと光るイクラがふんだんに乗ったイクラ丼(写真奥)にもウニがちょこんと! ウニは甘みが強く濃厚で、口の中でトロッととろけてしまうような食感がたまりません!

うに丼は4月〜8月のうに漁の時期の限定メニューで、価格は「時価」。人気メニューのため早々に売り切れることも多く、また海が荒れると入荷しないことも。お店に行ってみてもしあったらラッキーということ、ぜひ迷わず注文することをおすすめします。

ウトロ漁協婦人部食堂
所在地:北海道斜里郡斜里町ウトロ東117

2日目午後:知床から屈斜路湖へ!途中の見所もたっぷり

2日目午後:知床から屈斜路湖へ!途中の見所もたっぷり

写真:トラベルjp 編集部

ウトロから知床斜里までバス(約1時間)、釧網本線(釧路方面行き、約1時間)の電車に乗り継ぎ。目指すは、この日宿泊する「屈斜路プリンスホテル」の送迎バスが発着する摩周駅です。

オホーツク海沿いの道をひた走るバス、一両編成で森や田園風景の中を進むローカル電車は車窓からの景色を眺めているだけで楽しいもの。旅気分も自然に盛り上がり、少々長めの移動時間も気になりません。

この釧網本線の沿線には見どころがたくさんあります。もし周辺の見所ももらさず見たい!という方は、ウトロからタクシーをチャーターすることもおすすめです。(要予約)

例えばこちらはSNSでも人気の「天に続く道」。スタート地点は北海道斜里郡斜里町峰浜にあります。28kmにもおよぶ一本道に北海道のスケールの大きさを感じずにはいられません。人気のスポットなので撮影待ちの列ができることも。譲り合って撮影しましょう。

2日目午後:知床から屈斜路湖へ!途中の見所もたっぷり

写真:トラベルjp 編集部

そして、こちらもSNSで話題の「神の子池」。摩周湖(裏摩周と呼ばれる地域)のほど近く(清里町)にあり、摩周湖の水が沸き上がっていることでこのように神々しいまでの色になっているといわれています。

森の中にひっそりとたたずむ神の子池。ハッと息をのむような風景に出会えます。

2日目午後:知床から屈斜路湖へ!途中の見所もたっぷり

写真:トラベルjp 編集部

最後にご紹介するのは、神の子池と同じく清里町にある「さくらの滝」。サクラマスの遡上シーズンには、写真のように滝を上ろうと一生懸命ジャンプする多くのサクラマスに出会えます。この光景は本当に感動的! 地元の方によると、昼頃よりも夕方の方がサクラマスのジャンプが激しいんだとか。

このシーンが見られるのは産卵前の6月上旬〜8月下旬だけ。一見の価値ありです!
※さくらの滝周辺はヒグマが多く出没するエリアです。訪問する場合は十分に注意しましょう

……と、タクシーをチャーターすればこのような周辺の見所を巡ることも可能です。神の子池、さくらの滝は緑駅が最寄り駅なので、最終的に緑駅でタクシーを下車し、そこから釧網本線(釧路方面行き)の電車に乗り継げば30分ほどでホテル送迎バスの発着地・摩周駅に到着できます。多少お金はかかっても、短い時間で多くのスポットを巡りたい!という方にはおすすめです。

さてさて、2日目の宿「屈斜路プリンスホテル」は、摩周駅からの送迎バス(要予約)で約20分ほど、屈斜路湖畔にあります。徒歩圏内には飲食店がないので、2日目晩ご飯はホテルのレストランでビュッフェを楽しみ、翌日の早起きに備えて早めにおやすみなさい!

3日目早朝:雲海も!屈斜路湖はリトリートの聖地だった

3日目早朝:雲海も!屈斜路湖はリトリートの聖地だった

写真:トラベルjp 編集部

3日目は、5時20分ロビー集合で「屈斜路湖・雲海ガイドツアーin津別峠」に参加。ホテルからバスに乗ること20分ほどで雲海観賞スポット・津別峠展望施設に到着です。

雲海は、風や湿度など一定の気象条件が整わないと出現しないという自然現象。このツアーでの雲海遭遇率も50〜63%(2022年実績)です。途中雨が降っていたので心配でしたが、標高947mの展望施設は晴れ。幸運にも見事な雲海が眼下に広がりました!

遠く知床の山々や大雪山系まで見渡せる360度の大パノラマはまさに圧巻の景色。朝日を浴びて輝く雲海と山々の稜線が織りなす幻想的な景色に圧倒されます。ガイドさんの丁寧な説明もとても興味深く、貴重な時間を過ごすことができました。

屈斜路湖・雲海ガイドツアーin津別峠
開催期間:6月1日〜10月31日
料金:大人3,500円、小学生1,800円、幼児(3歳〜未就学児)700円
所要時間:1時間20分
申込:屈斜路プリンスホテル(アウトドアデスク「レジャーガイド遊び屋」)
https://www.princehotels.co.jp/kussharo/facility/experience_menu_kussharo_unkai2022/

3日目早朝:雲海も!屈斜路湖はリトリートの聖地だった

写真:トラベルjp 編集部

雲海ツアーから戻ったらヨガウエアに着替えて、屈斜路湖畔に広がるガーデンで朝ヨガを。朝の静けさのなか、聞こえるのは湖の水音、鳥のさえずり、虫の音、木々が揺れる葉音だけ。凛とした湖畔の風を頬に受けながら、自分と向き合うリトリートタイムです。

「屈斜路湖の豊かな自然を身体いっぱい感じてほしいから、音楽はかけません」と講師の方。大きく呼吸をすれば、新鮮な空気が身体を満たしてくれます。45分間のレッスンで、心と身体がしっかり整いました。

Kussharoヨガ時間
開催期間:6月1日〜10月1日の水〜日曜
コース、開催時間:気功ヨガコース(初心者向け)6時30分〜、朝ヨガコース7時30分〜/各45分間
対象:小学生以上
料金:1コース1名3,500円
申込:屈斜路プリンスホテル(予約係)
https://www.princehotels.co.jp/kussharo/facility/experience_menu_kussharo_yoga/

3日目早朝:雲海も!屈斜路湖はリトリートの聖地だった

写真:トラベルjp 編集部

朝ヨガ後の朝食は「レイクサイドブレックファースト」をチョイス(要予約)。レストランで素敵なバスケットをピックアップしたら、ふたたび湖畔のガーデンへ。お気に入りの場所で朝食をいただくことができます。(テーブルやイス、ベンチあり)

「きたあかりのポタージュ」「十勝の森放牧育ち どろぶたボロニアソーセージ」「べつかい牛乳パン、摩周そば粉のフィセル」など、北海道の食材をふんだんに使ったメニューがうれしい! 忙しい日常から離れて、静かな湖畔でのんびりと朝食を楽しむという非日常感を味わう……まさにリトリートの神髄ですね。

レイクサイドブレックファースト
開催期間:5月8日〜10月30日
時間:7時〜9時
料金:3,000円
※朝食付きプランの宿泊者は、大人400円、小学生1,180円の追加料金で利用可能
申込:屈斜路プリンスホテル(予約係)
https://www.princehotels.co.jp/kussharo/plan/lepe/lakeside_breakfast/

3日目午前〜午後:まだまだ続くアドベンチャートラベル&リトリート

3日目午前〜午後:まだまだ続くアドベンチャートラベル&リトリート
提供元:SAWAKKA

チェックアウト後はホテルのレンタサイクルを利用。サイクリングすること30分ほど、SUPのツアーガイドショップ「SWAKKA」に向かい、今度は湖上から屈斜路湖の大自然を体感します。

日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖。360度、人工物が視界に入らないという絶好の環境でSUPを楽しむことができます。エコSUPツアーは120分、180分の2コース(受付や着替えの30分含む)。安全講習やレクチャーもあるので、初心者でも気軽にチャレンジできますよ(初心者は120分のコース)。

SAWAKKA
https://www.sawakka.com/

3日目午前〜午後:まだまだ続くアドベンチャートラベル&リトリート

写真:トラベルjp 編集部

もし運転免許を持っている方なら、ホテルで電動の超小型モビリティ「てしかがチョコモ」をレンタルして、少し遠出してみるのもいいでしょう。走行できるのは弟子屈町内、美補と津別の展望台までと限定的ですが、例えば和琴半島なら5分、砂湯まで15分、硫黄山まで行っても25分ほどと近場に見どころがたくさんあるので、いい感じに利用できます。

乗る前にホテルのスタッフの方からレクチャーを受けるので、初めての利用でも安心。天気がよければファスナー式の窓を全開にして、エコなドライブが楽しめます。ランチがてらにホテルから約20分ほどのところにある超有名店「弟子屈ラーメン 総本店」に行ってみるのもいいですね! 

てしかがチョコモ
利用可能期間:6月1日〜10月31日
料金:3時間3,300円(延長1時間ごとに1,100円)
※別途免責保険料1,100円が必要
申込:屈斜路プリンスホテル(フロント係)
https://www.princehotels.co.jp/kussharo/facility/experience_small_mobility_22/

3日目午前〜午後:まだまだ続くアドベンチャートラベル&リトリート

写真:トラベルjp 編集部

いよいよ帰路、屈斜路プリンスホテルの送迎バスで摩周駅へ戻ります。電車を待つ間に駅前にある足湯で旅の疲れを癒したら、釧網本線(網走方面行き)の電車に乗って1時間50分ほどで網走駅へ。網走駅からは路線バス(網走バス 女満別空港線/所要時間約30分)に乗り継ぎ女満別空港に到着です!

北海道、しかも知床とか屈斜路湖まで巡る旅行をレンタカーなしで!? と正直不安でしたが、無事に3日間完遂です。

北海道旅行の相棒はキュンちゃん!「旅してたまるアプリ」

北海道旅行の相棒はキュンちゃん!「旅してたまるアプリ」
提供元:公益社団法人 北海道観光振興機構

北海道旅行の前にぜひダウンロードしておきたいのが、北海道公式観光アプリ「HOKKAIDO LOVE」。道内の観光地でのチェックイン、移動距離、アプリ内での観光記事や動画の閲覧・視聴に応じてLOVEポイントをためることができるアプリです。

たまったポイントは、抽選応募チケットが当たるかもしれないPOINTガチャや、北海道で使えるお得なチケットとの交換に利用できてお得! なにより北海道観光PRキャラクターのキュンちゃんがかわいくて、ついつい開きたくなるこのアプリ、北海道旅行のいい相棒になりそうです。

結論として…知床・屈斜路はレンタカーなしで旅行できた!

レンタカーなしで旅行できるというイメージがなかった知床……いや、大丈夫でした、しかも屈斜路まで巡って2泊3日で帰ってこられました! というのが今回の旅行の結論です。特に知床は、女満別空港からバスを利用すれば乗り継ぎもなしで行けちゃうんですから、なんなら「近くて気軽に行けるところ」というふうに認識が変わりました。

レンタカーなしの旅行を成功させるポイントは、「事前調査は抜かりなく」「ホテルの立地を見極める」「アクティビティツアーの送迎はフル活用」というところかと思います。

2泊3日で知床と屈斜路を巡る旅、かなり駆け足になりました。一度行ってみて、次に来た時はここはじっくり見たい、あれが食べたかった、というところも多いので、再訪してアドベンチャートラベルとリトリートな女子旅の続きを楽しみたいと思います。

【この記事は、北海道観光振興機構とのタイアップ記事広告です】

掲載内容は執筆時点のものです。
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