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スペインとフランスにまたがるバスク地方。独自の言語や文化、伝統が今も残り、バスクの人たちの手によって大切に守られています。ピレネー山脈の西側に位置するスペイン・バスクには近年アートの街として注目を集めるビルバオ、バスクチーズケーキ発祥の地で、美食の街として有名なサンセバスチャンなど、見どころ多数。そこで今回は人気観光スポットやグルメ情報はもちろん、バスク地方の魅力な伝統や文化をご紹介します!(PR)

工業都市からアートの街へ「ビルバオ」

工業都市からアートの街へ「ビルバオ」

提供元:Basquetour, Basque Tourism Board

https://tourism.euskadi.eus/en/

世界最古の運搬橋として、世界遺産にも登録された「ビスカヤ橋」は全長約160メートルの鉄橋。今も現役で稼働していて、歩行者や車を運ぶゴンドラがポルトゥガレテとゲチョの街を結んでいます。橋の上には歩道橋が整備されていて、ビルバオの街を眺めながら歩いて橋を渡れる体験も!30〜40分ほどのガイド付きツアーも実施されています。

工業都市からアートの街へ「ビルバオ」

提供元:Basquetour, Basque Tourism Board

https://tourism.euskadi.eus/en/

1980年代まで工業都市として発展したビルバオが、アートの街として活性化するきっかけとなった「グッゲンハイム美術館」。石やガラス、チタンに覆われた魚のウロコのようなユニークな外観は建築家フランク・ゲーリーによるものです。正面玄関で来場者を迎える巨大なアート『パピー』など、館内外に展示されたモダンアートや前衛芸術は見ごたえ満点。川沿いに位置し、美術館周辺には散策にぴったりな遊歩道も整備されています。

工業都市からアートの街へ「ビルバオ」

写真:トラベルjp 編集部

およそ700年前にビルバオが建てられた時から存在する旧市街。美しい新古典主義の建築を残すヌエバ広場をはじめ、美しい街並みが広がります。ヌエバ広場周辺を中心に数多くのバルが軒を連ねているのも特徴。どのバルもワイン1杯、ピンチョス1皿から楽しめるので、ぜひはしごしてバスクの美食を満喫してくださいね。

バル巡りが楽しい「サンセバスチャン」

バル巡りが楽しい「サンセバスチャン」

写真:トラベルjp 編集部

ヨーロッパの高級避暑地として発展し、“ビスケー湾の真珠”とも称される「サンセバスチャン」。バスク語では「ドノスティア」と呼ばれ、いつも両方が明記されています。バスク地方の中での特に美食の街として有名で、旧市街でのバル巡りは必須!日本でも大人気のバスクチーズケーキは、サンセバスチャンの人気バル「ラ・ヴィーニャ」が発祥です。モンテ・イゲルド展望台から望む、美しいコンチャビーチと街並みも必見!

バル巡りが楽しい「サンセバスチャン」

写真:トラベルjp 編集部

大航海時代にオランダやイギリス、スペインやポルトガルと並んで、高度な航海術を誇ったバスクの造船技術。サンセバスチャンの主要な港町・パサイアにある「アルバオラ造船学校」では、バスクの造船技術を次世代に継承するため、世界中から生徒が集まり技術を学んでいます。現在、捕鯨船「サンフアン」のレプリカを再建していて、間近で見る建造の様子は圧巻!併設のミュージアムも見応え抜群です。

バル巡りが楽しい「サンセバスチャン」

写真:トラベルjp 編集部

「Chillida Leku」はバスクを代表する彫刻家エドゥアルド・チリーダの作品を展示している野外美術館。緑豊かな敷地内には、鉄や石、テラコッタなどを用いたコンテンポラリーな彫刻が展示されています。屋内の展示場にある、葛飾北斎にインスピレーションを受けた作品も必見。

もっとバスク観光!おすすめ3スポット

もっとバスク観光!おすすめ3スポット

写真:トラベルjp 編集部

「オンダリビア」はフランスとの国境近くにある海辺の街。外敵から街を守るために築かれた城壁の内側には旧市街が広がっていて、お花が飾られたカラフルなバルコニーが美しい街並みが続いています。旧市街の丘の上からは美しい海の景色を一望。丘の上にはカルロス5世の居城があり、現在は泊まれるお城“パラドール”として営業しています。オンダリビアはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路のルート上にあり、美食を楽しめるレストランやバルもたくさん。バスク土産にぴったりなエスパドリーユやバスク十字柄のグッズを扱うお店もありますよ。

もっとバスク観光!おすすめ3スポット

写真:トラベルjp 編集部

バスク地方南部にあるリオハ・アラベサはワイン産業で有名な地域。特に中世の城壁や街並みが残る街「ラグアルディア」の地下には巨大なワインセラーのトンネルが残っています。ファサードが見事なサンタ・マリア・デ・ロス・レイエス教会も必見。

もっとバスク観光!おすすめ3スポット

提供元:Basquetour, Basque Tourism Board

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ビスケー湾を望むバスク地方北部の都市、スマイア、デバ、ムトリクにまたがるコーストエリアは、その美しい景観からユネスコのジオパークに指定されています。最も有名な見どころのひとつが、荒々しい波が海岸線を削り取った跡である「Flysch」。6,600万年前の地球の歴史が垣間見える、地質学的に重要な景観が広がっています。天気が良ければ絶景を見ながらショートトレイルも楽しめますよ。

美食の国バスク!伝統グルメを味わおう

美食の国バスク!伝統グルメを味わおう

写真:トラベルjp 編集部

バスク地方には、今も職人たちが守り続ける伝統的な食文化が残っています。その一つが羊乳のチーズ。バスク語で高原を意味するGoierri地方にある「Ondarre cheese factory」では、放牧されている羊のミルクと子羊の胃袋から取れる天然の凝固剤を使い、昔ながらの製法でチーズを作り続けています。近年機械を導入しましたが、これは大量生産のためではなく効率化のため。ショップではチーズなど、この地域で生産された商品を購入できます。

美食の国バスク!伝統グルメを味わおう

写真:トラベルjp 編集部

バスク地方で大人気のチャコリワイン。栽培規模が小さく地元での人気が高いことから、地元以外で消費される機会の少ない希少なワインでしたが、近年は日本のフードショーにも出店し、注目を集めています。「TALAI BERRI」は現在5代目となる姉妹が無農薬で良質なワイン作りを手掛ける家族経営のワイナリー。爽やかな辛口ワインで、発酵の際に発生するきめ細やかなガスが特徴です。

美食の国バスク!伝統グルメを味わおう

写真:トラベルjp 編集部

新鮮なシーフードからガッツリとしたお肉料理まで、バスク地方にはバラエティ豊かなグルメがあります。オンダリビアのシーフードレストラン「La Hermandad de Pescadores」は、世界一との呼び声も高い魚のスープが有名。Goierri地方にある元監獄の建物を利用した「Ostatu de Zerain」は、地元農家の食材を使ったお料理を楽しめます。「パラシオ・デ・アニャーナ」は特産のアニャーナの塩を使ったグリル料理が名物。ビスカヤ橋近くの「El Txakoli de El Paladar」ではモダンなメニューのほか、じゃがいものスープなどのローカル料理も楽しめます。

職人が守り続けるバスクの伝統文化

職人が守り続けるバスクの伝統文化

提供元:Basquetour, Basque Tourism Board

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「アニャーナ ソルトバレー」は7000年以上続く、世界で最も古い塩田。塩職人たちが今も手作業で塩を作り続けています。夏の生産シーズンに、一面塩で真っ白になった棚田は絶景!アニャーナの塩は質の良さから非常に人気が高く、ミシュランに掲載された25以上のレストランで使用されています。塩田の見学ツアー、子どもも体験できるテイスティングや塩作りのワークショップなど、バラエティ豊かなアクティビティを実施中。ソルトスパでは手湯・足湯の塩水浴も体験できます。

職人が守り続けるバスクの伝統文化

写真:トラベルjp 編集部

ジオパーク内に位置する「Lastur」は、かつてこの地域のコミュニティの中心となる場所。ここでは今も斜面にある立地を利用し、石臼を使って昔ながらの製法でとうもろこしの粉を生産しています。この粉を使った薄焼きのパン「タロ」作りを体験できるワークショップも実施。熱々のチストラ(チョリソーの一種)とチーズと一緒に食べる焼き立てのタロは絶品です!

職人が守り続けるバスクの伝統文化

写真:トラベルjp 編集部

毎週水曜日に開催される「Ordizia Market」は、バスク地方で最も古く伝統的な市場のひとつ。木に囲まれた広場を中心に、さまざまな屋台が地元産の新鮮な野菜や果物、肉類や乳製品などを販売しています。トリュフも扱うキノコ専門店や焼き菓子、さらにチーズやチャコリワン、はちみつなど地元バスクの商品を扱うお店も多数。ローカル気分でお買い物を楽しめますよ。チーズの品評会など特別なイベントは必見!

ワイナリーに泊まろう!おすすめ2ホテル

ワイナリーに泊まろう!おすすめ2ホテル

写真:トラベルjp 編集部

丘一面にワイン畑が広がるリオハ・アラベサ地方には、数々のワイナリーが点在しています。宿泊できるワイナリーであるボデガも多く、美しいブドウ畑の丘に建つ「Eguren Ugarte Hotel」に泊まれば、美しい景色とお値打ち価格のリオハワインを堪能できます。

ワイナリーに泊まろう!おすすめ2ホテル

写真:トラベルjp 編集部

リオハ・アラベサ地方の風光明媚なブドウ畑の中で、一際目を引く「マルケス・デ・リスカルホテル」。チタンやスチールを用いた前衛的なデザインは、ビルバオのグッゲンハイム美術館の建築を手掛けたフランク・ゲーリーによるものです。裕福なワイン農家が建てたホテルで、敷地内にはブドウ畑やワイナリーがあり見学もOK。ミシュランに掲載されたレストラン、居心地の良いライブラリーラウンジ、スパなどもあり、ハネムーナーにも人気のホテルです。

観光に便利!おすすめホテル3選

観光に便利!おすすめホテル3選

写真:トラベルjp 編集部

ビルバオステイには、グッゲンハイム美術館すぐそばにある「Vincci Consulado de Bilbao 4*」がおすすめ。一部のお部屋や1階バーラウンジのテラスからは美術館が見えます。モダンでエレガントなデザインのお部屋は居心地抜群。旧市街も徒歩圏内で、空港にもアクセスしやすい便利なホテルです。

観光に便利!おすすめホテル3選

写真:トラベルjp 編集部

「Hotel de Londres」はサンセバスチャンで150年以上の歴史を持つ高級4ッ星ホテルです。コンチャビーチに面していて、オーシャンビューのお部屋からの眺望は抜群。ホテル1階から道路を渡れば、すぐにビーチへアクセスできます。ベル・エポック風の上品なデザインも特徴。バルが集まる旧市街やショッピングエリアも徒歩圏内です。

観光に便利!おすすめホテル3選

写真:トラベルjp 編集部

ジオパーク内の街、スマイアにある「Jesuskoa」は、バスク地方の伝統的な農家を改装した1688年創業のプチホテル。敷地内には広々とした芝生エリアや牧場があり、とてもアットホームな雰囲気です。ファミリーやグループ旅行にはアパートタイプのお部屋がおすすめ。リビングまたはテラスで味わうお料理には、自家農園で栽培された素材を使用しています。環境に配慮した厳しい基準の中で育てられた、バスク産のはちみつや自家製ヨーグルトなどが並ぶ朝食も絶品。

Basque Country Tourism Code of Ethicsでサステナビリティなバスク旅行を探そう!

「BASQUETOUR(バスクツアー)」では8つの原則からなる観光倫理規定「Euskadi Tourism Code of Ethics」を元に、バスク地方に精通したツアーガイドを始め、おすすめの観光スポットやホテル、レストランやアクティビティなどを紹介しています。グルメや観光を楽しむのはもちろん、旅行を通してバスクの人たちが今も大切に守り続けている言語や文化、伝統を学ぶことができるでしょう。バスク産の食材を味わったり地元の職人が作り上げた製品を購入したりすることで、サステナビリティにも貢献できます。

バスク地方にはカップルや子連れファミリーなど、あらゆる世代が楽しめる魅力が満載。スペインにはもう何度か行った、という方にも、今までの旅行とは違った体験ができると人気上昇中です。今年のGWは長めのお休みを利用して、ぜひバスク地方を訪れてみてくださいね。

【この記事は Basquetour, Basque Tourism Board とのタイアップです】

掲載内容は執筆時点のものです。
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