写真:やま かづ
地図を見るサンディエゴのダウンタウン北部に位置するバルボアパーク内には、サンディエゴ動物園を初めとして自然史博物館や美術館、劇場などがあります。
その中でもメイン施設であるサンディエゴ動物園は40ヘクタール(東京ドーム8個分)というとてつもなく広い敷地を有し、約650種類、3700頭に上る動物が飼育されています。
動物園内は、オーストラリアの動物を集めた「アウトバック」、象の飼育エリア「エレファントオデッセイ」、ジャイアントパンダのための「パンダキャニオン」など、8つのコンセプトに分かれています。その中でも「パンダキャニオン」は、2012年にジャイアントパンダの赤ちゃんが生まれたことでさらに人気が出ています。
動物園の敷地が余りに広いので、1日で全てを見て回るのはなかなか至難の業です。しかし、ガイドバスツアー、カンガルー・エクスプレスバス、スカイファリ(Skyfari)の3種類の乗り物を利用すれば、かなり効率的に見て回ることができるんです。
動物園の入場料を含んだ「ワンデイパス(1-Day Pass)」にはそれらの乗り物料金が含まれています。しかし、さらに4Dシアターも楽しみたいなら「ワンデイパス・プラス」を購入することもできますよ。
ちなみに、ダウンタウン各地のインフォメーションセンターに置いてあるサンディエゴ動物園のパンフレットには5ドル割引券がついていますので、ピックアップするのをお忘れなく。
写真:やま かづ
地図を見る園内周遊には2種類のバスを使うことができます。
1つはガイドバスツアー(Guided Bus Tour)で、園内の約80%を40分かけて回るバスツアーです。できることなら2階の前方右側に座りましょう。英語ガイドなんて理解できなくても、目の前に展開される動物たちの営みに大興奮すること間違いなしです。
もう1つはカンガルー・エクスプレスバス(Kangaroo Express Bus)です。園内の主なスポット5カ所にあるバスストップにとまりますので、自分のペースにあわせて利用しましょう。ルートはガイドバスツアーと同じです。バスストップには黄色いカンガルーのサインがありますのですぐにわかります。
写真:やま かづ
地図を見るスカイファリ(Skifari)動物園を縦断するゴンドラで、エントランス近くの乗り場と動物園の敷地奥、シロクマの飼育エリア「ポーラーフロンティア」近くの乗り場をつないでいます。
4人乗りのこのゴンドラは、思った以上に高いところを運行していますが、キャビンは四角いバケツに屋根がついただけの簡素な構造で、高所恐怖症の方はかなりのドキドキものです。
単なる移動手段というだけでなく、広い園内の空中散歩を楽しむこともできますね。
写真:やま かづ
地図を見る2012年7月に6頭目のパンダの赤ちゃんXiao Liwu(シャオ・リーウー)が生まれました。シャオ・リーウーは「小礼物」と書き、小さな贈り物という意味です。
ジャイアントパンダたちの住む「パンダキャニオン」は、観覧者との境は低いガラス塀のみ。手を伸ばせば届きそうなほどすぐそばでパンダたちを観察することができます。
なお、パンダたちの様子は、サンディエゴ動物園のウェブサイト「Live Cams」でも24時間のライブ映像で見ることができます。
写真:やま かづ
地図を見る興味津々に寄ってくるオランウータン。ガラス越しに同じ目線で見つめ合っていると、鏡に映った自分の姿と勘違いしてしまう人もいるのでは?
そんな動物たちの生態をもっと知りたい方は、動物園主催のスペシャルツアー(別料金)に参加するのもいいですね。
ツアーには幾つかありますが、特に人気なのは、動物たちを間近に見たり触れたりすることができる「バックステージパス」、飼育員による動物園の裏話などが聞ける「インサイド・ルックツアー」です。
広大な敷地でのびのび自然に近い環境で暮らす動物たち。「動物園」というよりも「サファリパーク」のイメージが近いかもしれません。
そんな環境の中、ただ単に動物を間近に観察できるだけでなく、動物たちが安心して暮らせる地球環境を守る大切さも、ひしひしと感じることができるのがサンディエゴ動物園です。
サンディエゴのダウンタウン散策ももちろん楽しいですが、ちょっとだけ足を延ばして動物園まで出かけてみませんか。新しい発見があなたを待っていますよ!
サンディエゴ動物園へ行くには、主に2通りのアクセス方法があります。
1)ダウンタウンを走るMTSバス7番に乗りプレジデントウェイ(President Way)で下車し、バルボアパーク・トラムに乗り換え。
もしくは、そのままパークブルバード(Park Blvd)を北上、動物園口のバス停で下車。
2)オールドタウントローリーに乗ってSAN DIEGO ZOOで下車。
1)のMTSバスを使う場合は、「動物園へ行きたい!」と運転手さんに伝えておけば大丈夫です。
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この記事を書いたナビゲーター
やま かづ
プライベートでの渡航歴は、東南アジアを中心に200回以上、渡航国はのべ350カ国を数えます。海外旅行の趣味が高じて機内食会社に勤務、航空会社のさまざまな機内食に接し、世界各国の食習慣や食文化を学びまし…
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