杜の都と称される仙台や日本三景松島などの観光地が人気の宮城県。隻眼の戦国武将として人気のある伊達政宗は初代仙台藩主。歴史好きの方にも注目の高い宮城では、皇室や仙台藩ゆかりの名湯巡りをしたり、美しい日本三景松島を楽しみつつ太古からの優しい温泉を堪能することもできます。宮城のとっておき温泉10選をご紹介します。
仙台駅から車で30分、清流・名取川の中流に広がる「秋保温泉」。そのお湯は皇室から“名取御湯(みゆ)”の称号を得ており、別所温泉(信濃御湯)・野沢温泉(犬養御湯)と並び日本三御湯の一つに数えられる名湯中の名湯。また、宮城県の鳴子温泉、福島県の飯坂温泉とともに奥州三名湯の一つでもあります。
東北の温泉を訪れるなら一度は訪れておきたい温泉地です。
写真提供:秋保温泉 ホテル華乃湯
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仙台市街地から車で40分の「作並温泉」。山形へ通じる国道の県境付近にあり、仙台の奥座敷と称される人気の温泉地です。宮城県屈指の紅葉名所でもあり、日帰り入浴からゆったりとした宿泊まで多様に楽しむことができます。
近くには“ニッカウヰスキー仙台工場”などの観光スポットもあります。
写真提供:ゆづくしSalon一の坊
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「鳴子温泉」は、鳴子温泉郷(鳴子・東鳴子・川渡・中山平・鬼首)の中心にあり、温泉旅館をはじめ食事処や土産物店、酒場が軒を連ねる温泉街。独特のローカルな雰囲気と温泉情緒を存分に味わう事ができます。
共同浴場、足湯、手湯なども設けられており、鳴子の良質なお湯を手軽に体験できるのも魅力的です。
写真提供:鳴子温泉郷観光協会
ひょうたん風呂にプール風呂!宮城・東鳴子「高友旅館」が面白いby 八岳木 流泉
地図を見る鳴子温泉郷の入口に位置する温泉地「東鳴子温泉」。10軒あまりの宿が建っており、それらの大半は湯治宿です。華美さではなく療養を目的とした落ち着きのある風情が特徴。
なかでも"黒湯"を売りにする宿“高友旅館”の雰囲気は秀逸。男女別の内湯と貸切風呂、その他混浴の内湯が用意されています。
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間欠泉に露天風呂!宮城県「鬼首かんけつ泉」は隠れた穴場!by 八岳木 流泉
地図を見る栗駒国定公園の中にあり、かんけつ泉で有名な「鬼首(おにこうべ)温泉」。鳴子温泉郷の温泉地のひとつに数えられており、スキーなどのスノースポーツも人気があります。
世にも珍しい2種類のかんけつ泉を持つ“鬼首かんけつ泉”はぜひ立ち寄っていただきたい名所。各宿からも近いため、ぶらりと見学するのも良いでしょう。
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大小260余りの諸島が美景を生み出している、日本三景のひとつ「松島」。ミシュランガイドにも三ツ星として掲載されている日本屈指の観光スポットで、その美しい絶景を眺められるリゾート感たっぷりの温泉旅館などがある人気の温泉地でもあります。
太古からの長い年月を経て温められた泉質から、“太古天泉松島温泉”と名乗る温泉は、滑りの良い肌に優しいお湯です。
蔵王連峰に抱かれた自然豊かな「遠刈田(とおがった)温泉」。400年を超す歴史ある温泉地で、雪の回廊が見られる蔵王エコーラインや伝統こけしの里としても有名です。
昔から温泉の効能が良く、湯治場として栄えてきました。気軽に立ち寄れる共同浴場が2つと、大小15の旅館やホテルが点在しています。それぞれの旅館の持ち味があり、泊まる側の選ぶ楽しみが多い温泉地でもあります。
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蔵王連峰の山懐に抱かれた秘湯「青根温泉」。標高500メートルの高原に6軒の温泉旅館と1軒の日帰り温泉施設があるこぢんまりとした温泉街です。
“湯元不忘閣”は「青根温泉」といえばこの宿、ともいうべき老舗旅館で、伊達政宗をはじめ、歴代仙台藩主が保養地として愛した由緒ある宿です。ノスタルジックな佇まいを残しながらも美しく洗練された空間が魅力です。
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宮城県白石市にある「鎌先温泉」は、古くから傷に効くとして東北の人たちに親しまれてきた奥羽の薬湯。開湯は1428年で、初代仙台藩主伊達政宗も入湯した記録が残っています。
ここ「鎌先温泉」にある“時音の宿 湯主一條”は、創業600年を数える老舗旅館で、各種ランキングで“泊まって良かった宿”として高い評価を得ているとても人気のあるお宿です。
震災復興の希望をのせた翼が輝く!宮城「女川温泉ゆぽっぽ」by かのえ かな
まだ記憶に新しい東日本大震災。膨大な被害を受けた地域は悲しみを乗り越え一歩一歩復興の道を歩んでいます。
宮城県牡鹿郡女川町の「女川(おながわ)温泉ゆぽっぽ」はJR東日本石巻線の女川駅舎2階にある町営の温泉。震災を乗り越えた「女川温泉」源泉が引かれており、日本画家の千住博氏により描かれた“霊峰富士”や、水辺で語らう鹿のタイル画の壁面も見所の地域に愛されている温泉です。
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皇室や仙台藩ゆかりの名湯があり、日本三景松島などの観光地にも恵まれている宮城県。名湯を巡りながら美しい自然や歴史に触れる温泉旅がおすすめです。
また、東日本大震災の哀しみを乗り越え、一歩一歩と復興を続ける宮城県の南三陸町には、海の幸を堪能でき太平洋の大海原が目の前に広がると人気の高いホテル“南三陸ホテル観洋”があり、地下2000mの深層天然温泉を楽しむこともできます。温泉を楽しみながら、復興進む宮城県太平洋沿岸地域へも足を運び、大海原の風景や海の幸を満喫する旅もいかがでしょうか。
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(2024/3/19更新)
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