蓬莱橋は1879年(明治12年)1月13日に完成した、世界最長の木造橋で全長897.4メートルあります。当時は茶畑の栽培が安定してきて、大井川の対岸に買い出しに行くもの、また対岸からも山林、原野を開墾するものと人の往来が激しくなりました。そこで大井川を小舟で渡ることは危険であり、この蓬莱橋が完成しました。
蓬莱橋の名前の由来は牧之原を訪れた徳川家達が「ここは蓬莱、宝の山だ。」と言ったことから名付けられました。
この蓬莱橋は1997年(平成9年)12月30日にギネスブックに「世界一の長さを誇る木造歩道橋」として認定されました。
蓬莱橋は自転車、歩行者専用の橋となっています。そしてこの蓬莱橋は全国的に珍しい賃取り橋として、通行に料金がかかります。大人100円、子供10円です。大雨、強風の時は通行不可になります。また6歳未満の子供の単独通行は不可です。
蓬莱橋は24時間通行可能ですが、8時30分から17時までは番小屋に橋番がいます。まずは番小屋で通行料金を払いましょう。橋番がいない時は橋の入り口にある箱に通行料金を入れてから通行します。
蓬莱橋の全長は先ほどご紹介した通り、全長897.4メートルあります。この長さ聞くだけではピン!と来ないかもしれません。実際に歩いてみるとその長さに驚き、またいつまでこの橋が続くのだろうと不安になるときも。橋を歩き始めたらとりあえずこの「ど真ん中」を目標に歩いてみてください。ここまで着くと何だかうれしくなりますよ。
そして、よく晴れた日にはこの「ど真ん中」付近から世界遺産富士山が見えます。
全長897.4メートルの橋を渡り切ったらとりあえずお疲れ様でした。本当に長くて皆さん驚かれると思います。そして想像より長い橋だなと思うことでしょう。橋を渡り切ったら、そこから先は島田市のハイキングコースになっています。ハイキングをしてまた蓬莱橋へ戻ってくるのもよし、また一息ついて蓬莱橋を引き返すのもよし。
ここではぜひ蓬莱橋の橋脚をよく見てください。蓬莱橋の構造をよく知ることができます。
いかがでしたか?世界最長の木造橋、蓬莱橋。途中人とすれ違う時に橋の揺れを感じたり、大井川の澄んだキレイなブルーの川の色を楽しんだり、牧之原台地の緑いっぱいの景色を楽しんだり。驚きと楽しさいっぱいの蓬莱橋。ぜひ1度訪れてみてください。
そして最後に注意点を。お子さま連れで旅行される時は決してお子さまから手を離さないでくださいね。蓬莱橋の手すりの高さは大人の膝くらいの高さしかありませんので。
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