徳島「桃源郷 祖谷の山里 天一方」1棟貸しで体験する雲上の世界

徳島「桃源郷 祖谷の山里 天一方」1棟貸しで体験する雲上の世界

更新日:2024/03/13 10:01

浅井 みら野のプロフィール写真 浅井 みら野 総合旅行業務取扱管理者、全国通訳案内士(英語)、世界遺産検定2級、JSBA スノーボード バッジテスト 1級
「雲の上の世界」「まるで桃源郷」と訪れる人たちを感嘆させてしまう場所が徳島県の山奥にあります。秘境と呼ばれる祖谷地方の集落のひとつ、落合集落は重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)であり、その中にある「桃源郷 祖谷の山里 天一方」は元々あった古民家に現代風の快適さも味わえるよう改装された宿泊施設です。朝は幻想的な雲海、夜は満天の星を庭先で。自然が織り成す光景に片時も目が離せません。

集落に点在する8棟の古民家

集落に点在する8棟の古民家

写真:浅井 みら野

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平地が少ない四国において、山々に囲まれた土地のさらに奥深い場所にある祖谷地方。かつて人や物が行き交っていた道は山頂寄りに設けられていたため、集落も高所から低地へと山裾に沿って築かれてきました。そのため落合集落の高低差は約390mもあり、その高さは東京タワーを上回るほど。

集落に点在する8棟の古民家

写真:浅井 みら野

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「桃源郷 祖谷の山里」は、集落の景色に欠かせなかった茅葺民家が舞台です。

集落に点在する8棟の古民家

写真:浅井 みら野

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時代が移りゆくにつれて住民は集落を去ったものの、当時の生活を色濃く映した民家は残り続けます。山々に閉ざされた環境だからこそ、その暮らしぶりも特異。空き家を改装し、泊まれるようにすることで、この土地の文化を少しでも持続できるようにと誕生したのが「桃源郷 祖谷の山里」なのです。

空と山の景色が待つ「天一方」

空と山の景色が待つ「天一方」

写真:浅井 みら野

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一棟貸切の宿泊施設は、山頂にいちばん近い場所にある「浮生(ふしょう)」や、空を仰ぐウッドテラスが設けられた「蒼天(そうてん)」といった、それぞれの個性を表した名前で呼ばれています。

空と山の景色が待つ「天一方」

写真:浅井 みら野

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どの建物も伝統的な造りで茅葺屋根に、真竹を炙って並べたひしゃぎ竹の壁が特徴。そのうちのひとつ、「天一方(てんいっぽう)」は集落の上の方にあります。

空と山の景色が待つ「天一方」

写真:浅井 みら野

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名前の由来は、中国の漢詩から。故郷とは離れた一方の地にいながらも月だけは変わらず、自分の傍にいてくれると詠っていて、周囲を遮るものがない「天一方」はまさに空を眺めるのに絶好の場所です。

新旧の良さが共存するリビング

新旧の良さが共存するリビング

写真:浅井 みら野

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ダイニングキッチン、リビング、それに寝室といった生活に基づいた間取りは、自分が束の間の山里暮らしを想像させるのに十分な環境。最大6名まで宿泊可能で、隣の寝室と中の間にお布団を敷きますが、4名での利用が推奨されています。

新旧の良さが共存するリビング

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15畳のリビングには床の間があり、建物名とゆかりのある掛け軸も。

新旧の良さが共存するリビング

写真:浅井 みら野

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日常的に使われていた囲炉裏はテーブルとして生まれ変わり、今も変わらずに団らんのひとときを演出。昔ながらのものが大切に保存されている一方で、インターネットなどデジタル環境もしっかりと整えられています。

現代の生活に合わせたキッチンと浴室

現代の生活に合わせたキッチンと浴室

写真:浅井 みら野

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最寄りのスーパーまでは車で約1時間半と、自給自足の生活がここでは基本。ダイニングキッチンには、IH調理器、冷蔵庫、オーブンレンジ、ケトル、炊飯器、トースター、食器類といったひと通りのものが揃っていますが、地元のお母さんに来ていただき、郷土料理を作ってもらう夕食プランも選択可能。日々の暮らしぶりや土地の魅力などのお話も聞けて、滞在の思い出になると好評です。

現代の生活に合わせたキッチンと浴室

写真:浅井 みら野

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ダイニングキッチンは9.5畳と広々。大きな窓には山の風景があふれんばかりに映り、風で揺れる草木や刻一刻と変わる陽の傾きなど、普段は気付かない些細な変化や美しさに目を奪われます。

現代の生活に合わせたキッチンと浴室

写真:浅井 みら野

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浴室にはシャンプー、コンディショナー、ボディーソープが用意され、タオル各種(フェイスタオル、バスタオル)とドライヤーも常備。トイレは2カ所に設けられています。

自由自在な滞在スタイル

自由自在な滞在スタイル

写真:浅井 みら野

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リビング同様に、中の間にも椅子が設けられ、窓の景色はさながら絵画のよう。気温差がある季節の変わり目には早朝に雲海が頻繁に発生します。

自由自在な滞在スタイル

写真:浅井 みら野

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吹き抜ける風が心地よく、流れる時間もゆるやか。時計やスマホのことは忘れて、会話を楽しんだり、ぼーっとしたりと、その時その時の気分のままに過ごせる環境のおかげで心身はのびやかに。周辺には伝統的なそば打ちや、どっしりと重厚感ある名物「石とうふ」を味わうなど、この土地ならではの体験も充実しています。

知られざる日本を発見

東洋文化研究家で「桃源郷 祖谷の山里」のプロデューサーを務めるアレックス・カー氏は、この土地は「世間からはなれて雲の上の世界に入ったような気持ちになる」と表現。桃源郷という名前の通り、奥深い山々に抱かれた土地は、訪れた人を夢心地にさせてくれるのかもしれません。

2024年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2023/10/19 訪問

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