その土地の名物や郷土料理を、いろいろなお店を巡って味わう“食べ歩き”は、旅行の楽しみのひとつ。豊かな自然が生む美味しい食材に恵まれた北海道にはグルメスポットが多く、観光やショッピングとあわせて食べ歩きを満喫できます。
そこで今回はトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、北海道で外せない食べ歩きにおすすめのお店をご紹介します。少し足をのばしてでも訪れたい、穴場のお店もチェックしてくださいね!
胃袋足りねぇ!札幌の味噌ラーメン人気店、厳選5店舗巡りby 岡本 大樹
札幌名物の味噌ラーメンを味わうなら、「らーめん 信玄」へ。石狩市花川の本店までは足を延ばす時間がないという人でもご心配なく!札幌ススキノの近くに2号店があります。黄色の暖簾が目印のお店は、地元の人たちが通う名店だけあり、かなりの人気。繁華街からは少し距離があるにもかかわらず、冷え込む季節でも深夜まで行列が絶えません。
味噌ラーメンは、「信州こくみそ」と「越後(辛味噌)」の2種類。どちらもファンが多くいますが、お店の一番人気メニューは「信州」。クリーミーな味噌のスープは豚骨を長時間煮込んだことによってまろやかさを出しており、中太縮れ麺との相性もバッチリです。
<基本情報>
住所:北海道札幌市中央区南六条西8
電話番号:011-530-5002
営業時間:11:00-1:00
アクセス:地下鉄すすきの駅から徒歩10分
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函館名物・塩ラーメンの最も有名なラーメン屋さんは?と聞かれれば、多くの人がその名前をあげる「函館麺厨房あじさい」。本店は観光名所・五稜郭タワーがある五稜郭公園向かいのビル2階にあります。
「味彩塩拉麺」のスープは、道南産の昆布がベース。そこに豚骨や鶏ガラのうまみもしっかり加わり、さっぱりしすぎずベストなバランスに仕上がっています。結構ボリュームがあるので、他にも食べ歩きを楽しみたい人にはハーフがおすすめ。途中の味変は、ホタテの貝柱や煮干しなど油に合う道産食材と胡椒を混ぜた、スパイシーな蝦夷油胡椒で。ひとすくい入れるだけでまた違った美味しさが広がります。
<基本情報>
住所:北海道函館市五稜郭町29-22
電話番号:0138-51-8373
営業時間:11:00〜20:25(L.O.)
定休日:第4水曜(祝祭日の場合翌平日)
アクセス:五稜郭公園前電停から徒歩10分
公式サイト(外部リンク)
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美瑛や富良野への玄関口である旭川市は、札幌に次ぐ大都市。旭山動物園も有名ですが、全国的に有名な旭川ラーメンを食べにきたという旅行者も少なくありません。旭川ラーメンを堪能するなら、市内中心部にある昭和22年創業の老舗「蜂屋 五条」創業店へ。
味はもちろん醤油味がおすすめ。さらに“濃いめ”で注文すると、びっくりするような黒いスープがでてきます。ラード多めと言っても、スープは脂でギトギトではなく意外とさっぱり。ですが、焦がしラード初心者は“普通”から味わってみるのがおすすめです。スープを少し残してご飯を注文してもいいですね。スープと白米の組み合わせも最高です。
<基本情報>
住所:北海道旭川市5条通7右6
電話番号:0166-22-3343
営業時間:10:30〜19:50(L.O.)
定休日:木曜日
アクセス:旭川駅から徒歩10分
公式SNS(外部リンク)
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言わずと知れた北海道のソウルフード・ジンギスカンは、昭和29年創業の「だるま」で。ガイドブックに掲載され、誰に聞いても名前が出てくる名店です。ススキノの繁華街ど真ん中、飲食店が立ち並ぶ通りから細い路地に入ると本店があります。満席の場合は徒歩すぐの場所にいくつかある別店舗へ。深夜まで営業しているので食べ歩きのシメとして訪れるのもおすすめです。
煙もくもくの店内で馬蹄型のカウンターに着席すると、鍋、野菜、肉が注文せずとも出てきます。お肉は色鮮やかな赤身に程よく脂身がついたマトン。炭火でじっくりと焼き上げると、柔らかく深みのある味わいが楽しめます。
<基本情報>
住所:北海道札幌市中央区南五条西4 クリスタルビル1階
電話番号:011-552-6013
営業時間:17:00〜翌5:00 (L.O. 4:30)
定休日:年末年始
アクセス:すすきの駅から徒歩3分
公式サイト(外部リンク)
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北海道を訪れたら一度は食べてほしいのが、新鮮野菜をふんだんに使い、こだわりのスパイスが効いた「スープカレー」。札幌市内に複数店舗を構える人気店「Soup Curry Suage」へ足を運んでみましょう。
すすきの駅から徒歩わずか2分の「Soup Curry Suage+」なら、雨や雪の日もアクセスが便利です。ダントツ人気No.1は、“パリパリ知床鶏と野菜カレー”。具材が串刺しにされているので、スープの跳ねも気になりません。ジューシーな知床鶏も美味しいですが、驚くべきは野菜。素揚げされた野菜ってこんなに美味しかったんだ、と感じること間違いなしの味です。
<基本情報>
住所:北海道札幌市中央区南4条西5丁目都志松ビル2F(ノルベサ南向)
電話番号:011-233-2911
営業時間:平日 11:30〜21:00(L.O.20:30)
(月曜日、木曜日11:30〜20:30(L.O.20:00)
土日祝 11:00〜21:00(L.O.20:30)
定休日:なし
アクセス:すすきの駅から徒歩約2分
公式サイト(外部リンク)
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函館観光するなら!途中で寄りたい「ラッキーピエロ」5選by 風祭 哲哉
“ラッピ”の愛称で親しまれる「ラッキーピエロ」は、函館のご当地バーガーとして大人気のテーマレストラン。函館エリアには全て内装のコンセプトが異なる17店舗があり、観光地とセットで訪れるのがおすすめです。本店はブランコ席やメリーゴーランドの馬の置物などが設置された、レトロで楽しいサーカスの雰囲気。お気に入りの店舗を見つけてみるのも楽しみのひとつです。
もちろん、全国ご当地バーガー日本一に輝いたバーガーの味もお墨付き!北海道産の安心・安全で新鮮な食材を使ったできたて熱々のハンバーガーは、鶏唐揚げがゴロゴロと入った「チャイニーズチキンバーガー」が一番人気です。
<ベイエリア本店基本情報>
住所:函館市末広町23-18
電話番号:0138-26-2099
営業時間:10:00〜21:00(L.O.20:30)
アクセス:金森倉庫から徒歩すぐ
公式サイト(外部リンク)
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「シハチ鮮魚店」の海鮮丼が話題!今食べたい札幌海鮮グルメby ろぼたん
地元の人に愛される魚屋「シハチ鮮魚店」の海鮮丼は、鮮度と味、そして抜群のコスパが魅力。ネタが高らかにそびえる海鮮丼は、崩して食べるのがもったいないほどの造形美です。本店は札幌駅から地下鉄で北へ3駅、北24条駅が最寄り駅ですが、北海道の美食が揃う狸小路のフードコート“狸COMICHI”内にも支店があります。
看板メニューは「名物!!シハチの11種海鮮丼」。ふっくらと炊き上げた北海道米の上に積み重なるのは、厚切りしたサーモンやホタテ、いくらなどの海の幸。鮮魚店ならではの仕入れで、ボリュームたっぷりなのに2,000円を切るリーズナブルな価格が嬉しいポイントです。
<基本情報(狸COMICHI店)>
住所:北海道札幌市中央区南2条西2丁目5 COMICHI内
営業時間:ランチ 11:00〜15:00(LO 14:30)
ディナー 16:00〜23:00(LO22:00)
定休日:不定休
アクセス:狸小路電停から徒歩3分、すすきの駅・大通駅から徒歩5分
公式サイト(外部リンク)
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地元民がこそっと教える!札幌の美味しい回転寿司ベスト3by ろぼたん
「根室花まる」は、北海道東部の漁師町・根室発の回転寿司。本格的なお寿司が気軽に味わえると、地元民も足繫く通う人気店です。札幌駅直結のステラプレイスにある店舗はいつも大行列。券売機で受付後は、順番が来るまでお土産を購入するなど時間を有効活用しましょう。「根室はなまる」が手がける“一夜干しと海鮮丼 できたて屋”も同フロアにあり、こちらもおすすめです。
そんな「根室花まる」ステラプレイス店で絶対食べておきたいのが、“二階建てほたて”のお寿司。サクッとした食感と貝柱の甘み、香りが堪りません。松前漬け軍艦や鮭のめふん軍艦など、北海道ならではの珍しいネタもあります。
<基本情報>
住所:北海道札幌市中央区北5条西4丁目ステラプレイス6F
電話番号:011-209-5330
営業時間:11:00-22:00(L.O.21:30)
定休日:不定休
アクセス:JR・地下鉄さっぽろ駅直結
公式サイト(外部リンク)
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上富良野「ラベンダーイースト」観光は7月限定!スイーツとお土産もby ミセス 和子
北海道を代表するラベンダー畑といえば、富良野にある「ファーム富田」。そのすぐ近くには、毎年6月下旬から7月中旬に日本最大級のラベンダー畑“ラベンダーイースト”がオープンします。
“ラベンダーイースト”のウェルカムハウスには屋根付きのテラス席があり、ラベンダー畑を眺めながら「ラベンダーホワイトチョコレートソフトクリーム」を味わうことができますよ。さっぱりとしたラベンダーソフトに、北海道産の生クリームを使ったバニラとホワイトチョコレートを加えたこのスイーツは、“ラベンダーイースト”限定。メロンソフトクリームや濃厚なバニラソフトクリームも販売されています。
<基本情報>
住所:北海道空知郡上富良野町東6線北16号
電話番号:0167-39-3939
営業時間:9:30-16:30
アクセス:ファーム富田から車で約7分
公式サイト(外部リンク)
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札幌から車で約2時間半の積丹(しゃこたん)半島は、青々と美しく輝く“積丹ブルー”の海が有名な景勝地。そして、美味しいウニがとれると有名な場所でもあります。ウニ専門店がいくつかある中で、おすすめは知る人ぞ知る人気店「鱗晃(りんこう)」。
名物は「生ウニ丼」。白いほうが夏が旬のムラサキウニ、赤いほうがバフンウニです。ムラサキウニ、バフンウニの時期は解禁の6月から8月まで。新鮮なウニはもちろんミョウバンなどは使わず、塩水で保存されています。さらに、生ウニ以外の時期に提供される、甘くて濃厚な“蒸しウニ丼”もまた絶品。季節を変えて再訪したくなる美味しさです。
<基本情報>
住所:北海道積丹郡積丹町大字入舸町
電話番号:0135-45-6651
営業期間:4月中旬〜11月中旬
営業時間:6月〜8月 8:00〜17:00 ※その他の時期 9:00〜16:00
定休日:火曜日
アクセス:島武意海岸入口バス停から徒歩10分
公式サイト(外部リンク)
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札幌といえばカニ料理も有名ですが、その元祖はススキノの「氷雪の門」というお店。昭和39年、まだカニが市場にも出ていなかった時代に、全国唯一のタラバ蟹料理専門店としてオープンしました。北海道を象徴するようなカニ料理が食べられると評判となり、時代が変わっても愛されてきた名店です。
タラバ蟹をはじめとするカニの品質の高さは折り紙つき。全室個室の落ち着いた雰囲気なので、くつろぎながら蟹料理を堪能できます。「蟹のしゃぶしゃぶ」は、出汁を張った鍋で2分ほど煮て、フワッと花のように膨らんだときが食べ頃!甘みたっぷりの蟹、鍋の後の雑炊は寒い季節にはぴったりです。
<基本情報>
住所:北海道札幌市中央区南5条西2丁目
電話番号:011-521-3046
営業時間:11:00〜15:00(L.O.14:00)、16:30〜23:00(L.O.21:30)
※土日、祝日は通し営業
定休日:不定休
アクセス:すすきの駅から徒歩4分
公式サイト(外部リンク)
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ハセガワストアは、函館市内に10店舗以上あるコンビニエンスストア。1978年のある晩、酔客に言われてとっさに作ったことから誕生したという「やきとり弁当」が、今では函館を代表する名物グルメとなっています。実はこれ、「やきとり弁当」と言っても正体は“豚串”。道南エリアでは“やきとり”といえば豚なのです。隠し味の函館ワインを吹きかけることで、お肉が柔らかく風味の良く仕上がっています。
味は5種類。鶏串が食べたい場合は“やきとりの鶏肉で”と注文をしましょう。お店に入ると注文用紙があるので、そちらに注文個数と塩かタレかを記入してレジでお会計。焼き上がるのを待ちます。
<ベイエリア店基本情報>
住所:北海道函館市末広町23−5
電話番号:0138-24-0024
営業時間:7:00〜22:00
アクセス:末広町電停から徒歩約4分
公式サイト(外部リンク)
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港町で食を満喫!小樽で食べたい地元グルメ5選by 江田 由衣
札幌から電車でわずか約35分の場所にある小樽は、札幌からの日帰り旅行先としても人気。運河のあるノスタルジックな街並みが美しい港町です。そんな小樽のソウルフードが、「若鶏の半身揚げ」。こんがりきつね色に揚がった若鶏は、皮はパリパリ、肉はふっくらとして、やみつきになる一品です。
そんなソウルフード発祥の店と言われているのが、「若鶏時代なると」。ランチの時間帯なら、豪快に盛られた半身揚げと小鉢、ご飯、お味噌汁、漬物がついた定食も、リーズナブルな価格で楽しめますよ。ちなみに、小樽市内あちこちにある姉妹店“小樽なると屋”でも、同じ半身揚げのレシピが使用されています。
<基本情報>
住所:北海道小樽市稲穂3丁目16番13号
電話番号:0134-32-3280
営業時間:11:00〜21:00(L.O.20:30)
定休日:1月1日
アクセス:小樽駅より徒歩7〜8分
公式サイト(外部リンク)
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北海道十勝の名物と言えば帯広「豚丼」。十勝はおいしい豚肉の産地。柔らかくて上質な豚肉とお店独自のタレで焼き上げた豚丼は絶品です。“ミシュランガイド北海道”に掲載された「ぶた丼のとん田」は、開店時から行列が絶えない人気店。
ロース、ヒレ、バラの3種類の豚肉から選べる豚丼は、甘く優しい仕上がり。創業者が精肉業に携わっていた“お肉のプロ”だったので、上質なお肉を使用しているのにリーズナブルな価格も魅力です。帯広の豚丼というとロースが一般的ですが、こちらのお店の一番人気は厚切りのバラ肉です。とん田特製<秘伝のたれ>は、お土産としても販売されています。
<基本情報>
住所:北海道帯広市 東10条南17丁目2
電話番号:0155-24-4358
営業時間:11:00-LO18:00
アクセス:帯広駅から徒歩約20分
公式サイト(外部リンク)
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北海道の玄関口・新千歳空港から車で30分の「むらかみ牧場」は、酪農体験や牧草地をセグウェイに乗って駆ける体験が叶う、子連れファミリーにも人気の観光牧場。緑の牧草地でのんびりくつろぐ牛たち。広がる青い空。遮るものがない緑と青の北海道の大自然の中、ゆったりとしたひと時が過ごせます。
68℃で30分の低温殺菌した「むらかみ牧場」の牛乳は、毎朝5時に搾った新鮮そのもの!その牛乳で作った「ソフトクリーム」が絶品なのは言うまでもありません。新鮮な牧場のミルクの味がする牛乳ソフトのほかに、マスカルポーネやミルクコーヒーなどのフレーバーもぜひ味わってみてください。
<基本情報>
住所:北海道恵庭市戸磯156
電話番号:080-6061-9966
営業時間:10:00〜17:00
定休日:火曜日(12月〜3月冬季休業あり)
アクセス:恵庭駅東口からタクシーで約10分
公式サイト(外部リンク)
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北海道といえば、五稜郭や夜景の函館、花畑が美しい美瑛・富良野、スキーの聖地ニセコ、大都市札幌、ノスタルジックな港町の小樽、動物園が人気の旭川、登別温泉、流氷が流れ着くオホーツク海、世界遺産の知床などなど、とにかく見どころがたくさん!
そして忘れてはいけないのが、北海道の大自然が生んだ美味しい食材を使ったグルメです。素材の味をそのまま活かした料理の数々が楽しめます。今回ご紹介した以外にも、食べ歩きグルメが充実した北海道をぜひ味わい尽くしてみてください!
※歩きながらの飲食“歩き食べ”を禁止しているエリアがあります。マナーを守って飲食を楽しみましょう。
2025年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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