静岡「界 遠州」煎茶と湯を堪能する露天風呂付き特別室誕生

静岡「界 遠州」煎茶と湯を堪能する露天風呂付き特別室誕生

更新日:2026/05/26 10:34

北川 りさのプロフィール写真 北川 りさ トラベルライター
浜名湖を望む温泉旅館「界 遠州」が、この数年でさらに魅力を深めています。2026年春には新客室「茶ごもり特別室」が誕生し、8年かけて育てた茶畑ではついに新茶摘み体験もスタート。さらに絶景ラウンジのリニューアルや、ティーペアリングとともに味わえる“ふぐとうなぎの会席料理”も献立を一新!お茶と温泉を五感で楽しむ滞在へと進化しています。今こそ訪れたい“煎茶に満たされる宿”の最新の楽しみ方をご紹介します。

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新客室「茶ごもり特別室」

新客室「茶ごもり特別室」

写真:北川 りさ

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静岡県の舘山寺温泉「界 遠州」に新たに誕生した「茶ごもり特別室」は、宿最大級の89平米もの広さを誇る、露天風呂付き客室です。茶処カウンターを備えたリビングには、くつろぎを追求したソファを配置。

ベッドルームには、ふわふわの雲の上で眠るような感覚を味わえると評判の、オリジナルマットレス“ふわくもスリープ”が3台並びます。大人3人でも、心ゆくまでゆったりと優雅な滞在を楽しめる客室なのです。

新客室「茶ごもり特別室」

提供元:界 遠州

この客室の魅力は、煎茶をディープに楽しめる仕掛けの数々。なかでも注目したいのが、煎茶体験「私だけの一杯」です。10種類の茶葉と5種類の茶器を自由に組み合わせ、その日の気分や体調に合わせた一杯を選べるというもの。組み合わせは全部で50通りにも及びます。

茶葉を監修したのは、全国茶審査技術競技大会で優勝した茶師・和田夏樹氏。日本一の利き茶人とも称される和田氏とスタッフが、この客室のために厳選した煎茶を用意しています。花のような華やかな香りを楽しめるものから、奥深いうまみとコクを感じるものまで個性はさまざま。お茶に精通したスタッフと相談しながら、自分にぴったりの一杯を選ぶ時間も、この客室ならではの贅沢なひとときとなることでしょう。

普段あまり煎茶を飲まない人でも、その味わい深さに驚くはず。ひと口ごとに広がる香りや余韻を感じながら、浜名湖を眺めて過ごす時間は格別です。

新客室「茶ごもり特別室」

提供元:界 遠州

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「茶ごもり湯治グッズ」も、この特別室ならではのサービス。贅沢な客室露天風呂に、入浴中に失われる水分やミネラルを補給する水出し茶をはじめ、バスピローやバストレーが用意されています。湯上がりに嬉しい、遠州綿紬の扇子や、お茶の成分が配合された化粧水「シズオカモイスチャーセラム」も。

他にも、茶香炉や特別なお茶請けなど、お茶の魅力を満喫できる仕掛けがたっぷり。まるで現代版の湯治のような滞在がかないます。

8年越しの茶畑物語

8年越しの茶畑物語

写真:北川 りさ

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この宿の中庭に広がる「つむぎ茶畑」は、実は長い年月をかけて育てられてきた場所。2018年に着工後、土壌改良や植え替えを重ね、2026年に4月にはついに新茶摘みができるまでに成長しました。

8年越しの茶畑物語

写真:北川 りさ

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その背景には、スタッフたちの地道な努力があります。チャノキの生育不良を受け、2021年には土壌調査を実施。2022年には全面改修を行い、地元茶農家から管理方法を学びながら育て続けてきたそう。

8年越しの茶畑物語

写真:北川 りさ

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8年越しでたどり着いた新茶摘みには、宿の想いが詰まっています。

絶景の美茶楽ラウンジ

絶景の美茶楽ラウンジ

写真:北川 りさ

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宿のシンボルともいえる「美茶楽ラウンジ」も、2022年2月にリニューアル。浜名湖を一望する開放的な空間で、より自由にお茶を楽しめるようになりました。

絶景の美茶楽ラウンジ

写真:北川 りさ

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注目したいのは、「トラベルライブラリー」「ティーセラー」「ティースタンド」という3つの新コーナー。旅やお茶にまつわる本が並ぶライブラリーでは、静かな読書時間を過ごせます。ティーセラーには多彩な茶葉が並び、香りを比べながら選ぶのも、また一興です。

絶景の美茶楽ラウンジ

写真:北川 りさ

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ラウンジの奥にあるご当地楽会場では、2026年5月16日〜6月30日に「新茶合組体験」も開催。合組とは異なる茶葉を組み合わせて独自の味を作る技法のこと。浅蒸し茶や深蒸し茶をブレンドし、自分だけのお茶を作る工程は、まるで香りのクラフト体験です。

お茶が完成すると、浜松の老舗和菓子店「巌邑堂(がんゆうどう)」の上生菓子とともにお茶を味わいます。日本橋島屋や六本木ヒルズでも販売されている人気和菓子本店の美しい上生菓子と、自分で合組したお茶を味わう時間は、まさに特別な体験。さらに、残った茶葉は持ち帰れるため、旅の余韻を自宅でも楽しめるのも嬉しいポイントです。

ふぐとうなぎを味わう贅沢会席

ふぐとうなぎを味わう贅沢会席

写真:北川 りさ

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食事にも新たな魅力が加わりました。2025年6月に、名物会席「ふぐうな会席」がリニューアル。ふぐの王様と称される「とらふぐ」と、浜名湖名物の「うなぎ」を一度に味わえる、なんとも贅沢な内容です。

先付けや台の物では、香ばしく旨み豊かなうなぎを堪能。一方、お造りや揚げ物では、上品な甘みをもつとらふぐが登場します。異なる魅力を持つ二つの食材を、一つの会席で味わえるのはこの宿ならでは。遠州ならではの食文化を、コース仕立てでじっくり楽しめるでしょう。

ふぐとうなぎを味わう贅沢会席

写真:北川 りさ

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なかでも印象的なのが、うなぎと野菜を合わせた台の物。温泉卵を絡めれば、まるですき焼きのようなまろやかな味わいに。ふっくらとしたうなぎの旨みがより引き立ち、思わず箸が進みます。

さらに、料理に合わせた日本酒やワインも豊富に用意(有料)。ノンアルコールのティーペアリングでは、料理に合わせた煎茶を楽しめます。たとえば、丁寧に淹れた水出し煎茶をリーデルのワイングラスで味わう演出は、お茶の宿ならでは。香りや余韻をより繊細に感じられ、食事時間を特別なものへと高めてくれます。

ふぐとうなぎを味わう贅沢会席

写真:北川 りさ

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締めくくりのデザートは、抹茶アフォガード。ほろ苦い抹茶とやさしい甘みが調和し、最後まで“煎茶の宿”らしさを感じられる一皿です。旅先での夕食が、忘れられない思い出になりそうですね。

癒やしを深めるお茶の湯時間

癒やしを深めるお茶の湯時間

提供元:界 遠州

この宿では、煎茶を“飲む”だけではなく、“つかる”楽しみも味わえます。大浴場で体験できるのが、茶葉を詰めた篭(かご)を湯船に浮かべる「お茶玉美肌入浴」。湯気とともに立ちのぼるお茶の香りに包まれながら湯に身を委ねれば、心までゆるやかにほぐれていくようです。浜名湖を望む開放感も相まって、この宿らしい癒やしの時間を満喫できるでしょう。

癒やしを深めるお茶の湯時間

写真:北川 りさ

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さらに、滞在中にぜひ体験したいのが「お茶」の恵みを取り入れた、界遠州オリジナルの特別なトリートメント「グリーンティーオイルトリートメント(有料)」。緑茶由来のオーガニックグリーンティーオイルを使用し、やわらかな香りに包まれながら全身をゆったりと整えてくれます。

静かな空間で行われる施術は、お茶をテーマにした宿ならでは。旅の疲れをやさしく解きほぐしながら、深いリラックスへ導いてくれます。

癒やしを深めるお茶の湯時間

写真:北川 りさ

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そして湯上がりには、「おちゃけ」のサービスも行われています。この宿では、お茶とお酒を掛け合わせたものを「おちゃけ」と名付け、ラウンジで振る舞われているのです。

この日のおちゃけは、天竜茶とジンを炭酸水で割ったもの。想像以上のおいしさに、驚く人も少なくありません。煎茶の新たな魅力に出会えることでしょう。

静岡のお茶文化にひたる贅沢旅

煎茶と温泉という静岡らしい魅力を軸に、進化を続ける「界 遠州」。新客室や茶畑体験、絶景ラウンジに旬の会席と、ここでしか味わえない時間がそろっています。浜名湖を眺めながら香り豊かな煎茶に包まれる滞在を、次の旅先候補に加えてみてはいかがでしょうか。

2026年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2026/05/14−2026/05/15 訪問

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