その土地の名物や郷土料理を、いろいろなお店を巡って味わう“食べ歩き”は、旅行の楽しみのひとつ。倉敷やその周辺にはグルメスポットが多く、ショッピングとあわせて食べ歩きを満喫できます。
そこで今回はトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、倉敷で外せない食べ歩きにおすすめのお店をご紹介します。少し足をのばして訪れたい、穴場のお店もチェックしてくださいね!
白壁の倉や町家が立ち並び、江戸の風情あふれる倉敷美観地区は、食べ歩きしながらのぶらり散歩が楽しめる倉敷きっての人気観光スポット。まずは、安政3(1856)年創業の老舗和菓子店「廣榮堂(こうえいどう)」を訪れてみましょう。元祖きびだんごで知られる有名店です。倉敷川沿いにある「廣榮堂」の倉敷雄鶏店は喫茶スペースを併設し、店内は岡山土産を求める人でいつも賑わっています。
「廣榮堂 倉敷雄鶏店」では、薄く焼いたカステラ生地で柔らかい求肥を巻いた銘菓・調布をテイクアウトすることができます。職人さんが注文を受けてから鉄板で一つひとつ焼き上げるので、皮はパリパリ、中はモチモチ。焼きたてならではの食感を楽しめます。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市本町5-22
電話番号:086-421-3888
営業時間:9:00〜18:00
喫茶ラストオーダー:17:00
定休日:木曜日
アクセス:JR倉敷駅から徒歩約15分
公式サイト(外部リンク)
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倉敷美観地区の旧街道、古い街並みに個性的なお店が並ぶ“本町通り”にある「有鄰庵(ゆうりんあん)」。こちらの人気商品であるニコニコマークが可愛い“しあわせプリン”は、幸せが訪れるという口コミが広まり一躍有名になりました。プリンは地元産の卵を使ったとろけるような甘さとほのかに苦いカラメルとが絶妙。プリンの写真を2週間後に見ると、幸せが思い出とともに訪れるそうです!
しあわせプリンに加えて、もう一つおすすめしたいのが卵かけごはん。お櫃に入って運ばれるふっくらご飯に、濃厚な地卵と岡山名産の黄ニラ醤油をかけていただくのですが、ご飯から立ち上がる湯気と卵の鮮やかな黄色が、なんとも幸せな気分にさせてくれます。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市本町2-15
電話番号:050-3196-9621
営業時間:11:00〜17:00
定休日:不定休
アクセス:JR倉敷駅から徒歩約10分
公式サイト(外部リンク)
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行列必至!倉敷美観地区の大人気パフェ「くらしき桃子」by 桜木 小春
岡山県産は桃やブドウをはじめとする果物の生産が盛んなフルーツ大国!倉敷美観地区の運河沿いにある「くらしき桃子」は、果物を贅沢に使ったパフェが味わえる人気店です。江戸時代に建てられた白壁の古民家を改装した店内は2階がカフェになっており、ゆっくりとパフェを堪能できます。1階のショップで販売されている、見た目も華やかでプレゼントにぴったりなスティック型ゼリーも要チェック。
「くらしき桃子」の倉敷本店では、季節ごとのフルーツが使われたパフェを提供中。フルーツがぎっしり詰まったものから、チョコレートと組み合わせたものまで、つい目移りしてしまうようなラインナップが揃い、行くたびに違う美味しさが楽しめます。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市本町4-1
電話番号:086-427-0007
営業時間:10:00〜17:00
イートインラストオーダー:閉店の60分前
テイクアウトラストオーダー:閉店の30分前
定休日:不定休
アクセス:JR倉敷駅から徒歩約13分
公式サイト(外部リンク)
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倉敷の銘菓・むらすずめは、カステラのような生地を薄く焼き、餡を包んだ和製クレープのようなお菓子。その生地の色や焼き上げる際できる気泡は豊かに実る米を連想させ、かつて天領として備中米が集まり蔵が立ち並ぶ倉敷の銘菓としてふさわしいものとされています。
元祖むらすゞめを製造販売するのは、菓子店「橘香堂(きっこうどう)」。明治時代の創業から受け継がれた味を、熟練の職人さんが一つひとつ丹念に手作りしています。美観地区の入り口に建っている美観地区店では、銘菓の手焼き体験が話題!通常の約7倍の大きさを誇るジャンボむらすゞめは、体験のみで味わえる美味しさ。通常の粒餡に白玉団子も入り、食べ応え十分です。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市阿知2-22-13
電話番号:086-424-5725
営業時間:9:30〜18:00
定休日:元日
アクセス:JR倉敷駅から徒歩約10分
公式サイト(外部リンク)
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岡山県のご当地企業・梶谷食品のビスケットやシガーフライといえば、地元ではスーパーやコンビ二などでもよく見かけるお馴染みの品。倉敷美観地区には、そんなご当地の味を楽しむのにぴったりの古民家カフェ「Cafe BISCUIT(カフェ ビスキュイ)」があります。
ここでしか味わえない限定商品・キャラメルシガーフライは、ぜひ味わいたいメニュー。ビスケットをつけて味わうディップは、人気ベーカリー・岡山木村屋の特製バナナクリームや、清水白桃ジャムなど10種類があり、どれを選ぶか迷ってしまいます。ビスケットとディップのセットのほかに、朝食や軽食にぴったりのホットサンドやトースト、カフェドリンクも提供中です。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市本町5-27 クラシキ庭苑
電話番号:086-427-5515
営業時間:8:00〜18:00
定休日:火曜日
アクセス:JR倉敷駅から徒歩約15分
公式サイト(外部リンク)
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見どころいっぱいの倉敷美観地区散策の小休憩にぴったりなのが、自家焙煎のコーヒー店「倉敷珈琲館」です。赤い扉に惹かれて中に入ると、レンガの壁と木が印象的な店内には、落ち着いた大人な時間が流れています。
そんな大人の時間をより優雅にしてくれるのが期間限定の名物メニュー・琥珀の女王です。時間をかけて水出しした濃厚な珈琲にリキュールと蜂蜜を調合し、その上にたっぷりとミルクが重ねられたデザートのようなコーヒー。ころんと一つだけ入れられた氷が可愛く、黒と白、苦みと甘みコントラストを楽しめる、女王の名前に相応しい気品あふれる重厚な味わいです。外の喧騒と時間を忘れ、ゆっくり大人のひとときを過ごしてみませんか。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市本町4-1
電話番号:086-424-5516
営業時間:10:00〜17:00
定休日:なし
アクセス:JR倉敷駅から徒歩約15分
公式サイト(外部リンク)
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季節限定!倉敷・ご当地プリン専門店に「倉敷プリンフラッペ」が登場by トラベルjp NEWS
レトロモダンな街・倉敷美観地区にどこか懐かしい新名物が誕生しました。ご当地プリン専門店「倉敷プリン」が手がける倉敷プリンです。テイクアウトで人気を集める商品・レトロプリンのレシピをベースとしつつ、隠し味にマスカルポーネチーズを追加。オーブンでしっかり固めに焼き上げることで、濃厚でコクのある美味しさが実現しています。仕上げにはレトロ感あふれる銀色のお皿にプリンを盛り付けて、特製生クリームと赤いさくらんぼをトッピング!
店舗2階にある大正レトロをコンセプトとした内装のイートインスペースで、純喫茶風のスイーツを味わえば、まるで当時の倉敷美観地区にタイムスリップしたような気分を味わえますよ。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市本町6-17
電話番号:086-425-1106
営業時間:10:00〜17:00
定休日:なし
アクセス:JR倉敷駅から徒歩約15分
公式サイト(外部リンク)
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岡山を代表する観光名所「倉敷美観地区」の楽しみ方by 土庄 雄平
食べ歩きスイーツが充実している倉敷美観地区の中でも、やっぱり外せないのが「茶屋大橋」のパフェ!地元の人々からは“100円ソフトの店”と親しまれているこちらのお店は、まさしく昔ながらのタバコ屋さんといった外観。中に入るとお土産やスナック菓子が売られており、お店の一角ではバリエーション豊かなスイーツが提供されています。
特筆すべきはそのコスパ!ソフトクリーム100円も驚きですが、パフェは果物がゴロゴロと入って300円。クレープやかき氷、サンデー、コーヒーなども500円以下で販売されています。値段が安くて、しかも美味しいがこのお店の評判!ソフトクリームは岡山県ならではのピーチバニラ味がおすすめです。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市中央2-1−5
電話番号:086-424-5182
営業時間:7:00〜17:00
定休日:月曜日
アクセス:JR倉敷駅から徒歩約10分
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小腹が空いたときには、倉敷美観地区内にある小さな持ち帰り団子専門店「ゆらの助だんご 多賀屋」へ。店頭で絶え間なく焼き上げるお団子の香ばしい香りに、行列が絶えない人気店です。こちらの名物が、醤油味のタレを刷毛でお団子に塗って、さっと網の上で炙った串団子・しょうゆたね焼き団子。お醤油は少なめで、香ばしさが楽しめるあっさりした風味。柔らかめで優しいお団子の味にほっとします。
サイズは小さめですが、お団子が5個刺さった串が1本100円と、リーズナブルでおやつにぴったりの価格設定が嬉しいですね。一度売り切れると焼き上がりまで10分ほど待ち時間が生じるので、周辺のお土産店を一回りしてから戻りましょう。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市本町4-7
電話番号:086-424-1725
営業時間:11:00〜売り切れまで
定休日:月曜日
アクセス:JR倉敷駅より徒歩約15分
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モネ、ピカソ、ルノアールなど名だたる芸術家の名画が贅沢に鑑賞できる、倉敷美観地区の大原美術館。その隣には、昭和34年に開店した老舗喫茶店「エルグレコ(El greco)」があります。店名は大原美術館に展示されている名画・受胎告知を描いたエル・グレコに由来。
大正末期に事務所として建てられた建物には、板張りの床や上げ下げ窓などは当時のままの姿で残っています。開店当時から変わらないモカベースの珈琲と、ブルーベリーソースがけのレアチーズケーキをいただきながら、癒しのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。美観地区散策途中の休憩場所として、大原美術館観賞の余韻を楽しむ場所として、おすすめの喫茶店です。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市中央1-1-11(大原美術館隣)
電話番号:086-422-0297
営業時間:10:00〜17:00
定休日:月曜日
アクセス:JR倉敷駅から徒歩約15分
公式サイト(外部リンク)
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倉敷駅からすぐのアーケード街、倉敷駅前商店街で毎月第3日曜日に朝市が開催されているのをご存じですか?その名も「倉敷三斎市」。駅前商店街の長いアーケードに、約70店ほどがズラッと軒を連ねる景色は圧巻!アーケード街なので雨の日でも傘いらずで安心して回れますよ。
お目当てはやっぱり破格の生鮮食品。その安さに地元の人も通うのだとか。瀬戸内ならではのちりめんじゃこや干しエビ、ままかりの干物やいかなごの釘煮などが並びます。ぶどうやいちじく、みかんも出回って市場は果物天国!果物の他に野菜はもちろん、産みたて卵や手作り豆腐、手作りパン、キムチやお寿司にお総菜などなど、美味しそうなお店がひしめき合っています。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市阿知2-6-1
電話番号:086-424-2111(高梁川流域「倉敷三斎市」実行委員会(倉敷商工会議所))
営業時間:8:00〜11:00 ※雨天決行
アクセス:JR倉敷駅から徒歩すぐ
公式サイト(外部リンク)
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倉敷美観地区がある中心部より北に2km以上離れた酒津エリアは、かつて高梁川の荷物集積地として栄えた港町。「くらしき茶房 桜花」として改装された古民家も、そうした酒津の歴史をバックグラウンドに持っています。
心落ち着く店内の和室で味わえるのは、おばんざいバイキング。地元倉敷で採れた野菜を中心に、10種類ほどのお惣菜を好きな分だけ選ぶことができます。魚や肉はほとんど使わず、野菜や豆、卵を主体にして作られる品々は、どれも主役級の美味しさ。健康志向ながらどれも食べ応えがあり、倉敷周辺の美味しい食材を味わえるのも嬉しいところです。旅行中に不足しがちな野菜も補える、足を延ばしてでも訪れたいお店です。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市酒津2429
電話番号:086-441-8713
営業時間:ランチ&カフェ11:00〜
定休日:木曜日
アクセス:倉敷美観地区から車で約13分
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岡山駅からJRで約25分という倉敷市児島は、初めて国内産のジーンズが生まれた場所。児島駅から徒歩約15分の場所には、こだわりのあるジーンズショップがずらりと並ぶジーンズストリートがあります。倉敷美観地区内にもジーンズストリートがあり
ますが、ジーニストならどちらも一度は訪れてみたいもの。
日本初の国産ジーンズを手掛けたお店や、自分だけのオリジナルジーンズをオーダーできるお店もあり、そのためだけに遠くからわざわざ訪ねてくる人もいるほど。フォトスポットも充実しています。ショッピングの合間には、ジーンズの染料である藍やクチナシなどを使ったブルーのソフトクリームやドリンクでひと休みがおすすめですよ。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市児島味野
電話番号:086-472-4450(児島商工会議所)
営業時間:店舗により異なる
定休日:店舗により異なる
アクセス:JR児島駅から徒歩約12分
公式SNS(外部リンク)
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えっ、これも倉敷?ホンモノの倉敷観光1泊2日モデルコースby 風祭 哲哉
倉敷は美観地区が有名ですが、美観地区に負けない観光地が児島、下津井付近。下津井港の名物は、昔ながらの方法で今も作られる干しダコ。晩秋から初冬にかけてのみ見ることができる冬の風物詩で、3〜4日干すことで旨みの詰まった干しダコになります。
干しダコももちろんいいですが、潮流の早い下津井沖でとれる下津井たこは干さずとも絶品グルメとして有名。ランチはぜひたこ料理を。下津井町並み保存地区にある予約必須のミシュラン掲載店「元祖たこ料理 保乃家」がおすすめです。アットホームで温かな雰囲気の中、踊り食いや唐揚げ、刺身などタコ尽くしの本格的なコース料理に舌鼓を打つ、貴重な食体験が叶いますよ。
<基本情報>
住所:岡山県倉敷市下津井1-9-33
電話番号:086-479-9127
営業時間:11:00〜21:00
定休日:水曜日(祝日の場合は翌日休み)
アクセス:JR児島駅より車で約15分
公式SNS(外部リンク)
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倉敷には岡山県を代表する観光地のひとつ、倉敷美観地区があります。江戸時代、米を初めとした重要な物資の集散地として栄え、白壁が織りなす美しい景観で人気の観光地です。レトロな建築やおしゃれな雑貨、国産ジーンズのショップもあり、見どころがたくさん!そんな美観地区では、スイーツの食べ歩きが豊富!夕暮れ時の運河も美しいのでぜひ宿泊し、美味しいものをお腹いっぱい楽しんでくださいね。
しっかりとした食事を楽しむなら、倉敷市内の酒津や児島、下津井まで足をのばしてみるのがおすすめです。
※歩きながらの飲食“歩き食べ”を禁止しているエリアがあります。マナーを守って飲食を楽しみましょう。
2025年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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