雄大な自然とねぶた祭りが有名な人気観光地、青森県。海と山、その両方に恵まれた本州最北端の青森では、八甲田や十和田湖・奥入瀬渓流などの定番観光地を巡りつつ、秘湯・名湯と名高い温泉を楽しむのがおすすめです。
今回は青森県の一度は行くべき名湯・秘湯のおすすめをご紹介します。泉質の良さはもちろん、海や山など青森ならではの絶景を望める温泉も要チェックです!
東の大御所 酸ヶ湯温泉by 温泉ソムリエぐっち
地図を見る日本で最初に国民保養温泉地に指定された由緒正しい温泉「酸ヶ湯温泉」。青森で人気の観光地八甲田エリアにある日本屈指の湯治湯です。300年以上の歴史を誇り、一般宿泊棟と別に湯治棟も設けられています。
酸ヶ湯の名物は160畳もの広さを誇る総ヒバ造りの“ヒバ千人風呂”。混浴ですが、女性専用時間帯があり、また、湯あみ着が販売されていますので、それを着て入湯が可能です。
写真提供:酸ヶ湯温泉
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平安時代から続く古くからの温泉地として愛されている「浅虫温泉」。東北の熱海とも呼ばれ、オーシャンビューを楽しめるホテルや、青森出身の世界的版画家・棟方志功が愛した老舗旅館など、魅力的な温泉宿が集まっています。
温泉と合わせて海水浴やSUP、カヤック、釣り、森林浴ウォーキングなど自然を感じられるレジャーを楽しめるのも魅力。海山の恵まれた自然を活かしたマリンアクティビティが満載です。
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湯の効能は不老ふ死?絶景眺める青森「不老ふ死温泉」が凄いby 八岳木 流泉
地図を見るメディアにも頻繁に掲載される人気の宿「不老ふ死温泉」。宿泊はもちろん、日帰り入浴も可能です。眼前に雄大な日本海が広がり、潮の香りが迫りくるひょうたん型の混浴風呂は、見事の一言。想像以上の開放感に驚くことでしょう。
なお、こちらの不老ふ死温泉は、深浦町の黄金崎という日本海に出っ張る岬に位置しており「黄金崎不老ふ死温泉」と呼ばれています。青森では、外ヶ浜町の平舘にも同名の温泉があり、そちらは“平舘不老ふ死温泉”と呼び、区別しています。
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「古牧温泉」は青い森鉄道線三沢駅近くにある温泉地です。
ここには、ラグジュアリーな非日常を味わえるエンターテイメント型のお宿“星野リゾート 青森屋”があります。青森の四大祭りや津軽三味線などの催し物を楽しむことができ、青森の面白さがまるごとギュッとつまっているような、観光客に嬉しい大型温泉旅館です。四季折々の風情が楽しめる露天風呂は、まるで水に浮かんでいるような斬新なデザインが特徴。内湯には青森ヒバをふんだんに使い、上品な香りが漂います。
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南八甲田の中腹にある千年の秘湯「蔦温泉」。紅葉名所の“蔦沼”が宿の裏にある秘湯の一軒宿“蔦温泉旅館”は、湯船の底から源泉が湧く、日本でも貴重な足元湧出温泉。蔦温泉旅館にある4つの湯船が全て足元湧出温泉という、日本でも唯一無二の温泉宿です。
蔦温泉周辺には蔦沼以外にも八甲田山や十和田湖、奥入瀬渓流といった観光名所が数多くあり、大自然を満喫出来ます。
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八甲田山麓にある開湯400年の秘湯一軒宿「谷地温泉」。日本三秘湯のひとつで、趣き深い木造建ての佇まいが魅力。美しい青乳白色のお湯を楽しむことができます。八甲田連峰の中でも急登で知られる高田大岳の登山口があり、周辺には高山植物が自生する湿原が広がることから山好きな方に特に愛されている秘湯です。
また、冬季には野生のテンが宿前によくやってくるため、館内には可愛らしいテンの写真が展示されています。
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ランプの宿として全国的にも知られる「青荷温泉」。青森県黒石市の秘境青荷渓谷にあり、ひなびた風情が人気の趣き深い秘湯です。日帰り入浴でも温泉の良さは分かりますが、ランプの宿らしさを味わうには宿泊がおすすめ。
お宿には電灯だけではなくコンセントもありません。ぜひメディア断ちをして、静かにゆったりとした時間を過ごしてみてください。露天風呂は混浴ですが、レディースタイムがあります。
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青森に湧く名湯の中でも稀有な存在なのが「東北温泉」。かつては国内では十勝川温泉のみと言われたモール泉で、植物由来の有機質を含みつるつるとした感触が特徴です。「東北温泉」は日本一黒い温泉と言われており、しかも加温・加水なしの完全かけ流しです。
近年リニュアルオープンした為、施設も新しく清潔で若い女性でも気軽に利用できるのも魅力。モール泉特有の香り、肌感、そしてその艶やかな黒色に感動すること間違いなしです。
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青森県津軽地方の古くからの温泉地として親しまれている「大鰐温泉」。800年以上の歴史を持ち、古き佳き温泉街の風情を楽しむことができます。大鰐温泉駅前では“おもてなし足湯”を無料で体験することもお忘れなく。
大鰐温泉駅から車で5分ほどの「星野リゾート 界 津軽」は古代檜のお風呂からお食事まで、青森の特産であるりんごづくしのおもてなしを受けることができる人気のお宿です。
写真提供:星野リゾート 界 津軽
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開湯400年!青森県下北半島の秘湯「薬研温泉」でカッパの伝説が残る名湯を楽しむby Kaycom D
地図を見る本州最北端の青森県下北半島にある「薬研温泉(やげんおんせん)」。開湯400年の歴史ある温泉地で、あたりには大畑川が流れる薬研渓谷の大自然が広がります。薬研温泉から2kmほど川を遡ると奥薬研温泉があります。
奥薬研温泉の“夫婦かっぱの湯”は森の香りが漂う野性味あふれる露天風呂。下北の涼しい風に吹かれつつ渓谷の景色を眺めることができます。なお、夫婦とはありますが、男女別になっていますので、女性も安心して入湯できます。
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「鰺ヶ沢温泉」は鯵ヶ沢駅前に位置する温泉地です。
“ホテルグランメール山海荘”は鰺ヶ沢の高台に建つ、お城のような外観をした温泉宿。周囲の自然環境も開放的な雰囲気で、海側の客室からは日本海の雄大な眺めを楽しめます。露天風呂では化石海水と呼ばれる古代の海水が、天然温泉になったという貴重な温泉を堪能できます。塩分濃度が高く、保温や保湿に優れ、湯冷めしにくいため天然のタラソテラピーを実感できますよ。
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写真:mikami kaori
地図を見る周辺にはブナなどの自然林が広がり、乙女の像などの観光スポットも楽しめる十和田湖。その湖畔に位置するのが「十和田湖畔温泉」です。
なかでも十和田湖畔では最大の規模と設備を誇るのが“ホテル十和田荘”です。館内には純和風でひのき造りの大浴場と洋風の神殿造りの大浴場、趣の異なる2つの浴場を完備。男女入れ替え制で両方の風情を楽しめます。
高温濃厚な共同浴場と海峡公園!青森「下風呂温泉」がアツいby 八岳木 流泉
青森県の下北半島には多くの温泉が湧いていますが、そのなかでひと際深い歴史を持つのが「下風呂(しもふろ)温泉」です。日本海を間近に望む国道279号線沿いに位置し、大間温泉、桑畑温泉に次いで、本州で3番目に北にある温泉なのです。
海辺にある海峡いさりび公園は、海の向こう、北海道を眺められる展望台や下風呂温泉が登場する、作家井上靖の小説『海峡』の文学碑など、見どころがたくさんあるぜひとも訪れたいスポットです。
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下北半島の宇曽利湖(うぞりこ)湖畔にたたずむ恐山菩提寺は日本三大霊山にも数えられる、霊験あらたかな日本有数のパワースポット。イタコの口寄せなどちょっと怖いイメージもある恐山ですが、実は恐山菩提寺の境内全体が湯畑と言ってよいほど、あちらこちらから温泉が湧き出す温泉天国でもあります。
古来より恐山菩提寺を訪れる人々は、その身を温泉で清めたのち、参拝していました。現在でも境内には湯小屋が点在し「恐山温泉」を目当てに訪れる人がいるほどです。
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「寒水沢温泉」は八甲田山スキー場のゲレンデ下に湧く温泉です。“ベルジャヤ八甲田スキーリゾート”は八甲田ロープウェー山麓駅に隣接し、八甲田山の四季折々の景色を満喫できるリゾートホテル。
大浴場では登山やハイキング、スキーなどアクティビティで疲れた体をゆっくり癒やすことができますよ。窓の外はブナ林が広がり、新緑や紅葉、雪景色と季節ごとに異なる風景を楽しめます。
岩木山神社とセットで行きたい!青森・百沢温泉の濃厚湯!by 八岳木 流泉
「百沢温泉」は弘前市と鰺ヶ沢町にまたがる岩木山の山裾にある温泉です。周辺には嶽温泉や湯段温泉など実力派の温泉が複数存在していますが、なかでも百沢温泉は、神社から非常に近い温泉地。数軒の旅館から形成されており、湯治場風情が残っています。近くには東北地方有数のパワースポットで知られる岩木山神社をはじめ史跡めぐりも楽しめます。
泉質はナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、黄土色に強く濁り、熱めの温度が特徴です。
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青森県は日本海・津軽海峡・太平洋と3方を海に囲まれ、八甲田連峰、岩木山、白神山地といった名山もある日本屈指の大自然を満喫できる観光地。そして、この恵まれた自然の中に秘湯・名湯と名高い温泉が数多くあり、地の利を生かした特徴ある温泉宿が目白押しです。ぜひ、青森の大自然を満喫しつつ、青森が誇る秘湯・名湯の温泉を堪能してくださいね!
2024年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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