長崎は、エキゾチックな雰囲気の街並みと、数々の歴史的スポットを併せ持つ魅力的な観光都市です。
そんな長崎は見どころ満載ですが、意外とこじんまりしているので1泊2日あれば有名スポットをおさえることができます。
長崎空港から長崎駅前までは、バスで約40分。ホテルは長崎駅周辺で予約をしましょう。大きな荷物を預け、ホテルフロントで路面電車の一日乗車券を購入したら、旅のはじまりです。
長崎といえば坂本龍馬。まずは龍馬ゆかりのスポットをめぐるところから旅をスタートさせてはいかがでしょう。
日本最初の商社といわれる、龍馬と同志によって結社された「亀山社中記念館」、近くにある「龍馬のぶーつ像」。実際にブーツに足を入れることができるため、記念写真のスポットとしても人気。亀山社中のすぐ裏手にある「若宮稲荷神社」には、龍馬像もあります。坂道が続きますが、長崎港など長崎の街並みも望むことができます。歴史ファンならずともおさえておきたいスポットです。
<基本情報>
「亀山社中記念館」「龍馬のぶーつ像」
住所:長崎市伊良林2-7-24
電話番号:095-823-3400
アクセス:路面電車「新大工町」下車徒歩11分
「若宮稲荷神社」
住所:長崎市伊良林2-10-2
電話番号:095-822-5270
アクセス:路面電車「新大工町」下車徒歩12分
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旅のスタートからたくさん歩いてお腹が空いたところで、ランチは長崎のご当地グルメの代表格・トルコライスをがっつりいただきましょう!トルコライスは、ピラフ、ナポリタンスパゲティ、ドミグラスソースのかかった豚カツという組み合わせの、言わば"大人のお子様ランチ"。
中でもおすすめは、レトロな雰囲気が漂う長崎最古の喫茶店「ツル茶ん」。トルコライスも数種類あります。あわせてオススメなのが、このお店発祥と言われる長崎でしか見られない独特の凍ったミルクセーキ。さわやかな甘さが歩き疲れた体に染みます。
「ツル茶ん」は人気店で並ぶことも多いので、龍馬ゆかりのスポットをめぐった後、少し遅めのランチで訪れるか、長崎駅に着いて観光前に早めに訪れるなど、時間をずらすのがおすすめです。
<基本情報>
「ツル茶ん」
住所:長崎市油屋町2-47
電話番号:095-824-2679
アクセス:路面電車「思案橋」下車徒歩1分
営業時間:9:00〜22:00
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2015年に世界文化遺産に登録された、日本最古の木造洋風建築・旧グラバー住宅がある「グラバー園」。いたるところに四季折々の花が配された美しい園内には、旧グラバー住宅の他にも5つの明治期の洋館があり、異国情緒あふれる建物は見応えたっぷりです。
園内にあるハートストーンは"カップルでこの石に手を重ねると幸せになれる""この石に触れて願いごとをすれば恋が叶う"という伝説もあり、パワースポットとしても話題。ぜひ探してみてください!
また、グラバー園から望む長崎市内、長崎港の景色は長崎有数の美しさと言われており、絶好のビュースポットにもなっています。
<基本情報>
住所:長崎市南山手町8番1号
電話番号:095-822-8223
アクセス:路面電車「大浦天主堂下」または「石橋」下車徒歩8分
開園時間:通年8:00〜18:00
入園料金:大人610円/高校生300円/小中学生180円
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グラバー園とセットでおさえておきたいのが、グラバー園から徒歩2分、国内で現存する最古の教会であり国宝に指定されている「大浦天主堂」です。
竣工された1864年、日本は禁教令下にありましたが、その翌年に潜伏キリシタンがこの教会を訪れ信仰を告白したという"信徒発見"の歴史的スポット。教会内には美しいステンドグラスが多くありますが、撮影禁止なので、荘厳な雰囲気とあわせて目と肌でしっかり感じ、心に焼きつけてくださいね。
<基本情報>
住所:長崎市南山手町5-3
電話番号:095-823-2628
アクセス:路面電車「大浦天主堂下」下車徒歩5分
拝観時間:8:00〜18:00
拝観料:大人600円/中高生400円/小学生300円
(2018年4月 博物館開館に伴い大人のみ1,000円へ改定予定)
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長崎の観光スポットとして定番ですが、絶対にはずしたくないのが「眼鏡橋」。江戸時代の寛永11年(1634年)に作られた日本初のアーチ式石橋です。
眼鏡橋たもとの飛び石でポージングをするのもおすすめですが、石橋近くの護岸にハート型のストーンを探してぜひ記念撮影してみてください。有名なのは、昔の台風で壊れた橋や壁面の工事の際に遊び心で埋め込まれたものですが、中には自然に形づくられたハートもあるそう。いくつハートを見つけられるか、お土産話にももってこいですね!
また、眼鏡橋付近はカステラ屋さんも数多く並んでいるので、お土産をここで調達するのも良いでしょう。
<基本情報>
住所:長崎市魚の町・栄町と諏訪町・古川町の間
アクセス:路面電車「公会堂前」下車徒歩8分
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辺りが少しずつ暗くなってきたら、横浜、神戸とならぶ日本三大中華街の「新地中華街」へ繰り出しましょう。眼鏡橋からは徒歩10分ほどです。遅い時間になると混雑するお店も多いので、早めに夕食を済ませるのがおすすめです。
約40軒のお店がありますが、食べ歩きなら角煮まん、よりより(小麦粉をねじって油で揚げたお菓子)などがおすすめ。どちらも長崎名物グルメです!夕食はちゃんぽんか皿うどんはいかがでしょう。お店によって味はもちろん、麺の太さや具もそれぞれ。お気に入りのお店を見つけてくださいね。
<基本情報>
住所:長崎市新地町
アクセス:路面電車「築町」下車すぐ
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1日の締めくくりはやっぱり長崎の夜景でキマリです!
香港、モナコとともに"世界新三大夜景"に選ばれている長崎の夜景を見るなら、稲佐山山頂展望台が絶対におすすめ。標高333メートルの山頂からは市内全景を望むことができ、360度のパノラマが楽しめます。山頂展望台の床に散りばめられた照明による光の空間もロマンチック。
ロープウェイやシャトルバスなど、いくつかアクセス方法がありますが、運行状況や時間、駐車料金などはそれぞれ季節によっても異なります。事前に必ず確認して、夜景を楽しんだあとは気をつけてホテルへ帰ってくださいね!
<基本情報>
住所:長崎市稲佐町
アクセス:JR長崎駅から車で約20分、または路線バスで約15分"稲佐山中腹駐車場"から無料シャトルバスで約5分、淵神社駅からロープウェイで5分
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宿泊ホテルで朝食を済ませ、2日目スタート。長崎でかならず訪れておきたい場所、「平和公園」へ行きましょう。
原爆落下中心地公園の北側、小高い丘にある平和公園は、悲惨な戦争を二度と繰り返さないという誓いと、世界平和への願いを込めてつくられた公園。平和記念像の天を指す右手は"原爆の脅威"を、水平に伸ばした左手は"平和"を示しており、その大きさと凜とした雰囲気は想像以上で、平和を誓う気迫のようなものすら感じられます。モニュメントや資料館をまわりながら、祈りをこめて散策してみてください。
<基本情報>
住所:長崎市松山町 平和公園内
電話番号:095-829-1171(長崎市みどりの課)
アクセス:路面電車「松山町」下車徒歩3分
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平和公園から徒歩5分、レンガ造りの美しい建物「浦上教会」。原爆で倒壊しましたが、1959年に再建。高さ約26メートルの特徴的な双塔を持ち、ロマネスク様式大聖堂がそびえる優美な教会です。被爆したマリア像と、教会内の青を基調としたステンドグラスは必見。
また、双塔の片方にだけ残る"アンジェラスの鐘"がお昼12:00に美しい音色を奏でます。時間を合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
平和公園内にある原子爆弾落下中心地碑のすぐ側に、旧浦上天主堂の遺壁が残されているので、先に浦上教会を訪れたあとに平和公園へ行っても良いでしょう。
<基本情報>
住所:長崎市本尾町1-79
電話番号:095-844-1777
アクセス:路面電車「松山町」下車徒歩5分
拝観料:無料
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帰りの飛行機や電車の出発時刻まで余裕があるなら、午後も長崎をまだまだ満喫!
ランチは、カフェとレストランが充実している"出島ワーフ"か、出島内にある洋食レストラン"出島内外倶楽部"がオススメです。
「出島」は、鎖国時代の約200年間、日本で唯一西洋に開かれていた貿易の窓口。現在はオランダ商人が住んでいた当時の生活が再現されており、鎖国期(1820年頃)、幕末開国後(1860年代)、明治期と時代ごとの遺構や建物、貴重な資料の数々を見学することができます。
また、和装や着物をレンタルして散策できる体験プログラムも人気。当時にタイムスリップした気分で楽しんでくださいね。
<基本情報>
住所:長崎市出島町6-1
電話番号:095-821-7200
アクセス:路面電車「出島」下車徒歩すぐ
料金:大人510円/高校生200円/小中学生100円
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旅の最後にお土産さがしやグルメを楽しむなら、やっぱり長崎観光の玄関口・JR長崎駅です。あちこちお店をまわりたいなら、駅直結の"アミュプラザ長崎"に立ち寄るのがオススメ。
カステラ、角煮まんじゅう、ちゃんぽんや皿うどんなど定番の名物から、スイーツ、海に囲まれた長崎ならではの新鮮な魚を活かしたかまぼこなど、長崎のグルメはどれもオリジナル感があり、かつジャンルも幅広いので気に入る味がきっと見つかるはずです。パッケージも異国情緒が感じられたり、かわいらしいものやおしゃれなものも多いですよ。
<基本情報>
「JR長崎駅ビル アミュプラザ長崎」
電話番号:095-808-2001
営業時間:1F長崎お土産街道 8:30〜20:00 (一部7:30〜)
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今回ご紹介したルートは、路面電車と徒歩メインで効率よくまわれるルートですが、急な坂道も多いので、比較的体力に自信のある人向けになっています。ゆっくりとまわりたい人は、この中からいくつかピックアップして無理せず楽しんでくださいね。
※2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/15更新)
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