アフリカ東海岸沖、西インド洋に浮かぶマダガスカル。1億6000万年以上もの昔、地殻変動によって大陸から切り離されたことにより誕生した島で、隔離された環境のもと独自の生態系を築き上げてきました。『星の王子さま』にも登場するバオバブの木をはじめ、愛嬌たっぷりのキツネザル、大スケールの渓谷など、手付かずの自然が数多く残る貴重な場所です。
今回はトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報を基に、マダガスカルのおすすめ観光スポットをご紹介します。
標高1,200mの高地に位置するマダガスカルの首都「アンタナナリボ」。丘陵に建物が並び、高低差のある街並みが見事な景観を生み出しています。見どころが多く、代表的なのがメリナ王朝時代の宮殿“女王宮”と世界遺産“アンブヒマンガの丘の王領地”。街を一望できるビューポイントや動物と触れ合える公園もあり、趣ある街並みと豊かな自然を同時に味わうことができます。
<基本情報>
住所:Antananarivo
アクセス:現在、日本からは直行便がないため、アジア、中東、ヨーロッパなどで乗り継ぎをし、イヴァト国際空港へ。空港から車で約40分
固有種が多く、様々な種類の珍しい動植物が生息するマダガスカル。爬虫類好きに外せないスポットが「カメレオンファーム」という私営動物園。広大な敷地の中には、カメレオンやカエル、ワニ、ヘビなど、日本では見られないような生き物が勢揃い。
人差し指ほどの小さなカメレオン、真っ赤な色が特徴的なトマトガエル、世界最大の蛾・マダガスカルオナガヤママユなど、貴重な生物たちとの出会いがあります。
<基本情報>
住所:Marazevo PK 72 Ambodiamontana Antananarivo
アクセス:アンタナナリボから車で約2時間
この写真の記事を見る ≫
マダガスカルの各地域で多種多様なキツネザルを見ることができますが、1番大きなキツネザルが“インドリ”。そのインドリ遭遇率が高いと言われている場所が「ミチンジュ公園」です。公園の広さはなんと東京ドーム約150個分!
インドリは黒と白の毛で全身が覆われており、綺麗な鳴き声が特徴。まるで歌うように響かせる鳴き声が聞こえたら、インドリが近くにいる証拠です。有料ですが公園のことを熟知したガイドに案内してもらうのがおすすめ。
<基本情報>
アクセス:アンタナナリボから車で約2時間半
この写真の記事を見る ≫
モザンビーク海峡に臨む都市「モロンダバ(ムルンダヴァ)」。マダガスカルの象徴と言えばバオバブの木ですが、その並木道があるのがモロンダバです。モロンダバで見られるのは3種類のバオバブ。並木として聳えている種は“グランディディエリ”と言い、約25mもある背の高いもの。本や写真などで1番よく見かけるスラッとしたバオバブです。
並木道周辺では、夕日や夜の星空鑑賞など時間帯によって様々なドラマチックな景色を堪能することができます。
<基本情報>
住所:Morondaba,Madagascar
アクセス:アンタナナリボからモロンダバまで飛行機で約1時間。モロンダバの中心部からバオバブの並木道までは車で約30分
この写真の記事を見る ≫
地球上に現存する大部分がマダガスカルに生息していると言われるキツネザル。キツネザルをたっぷり見るなら「キリンディー森林保護区」がおすすめ。ここには8種類のキツネザルが生息しています。
運が良ければ、キツネザルの中でも大人気のベローシファカに出会えることも。白と黒の毛で覆われた強靭なジャンプ力を持ち主で、地上でも横向きに素早くジャンプする珍しいキツネザルです。
保護区内にはバオバブの木もたくさんあり、動物たちの大好物であるバオバブの実なども見ることができます。
<基本情報>
住所:Kirindy Forest Reserve
アクセス:モロンダバから車で約2時間30分
この写真の記事を見る ≫
マダガスカル西部には、石灰岩の峡谷が約1520平方kmにもわたって広がる一帯があり、「ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区」として世界遺産に登録されています。“ツィンギー”とはマダガスカル語で“先の尖った”の意。カルスト地形が雨によって削られ、ナイフのように切り立った岩がびっしりと並んでいますが、1つが100mほどもある巨大なもの。
この奇岩が連なる中を歩くツアーがありますが、ハーネスを使用したり、吊り橋を渡ったりとたいへんスリル溢れる内容です。
<基本情報>
住所:Tsingy de Bemaraha Strict Nature Reserve
アクセス:モロンダバから車で約8時間
公式サイト(外部リンク)
「ノシ・ベ」はマダガスカル北西部に浮かぶ小さな島。ヨーロッパ諸国から観光客が訪れるマダカスカルきってのリゾート地です。ホテルが並ぶリゾートエリアと、素朴な景色が見られるローカルエリアが共存し、独特の魅力を放っています。透明度の高い美しい海では、シュノーケルを楽しむことも可能。
ノシ・べは香水やアロマで利用されるイランイランの産地でもあり、町にはイランイランのファームや工場も。島内に芳しい香りが漂っています。
<基本情報>
住所:Nosy Be
アクセス:アンタナナリボからノシべまで飛行機で約1時間45分
この写真の記事を見る ≫
南部にある「イサロ国立公園」は、“マダガスカルのグランドキャニオン”とも称されるダイナミックな渓谷。浸食によって形成された奇岩や岩山を望める観光スポットです。荒涼としている中に動物たちのオアシスとなる森があり、アカハラキツネサル、ベローシファカ、ワオキツネザルなどが生息。
ここではハイキングやトレッキングといったアクティビティが人気。珍しい植物なども目にすることができます。
<基本情報>
住所:BP. 6 Ranohira 313 Ihosy
アクセス:アンタナナリボからチュレアールまで飛行機で約1時間。チュレアールからラヌヒラまで車で約5時間。ラヌヒラから車で約30分
公式サイト(外部リンク)
アンカラナ特別保護区にある「レッド・ツィンギー」は、鉄分の多い赤茶色の土と石灰岩や砂岩と混さってできたもの。鮮やかな赤色を放つ景観は、火星の地表を彷彿とさせます。
燃えるようなツィンギーの間近まで行くことができ、写真撮影もたっぷり楽しむことができます。夕日に照らされた光景はさらに感動的です。
<基本情報>
住所:Antsiranana
マダガスカルへのフライトは乗り継ぎ時間を含めて片道約30時間!日本に比べると現地の物価は安いですが、航空券の費用が結構かかります。1度の旅行でできるだけ多くの観光スポットを回るプランがおすすめです。
今回ご紹介しきれませんでしたが、トゥリアラやトアマシナといった港町もあり、内陸部とはまた違う表情を見ることができます。ぜひ、奇跡的に生まれたマダガスカルの自然景観、そして独自の生態系を実際に確かめに訪れてみませんか?
2025年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索