最近よく耳にするようになった“デザイナーズホテル”という言葉。これまでもユニークで斬新なコンセプトのホテルはありましたが、ここ数年、東京ではデザイナーズホテルのオープンラッシュが続いています。古い建物をうまく活かしたり、和と洋の融合など、どれも関係者のアイデアが光るものばかり!
東京でおすすめのデザイナーズホテルを厳選してご紹介します。
京成線と地下鉄が乗り入れる押上駅から徒歩5分、道路沿いにあるひときわ目立つ木組みのホテル「ONE@Tokyo」。世界で活躍する建築家の隈研吾氏が監修、伝統と現代が交差する押上にふさわしく、自然素材と工業素材を融合した斬新なデザインを提案。まさにホテルそのものが美術作品です!
それぞれコンセプトのある客室、東京スカイツリーを見渡せるルーフトップバーも魅力です。
錦糸町駅から徒歩7分の所に、2017年11月にオープンした「モクシー東京錦糸町」は、あのマリオットが展開する新しいブランドのホテル。好奇心旺盛で、旅を通して人と繋がったり、楽しいことを見出せる人たちがターゲットです。
このホテルはデザイン性に特化しており、遊び心ある仕掛けも随所に。居心地のいいライブラリーにジムなど設備も充実しています。マリオットブランドホテルとしては比較的お値打ちに宿泊できる料金設定の貴重な存在です。
「六本木 ホテル S(ROPPONGI HOTEL S)」は六本木駅2番出口から徒歩6分。六本木と西麻布の間に位置する大人の隠れ家のようなホテルです。レストランも併設する複合施設内にあるホテルは鉄板焼き、お寿司、ビストロ&バーを備えさまざまなスタイルで食事を楽しめるのもうれしいです。
テーマごとに異なる客室は、個性的なアートやインテリアに囲まれたお部屋やカクテルを楽しむためのアイテムがギュッと詰まったお部屋など、どれもこだわり満載です。
2015年に北米で誕生したハイアットグループの新ブランド“セントリック”のアジア初上陸となる「ハイアット セントリック 銀座 東京」。海外の一流ブランド店が軒を連ねる銀座並木通り沿いにあり、地下鉄銀座駅から徒歩5分とアクセスも抜群です。
一歩館内に入るとさまざまなアートワークがお出迎え。国内外のホテルデザインを数多く手がけるデザイン会社“ストリックランド”が館内のデザインを手掛けていて、まるで美術館に滞在しているような気分を味わえます。
「HOTEL K5」は東京メトロ茅場町駅から徒歩12分。日本橋兜町にある元銀行をリノベーションした小規模(マイクロ)な複合施設内に位置します。緑に囲まれたコーヒースタンドや人気レストランを併設しているので上質なグルメを求める方にピッタリ。
20部屋の客室は、20〜80平米と広さもそれぞれで五感に訴えかけるシンプルで上質な空間造りが特徴。最上階に位置する極上スイートからリーズナブルな客室まで揃っています。
2020年10月にオープンした「キンプトン新宿東京」は、サンフランシスコを拠点に各国でラグジュアリーなホテルやレストランを展開する“キンプトン”の日本一号店。館内はスタイリッシュな雰囲気で、まるでマンハッタンに滞在しているような気分を味わえますよ。
館内にはニューヨーク発のバーチコーヒーが飲めるカフェ・バーや、おしゃれなコンセプトショップなども併設。ペットと一緒に宿泊できるのも嬉しいポイントです。
渋谷駅から徒歩3分という好立地にある「渋谷グランベルホテル」は、全105室のデザイナーズホテル。独特の風格が漂う館内はスタイリッシュで居心地も抜群。電車の利便性はもちろん、代官山や神泉エリアにも散歩がてら足を延ばしやすい立地で、大人の旅にもフィットします。
写真は、照明や扉の色合いが印象的なシングルルームの客室。ストリートの息づかいが聞こえてきそうな、ポップでアーティスティックな空間です。
地下鉄・清澄白河駅から徒歩10分、隅田川沿いに位置する「LYURO 東京清澄 by THE SHARE HOTELS」。1980年代のオフィスビルをリノベーション、プロジェクトデザイナーの佐藤利樹氏が空間デザインを担当し、当時のポストモダンと隅田川のモチーフを取り入れた斬新なデザインになっています。
注目は、隅田川を見渡せる開放的な川床“かわてらす”。夜は東京スカイツリーや清瀬橋のライトアップを独り占め!
「DDD HOTEL」は馬喰町駅から徒歩2分。30年以上続いたビジネスホテルを全面改装して生まれ変わったデザイナーズホテルは、アートギャラリーやキッチンスペース、カフェ&バーなどの文化施設を併設しているのが特徴です。
客室はモスグリーンを基調にコンパクトながらも、オリジナルマットレスや高級羽毛の寝具類を用意し爽やかな目覚めが得られます。バスタオルやアメニティ類はセンシティブ・ケアというコンセプトのもと厳選したものだけ!
都内有数のショッピング街である銀座の絶好のロケーションに位置する「アロフト東京銀座」。マリオット・インターナショナルが展開する新世代のライフスタイルホテルで、ホテル内には壁画や彫刻などのアート作品がズラリ!ホテルに足を踏み入れた瞬間にクリエイティブな世界に浸ることができます。
クールな音楽を聞きながらカクテルで一息つけるルーフトップバーやじっくり料理を味わえるレストランなどグルメも充実。
銀座、日比谷、有楽町が徒歩圏内の好立地にある「ザ・ゲートホテル東京(THE GATE HOTEL TOKYO)by HULIC」は、おしゃれなインテリアが素敵なデザイナーズホテル。夜景が美しいお部屋や、天蓋付きベッドのあるお部屋など、客室のバラエティが豊富です。
テラス席もある開放感たっぷりのロビーラウンジや、バーカウンターのあるオールデイダイニングなど館内施設も充実しています。
渋谷駅から徒歩8分の所にある「SHIBUYA HOTEL EN(渋谷ホテル エン)」。このホテルの最大の驚きは各フロアに仕掛けられた、斬新なデザイン。漫画・手ぬぐい・あじき路地・北斎 赤富士・能舞台・千本鳥居・森羅万象・和の9つのテーマでデザインされていて、お好みのテーマのフロアをリクエストできます。
写真は京都・伏見稲荷をイメージした千本鳥居。鮮やかなフロアから客室に入ると一転、落ち着いた寛ぎ空間が待っています。
地下鉄・東新宿駅から徒歩4分に位置する「新宿グランベルホテル」。日本やアジアの人気アーティストやブランドがデザインや設計を担当。歌舞伎町のイメージ“HIP”“エッジ”“官能的”をテーマに斬新な空間を作り上げています。開放感溢れるルーフトップテラスからは夜景を一望できます。
unplus代表のヒライシンイチ氏がデザインを手がけた“スーペリアハリウッドツイン”はグラフィカルなロールスクリーンとリゾート感あふれるハンギングチェアが目を引きます。
1899年創業の龍名館が手掛ける「ホテル1899東京」は、お茶をテーマにしたブティックホテル。“茶室の庵(いおり)”をコンセプトとした4種類のデザイナーズルームは、おしゃれでスタイリッシュな雰囲気ながらくつろげると評判です。
2階のティーカウンターでは、お茶を知りつくしたスタッフによる煎茶や抹茶を提供。館内に日本茶専門カフェも併設しており、ドリンクやお茶を使った食事などを販売しています。
池袋駅西口から徒歩2分の「hotel hisoca ikebukuro」。“自分らしく、心穏やかになれる場所”をコンセプトに落ち着いたインテリアで統一されています。
客室の快適さを追求し、食事を楽しむために設計されたオーバル型のテーブルや天井高にゆとりを感じる和風空間、ミストサウナなどがお部屋での時間を充実したものに。6名定員のお部屋もあるので女子会やおこもりステイにもってこいのホテルです。
「THE LIVELY 東京麻布十番」は麻布十番駅から徒歩5分。六本木ヒルズにも近く、周辺には名店として知られる飲食店やBARが多数あります。
デザインのビジュアル面はもちろん機能デザインも緻密に設計していて、非日常感と使いやすさの両方を実現。事前チェックインや館内でのお部屋付けはスマホ一つで簡単に。圧巻の吹き抜けが特徴のフロントロビーや最上階のバーもおしゃれです。100インチスクリーンとプロジェクターを配したお部屋はまるで映画館のよう。
JR水道橋駅から徒歩3分の「toggle hotel suidobashi(トグルホテル水道橋)」。2021年にオープンしたカラー遣いが特徴的なデザイナーズホテルです。2つの色の組み合わせが楽しいゲストルームはピンクやグリーンなどフロアごとに異なるのもユニーク。
9階ラウンジではアート作品が不定期で飾られ、新しいアートと出会うチャンスも。最上階にあるカフェ&ラウンジは首都高速道路や中央線、神田川が交差する東京らしいロケーションを眺められます。
日本橋の浜町に2019年オープンした「HAMACHO HOTEL」。ブルーノート・ジャパンが手掛けるダイニングや目の前で職人の手仕事を見られるチョコレート専門店を併設したデザイナーズホテルです。
木(モク)に囲まれたベッドが特徴のセミダブルや植物が窓越しに眺められるダブルに加え、2面に広がる窓が開放的なコーナールームも用意。バルコニーを併設したプレミアムテラスルームは他の客室とは異なる遊び心のあるテイストが素敵!
「センチュリオンホテル&スパ上野駅前」は上野駅から徒歩2分。アメ横の真ん中にある伝統の日本美をモダンに昇華させた“オフタイム”の充実を感じるデザイナーズホテルです。最新のサウナ&スパを完備した温泉大浴場や老舗の焼肉レストランがあり、上質な大人の夜を過ごせます。
客室は本館と別館と合わせて15以上のタイプがあり、どんなシチュエーションでも利用しやすいのも魅力。スタイリッシュながらもインテリアや安全面にも十分配慮しています。
東京の汐留メディアタワーに位置する「パークホテル東京」。アーティストフロア(31階)の全客室は壁に直接絵を描いたアーティストルームで、客室そのものが作品空間。“日本の美意識”をテーマに様々な手法で個性豊かに作り上げた客室に泊まることができます。
こちらは、日本画家の西川芳孝さんが竹をテーマに手がけた“アーティストルーム 竹”。天井まで伸びた竹が広がる空間は、まるで竹林の中に迷い込んだような不思議な感覚にさせてくれます。
ここ数年、東京に続々と登場しているデザイナーズホテル。海外ブランドの進出や日本の著名アーティストたちが空間を演出。斬新でクールなデザイン、そして快適なホテルライフを提案してくれています。しかも、駅チカでリーズナブルなホテルも多く、デザイナーズホテルのはしごをしたくなるくらい!?
近年オープンのホテルも多く、まだまだこの勢いは続きそう。お気に入りのホテルを見つけたら、ぜひ泊まってみてくださいね。
2023年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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