那覇というとにぎやかな国際通り、牧志公設市場等が有名ですが、ビーチ、桜の名所、ミュージアム、鮮魚市場、そして知る人ぞ知る隠れたパワースポットまで魅力的な観光スポットがたくさん。那覇市内だけで2日間は十分楽しめますよ。
今回は、トラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、元旅行会社スタッフのYoko Andersが那覇のおすすめの観光スポットを、定番から穴場まで徹底ガイド。最後にはモデルコースも紹介するので、那覇旅行の参考にしてみてくださいね。
沖縄一の繁華街「国際通り」は、ゆいレール県庁前駅に近い県庁北口交差点(パレットくもじ前)から牧志駅あたりまで約1.6kmある道路。お土産店や飲食店が軒を連ね、観光客で賑わっています。毎週日曜日には歩行者天国(トランジットモール)となり、オープンカフェやストリートパフォーマンス、イベントなども実施していて、一日中楽しめます。
国際通り沿いには宿泊施設もたくさん。ショッピングしたり、沖縄料理店、居酒屋などで夜遅くまで楽しみたい方は、国際通り沿いのホテルやゲストハウスなどがオススメです。
<基本情報>
住所:沖縄県那覇市牧志周辺
電話番号:098-863-2755(那覇市国際通り商店街振興組合)
アクセス:ゆいレール県庁前駅から徒歩3分
公式サイト(外部リンク)
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東西約400m、南北約200mという広大な首里城の城域。2019年の火災によって焼失した首里城正殿は2026年度の完成を目指して復元工事が進められています。“見せる復興”として、その時々で首里城がよみがえっていく過程を見られるのは今だけ!
復興の様子をじっくり見学するなら、有料のガイドツアーに参加するのがおすすめ。解説員の説明を聞きながら公園内を回る60分のコースで、毎日定時に開催されています。
<基本情報>
住所:沖縄県那覇市首里金城町1-2
電話番号:098-886-2020
アクセス:ゆいレール首里駅、または儀保駅から守礼門まで徒歩約15分
公式サイト(外部リンク)
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首里城公園の近くには併せて足を運んでおきたい観光地があります。それが世界遺産である「玉陵(たまうどぅん)」。尚真王が父である尚円王のために構築した陵です。玉陵内部にある玉陵碑は、1501年に建てられ、この地に葬られるべき人の名前が刻まれています。
入口にある奉円館は券売所で、地下1階には資料展示室があるので、玉陵見学前にぜひ立ち寄りましょう。
<基本情報>
住所:那覇市首里金城町1-3
電話番号:098-885-2861(玉陵管理事務所)
アクセス:ゆいレール首里駅から徒歩15分
公式サイト(外部リンク)
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首里城公園からも近い「首里金城町の石畳道」は、16世紀に那覇の港から守礼門の脇まで整備された道。現在は金城町の約240mだけが当時の石畳の姿で訪れる人を癒してくれています。赤瓦の石垣に囲まれた石畳の風景は、16世紀の面影と栄えていた首里の街を感じることができます。雨の日は滑りやすくなるので、注意して散策してくださいね。
<基本情報>
住所:那覇市首里金城町2-35付近
電話番号:098-917-3501(那覇市文化財課)
アクセス:ゆいレール首里駅から徒歩15分
公式サイト(外部リンク)
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「第一牧志公設市場」は沖縄のありとあらゆる食材が手に入るところで、カラフルな魚や豚の顔など、ビックリするような沖縄の珍食材も目にすることが出来ます。
1階の市場で購入した食材を2階の食堂で食べられる、“持ち上げシステム”はぜひ体験を!まるで熱帯魚のような色をしたグルクンやイラブチャーなど、沖縄グルメをここでお腹いっぱい楽しみましょう。
<基本情報>
住所:那覇市松尾2-10-1
電話番号:098-867-6560
アクセス:ゆいレール牧志駅から徒歩9分
公式サイト(外部リンク)
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「識名園」は、1799年に造られた琉球王家の別邸です。風水によって造られた国王の保養所で、中国からの使者である冊封使などをもてなすために使われたと言われています。
識名園の造園形式は池のまわりを歩きながら景色の移り変わりを楽しめる廻遊式庭園で、この庭園を眺めていると時がゆったりと流れているように感じられます。自然のパワーと悠久の時を感じることができますよ。
<基本情報>
住所:沖縄県那覇市字真地421-7
電話番号:098-855-5936
アクセス:ゆいレール牧志駅からバスで15分、識名園前下車、徒歩2分
公式サイト(外部リンク)
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波の上うみそら公園の「波の上ビーチ」は、国際通りから歩いて20分。住宅街や繁華街からすぐのとても日常的な場所なので、遠くのビーチよりもリラックスした空気が流れています。
街中にあるとは思えないほどきれいなビーチで、砂浜にはカラフルな貝や珊瑚などもありビーチコーミングもOK。更衣室・ロッカーなどの設備も整い、バーベキューエリアもありますよ。明るい昼間とは打って変わって、夜は一気にムーディーに。
<基本情報>
住所:那覇市辻3-3-1
電話番号:098-863-7300(管理事務所)
アクセス:国際通りから徒歩20分
公式サイト(外部リンク)
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「波上宮(なみのうえぐう)」はその名の通り、波の上ビーチのすぐそば、青い海を見渡す崖の上に立っています。琉球王国の王府から特別の扱いを受けたという琉球八社の最高位に位置する、由緒ある神社です。
沖縄らしい拝殿は美しい朱塗りが目に眩しい、南国らしいたたずまい。祀っているのは熊野三所権現で、沖縄といえば独自の御嶽(うたき)信仰が盛んな土地ですが、なぜか熊野権現を祀る神社が多いのが特徴です。
写真提供:インディ / PIXTA
<基本情報>
住所:那覇市若狭1-25-11
電話番号:098-868-3697(波上宮社務所)
アクセス:ゆいレール旭橋駅から徒歩15分
公式サイト(外部リンク)
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国際通りから平和通りのアーケードを5分ほど歩くと「壺屋やちむん通り」に到着します。“やちむん”とは焼物のことで、その名の通り、窯元や焼物の店が50ほど軒を連ねています。
各店舗では趣向をこらした大小さまざまの器が揃っていて、沖縄ならではのお土産としてピッタリ。陶芸体験ができる窯元や教室もあるので、時間があればぜひ体験してみましょう。
<基本情報>
住所:沖縄県那覇市壺屋
アクセス:ゆいレール牧志駅から徒歩15分
公式サイト(外部リンク)
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ゆいレールおもろまち駅に直結する免税店「Tギャラリア沖縄」。国内なのにパスポート無しで免税ショッピングができるところとして買い物好きな女子にも人気。
ファッション、ジュエリー、コスメなど150以上ものブランドが最大30%オフで購入できるのが魅力です。
<基本情報>
住所:沖縄県那覇市おもろまち4-1
電話番号:0120-782-460
アクセス:
那覇空港から車で約30分
ゆいレールおもろまち駅から徒歩2分
公式サイト(外部リンク)
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那覇市の新都心エリアにある「沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)」は沖縄のグスク(城)をイメージしてデザインされています。博物館と美術館が併設された珍しい複合施設は2016年に開館70年目を迎えました。
沖縄県内でも最大の収蔵資料数を誇り、博物館と美術館の裏側を学芸員が案内するバックヤード・ツアーが毎月開催されています。沖縄ならではの工芸品や民芸品、模型クラフトキットなどを取りそろえるミュージアムショップやランチのできるカフェもあります。
<基本情報>
住所:沖縄県那覇市おもろまち3-1-1
電話番号:098-941-8200
アクセス:ゆいレールおもろまち駅から徒歩15分
公式サイト(外部リンク)
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牧志公設市場と国際通りとの間の桜坂と呼ばれる辺りは、昭和の香り漂うディープなエリア。小さな飲み屋が軒を連ね、夜になると独特の雰囲気が街を包みます。
その桜坂のランドマーク的存在が「桜坂劇場」。1953年に芝居小屋として開業された歴史ある名館で、アメリカ施政権下にあった時を経て、今ではのんびりとした沖縄時間が流れる文化スポットとなっています。劇場の2階まで続く“ふくら舎”のセレクトショップには工芸品や手作りクラフトが所狭しと並んでいます。
<基本情報>
住所:那覇市牧志3-6-10
電話番号:098-860-9555(劇場窓口)
アクセス:ゆいレール牧志駅から徒歩6分
公式サイト(外部リンク)
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国際通りから徒歩で15分ほどの距離にある、緑豊かな公園が「与儀公園」。園内には400本以上のカンヒザクラが川沿いに植えられていて、桜が咲き始める毎年2月中旬頃に桜祭りが催されます。真冬なのに桜祭りが楽しめますよ。
<基本情報>
住所:沖縄県那覇市与儀1-1
アクセス:
ゆいレール安里駅から徒歩13分
国際通り むつみ橋交差点から徒歩13分
公式サイト(外部リンク)
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沖縄はマグロの水揚げがとても多く、クロマグロ、メバチ、キハダの3種類では全国3位の漁獲量を誇っています。沖縄に来たらぜひおいしい生マグロも食べておきたいところ。
そこでおすすめなのが「泊いゆまち」。漁業共同組合や沖縄県近海鮪漁協などがある泊漁港の敷地にある市場で、港でセリ落とされた魚がすぐに店頭に並びます。
沖縄の市場といえば牧志第一公設市場が有名ですが、マグロを求めて出かけるのなら断然コチラ!
<基本情報>
住所:那覇市港町1-1-18
電話番号:098-868-1096
アクセス:那覇空港から車で約15分
公式サイト(外部リンク)
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パワースポットの宝庫である沖縄。那覇市内にも天照大御神(あまてらすおおみかみ)が伊勢に渡る前に降臨されたというパワースポットがあります。
奥武山公園内にある「沖宮(おきのぐう)」。山頂の黄金森(くがにむい)とも呼ばれる場所は、神聖な空気の漂うこの神社の中でも最大のパワースポットです。境内にはカフェもあり、コーヒーや紅茶をいただくことも。境内の清らかな空気の中に、南国の花々が咲き、鳥や虫の声が響く。こんな鎮守の杜は、南国沖縄の「沖宮」ならではです。
<基本情報>
住所:那覇市奥武山町44番地
電話番号:098-857-3293
アクセス:ゆいレール奥武山公園駅から徒歩3分
公式サイト(外部リンク)
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沖縄の青く美しい海で育ったサンゴがその命を終え、浜に打ち上げられた化石。そのサンゴの化石を使った優しい風合いの染色技法“サンゴ染め”を誕生させたのが那覇にある工房「首里琉染」です。
サンゴ染め体験も可能で、様々な形、模様のサンゴの化石と染料を使い、素材を自分のセンスで染めていくことができます。形と色の組み合わせは無限大なので、世界で一つの作品を旅行の記念として持ち帰れますよ。
<基本情報>
住所:沖縄県那覇市首里山川町1-54
電話番号:098-886-1131
アクセス:ゆいレール首里駅からバスで首里高校前または山川下車、徒歩3分
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首里城の約1.3km東に、那覇市の最高峰である弁ヶ嶽(べんがたけ)がそびえています。
2つの峰からなる弁ヶ嶽はその全域が「弁之御嶽(びんぬうたき)」として信仰の対象となっており、琉球王国時代には国王の健康や国家安穏の祈願など、国家的な祭祀を行う重要な聖地でした。何よりも圧巻なのは、首里の市街地を一望できるその眺め。首里城を見下ろすことができるただ唯一の場所なのです。
<基本情報>
住所:那覇市首里鳥堀町4丁目
電話番号:098-917-3501(那覇市市民文化部文化財課)
アクセス:ゆいレール首里駅から徒歩10分
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沖縄の市場といえば、国際通りからも近い第一牧志公設市場が有名ですが、「栄町市場」はもっと地元感があふれた市場。今でも戦後すぐの姿がそのまま残っており、昭和に戻ったかのような懐かしさと親しみやすさにあふれています。
昼間は地元の生活にねざした店が路地のあちこちに開いており、夕方になると古酒や琉球料理が味わえる居酒屋などが次々にオープンします。
<基本情報>
住所:沖縄県那覇市安里
電話番号:098-886-3979(栄町市場商店街振興組合)
アクセス:ゆいレール安里駅からすぐ
※休日や営業時間は店舗により異なります
公式Instagram(外部リンク)
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「対馬丸記念館」は1944年に起こった対馬丸事件について学べる場所です。たくさんの学童集団疎開の子供たちを乗せた対馬丸は米潜水艦ボーフィン号の魚雷攻撃により海に沈められてしまいます。
犠牲者の遺影や遺品などを見ることもできる貴重な施設。戦争という悲しい事実を忘れず、平和について考えるきっかけになるでしょう。
<基本情報>
住所:沖縄県那覇市若狭1-25-37
電話番号:098-941-3515
アクセス:ゆいレール県庁前駅から徒歩15分
公式サイト(外部リンク)
首里金城町の石畳道を進んでいくと姿を現すのが、年に一度だけ願い事を叶えてくれるという言い伝えがある「首里金城町の大アカギ」。推定樹齢200年のアカギの大木は、1972年に沖縄が日本に返還されたと同時に、国の天然記念物にも指定。
とても神聖な雰囲気のするパワースポットでもあり、首里金城町の神の木と言われています。
<基本情報>
住所:那覇市首里金城町3-18
電話番号:098-917-3501(那覇市文化財課)
アクセス:ゆいレール首里駅から徒歩15分
公式サイト(外部リンク)
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再建前でも見所いっぱい…沖縄で「首里城」観光は外せない!by 万葉 りえ
那覇市内はゆいレールや路線バス、タクシーなどを活用すれば、レンタカーなしでも1泊2日で見どころを回ることができます。以下のようなモデルコースはいかがでしょうか?
【1日目】
那覇空港に到着したらゆいレールで首里駅下車、徒歩で首里城公園へ。玉陵や石畳道などの見どころを巡ったら周辺で沖縄そばなど地元グルメのランチを楽しんで、波の上ビーチに移動しましょう。すぐそばの波上宮で参拝も忘れずに!夜は飲み屋街に変貌する栄町市場に繰り出すのがおすすめです。
【2日目】
朝食の後は散策しながら壺屋やちむん通りへ。ランチは第一牧志公設市場で持ち上げシステムを体験してみては?午後は国際通りでショッピングを楽しみましょう。Tギャラリア沖縄まで足をのばすのもいいですね!
アクティブ派の方はオプショナルツアーを予約するのがおすすめ。慶良間諸島でダイビングなどマリンスポーツを楽しむ半日ツアーを利用すれば、短い滞在でも沖縄の海を堪能できます。
くわしいモデルコースは、下のリンク先からぜひチェックしてくださいね!
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那覇観光の定番である首里城周辺と国際通りを押さえつつ、沖縄の文化を感じられる壺屋やちむん通りや、リゾート気分を楽しめる波の上ビーチを組み合わせれば、短い滞在でもたっぷり那覇を満喫できます。散策の途中で疲れたら、カフェで沖縄ぜんざいやフルーツかき氷を食べて一息つきましょう。
次のお休みはぜひ那覇へ!旅行計画の参考にしてくださいね。
2024年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
(文:Yoko Anders)
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