近年ヴェルサイユ宮殿の一部がホテル化されるというニュースが話題になり、一般的にも広く知られるようになってきた宮殿ホテルの存在。宮殿やお城といえばヨーロッパのイメージが強いですが、かつての宮殿や古城を利用したホテル施設は、実は世界中に点在しているんです。
ここでは、LINEトラベルjp ナビゲーターが現地取材した情報をご紹介。おとぎ話や映画の世界で見た憧れのお城暮らしを、宮殿ホテルで体験してみませんか？
ドイツの空の玄関口、フランクフルトの隣町であるクロンベルク。12世紀に城砦として建てられたクロンベルク城の他、19世紀に建築された豪華絢爛な様式が目を引く宮殿もまた、この町を代表する観光スポットです。さらにこの宮殿は、５つ星ホテル「Schlosshotel Kronberg」として営業されています。英国風の造りが美しく、数多くのVIPやアメリカの大統領なども宿泊した由緒あるホテルです。レストランやカフェの評判も高く、宿泊客ではなくても英国風のティータイムを楽しむことができます。
写真提供：Schlosshotel Kronberg公式サイト
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イタリア・湖水地方「ヴィラ・クレスピ」憧れの宮殿ホテルで豪華絢爛グルメな夜をby フルリーナ YOC
イタリア湖水地方の美しき宝石オルタ湖。その湖畔オルタ サン ジュリオに建つ「ホテル ヴィラ クレスピ（Vlla Crespi)」は、名門ホテルの証『ルレ エ シャト』登録の宮殿ホテル。豪華絢爛なムーア様式の建築は、ヨーロッパにいながらにしてアラブの風を感じることができます。
客室はわずか14室で、クラシックルーム・デラックスルーム・ジュニアスイート・エグゼクティブスイート・マスタースイートといったタイプの部屋があります。どの部屋も床は美しい寄木細工で、アンティークの家具が配置されています。画像はデラックスルームタイプの客室で、真っ赤な壁紙や天蓋付きベッドがとってもロマンティック。その他の部屋も、贅を尽くしたアラブ風装飾が美しい極上の贅沢空間になっています。
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ポルトガル中部、大学都市コインブラから北約30キロにあるブサコ国立公園の深い森の中にたたずむ一軒の美しい宮殿。ポルトガル独特の豪華な建築様式で建てられた「ブサコ・パレス・ホテル（Palace Hotel do Bussaco）」です。ポルトガル王家の離宮として建てられ、その後ホテルとして改装された館内は、いたるところに美しい彫刻が施され、とても贅沢な空間が広がります。
シャンデリアの美しい豪華なレストランでは、夕食、朝食、ランチ、カフェを楽しむことができます。コインブラ地方の郷土料理に加えてぜひ試してもらいたいのが、ホテルで作られたレゼルバ・ワイン。希少価値の高いワインをこの優雅な雰囲気の中で楽しめば、気分はまるで当時の貴族!?
パキスタンのシガール村にある「Serena Shigar Fort」は、17世紀に建てられた藩主の宮殿を改築して宿泊できるようにした、セレナホテルが手がける宮殿ホテル。歴史的価値のあるお城の中に宿泊できるということもあり、外国人観光客はもちろん、この宮殿ホテルを目当てにパキスタン国内からも観光客が訪れるほど。また、古い中でも快適に過ごせるように設備は近代的なものが整っているので居心地の良さも抜群！
大変歴史のある古い建物ですが、お部屋の内装は木と白壁、アンティーク家具でデザインされたとても温かみのあるもの。童話の中に出てきそうなメルヘンチックなお部屋は、テンション上がること間違いなし。
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インドには、かつてのマハラジャや権力者によって建てられた豪華な宮殿や邸宅が数多く残っています。それらの歴史的建造物をホテルとして利用している宮殿ホテルも大人気。インド北西部ラジャスタン州の山間にひっそりと佇む「サモード・パレス」も、そんな宮殿ホテルのひとつ。サモード・パレスは、もともと16世紀に要塞として築かれ、その後19世紀初頭にこの地の貴族によって豪華絢爛な宮殿に建て替えられたという由緒ある建物です。
内装もまた美しく、壁から天井まで全てが色鮮やかな細密画で覆われた大広間や、鏡を使ったモザイクのような装飾で部屋全体が覆われた広間など、息を呑むほど華やかな空間が広がります。客室もクラシックでありながら、優雅で清潔感に溢れる心地よい空間になっています。
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数あるインドの宮殿ホテルの中でもあまり日本人に知られていない、イスラム文化と欧州文化が融合した「タージファラクヌマパレス」は、インドイスラムのメッカ、ハイデラバードにあります。タージファラクヌマパレスがある土地は当時イスラム主権であったため、この宮殿にはニザーム（藩王）が住んでいました。そんなイスラムの藩王がイギリス人建築家にデザインを依頼したこともあり、宮殿内の様式はイスラム文化とヨーロッパ建築が融合したエキゾチックなものになっています。
タージファラクヌマパレスのおすすめは、宿泊者限定で行われる夕方のホテル見学会と日没のカッワーリー（イスラムの神への賛歌）の演奏。情緒たっぷりのホテルで、ただの宿泊だけではない貴重な体験ができます。
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宮殿ホテルであり、アーユルヴェーダリゾートでもある「アナンダ イン ザ ヒマラヤ」。
アーユルヴェーダ施設やレストラン、宿泊エリアは近年建築されたモダンな建物ですが、チェックインとチェックアウト時、アフタヌーンティーの際に利用するフロントやカフェは、当時宮殿として利用していた歴史ある建物が使われています。アーユルヴェーダリゾートとして、ヨガやスパオリエンテーション、インド哲学などのアクティビティを満喫するのはもちろん、趣のあるカフェスペースでアフタヌーンティーを楽しむのもオススメの過ごし方です。
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――豪華絢爛なお城の一室。そこに設えられた天蓋つきベッドで目を覚まし、広い食堂で優雅に朝食をいただく……。
夢のまた夢と思っていたそんな時間を誰でも手軽に体験することができるのが、宮殿ホテルの魅力！
ヨーロッパの宮殿ホテルで貴族気分を味わう？ それともアラビアンな宮殿でマハラジャ気分？ 誰もが一度は憧れたお城暮らしに思いを馳せながら、自分好みの宮殿ホテルを探してみましょう！
2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/16更新)
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