全国各地に点在する、ハート型スポット。自然が偶然生み出したものから、さりげなくあしらわれたもの、大々的にハートを押し出したスポットなど、探してみると実に日本はハートで溢れていることに気づかされます。フォトジェニックであることはもちろん、恋愛成就のご利益が期待できる場所もたくさん！ぜひ愛らしいハートを求めて、旅に出てはみませんか？
トラベルjpナビゲーターが現地取材した情報を基に、元旅行会社スタッフのトラベルjp ナビゲーター木内つばめが、珠玉のハートスポットをご紹介します。
日本三大鍾乳洞の一つであり、国の天然記念物でもある岩手県の「龍泉洞」。ここではいくつものハートスポットを見つけることができ、“恋人の聖地”とも言われています。ハート型の龍のモニュメントからスタートし洞窟内へ進むと、月宮殿の通路、第三地底湖と、ハートに見える景観がいっぱい！年間通じて洞内が10度前後に保たれているので、夏涼むにもぴったりの観光地です。
＜基本情報＞
住所：岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1
電話番号：0194-22-2566
営業時間：8:30〜17:00（5月〜9月は18:00まで）
アクセス：盛岡市から車で約1時間40分
公式サイト（外部リンク）
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全国で100番目に“恋人の聖地”として認定された陶芸の街・茨城県笠間市。歩道にハートのタイルがコッソリはめ込まれており、“隠れハート”を探しながら街を散策できます。見つけた数だけハートに縁がありそうですね。
無料の広い駐車場やカフェがある「笠間工芸の丘」は、ハート探しのファーストステップにおすすめの拠点。ハートをかたどったモニュメントや稲田みかげ石を使用したハート型ベンチなど、ラブパワーが身につきそうなアイテムが至る所に点在しています。
＜基本情報＞
住所：茨城県笠間市笠間2388-1
電話番号：0296-70-1313
アクセス：常磐高速道・友部ICから車で約20分
公式サイト（外部リンク）
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インスタグラムに投稿された1枚の写真がきっかけで千葉県屈指の観光名所となった「濃溝の滝（亀岩の洞窟）」。差し込む光芒（細長く伸びる一筋の光）が川面や岩肌を優しく照らし、その姿は“まさにジブリの世界”と形容され、多くの観光客を魅了しています。
美しいハート型の光芒を目にできることもありますが、見られるチャンスが非常に限られています。春分の日、または秋分の日を中日とした前後3日間の7日間で、早朝6:40から7:20頃がベストタイミング。さらに、きれいな光芒が差し込む晴れの日、かつ水面に波紋が立たない風の弱い日というのが条件。シャッターチャンスを狙ってたくさんの人が集まります。
＜基本情報＞
住所：千葉県君津市笹1954-17 清水渓流広場内
電話番号：0439-56-1325（君津市経済部 観光課直通）
アクセス：木更津ICから約30分
公式サイト（外部リンク）
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埼玉県・秩父の春の風物詩、芝桜。「羊山公園」は、関東屈指の芝桜の名所として知られており、毎年4月中旬から5月上旬にかけて園内の“芝桜の丘”には、鮮やかな春色の絨毯が広がります。
圧倒的な大絶景のなかで必見なのが、毎年の定番となっている“ハート型”の芝桜です。巨大にもカラフルなハートは、最高にロマンチック。春の羊山公園・芝桜の丘は、デートにも告白にもプロポーズにもおすすめの、美しき恋愛スポットです。
＜基本情報＞
住所：埼玉県秩父市大宮6360
開催期間：4月中旬〜5月上旬
アクセス：
【電車】西武鉄道・横瀬駅から徒歩20分
【車】関越自動車道・花園ICから約30分
公式サイト（外部リンク）
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横浜の観光名所として知られる「港の見える丘公園」。「フランス山」と呼ばれる一角の不規則な形状の敷石が並べられた石畳に、ハート形の敷石が紛れ込んでいます。散策の途中で偶然見つけた際には、ちょっと嬉しくなってしまうようなスポットです。
フランス山はフランス軍が駐留した場所で、1896年(明治29)にはフランス領事館が設けられました。現在は基礎部分や側壁、階段の一部が遺構として残っているので、あわせて見学してみてくださいね。
＜基本情報＞
住所：神奈川県横浜市中区山手町114
電話番号：045-221-2111（公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー）
アクセス：みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩3分
公式サイト（外部リンク）
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下田市の田牛（とうじ）にある「竜宮窟」。入口のゲートをくぐり、階段を下りると、天井が抜けたような空間に降り立ちます。目の前には、エメラルドグリーンの海が広がり、その透明度も相まってたいへん神秘的。
その竜宮窟を上から見下ろすと、なんとハート型！海底火山の噴火で降り積もった軽石や火山灰など、弱い地層が波の力で削り取られ洞窟ができ、不安定になった天井が崩落。偶然にも崩れた箇所がハートだったというわけです。竜宮窟の周囲に遊歩道があり、そこに“ハートビュースポット”があります。
＜基本情報＞
住所：静岡県下田市田牛
アクセス：
【バス】伊豆急・下田駅より東海バス（田牛行き）に乗車し約20分、「龍宮窟」にて下車後、徒歩3分
【車】伊豆急・下田駅より車で約15分
公式サイト（外部リンク）
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ハートモチーフの生き物がいるとして注目が集まっているのが、岐阜県関市の根道神社境内の中ある、通称「モネの池（名もなき池）」。ここには体にハートの模様をもつ鯉がおり、これを見ると恋が成就すると噂されています。
ハートの鯉は、額にハートの模様がついた鯉と体にハートがある鯉の2匹いるんだとか。タイミングや鯉のごきげんにもよりますが、お目にかかれたら大変ラッキーですね！
＜基本情報＞
住所：岐阜県関市板取白谷
電話番号：0581-57-2111（関市板取事務所）
アクセス：
【バス】JR岐阜駅から岐阜バス岐阜板取線で「ほらどキウイプラザ」へ。板取ふれあいバスに乗車し「モネの池前」で下車後、約150ｍ
【車】美濃IC→国道156号線→県道81号線→国道256号線→関市板取白谷
公式サイト（外部リンク）
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福井市東大味町の「明智神社」は、恋愛のパワースポットとして静かな人気となっています。何人もの側室を持つ事が当たり前だった戦国時代、明智光秀が妻煕子だけを一途に愛したことは有名なお話です。なお、諸説ありますが、細川ガラシャはこの地で生まれたと伝えられています。
境内で注目したいのは、自然にできたハート形の苔！ぜひ恋愛成就を祈願しましょう。
＜基本情報＞
住所：福井県福井市東大味
アクセス：北陸自動車道 福井ICから車で12分
公式サイト（外部リンク）
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「正寿院」は夏に風鈴まつりが行われることから風鈴の寺ともいわれる、知る人ぞ知る名刹。客殿にあるハート型の窓が“幸せを呼ぶ窓”として人気を集め、京都の観光スポットとなっています。
実はこの窓、ハートを意図して造られたものではなく、日本の伝統文様で“猪目窓”というもの。古来から日本の神社仏閣の様々な部分で用いられてきた模様で、読んで字の如く猪の目の形に由来しています。魔除けや火除けに効くとされる文様ですが、私たちにはどうしてもハートに見えてしまいますね。切り取られた外の景色がとってもチャーミングです。
＜基本情報＞
住所：京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
電話番号：0774-88-3601
拝観時間：
4〜10月 9:00〜16:30
12〜3月 10:00〜16:00
アクセス：京滋バイパス・宇治西ICより約30分
公式サイト（外部リンク）
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鳥取県と岡山県の県境にある智頭宿（ちづしゅく）は、古くから交通の要所として栄えてきた宿場町。智頭宿の観光スポットとなっているのが巨大な木造家屋「石谷家住宅」です。
江戸時代に建造された和風建築ですが、大正8年から昭和4年まで続いた工事によって、主屋や多くの付属室が建設されました。書院座敷として整備された部屋にハート型の木枠が施された障子があります。京都の正寿院と同様に猪目文様を取り入れたものですが、愛らしいフォルムに思わず目を奪われてしまいます。
＜基本情報＞
住所：鳥取県八頭郡智頭町智頭396番地
電話番号：0858-75-3500
開館時間：10:00〜17:00（最終入館16:30）
休館日：水曜日（祝日の場合は翌日）
アクセス：
【電車】智頭急行・智頭駅から徒歩10分
【車】鳥取自動車道・智頭ICから約5分
公式サイト（外部リンク）
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ピンク色をしたハートがいっぱいの智頭急行「恋山形駅」は、鳥取県の山の中にある駅。1日の乗降者数わずか数人ですが、縁結びや恋愛成就のパワースポットとして“車で”訪れる人が絶えない無人駅です。
2018年6月、念願の待合室が完成。中には自動販売機とハートのテーブルが配されています。自動販売機ではハート型絵馬やキーホルダーといったオリジナルグッズを販売。ホームの外側にあるので、車で来た方も待合室に入れます。
＜基本情報＞
住所：鳥取県八頭郡智頭町大内159-3
連絡先：0858-75-6600（総務部）、0858-75-2595（夜間および土休日、運輸部）
アクセス：JR鳥取駅から電車で1時間〜1時間30分
公式サイト（外部リンク）
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隠岐諸島の1つ、中ノ島にある「明屋海岸」にもハート岩と呼ばれるスポットがあります。屏風岩という大きな岩が海上にそびえ立っているのですが、そこにハート型の抜け穴が！キレイなハート型に見える角度があるので、そこでシャッターを切ってみましょう。
実は明屋海岸、中ノ島の神様・宇受賀命（うづかのみこと）と結婚した西ノ島の女神様が出産をされたと言い伝えられています。そのお産の時に使った道具がこの屏風岩とのこと。ハート型にふさわしい神秘的な伝説…偶然できたものとは信じ難いですね。
＜明屋海岸の基本情報＞
住所：島根県隠岐郡海士町豊田
電話番号：08514-2-0101（海士町観光協会）
アクセス：菱浦港から車で約15分
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高知県足摺岬にある日本最大の花崗岩海蝕洞門「白山洞門」。洞門がハート形に見え、さらに洞門の上の岩盤が女性の横顔のようで、“海の女神が祝福する恋愛成就のパワースポット”と言われています。なかなか迫力のある洞門で、高さ16ｍ、幅17ｍ、奥行き15ｍとダイナミック！
洞門前にある“万次郎足湯”は、この景色を臨める無料の展望足湯。白山洞門を訪れた際は、足湯にもぜひお立ち寄りを。
＜基本情報＞
住所：高知県土佐清水市足摺岬
電話番号：0880-82-1111（土佐清水市役所）
アクセス：土佐清水市役所から車で約20分
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福岡県の南端に位置する「八女市」は、お茶の産地としても有名な場所。自然豊かな場所にハート岩があり、恋愛成就祈願のパワースポットとしても人気を集めています。
ハート岩があるのは、八女インターから車で約1時間の場所。日向神（ひゅうがみ）ダムのまわりに連なる岩々からなり、その巨岩の岩肌にハートに見える部分があります。ビッグサイズなので、遠くからでも一目瞭然！巨岩を覆う緑鮮やかな木々とその麓の赤い橋、そして日向神ダムとのバランスがとても良く、1枚の絵画のような風景を奏でています。
＜基本情報＞
住所：福岡県八女市矢部村日向神
電話番号：0943-22-6644（八女市茶のくに観光案内所）
アクセス：八女ICから車で約60分
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福岡県筑後市の水田天満宮内の「恋木神社(こいのきじんじゃ)」。御祭神は恋命（こいのみこと）という恋愛の神様で、御神紋がなんとハート！恋愛成就、良縁祈願など、恋にまつわるお願いに効果を発揮する神様です。
境内のあちらこちらに無数のハートがあり、鳥居にもお守りにもハートが施されています。ピンク系の服を来て訪れると、いい写真が撮れそうですね。
＜基本情報＞
住所：福岡県筑後市水田62番地の1
電話番号：0942-53-8625
アクセス：JR鹿児島本線・羽犬塚駅から徒歩20分
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佐賀県唐津市の「蕨野の棚田」は、日本の棚田百選にも選ばれた絶景スポット。見渡す限りの雄大な田園風景ですが、よく見ると田んぼにハートが！SNSで話題となり、スマホの待ち受け画面に設定する人が後を絶ちません。
ハート棚田を見つけるためには、大平展望所へ行きましょう。スケールある景色なので分かり難いですが、棚田に沿って曲線状に走る道路がハートの形に見えます。展望台にはハート型のフレームがあり、それを通してみるとよりくっきりとラインがわかりますよ。
＜蕨野の棚田の基本情報＞
住所：唐津市相知町平山上
大平展望台へのアクセス：相知駅から車で約15分
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長崎市の「眼鏡橋」は、江戸時代の寛永11年（1634年）に作られた日本初のアーチ式石橋。レトロな雰囲気が漂う石橋近くの護岸に、ハート型のストーンが発見されたことから、恋が叶うパワースポットとして評判になりました。
よく見るとさらに粋な演出がされていることに気づかされます。ハートの右上の細長い長方形の石の上に小さなマルが乗っていて、アルファベットの“i（アイ）”に見えるのです。つまり“i”と“ハート”で“アイ・ラブ・ユー”！見つけるには少々難易度が高いですが、ぜひ探してみてくださいね。
＜基本情報（眼鏡橋）＞
住所：長崎県長崎市魚の町と諏訪町の間
電話番号：095-829-1193（長崎市文化観光部文化財課）
アクセス：長崎駅前から路面電車（蛍茶屋行）に乗車して約4分、市役所下車後、徒歩4分
公式サイト（外部リンク）
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明治日本の産業革命遺産の1つとして、世界遺産に登録が期待される長崎の「グラバー園」。ここにはハートストーンが3つあり、“触れると恋がかなう”、“2つ見つけると良いことがある”と言われています。
1つ目のハートは、旧グラバー住宅の庭の方位盤の足元。2つ目は旧グラバー住宅からレストハウスへ向かう手前のカーブですが、これがなかなか見つけにくいポイント。3つ目のハートは敷石ではなくパネルになったもので、ガーデンショップという売店のレジの後ろにあります。がんばって3つとも見つけてくださいね！
＜基本情報＞
住所：長崎県長崎市南山手町8–1
電話番号：095-822-8223（管理事務所）
アクセス：路面電車「石橋」または長崎バス「大浦天主堂下」から徒歩3分、グラバースカイロードを使用し2分
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自然世界遺産にも登録されている鹿児島県・屋久島。ここには、切り株の中から空を見上げるとハート型が現れる「ウィルソン株」というものがあります。切株の周囲は13.8ｍ、内部は10畳分ほどの広さがあり、その規模にも驚かされるでしょう。ウィルソン株の中に入ったら、しゃがんで空を見上げてみてください。暗闇にぽっかりと浮かぶ、緑豊かなハートがこちらを見ています。
＜基本情報＞
住所：鹿児島県熊毛郡屋久島町
荒川登山口までのアクセス：屋久島空港から屋久杉自然館まで車で約20分、登山バスに乗車して約40分、バス停「荒川登山口」にて下車
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沖縄本島と橋でつながり、海上のドライブをしながら渡れる古宇利島。この島にはアダムとイブに似た人類発祥の伝説が伝わる場所で、以前から“恋の島”として紹介されていました。
ハートの岩があるのは、古宇利大橋の反対側に位置する「ティーヌ浜」。条件が重なってできたハートの岩ですが、恋の島伝説と重ねると、さらにロマンチックに感じられます。岩の周りには透き通る海が広がり、なかなかの絶景！波が打ち寄せる場所なので、いずれ形が変わってしまうのは避けられません。今の風景をしっかりと目に焼き付けておきましょう。
＜基本情報＞
住所：沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利
アクセス：許田ICから車で約40分
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全国に散らばるハートがモチーフのスポットをご紹介しましたが、その多さにも驚かされますね。各地のハートを写真に収めて、旅のコレクションするのもおすすめです。ハート巡りをしながらも、恋愛成就＆良縁祈願ができたらさらに一石二鳥！ぜひ、実際に訪れて、その可愛らしさを体感してみてくださいね！
（文：木内つばめ）
2025年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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