京都へ旅行と決めたら、みなさんはどこを回りますか?「京都は修学旅行以来でよくわからない」という方も多いのでは?京都には日本が誇る建造物から、桜や紅葉の名所まで魅力ある場所がひしめき合っています。珠玉の観光スポットから行く場所をピックアップするのは悩ましいですが、なかでも外せない定番、訪れる時期に見頃となる観光地をしっかり押さえて、大満足の京都旅を作り上げましょう!
元旅行会社スタッフで京都に何度も訪れたことのあるトラベルjp ナビゲーター 木内つばめが、京都のおすすめスポットを一挙ご紹介します。
世界遺産に登録されている「西本願寺」。浄土真宗本願寺派の総本山です。境内には桃山時代以降に建てられた名建築がずらりと立ち並んでおり、宗教的にはもちろん、文化財の観点からも、見応えがあるスポット。
中でも境内の南側にある国宝の唐門は必見。唐獅子や龍、麒麟といった動物、牡丹や松、竹といった植物のほか、許由が“頴川で耳を洗う”といった中国の故事なども彫られています。
<基本情報>
場所:京都市下京区堀川通花屋町下ル
電話番号:075-371-5181
アクセス:市バス「西本願寺前」「島原口」「七条堀川」のいずれかにて下車
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「東本願寺」は真宗大谷派の本山の通称で、正式名称は“真宗本廟”といいます。1602年、後陽成天皇の勅許を背景に徳川家康より現在地を寄進されました。豊臣秀吉によって寄進された西本願寺に対して、東本願寺と呼ばれるようになりました。
京都駅からも近く、京都初心者にも訪れやすい場所。とにかくスケールの大きいお堂に圧倒されることは間違いないので、ぜひ足を運んでみましょう。
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烏丸通に面する東本願寺の門前は、秋は紅葉が一斉に色づく場所。寺院では防災の観点から水分を多く含む銀杏の木が植えられることが多く、東本願寺でも阿弥陀堂門前や御影堂門の前で美しい銀杏並木が楽しめます。冬は雪化粧、春には桜が見頃で、旅した季節を印象づけてくれるでしょう。
<基本情報>
場所:京都市下京区烏丸通七条上る
電話番号:075-371-9181
アクセス:JR京都駅から徒歩7分
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京都が誇る世界遺産「二条城」は、1603年(慶長8年)に徳川家康が上洛した際の宿泊所として築城されました。徳川幕府の終わりを告げる大政奉還がここ二条城で表明されたということは有名ですね。また、徳川家康が征夷大将軍に任命された際、重臣や公家衆などを招いて盛大に祝賀の儀を行ったのも二条城。江戸時代終焉の場としてのイメージが強いですが、実は幕開けの場でもあったのです。 この写真の記事を見る ≫
天守だけではなく住まいの部分である御殿が現存するのは全国でたったの4つ。その中で唯一御殿として国宝の指定を受けているのが二条城です。二の丸御殿は、江戸時代初期の住宅様式である書院造の代表例として日本の建築史上重要な遺構とされています。
二の丸御殿内部は部屋数が33、約800畳という広大な空間。日本絵画史上最大派閥である狩野派による障壁画や、多彩な欄間彫刻や飾金具によって装飾されています。将軍の御殿に相応しく、豪華絢爛という言葉がぴったり。
画像提供:元離宮二条城
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二条城は梅や桜の名所であり、春にはより賑わいを見せます。南西部にたくさんの梅が植えられており、その数は約130本。梅の最盛期は3月中旬で、紅梅、白梅、桃色梅など多彩な梅を見ることができます。
梅と入れ替わりに咲き始めるのが桜。約400本、60種類もの桜の木が敷地をピンク色に染め上げます。桜にそれほど種類があることにも驚かされるでしょう。
<基本情報>
場所:京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
電話番号:075-841-0096
アクセス:地下鉄東西線「二条城前駅」、市バス「二条城前」にて下車
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世界遺産に登録されている「上賀茂神社」は、飛鳥時代(678年)に現在の地に社殿が造営されました。御祭神は賀茂別雷神で、厄除、八方除、電気の守り神、必勝の神として信仰を集めています。本殿・権殿は共に国宝に指定され、他にも重要文化財が多数あります。
賀茂川にかかる御薗橋近くに位置しているので、春や秋の季節の良いときには賀茂川沿いをゆったりと散歩しながら、ここに訪れるというのもおすすめです。
<基本情報>
場所:京都市北区上賀茂本山339
電話番号:075-781-0011
アクセス:市バス「上賀茂神社前」下車
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世界遺産「下鴨神社」は京都中心部を流れる鴨川と高野川に囲まれた場所に立地。ゆえに“常に浄化される”ことで、京都最大のパワースポットと言われています。歩くだけでも運が増すとまで言われ、御利益は、縁結び、美容、安全、子育て、健康、人と人をつなぐパワーがみなぎっているとのこと。
下鴨神社の足つけ神事・御手洗祭(みたらしまつり)では、普段は入れない神聖なみたらし池の中に入ることができます。観光客も参加OKなのが嬉しいですね。
<基本情報>
場所:京都市左京区下鴨泉川町59
電話番号:075-781-0010
アクセス:市バス「下鴨神社前」下車、京阪「出町柳駅」より徒歩12分
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御手洗祭でピンと来た方もいらっしゃると思いますが、砂糖醤油を絡めた“みたらし団子”の発祥の地は、ずばり下鴨神社。下鴨神社本殿の東側に小川が流れており、その水源が御手洗池(みたらしいけ)で、まさにみたらし団子の名前そのもの。
下鴨神社から歩いてすぐのところにある茶屋で、みたらし団子をいただけます。ぜひ本場でいただいておきましょう!
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葵祭、時代祭と並ぶ京都三大祭のひとつでもある「祇園祭」。貞観11(869)年、多数の死者が出た疫病退散を祈願して始められた“祇園御霊会”が起源とされています。
7月1日から31日まで1ヶ月に渡って行われますが、中でも宵山と山鉾巡行がハイライト。巡行する鉾のうちで最大のものは、約12トンに達し、地上から鉾頭まで約25m、地上から屋根まで約8mという大きなものです。間近で見ると、大迫力です。
<基本情報>
「13.八坂神社」を参照
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毎年5月15日に行われる京都「葵祭」は、賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭で、多くの観光客を集めます。平安時代以来、1200年の歴史を持ち、何度か中断期間はありましたが、わが国の祭のうち最も優雅で古趣に富んだ祭として知られている行事。 平安貴族そのままの姿で列をつくり、市内を巡行する路頭の儀は、見応えたっぷり。
<基本情報>
「3.上賀茂神社・下鴨神社」を参照
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毎年10月22日に行われる「時代祭」。平安遷都から1100年目を記念し、明治28年に桓武天皇を祭神として創建された平安神宮の祈念祭から始まっています。
目玉はなんといっても各時代を反映させた大行列。当初は6行列ほどの規模でしたが、今や約2000人も擁する大行列へとスケールアップ!使用される衣裳や祭具の一つひとつが時代考証をもとに厳密に作製された本物で、総額数十億円と言われています。
<基本情報(時代風俗行列)>
「5.京都御所」を参照
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平安遷都から明治になるまでの1075年間にわたり都があった京都には、もちろん天皇のお住まいもありました。それが「京都御所」です。
以前は事前申込みがなければ参観できず、手続きが面倒だったり、定員や時間が決められていたりしてなかなか旅程に組み込みにくいものでした。しかし2016年より事前申し込み不要の通年公開となりました!京都に訪れたことはあるものの、京都御所は行けてなかったという方は、ぜひスケジュールに入れましょう。
<基本情報>
場所:京都市上京区京都御苑3
電話番号:075-211-1215(宮内庁京都事務所参観係)
アクセス:地下鉄烏丸線「今出川駅」、市バス「烏丸今出川」下車
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京都御所を取り囲む「京都御苑」は周囲4kmもの広大な敷地を誇る市民の憩いの場。都会にありながら豊かな自然に溢れる花の名所で、時期があえば梅・桃・桜が同時に咲きます。
京都御苑には五摂家のひとつ、摂政や関白を多く出した名門・近衛家の邸宅跡があり、ここだけで約60本もの枝垂れ桜があります。旧近衛邸宅跡の枝垂れ桜は京都御苑の中で一番の早咲き。京都でも一足先に春を感じられる場所として知られています。
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ドイツの建築家ブルーノ・タウトに“日本建築の世界的奇跡”と絶賛されたことで有名な「桂離宮」。八条宮初代智仁親王により宮家の別荘として創建されました。
簡素な中にも格調ある山荘。父君譲りの美的感覚を持った二代智忠親王により中書院、月波楼、松琴亭、笑意軒などが新増築され、現在の姿に整えられました。最古の回遊式庭園であり、特に茶室や書院からの眺めが美しいと言われています。
<基本情報>
場所:京都市西京区桂御園
電話番号:075-211-1215(宮内庁京都事務所参観係)
アクセス:市バス「桂離宮前」下車
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学問の神様・菅原道真公を祀る「北野天満宮」。境内には菅原道真ゆかりの50種、約1500本という京都でも有数の梅の名所。京都の春を告げる北野天満宮の梅苑は毎年見頃となる2月上旬から3月下旬まで開園され、多くの観光客が散策路を縫うように乱れ咲く梅を求めて訪れます。京都で梅を語るなら北野天満宮は外せません。 この写真の記事を見る ≫
北野天満宮の境内西側には、豊臣秀吉が洛中の防衛と水防のため築いた土塁“御土居(おどい)”の一部が現存し、例年紅葉と新緑の時期に特別公開されています。
御土居のハイライトといえるのが紙屋川に架かる朱色の“鶯橋”。紅葉の時期も赤一色といった光景も素晴らしいのですが、新緑の時期の緑と朱の色のコントラストも色鮮やか。紙屋川の水音も実に耳に爽やかです。
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もみじ苑は期間限定でライトアップされ、昼間とは違った幻想的な姿を見せてくれます。夜の景色はたいへん艶やかでロマンチック。灯りに照らされる木々に包まれながら、回廊沿いをゆっくりと歩いてみてください。時が止まった世界にいるかのようです。
<基本情報>
場所:京都市上京区馬喰町
電話番号:075-461-0005
アクセス:京福電車「白梅町駅」、市バス「北野天満宮前」下車
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「平安神宮」と聞くと、いかにも平安時代から建っているように感じますが、実は明治28年(1895年)に平安京遷都1100年を記念する事業の一環として、かつての都の中心であった朝堂院を再現して造られたもの。
平安神宮の社殿の屋根は他と違い、蒼い碧瓦(へきがわら)を使用。当時の大内裏の建物がこの蒼い瓦を使っていたことを忠実に再現しています。
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朱色の鮮やかさ、そして圧巻の大規模建築が見られる平安神宮。建物のみならず、美しい池泉回遊式庭園の“神苑”もたいへん有名で、広く海外にも知られています。
特に春の神苑に咲く八重紅しだれ桜は、文豪たちにも愛された花。川端康成の『古都』、谷崎潤一郎の『細雪』にも登場してくる桜なので、読んでから訪れると感動もひとしおです。
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桜の時期には、京都のあちこちでライトアップイベントが行われますが、平安神宮の神苑の“平安神宮紅しだれコンサート”も人気。夜桜を見つつ生演奏が聴ける時間は、目と耳で豊かな夜を過ごさせてくれます。
栖鳳池に浮かぶように接している尚美館(貴賓館)は、大正時代の初めに京都御所より下賜され、移築された建物。そこを舞台に繰り広げられるコンサートというのは、やはり京都ならではですね。
<基本情報>
場所:京都市左京区岡崎西天王町97
電話番号:075-761-0221
アクセス:市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこメッセ前」「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこメッセ前」下車
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気軽に食べ歩きやお土産選びが楽しめる「錦市場」。アーケードがあるため、雨の心配は無く、各店舗のエアコンにより夏場は酷暑に晒される心配がないのも助かるところ。
春はタケノコ、夏はアユやハモ、秋は丹波栗にマツタケ、冬は九条ネギや京ニンジン、フグ…と、様々な旬の食材が豊かに並びます。四季折々の食材を楽しむ旅もいいですね。
<基本情報>
住所:京都市中京区錦小路通寺町〜高倉間
アクセス:阪急電車京都線「烏丸駅」から徒歩5分、地下鉄烏丸線「四条駅」から徒歩7分
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30種類もの蒲鉾がずらりと店先に並ぶのは、創業50年の老舗蒲鉾屋「丸常蒲鉾店」。前を通ると食欲をそそる香りが漂ってきます。
玉ねぎベーコン天や、じゃがバター天など、ちょっと珍しい蒲鉾も売られているところがこちらの特徴。新しいラインナップにも挑戦して、飽きのこないように工夫しているそうです。
<丸常蒲鉾店の基本情報>
住所:京都市中京区錦小路通柳馬場東入ル東魚屋町166
電話番号:075-221-2037
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ちょっと甘いものを…というのであれば、“京七味ぢんとら”で七味ソフトなんていかがでしょう?パクっと食べると普通のソフトと思いきや、油断をしていると後味でピリリとくるのです。意外とクセになっちゃう人も。
スイーツが食べられるけれど、ここは130年以上続く老舗の七味屋。選りすぐりの材料で作られた七味も、自分用やお土産として購入しちゃいましょう!
<基本情報>
住所:京都市中京区中魚屋町494(錦市場内)
電話番号:075-221-0038
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“絶景かな、絶景かな”という言葉を聞いた事はありませんか?この言葉は、かの有名な石川五右衛門が歌舞伎『楼門五三桐(さんもんごさんのきり)』の中で「南禅寺」の三門からの景色を愛でて言った名台詞です。
南禅寺は臨済宗南禅寺派の総本山。15年の月日をかけて建てられたお寺です。敷地に入ってまず目に入るのは、高さ22mもある巨大な三いし門。三門の楼上からは南禅寺境内はもちろん、京都市内の四季も一望できる素敵な景色に巡りあうことができるでしょう。
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石川五右衛門は南禅寺の桜を見て“絶景”と言っておりますが、紅葉も格別。境内にはおよそ200本ものカエデの木が植えられており、ドラマティックな景色を堪能できます。山門に切り取られたような紅葉、黄色い壁の法堂に紅を添える紅葉…絵画のような景色を境内のあちらこちらで見つけることができます。 この写真の記事を見る ≫
ちょうど葵祭が終わった頃が新緑・青もみじの季節。紅葉の時期に比べると空いていて、混雑とは無縁の静かな時間を楽しむことができます。その時期の穴場が、南禅寺の天授庵。文化人・教養人としても名が高い細川幽斎(忠興の父)が再興したものです。
庭は入ってすぐの枯山水と、その奥の池泉回遊式の2つ。池に新緑が映り込み、瑞々しい幻想的な絵が広がります。
<基本情報>
場所:京都市左京区南禅寺福地町
電話番号:075-771-0365
アクセス:地下鉄東西線「蹴上駅」、市バス「東天王町」「南禅寺・永観堂道」下車
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「哲学の道」とは熊野若王子(くまのにゃくおうじ)神社から銀閣寺まで、琵琶湖疏水(水路)沿いに続く歩道の名前。この通りの疎水は、琵琶湖から水を汲み取ってから、南禅寺の境内にある水路閣を通って、鴨川の上流にある高野川まで流れています。
哲学の道と呼ばれるようになったのは、京都大学の哲学者・西田幾多郎が散歩のときに、よくこの道を思索にふけりながら歩いていたことから。現在では散歩道として整備され、四季を通して多くの人が訪れる観光地になっています。
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哲学の道では美しい水辺の景色が堪能できるとともに、桜はもちろん山吹や雪柳、レンギョウ、シャガといった多彩な花々の姿を見ることもできます。
琵琶湖疏水の水路上には小さな橋がたくさん架っているので、橋を行き来しながら歩くというところにも、特別感がありますね。
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哲学の道の南側近隣には、南禅寺や永観堂といった紅葉の名所があるため、セットでも巡るというのも素敵なプラン。哲学の道の南側の入り口付近からモミジが植っています。特定の時間帯になると、太陽の光を受けたモミジが川面にも映し出され、美しさがいっそう増すこととなります。
<基本情報>
アクセス:東西線「蹴上駅」から徒歩20分で哲学の道の南側入口へ
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京都屈指の観光地「清水寺」。朱塗りの“仁王門”と日本最大級の“三重塔”で記念撮影し、その後“本堂”へ向かい、京都市内の一望!というのが、清水寺を巡る王道のステップ。
特に“清水の舞台”と言われる本堂は、時間をかけて見てみましょう。舞台を支えるのは樹齢400年余りの立派な欅の柱。不安定な崖に建てているにもかかわらず、釘を一本も使っていないという技術に脱帽です。
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清水寺と言えば、辿りつくまでの坂道も有名。三年坂や二年坂という地名を耳にしたことはありませんか?これは、高台寺から清水寺への通路に付けられた名前で、そのような坂がいくつかあります。
三年坂は清水坂につながる約100mの石畳で、京都のひとつの観光名所になるような人気の場所。情緒豊かなこの一帯は重要伝統的建造物群保存地区に選定され、私たちがイメージする京都そのものを反映したような場所です。
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清水寺の敷地内にある、京都で一番古い縁結びの神様・地主神社。その本殿前には、2つの守護石“恋占いの石”が10mほど離れて置かれています。
目を閉じたまま、初めの石から2つ目の石までたどり着けば恋が成就する…という伝説がある石。なんと縄文時代からあったと言われているから驚きです。
<基本情報>
場所:京都市東山区清水1丁目
電話番号:075-551-1234(清水寺)
アクセス:市バス「清水道」「五条坂」下車
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「祇園エリア」で立ち寄りたいスポットといえば“鴨川”。京都市内を南北に貫く約33kmの川です。三条や四条といった繁華街を流れていることから、京都でもっとも有名な川と言えるでしょう。
都会にあって豊かな自然を感じられる鴨川は、観光客や市民の憩いの場所として活用されています。特に見かけるのは多くのカップルたち。三条大橋から四条大橋にかけての約600mのあいだには、恋人たちがなぜか等間隔で並んでいる光景を見ることができます。
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5月から9月までの京都鴨川沿いの風物詩といえば“川床(納涼床)”ですね。お高いイメージのある川床ですが、ランチならリーズナブルに楽しめることができます。
何と“スターバックス京都三条大橋店”では、5月になると川床がスタート。いつものコーヒー代で京都の風物詩が楽しめるとあって、話題のスポットになっています。
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四条通りをはさみ南座と向かい合う“北座ビル”。こちらの1階には“井筒八ッ橋本舗・祇園本店”があり、幻の仙菓や究極の八ッ橋などのが販売されています。また、2階には銘菓と煎茶のセットやパフェがいただける井筒茶店も。
5階には南座や鴨川の展望も素晴らしい“北座ぎをん思いで博物館”があり、京都祇園の魅力と歴史に触れることができます。
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京都有数のパワースポット「八坂神社」の起源については諸説ありますが、平安遷都よりおよそ150年前の656年と伝えられおり、主祭神には日本神話に登場する素戔嗚尊(すさのをのみこと)が祀られています。
八坂神社は古くから“祇園さん”という愛称で広く人々に親しまれており、祇園の芸舞妓さんたちもお参りに訪れる、祇園のシンボル的神社。また全国に約3千社ある八坂神社や素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀る神社の総本社でもあります。
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八坂神社の敷地内に建つ、舞妓さんも訪れる美のパワースポット・美御前社には、心も身も美しくなることができるとされる“美容水”が湧き出ています。
ここは、日本の神話に登場する3人の女神・宗像三女神を祀った神社。ちなみに3人の女神のうち、特に美人とされているのは市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)。七福神の中で唯一の女性の神さまである弁財天と同じ女神で、芸能や美貌の神として信仰されているのです。
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祇園祭で最も重要な行事とされるのが、神輿にのった神様が市中を清めて回る神輿渡御。その三基の神輿にのる神様は、八坂神社の主祭神である素戔嗚尊(スサノヲノミコト)と、櫛稲田姫命(クシナダヒメノミコト)、八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)です。
毎年7月10日の夜には、素戔嗚尊の御霊をのせた中御座神輿(ナカゴザミコシ)が四条大橋まで行き、鴨川の水を含ませた榊の枝の水しぶきで清められる“神輿洗い”が行われます。
<基本情報>
場所:京都市東山区祇園町北側625番地
電話番号:075-561-6155
アクセス:京阪「祇園四条駅」、阪急「河原町駅」、市バス「祇園」下車
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高さが地上131mの「京都タワー」。京都駅に降り立つとすぐ目に飛び込んできて、京都に着いたことを実感させてくれるシンボルです。実はもう少し高い京都タワーを見ることができる裏技があります。京都駅の地下街“ポルタ”に潜って京都タワーを仰ぐと、高さ139mといつもより8m高い姿を見ることができます。 この写真の記事を見る ≫
京都駅の駅ビル東側は、京都タワーを撮影するには絶好のスポット。特に夕暮れ時の朱に染まりながらも、凛としたシルエットが浮かび上がる景色は素晴らしいものです。
帰りの新幹線に乗り込む前にこんな景色を見てしまったら、後ろ髪を引かれてしまいますね。
<基本情報>
場所:京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1
電話番号:075-361-3215
アクセス:JR「京都駅」地下通路直結
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京都で子ども連れ必見のスポットと言えば「京都鉄道博物館」。こちらにある展示車両は、蒸気機関車23両、電気機関車5両、ディーゼル機関車2両、新幹線6両、在来線電車5両ほか全体で53両と国内最大の規模を誇っています。コンセプトは、「見る!さわる!体験する!」で、参加・体験型のアミューズメントパーク。
運転シミュレーターや30m×10mの巨大ジオラマ、蒸気機関車の修理・検査風景の見学など盛りだくさん!スカイテラスからは、東寺の五重塔をバックに走る新幹線などを眺めることもできますよ。
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京都鉄道博物館があるのは「梅小路公園」ですが、園内には最古の電車と呼ばれ、市民からはチンチン電車と親しまれた京都市電も保存・展示されています。昭和58年に全線廃止となるまで、長きにわたり京都市民の足として活躍した京都市電。鉄道ファンを熱くするだけではなく、ある年齢層には懐かしさを呼び起こしてくれるものでしょう。
現在、チンチン電車は土・日・祝日と夏休み期間の一部で実際に乗車体験できるほか、市電カフェとして活用されています。
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同じく梅小路公園内にある「京都水族館」は、日本の海をまるごと表現した大水槽で人々を魅了するスポット。大水槽の前に立つと、まるで海の中にいるような気分になり、心も癒されます。
鉄道博物館にチンチン電車、水族館がある梅小路公園は、京都駅からも歩いて行ける距離。新幹線に乗るまでちょっと時間が余ってしまったなどという時に、散策がてら訪れてもいいですね。
<基本情報>
場所:京都市下京区観喜寺町56-3
電話番号/京都鉄道博物館:0570-080-462(ナビダイヤル)
電話番号/梅小路公園:075-352-2500
電話番号/京都水族館:075-354-3130
アクセス:京都駅(JR・地下鉄・近鉄)中央口より徒歩15分。または市バス「七条大宮・京都水族館前」「梅小路公園・京都鉄道博物館前」「梅小路公園前」下車
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皆さんは今、外国人に一番人気のある京都の神社はどこか知っていますか?海外の口コミサイトでランキング上位に選ばれ、訪れた外国人に感激を与えていると言われている場所が「伏見稲荷大社」なのです。
伏見稲荷大社の最大の見どころは、なんと言っても本殿の裏手にある千本鳥居!途切れることなく続く朱色のトンネルは、やはりここならではのもの。過去にここで映画やCMの撮影が行われたことでも知られています。
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京都では稲荷山に参拝することを“お山する”と言います。また、山々を巡り参拝してまわることを“お山巡りする”と言います。階段を覆うように立ち並ぶ鳥居をくぐり、稲荷山のお山巡りをスタートしましょう。鳥居の朱色は、魔力に対抗する色。悪霊や災厄を払う力があり、伏見稲荷大社は京都でも最強のパワースポットのひとつと言われています。鳥居の隙間から日が差し込むと、さらに神聖な気分もあじわえますよ! この写真の記事を見る ≫
伏見稲荷大社の後ろにある稲荷山。この山丸ごとが祈りの場となっています。ゆえに、山の手前で帰ってしまうのは大変もったいないこと。
熊鷹社辺りまで来ると、これまで見てきた様子とは違う伏見稲荷大社の姿になっていきます。山に向かって右手には新池が深い色の水をたたえ、そのほとりにはたくさんの祠や、納められた鳥居、そして数えるのが大変なほどの石造りの狐たちが作る世界。暗くなると不思議なことが起こりそうな、そんな世界が広がっています。
<基本情報>
住所:京都市伏見区深草藪之内町68
アクセス:JR稲荷駅、京阪・伏見稲荷駅からすぐ
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黄桜、月桂冠、宝酒造等の酒造会社は、お酒を飲まなくても知っている方が多いことでしょう。これらの蔵元があるのが、京都市「伏見」なのです。酒造りが盛んな理由は良質な伏流水に恵まれ、地域に鴨川、桂川、宇治川が流れて、かつて江戸時代には大坂、京都への水運にも便利な場所であったことからと言われています。
伏見区の中でも、酒造りが盛んな場所は南側の地域。伏見には酒造組合の酒蔵を数えても22軒の蔵元があり、大小様々な所で酒造りが行われています。
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江戸幕府の15代将軍・徳川慶喜が朝廷に政権を返上した大政奉還。その大政奉還のもととなったのが、坂本龍馬が船の中で考えた、平和的に新しい日本をつくる8つの提案“船中八策”です。坂本龍馬は当時、薩摩藩の庇護下にあり京都・伏見の寺田屋を定宿としていました。のちに伏見奉行所の幕吏の襲撃を受けて命からがらに脱出したのが、有名な寺田屋事件です。
寺田屋は幕末の1868年の鳥羽・伏見の戦いで焼失しました。現在は、明治になって旧宅を模して建てられた寺田屋を見ることができます。
<寺田屋 基本情報>
住所:京都市伏見区南浜町263
電話番号:075-622-0243
アクセス:京阪電車本線・中書島から徒歩5分
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伏見でぜひ乗ってみたいのが“十石舟”です。十石舟は、江戸時代に伏見からの米・酒の輸送、旅客を大坂と行き来させるために、宇治川の分流と宇治川本流・淀川の間の輸送船として明治末期まで存続したものです。
その後運航を再開した十石舟。船上から柳並木と蔵の歴史的風情を楽しみましょう。
<伏見十石舟・三十石船 基本情報>
電話番号:075-623-1030(NPO法人伏見観光協会)
※通年運航ではありませんので運航日はお問い合わせください
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「建仁寺」は、日本に禅と茶を伝えた栄西禅師が開山した寺。ここは人を惹きつける名庭や茶室があることでも知られています。中でも“風神雷神図屏風”や“雲龍図”をはじめとする名画は見応えたっぷり。古と同じ空間で襖絵のままで鑑賞できるというところにも価値を感じるでしょう。 この写真の記事を見る ≫
“潮音庭(ちょうおんてい)”も、建仁寺では見逃せないスポット。大書院、小書院、回廊に囲まれた庭で、四方から眺めることができます。モミジ、苔、石組みが織りなす景色は風情たっぷり。新緑の潤いある庭、秋にはモミジで深紅に染まる庭…と季節ごとに多彩な美しさを見せてくれます。潮音庭越しにみる襖絵も、もちろん最高です。
<基本情報>
住所:京都市東山区清水1丁目294
アクセス:京都駅より市営バス「五条坂」下車、徒歩10分
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京都における桜の名所のひとつ、世界遺産「醍醐寺」。しだれ桜、ソメイヨシノ、八重桜、山桜など約1000本の桜が次々と咲き、約3週間にわたり多種多様な桜を楽しむことができます。
醍醐寺は、豊臣秀吉が“醍醐の花見”をおこなったことでも知られる場所。その半年後に秀吉はこの世を去ることになりますが、最後であることを悟っていたのかそれはそれは壮大な花見だったとのこと。当時の様子を想像しながら見る桜は、感慨深いものがあるでしょう。
画像提供:京都の桜フリー素材
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醍醐寺は、紅葉シーズンも見もの。昼間もいいですが、夜にはライトアップされ、より幻想的な景色に包まれます。読経の声が響く中、照明に照らし出される広大な夜の伽藍で幽玄・荘厳な“祈りの世界”が表現されたライトアップ。ひと味違った雰囲気の中での紅葉も格別です。
<基本情報>
住所:京都市伏見区醍醐東大路町22
アクセス:地下鉄東西線・醍醐駅から徒歩10分
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「愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)」は京都市右京区の嵯峨鳥居本にある寺院。もう少し北上すると山々に囲まれた清滝というエリアとなり、谷に沿って清滝川が流れています。
愛宕念仏寺の特徴は、境内のあちこちに並ぶ無数の石仏。一歩足を踏み入れたら、まるで異次元へ迷い込んだかのようなパワースポットなのです。ここを主役に訪れる旅なら、境内を真っ赤な紅葉が覆いつくす晩秋がおすすめです。
<基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
電話番号:075-285-1549
アクセス:京都バス「愛宕寺前」下車
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「晴明神社」は安倍晴明公をお祀りした、厄除けで知られる神社。晴明公の偉業を讃えた一条天皇の命により、晴明公の屋敷跡である現在の場所に社殿が設けられました。“陰陽師”として知られている晴明公は平安時代中期の天文学者です。
晴明公が念力により湧出させたという井戸。その水が湧き出る場所は、毎年立春の日にその年の恵方にあわせて向きが変えられ、吉祥の水が得られます。
<基本情報>
場所:京都市上京区晴明町806
電話番号:075-441-6460(社務所)
アクセス:
地下鉄・今出川駅より徒歩12分
市バス「一条戻橋・晴明神社前」下車
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“安井の金比羅さん”で知られる京都東山に鎮座する「安井金比羅宮」は、悪縁を切り、良縁を結ぶ神社として有名。近所の方々だけでなく、全国各地からも多くの参拝客が訪れ、賑わいを見せています。
“縁切り縁結び碑(いし)”という願かけをする巨大な石は、多くの方々からとても頼りにされており、お願い事が書かれたお札で碑が見えないほどです。
<基本情報>
場所:京都市東山区東大路松原上ル下弁天町70
電話番号:075-561-5127
アクセス:
京阪本線・祇園四条駅から徒歩10分
市バス「東山安井」下車、徒歩1分
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平安時代後期に信じられていた“末法思想”の影響により、当時の貴族は極楽往生を願い、西方極楽浄土の教主とされる阿弥陀如来を祀るお堂を建てるようになりました。宇治市が誇る観光名所「平等院鳳凰堂」は、まさにその象徴といえる建物です。
可能な限りリアルな極楽浄土を表現するべく、堂内には金箔、螺鈿、宝石、そして極彩色を使った装飾がなされています。極楽浄土はその様子を見るだけで悟りの境地への道が開かれる、という教えの意味が込められているとのこと。
<基本情報>
場所:京都府宇治市宇治蓮華116
電話番号:0774-21-2861
アクセス:JR奈良線・京阪電鉄宇治線「宇治駅」から徒歩10分
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「宇治」と言えば、お茶を連想しますね。有限会社上林春松本店(かんばやししゅんしょうほんてん)は、戦国の動乱期にあたる永禄年間(1558〜1569年)の創業。上林家は、桃山時代に豊臣秀吉に重用され、江戸時代には宇治を仕切る“御物茶師(ごもつちゃし)”として発展してきました。日本コカ・コーラと共同開発した“綾鷹”のヒットでも有名な会社です。
平等院近くの小売店舗には喫茶の道具や製造方法を学べる“宇治・上林記念館”が併設されています。
<基本情報>
住所:京都府宇治市宇治妙楽38
電話番号:0774-22-2509
アクセス:JR宇治駅から徒歩6分
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「三室戸寺」は西国三十三観音霊場の第十番札所でもある、本山修験宗の別格本山。巡礼などで信仰を集めるお寺でありますが、境内には5千坪もの大きな庭園があり、四季を通じて色々な花を楽しめることから、花の寺として知られています。
特に見事なあじさいを目当てに訪れる方が多く、50種1万株の関西屈指の規模。ハート型のあじさいで一躍有名になりました。
<基本情報>
住所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
電話番号:0774-21-2067
アクセス:京阪・三室戸駅から徒歩15分
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京都洛北に位置する「大原」は、京都有数の観光地。四季折々の風景は京都の写真集でもよく見かけます。
大原の三千院は1200年以上の歴史を持つ古寺。度重なる移転の後、明治4年に現在の地に移りました。宸殿前に広がる苔庭の有清園と、その中に建てられている往生極楽院は三千院を代表する風景です。
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三千院の中ほどにある、青苔に覆われた庭。その美しさから瑠璃光庭とも呼ばれており、そこには、拝む姿や、寄り添う姿の可愛いわらべ地蔵たちがいくつも佇んでいます。
数十センチほどの小さいわらべ地蔵なので、気が付かずに通り過ぎてしまいそうになりますが、よく見ると顔を持ち上げて寝ころんでいるようなお茶目なわらべ地蔵も。目を凝らして、青苔や大地と一体化したお地蔵さまを見つけてみてくださいね。
<三千院 基本情報>
場所:京都市左京区大原来迎院町540
電話番号:075-744-2531
アクセス:京都バス「大原」下車
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寂光院は、聖徳太子が父親(用明天皇)の菩薩を弔うために建てた尼寺。平清盛の娘・建礼門院が隠れ住んだお寺でもあります。
紅葉のシーズンには、深い緑色の苔庭に色鮮やかな紅葉が落ちかかる、風光明媚な景色を見せてくれます。そんな景色の中を歩きながら、ご本尊の六万体地蔵尊菩薩さまを拝観しに行ってみましょう。
<寂光院 基本情報>
場所:京都市左京区大原草生町676
電話番号:075-744-3341
アクセス:京都バス「大原」下車
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京の奥座敷と呼ばれる「貴船」にも、観光の見どころがいっぱい。貴船神社は夏の七夕、秋の紅葉、冬の雪景色など、季節ごとのライトアップイベントに力を入れています。昼間とはまた違った顔を見せる幽玄な貴船神社の境内を堪能することができるでしょう。
<貴船神社 基本情報>
場所:京都市左京区鞍馬貴船町180
電話番号:075-741-2016
アクセス:京都バス「貴船」下車
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滋賀県との県境にも近い山あいにある健康名所「鞍馬」。鞍馬の町が存在するのは、標高513mの鞍馬山の南東斜面。そこには大きな天狗が鎮座し、古寺で知られる鞍馬寺が構えています。
鞍馬寺は、鞍馬山を尊崇する考えに立つお寺。そのため、参詣道入口からはずっと山道の登り坂となっています。山門から本殿金堂を通り、奥の院へ。さらに真っ直ぐ進むと、貴船神社へ抜けられる道程です。ハイキング気分で歩く人も多く、いつも賑わい見せています。
<鞍馬寺 基本情報>
場所:京都市左京区鞍馬本町1074番地
電話番号:075-741-2003
アクセス:叡山電車「鞍馬駅」下車
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最澄の開創以来、日本仏教の母山と仰がれている比叡山。「比叡山 延暦寺」は京都市と滋賀大津市にまたがる山全域を境内とする天台宗の大寺院です。
琵琶湖側からのアプローチである比叡山鉄道の“坂本ケーブル”に対して、京都側にあるのは京福電鉄の“叡山ケーブル”。単線のこのケーブルカーは、上り・下り同時に出発します。そして中央位置で互いに左右に分かれて行き交い、再び単線に戻るというパフォーマンスを見せてくれます。
<叡山ケーブル 基本情報>
住所:京都市左京区上高野東山
アクセス:叡山電車「八瀬比叡山口」下車、徒歩5分
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京都北部にある八瀬。ここに季節限定公開の小さな名勝「瑠璃光院」があります。自然を借景した瑠璃の庭に、数奇屋造りの書院。秋になると心奪われるような絢爛たる紅葉美が広がります。黄色に橙に赤、日々移り変わる自然の表情…。この極上の景色を求め、多くの人が集まります。
<基本情報>
住所:京都市左京区上高野東山55番地
アクセス:叡山電鉄本線・出町柳駅から約14分の八瀬比叡山口駅にて下車し、徒歩12分
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「太秦」で外せないのが東映太秦映画村。再現された江戸の町並みで繰り広げられる様々なイベントやアトラクションは、年齢を問わず理屈抜きで楽しむことができます。
さらに映画村には、お姫様や忍者などの時代劇扮装ができる施設も。東映の専門家により本格的なメイクから着付けまでしてもらえ、プロカメラマンの撮影も可能というから期待できますね。家族写真を撮って、年賀状にするのはいかがですか?
<基本情報>
場所:京都市右京区太秦東蜂岡町10
電話番号:0570-064-349(営業時間・料金等の問い合わせ)
アクセス:JR嵯峨野線「太秦駅」、嵐電「太秦広隆寺駅」「撮影所前」、京都バス「太秦開町」下車
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実は太秦は、京都の中でも特に歴史の古い地域。その珍しい地名は渡来系の一族である秦氏にちなんで名付けられたものです。
一族の中でも聖徳太子の右腕といわれた人物が秦河勝で、太子から授かった仏像を祀る為建立したのが国宝・弥勒菩薩像で知られる“広隆寺”。京都最古の寺とされています。
<基本情報>
場所:京都市右京区太秦蜂岡町32
電話番号:075-861-1461
アクセス:JR嵯峨野線「太秦駅」、市バス・京都バス「太秦広隆寺前」下車
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京都の代表的な観光地である「嵐山」。現在、嵐山は渡月橋を中心とした観光エリアの総称を指していますが、厳密な地名で言えば渡月橋の南岸が嵐山地区、北岸は嵯峨地区となります。そして渡月橋の後方にあるのが、嵐山という山。
嵐山に訪れたら誰もが足を運ぶのが、渡月橋。桂川の北岸と中之島を繋ぐ全長155mの橋、そして中之島から南岸を結ぶ橋(渡月小橋)。一般的に、この2つをまとめて渡月橋と呼んでいます。
<基本情報>
アクセス:JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」、京福電車・阪急電車「嵐山駅」、市バス「嵐山天龍寺前」「嵐山」下車
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嵐山を象徴するもののひとつが“竹林の小径”ですね。嵯峨野の竹林は、竹の葉の風にそよぐ音や、土の香りなどで真夏でも少しひんやりした気分になって心落ち着かせてくれる場所。新緑の映える初夏の竹林の緑も鮮やかですが、冬でも鬱蒼と茂る緑の竹の葉のライトアップもいいものですよ。
<竹林の小径 基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
アクセス:嵐電「嵐山駅」から徒歩10分
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紅葉の名所がひしめく嵐山。その中でもとくにオススメなのは“常寂光寺(じょうじゃっこうじ)”。京都でも紅葉の美しさが随一と呼ぶ人も多いこの寺は、散り紅葉・敷き紅葉といわれる紅葉も楽しめる名所。さながら極楽浄土へと迷い込んだかのようなその光景が多くの観光客を呼んでいます。
<基本情報>
住所:京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
電話番号:075-861-0435
アクセス:JR嵯峨嵐山から徒歩15分
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「嵯峨野」の定番といえば、保津川渓谷沿いを走る観光列車“嵯峨野トロッコ”。赤と黄色のデザインが可愛いディーゼル機関車が客車をけん引します。コースはトロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までのゆっくり片道約25分。車窓から桜、新緑、紅葉と四季折々の渓谷美を堪能できます。アナウンスガイドのお話も楽しく、いかにも観光列車というワクワクした雰囲気にのまれてしまいます。
<基本情報>
電話番号:075-861-7444(自動音声案内)
アクセス(トロッコ嵯峨駅):JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」、嵐電嵐山本線「嵐電嵯峨駅」下車
アクセス(トロッコ亀岡駅):JR嵯峨野線「馬堀駅」下車
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トロッコから見下ろせる水量たっぷりの「保津川」。そこでは16kmに及ぶ“保津川下り”に参加することができます。目にする景色は、季節や水量によって大きく変わってきます。春は桜に新緑、夏は豊かな緑と涼、秋は一面の紅葉、そして冬は雪景色…と、時期をずらして何度でも新鮮味を感じながら川下りができます。
<基本情報>
場所:亀岡市保津町下中島2
電話番号:075-801-2511(駅・運行に関する問い合わせ/鉄道部 運輸課)
アクセス:JR亀岡駅から徒歩8分
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“古都京都の文化財”として世界遺産に登録されている「龍安寺」。その目玉は、なんといってもエリザベス女王も絶賛したと言われる枯山水の庭園です。
水をいっさい使わない枯山水は、座禅や瞑想を行う禅寺には多く、自然と自分と向き合えるような仕掛けになっています。龍安寺の石庭の一面には白砂が敷き詰められ、そのなかに7個、5個、3個のまとまりで(他に5、2、3、2、3の5群で構成されているという見方もあり)15個の石が並べられています。作庭者や作庭時期、石の配置の意味など、はっきりしたことは、ほとんど解明されていないところが、不思議な魅力を醸し出しています。
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桜の季節には、石庭と華やかな枝垂れ桜のコラボを見ることも。JRの「そうだ、京都にいこう。」の春のポスターにも使用されたことで有名な景色です。凛とした枯山水に差し色を添えるかのように流れ込むピンクの枝…まさに息を呑む美しさ。
無駄を削った庭が、桜の季節にはいつもとは違った優しい表情を見せてくれます。
<基本情報>
住所:京都市右京区龍安寺御陵下町13
アクセス:市バス「立命館大学前」下車、徒歩7分
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「天橋立」の地理学的な正体は“砂嘴”と呼ばれる海流によって運ばれた砂が溜まって形成した嘴(つの)のような地形。全長は約3.2kmにも及ぶ海の架け橋であり、宮津湾と阿蘇海を二分しています。その幅は20mから広い所で170m。展望所から見ると海を分断しているようにも見えますが、文珠の切戸と文珠水路という2つの水路によって宮津湾と阿蘇海は繋がっています。
天橋立は展望所からの全景ばかりに目にいきますが、白砂青松の大変美しい公園であり、約5000本も松並木が続く景勝地なのです。
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天橋立といえば、やはり股のぞき。天橋立の南側にある“天橋立ビューランド”には、股のぞきを楽しめる展望スペースがあります。台の上に立ち、股の間からのぞいた天橋立はその名の通り、天に架かった橋のよう!
股のぞきを見ずして日本三景天橋立は語れず。恥ずかしがらずにやっておきましょう。
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天橋立ビューランドには、かつて京都府で唯一のジェットコースターがありました。廃止されたジェットコースターの線路を補強し、再利用されたのが“飛龍観回廊”。レールがあった部分に板を渡して歩けるようにし、全長約80mの展望コースとしたものです。
斬新なアイデアでできた展望スポット、そしてそこから見る日本三景色。この異色のコラボも堪能しましょう!
<基本情報>
住所:京都府宮津市文珠天橋立公園
電話番号:0772-22-1000
アクセス:京都丹後鉄道「天橋立駅」下車
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天橋立は誰もが知る名所ですが、そこからさらに車で30分ほど北東に行くともうひとつの景勝地「伊根の舟屋」があります。“舟屋”とは入江の海面にせり出すような伝統的な建造物で、1階が船揚場、2階が居室という独特の間取りの住まい。その舟屋が約230軒も連なる景色を伊根で目にすることができます。
かつて多くの映画やドラマの舞台にもなった場所。近年この舟屋をリニューアルした民宿が増え、滞在を体験する旅も人気です。
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伊根の舟屋群を魅力的に見る方法はいくつかあります。海上から全体を見たいのであれば遊覧船がおすすめ。乗船中は、船に群がるカモメにえさをあげるといったエンタメもついてます。もう少し舟屋を近くで見たい場合は、海上タクシーを利用してみましょう。その他、陸側から海を一望できるカフェなども。ぜひ、複数の視点から舟屋のある景色を堪能してみてくださいね!
<基本情報>
住所:京都府与謝郡伊根町
アクセス:京都縦貫自動車道・与謝天橋立ICから約2時間半
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落ち着きと煌びやかさが見事に調和した京都。長い歴史によって培われた伝統と文化、そこに四季折々の自然美が絡まり、京都は世界中の人々を魅了する観光地となりました。琴線に触れるような数々の美景はもちろんですが、やはりその美しさを追求し、保ち、現在へと繋いできた先人に思いを馳せる…そんな時間が味わえるのも京都旅の醍醐味。
京都は見どころが多すぎて、1度では見切れません。何度も訪れる気持ちで計画を立ててみましょう。訪問を重ねると、すっかり京都の達人になってしまうかもしれませんね。
さっそく行ってみたい!と思った方は、このすぐ下にあるツアー検索をぜひお試しください。新幹線とホテルがセットになったパッケージツアー(フリープラン)がおすすめ。予算や目的に応じてホテルも選べます。
(文:木内つばめ)
2024年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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