素晴らしい日本の原風景!香川県にある野外博物館「四国村」にて心のふるさとに出会う

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素晴らしい日本の原風景!香川県にある野外博物館「四国村」にて心のふるさとに出会う

素晴らしい日本の原風景!香川県にある野外博物館「四国村」にて心のふるさとに出会う

更新日:2015/04/27 13:09

Shinkurouのプロフィール写真 Shinkurou

最近ほとんど見られなくなった山里の風景は日本人の心の故郷!この風景を保存しようと、源平合戦の場として知られる屋島(やしま)の山麓に、古民家33棟が移築されているのをご存知でしょうか?ここには全国的にも珍しい円形の小屋・古民家・かずら橋が作られ、本格的な山里の風景を創り出しています。しかもほとんどの建物が国指定の文化財。初めて訪れるのに何か懐かしい香りのする野外博物館「四国村」を御紹介します。

原始的なつり橋「かずら橋」

原始的なつり橋「かずら橋」

写真:Shinkurou

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「四国村」の愛称で呼ばれている野外博物館「四国民家博物館」には蔦(つた)を使ったつり橋「かずら橋」が架けられています。そしてこの橋が村内を廻るスタート地点。「かずら橋」と言えば、平家落人の伝説が残る徳島県祖谷(いや)が有名ですが、ここのつり橋も同じ造りの本格的なもの。

それではスリル満点の「かずら橋」を渡り村内をご紹介しますね。

四国村にある橋は、祖谷のものより少し足幅が狭いので、比較的歩きやすいのですが、やはりつり橋特有の大きな揺れがあります。しっかりと蔦の手すりを持ち足を運んでくださいね。祖谷と同様に蔦の中にはワイヤーが通してあるのですが、足下の水面が木の間から見え、結構なスリルを楽しめます。

「かずら橋」の向こうには鬱蒼(うっそう)と繁った森が!いよいよ山奥の秘境の地に入り込むのですね。本当にこのエリアは博物館?と思ってしまう程の素晴らしい雰囲気です。でも橋が苦手な方は第二通路が準備されていますのでそちらに回り先へ進む事も出来ます。

昔の人の知恵を知る事が出来る民家

昔の人の知恵を知る事が出来る民家

写真:Shinkurou

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橋を渡ると目の前に立派な古民家が。静かな山林の中で上手く自然と調和した古民家を目にすると、これぞ日本人の故郷と思われませんか。初めて訪れるのに何か懐かしい気持ちにさせてくれる風景です。

写真の「旧河野家住宅」は愛媛県の深い谷にある急斜面からここへ移築された建物。内部を覗くと、床には竹が敷き詰めてあります。本当に珍しい造り。各部屋には囲炉裏が切られ、土間には下記でご紹介するコウゾを蒸す珍しい道具が置かれていました。きっと木々の繁った冬の厳しい場所に建っていたのでしょう。

これらの住宅の前には移築される前に建っていた場所と生活の様子が地図を添えて説明されています。その掲示を読まれて中へお入りになるとより興味深く楽しむ事が出来ますよ。

四国のあらゆる所から移築された古民家を見て回ると、その地域の自然環境にあわせた工夫が見られ、四国の山里を一周しているような気持ちになります。

国指定文化財のアーチ橋

国指定文化財のアーチ橋

写真:Shinkurou

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写真は石のアーチ橋ですが中央に彫り物のある珍しい石橋として文化財指定を受けています。実際に渡る事も出来ますし、下を歩けるようにもなっていますので、下からご覧いただくと橋の造りが分かり面白いと思います。

この他にも村内には屋島に隣接する石切り場から切り出された花崗岩の道が多く、とても美しい風情を醸し出しています。歩きにくいかとは思いますが、日本の原風景を愉しむ旅ですので、緑の木々と茅葺の民家そして石のきらめきが創り出す素晴らしい景観をお楽しみください。

また傾斜坂では枕木が足元を保護してくれ、まさに山里を散策しているよう。これほど細部にまでこだわった村内は、博物館と言うより原風景そのままの景観。素晴らしい散策を楽しんで頂けます。

全国的に珍しい円形の小屋

全国的に珍しい円形の小屋

写真:Shinkurou

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香川県は「讃岐三白」と言われ、綿・塩・砂糖の生産が盛んでした。その中で砂糖に関連した建物「砂糖しめ小屋」が移築されています。

砂糖しめとはサトウキビの汁を絞る事ですが、建物の中で牛に引かせた梁をぐるぐる回し、臼(うす)を回転させました。それで円形の建物になっているのですね。

円形で三角屋根の小屋はとても珍しく、外観だけを見ると日本の風景とは思えないほど。現在、ここ四国村以外にはほとんど残っていないそうです。

また建物内に入る事も出来ますので、是非内部から屋根の造りもご覧ください。素晴らしい空間が広がっています。

珍しい蒸し器

珍しい蒸し器

写真:Shinkurou

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先にご紹介した建物内の土間には和紙の原料となる「こうぞ」を蒸す蒸し器が展示されています。

切りそろえた「こうぞ」を窯に立てた状態で置き、その上から桶(おけ)で、ふたをする仕組みの蒸し器です。本当に珍しい道具だと思われませんか?写真の釣鐘(つりがね)のような桶は天井から滑車で下せるように工夫され、建物の屋根が蒸気に耐えるように組まれています。

やはり和紙を作るには大変な手間と時間が掛かったのですね。生活の糧となる和紙の原料はこの地域の人たちにとって大切な物。周りに張られたしめ縄がそれを物語っています。

「四国村」
  
  年中無休
  開村時間  4月〜10月  8:30〜18:00
        11月〜3月  8:30〜17:30
  入村料   一般 800円

村内の敷地は広いので、細部まで楽しまれるには2時間ほどかかります。お急ぎの方は主な建物だけを廻る事も出来ますので受付でお尋ねください。

また今回写真ではご紹介出来ませんでしたが、国内でも早い時期につくられた灯台の官舎も移築されています。こちらも珍しい和洋折衷の建物ですのでお勧めです。

まとめ

現在日本の原風景を愉しめる場所は少なくなってきています。四国村ではそれらを保存し後世に伝える事を目指し、円形の砂糖しめ小屋等の古民家33棟を四国中から移築させました。村全体がふるさとの風情を醸し出すようにと、細部にまでこだわって造られた博物館です。かずら橋を渡ってふるさとに帰る懐かしい旅はいかがでしょうか?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/01/27 訪問

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