嵯峨野・嵐山は、京都市内でも観光客に人気の高いエリアの一つ。徒歩でも回れる広さですが、見どころが多く、じっくり見て回ろうと思うと意外に時間がかかります。
京都の玄関口、京都駅を出発して、徒歩とバスを中心に、1泊2日で効率よく満喫できるプランをご紹介します。
まずはJR京都駅から山陰本線に乗り、所要約16分の嵯峨嵐山駅へ!
穴場!京都・嵐山の紅葉散歩道「宝厳院〜望京の丘」by モン ガラ
地図を見るJR嵯峨嵐山駅から、まずは西に徒歩10分ほどの「野宮神社」へ参拝しましょう。「野宮神社」は格式が高く、平安時代の『源氏物語』にも登場するほど歴史深い神社。縁結びのご利益も人気です。
また、野宮神社から続く「竹林の小径」は、まさに嵯峨野を象徴するような風景が広がります。数万本の竹が生い茂る、まるでかぐや姫が登場しそうな立派な竹林は、サラサラと音を立てて揺れ、歩くだけで京都らしさを味わえます。
<基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨野宮町1
アクセス:JR嵯峨嵐山駅より徒歩約10分
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野宮神社から竹林の小径を200mほど歩くと、「天龍寺」北門があります。時間節約のためにも、ここから入りましょう。
足利尊氏により1339年に創建された「天龍寺」。当初は嵐山はもちろん、渡月橋や亀山公園まですべて境内地だったというから驚きです。世界遺産にも指定されており、人気観光地嵯峨野にあっても屈指の人気スポットで、四季折々に美しい風景がみられます。
<基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
電話番号:075-881-1235
アクセス:野宮神社から徒歩約3分
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「宝厳院(ほうごんいん)」は天龍寺の塔頭の1つです。通常は非公開となっており、公開されるのは春と秋の一時期のみですが、青葉や紅葉の美しさを求めて多くの人が訪れます。もし公開時期にあたったら、ぜひ訪問してみてください。
<基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
電話番号:075-861-0091
アクセス:天龍寺から徒歩約5分
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午前中たっぷり歩き回った後は、天龍寺近くの「湯豆腐 嵯峨野」で美味しい湯豆腐ランチはいかがですか?ここでは、美しい庭園を見ながら、価値観が変わるほど美味しい豆腐を味わえます。
<基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨天竜寺芒ノ馬場町45
電話番号:075-871-6946
アクセス:天龍寺から徒歩約5分
営業時間:11:00〜19:00
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嵐山の中心にある「嵐電嵐山駅」は、ただのローカル線の駅だと思ったら大間違い。駅全体が“はんなり・ほっこりスクエア”となっており、飲食店や土産物屋に加え、京友禅のポール約600本が立つキモノフォレストや、駅のホームには足湯まで!改札口がないので、乗客でなくとも駅に入れるようになっています。
<基本情報>
電話番号:075-873-2121(はんなり・ほっこりスクエアインフォメーション)
アクセス:湯豆腐 嵯峨野から徒歩約5分
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嵐電嵐山駅前の「嵐山昇龍苑」は、“老舗はたのし”をコンセプトに京都の様々な老舗・店舗が軒を連ね、嵐山を訪れる人々に上質な時間と空間を提供しています。1階は京都の多彩な食品、2階には伝統工芸品が並び、ここだけで京都土産がひととおり揃えられそうです。お店によってはここだけの限定スイーツも!
<基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺門前
電話番号:075-873-8180
アクセス:嵐電嵐山駅すぐ
営業時間:10:00〜17:00 (年中無休)
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嵐山の中心でもありシンボルでもある「渡月橋」。桂川にかかるこの155mの橋は、嵐山を背景に、四季折々の美しい景色を見せてくれます。嵐山に来たら、「渡月橋」を渡らずには帰れない!?
アクセス:嵐電嵐山駅から徒歩約2分
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渡月橋を渡ってもまだ時間に余裕があれば、「法輪寺」へのお参りをおすすめします。京都の人には“十三参り”でなじみのある、知恵の神様をご本尊とするお寺です。また、嵐山でも数少ない、高台から嵐山を見渡せる絶景スポットでもあります。
<基本情報>
住所:京都市西京区嵐山虚空蔵山町
電話番号:075-862-0013
アクセス:渡月橋から徒歩約5分
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【リゾートホテルならここへ:星のや京都】
嵐山で宿泊するなら、なんといっても今人気なのは、星野リゾートが手がけるラグジュアリーリゾート「星のや京都」。渡月橋から専用船に乗り込み、嵐峡の奥へ。ここは、どこか秘密基地めいた空間で、大自然と洗練された京文化が詰まっています。人混みを避けて、京都らしい滞在をしたい方にぴったり!
舟待合までのアクセス:渡月橋からすぐ(渡月小橋たもと)
写真提供:星のや京都 星野リゾート
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【人気の温泉旅館:京都 嵐山温泉 花伝抄】
夜遅くまで、あるいは翌朝早くから嵐山を回りたい…という方は、アクセスのいいエリアに宿泊を。「京都 嵐山温泉 花伝抄(かでんしょう)」は、京都市内には数少ない、温泉自慢のお宿です。露天風呂、貸し切り湯があるほか、徒歩2分の場所にある外湯「風風の湯」も利用可能!
アクセス:渡月橋から徒歩約5分
【手ごろで快適:Guesthouse 結庵 musubi-an】
観光にお金をかけたいので、宿代は抑えたい…という方におすすめなのが、ゲストハウス。嵐山にもいくつかゲストハウスがありますが、「Guesthouse 結庵 musubi-an」は渡月橋からすぐの便利な立地にあり、1人からでも利用可能。素泊まりですが、近接のmusubi-cafeで食事をとることもできます。
アクセス:渡月橋から徒歩約1分
嵐山エリアでは、時期によりライトアップが実施されます。一番大規模なのは12月の「嵐山 花灯路」ですが、そのほかにも、桜の時期や紅葉の頃など、大覚寺などのお寺でもライトアップが行われます。時期が合えばぜひ、訪れてみてください。 この写真の記事を見る ≫
嵐山でちょっと飲んでみたいなあ…と思ったら、嵐電嵐山駅の“はんなり・ほっこりスクエア”にある「RANDENバル」はいかがですか?京友禅の光の林キモノフォレストが、幻想的なムードを演出しています。
<基本情報>
電話番号:075-882-5288
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2日目は、JRの線路の北側エリアを回ってみましょう。一気に一番遠い「大覚寺」までバスで行き、嵯峨野を巡りながら嵯峨嵐山駅の方に戻るのがおすすめです。阪急嵐山駅前や渡月橋公園前から、「大覚寺」への京都市バスが1時間に3本ほど出ています。
「大覚寺」は、平安の初め、嵯峨天皇の離宮として建立されて以来約1200年の歴史があるお寺です。数多くの国宝・重要文化財を所有し、四季を通じて、のんびりと嵯峨野の雰囲気に浸ることのできるお寺です。
<基本情報>
住所:京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
電話番号:075-871-0071
アクセス:渡月橋付近から京都市バスで大覚寺バス停下車(所要約10分)、徒歩約2分
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梅も美しいお釈迦様と光源氏のお寺!京都・嵯峨釈迦堂「清凉寺」by 古都の U助
地図を見る大覚寺から南に下がり、大覚寺門前の交差点を右折し少し歩くと「清涼寺」があります。
「清涼寺」は通称“嵯峨釈迦堂”と呼ばれ、お釈迦様の生前の姿を伝える本尊を祀っています。もともとは源融の山荘“棲霞観”があった場所で、早春の梅、春の桜、秋の紅葉と、四季折々に美しい景観が楽しめます。
<基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
電話番号:075-861-0343
アクセス:大覚寺から徒歩約10分
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清涼寺からさらに西は、古刹や緑が趣あるエリア。見どころはいろいろありますが、ぜひ立ち寄っていいただきたいのが「祇王寺」。
「祇王寺」は竹林と楓に囲まれた、お寺というよりは草庵に近いと言われる、『平家物語』にも登場するほど古く歴史深いお寺の一つです。比較的小さな境内ですが、苔庭の美しさには圧倒されるほどです。
<基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
電話番号:075-861-3574
アクセス:清涼寺から徒歩約10分
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祇王寺から5分ほど南に歩く「二尊院」は、平安時代初めに創建された、古い歴史をもつお寺です。本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀るので、この名がつきました。総門入口から約200mほどまっすぐ本堂の白塀に向かって続く二尊院の参道(紅葉の馬場)は、京都を代表する紅葉の名所です。
<基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
電話番号:075-861-0687
アクセス:祇王寺から徒歩5分
拝観時間:9:00〜16:30
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二尊院から徒歩すぐのところに「落柿舎(らくししゃ)」があります。見るのに時間はかからないので、立ち寄っていきましょう。「落柿舎」は、芭蕉が最も信頼した高弟の元禄の俳人・向井去来の草庵だった場所。趣きのある小さな庵です。名前の由来となった柿が実り始めるのは10月初旬ごろから。
<基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町20
電話番号:075-881-1953
アクセス:二尊院から徒歩約2分
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竹林と紅葉の競艶!嵯峨野・小倉山の古刹「常寂光寺」by 万葉 りえ
「常寂光寺」があるのは、昔から紅葉の名所として知られていた小倉山の中腹です。約400年前に創建され、もとは鎌倉時代の歌人藤原定家の山荘があったところとも言われています。
<基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
電話番号:075-861-0435
アクセス:落柿舎から徒歩約5分
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常寂光寺からJR嵯峨嵐山駅までは徒歩で約20分ほど。常寂光寺付近は最寄りのバス停まででも徒歩約10分かかるので、歩くのが辛い場合は、徒歩5分ほどのトロッコ嵐山駅に行き、トロッコ嵯峨駅(JR嵯峨嵐山駅に隣接)まで1駅だけ乗るという手段もあります。ただし、本数が少ない(1時間に1本程度)のと、通常の鉄道に比べ料金が高いので注意してください。2人以上ならタクシーの方が割安です。
嵯峨野・嵐山は徒歩が中心になるので、できるだけ歩きやすい靴を履いてくださいね。茶店などの休憩できるところもあるので、適宜休憩をとりながら、自分のペースで楽しんでください。
※2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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