写真:東郷 カオル
地図を見る日本三大美肌の湯と称される嬉野温泉は、ぬめりのあるお湯で皮脂や分泌物を乳化して洗い流しお肌をスベスベにしてくれる、女性には嬉しい温泉。
今回ご紹介するハミルトン宇礼志野は、嬉野温泉の丘の上に建つ洋館。嬉野バスセンターには送迎バスのサービスがありますが、徒歩でもバスセンターから10分とかからない距離で、足湯やみやげ物店が並ぶ温泉街の中心地も徒歩圏内という立地。
建物の中はクラシカルな内装。静かな環境と落ち着く雰囲気は、浴衣姿の宿泊客が賑やかにそぞろ歩く温泉街とは一線を画します。スタッフの温かな出迎えを受けて、特別な滞在の始まりです。
写真:東郷 カオル
地図を見る写真は庭に面したスーペリアツインで36平米の広さ。低めのベッドはどの年代にも寛げる気遣い。
窓からは庭と山並みが望めます。部屋のお茶セットは本格的。たっぷりの茶葉と、湯冷ましも用意されています。茶器は近くの波佐見の白山陶器のシンプルかつ上質なもの。嬉野はお茶の産地。美味しいお茶を味わいながら、ロビーのライブラリーで借りた小説や雑誌を楽しむのも良いでしょう。
写真:東郷 カオル
地図を見る館内には女湯・男湯・露天風呂があります。女湯には露天風呂も備わっていますので、女性は3種類の湯船を楽しめます。他に有料の貸切露天風呂もありますので、女性なら最大4つ楽しめるということになります。
写真は女湯。すのこが敷かれ、行灯風の照明が温かみのある雰囲気を出しています。ハミルトン宇礼志野にはシャンプーバーがあり、ハーブやオーガニック、ノンシリコンなど、数種類のシャンプーから好きなものをチョイスできます。貸し出しはフロントで。浴場を利用の際はフロントで一声かけてみてください。
浴場や館内にはデザイン性に富んだタイルが数多く見かけられます。これらのタイルは有田焼でホテルのオリジナルデザイン。ハミルトン宇礼志野では、細かい部分にまでこだわった浴場のタイルや建物の内装、インテリア、テーブルに出される器も楽しんでみてください。
写真:東郷 カオル
地図を見る夕食はリストランテ“トレ・コローネ”で。天井が高く庭に面しているため、開放感があり居心地の良い空間です。こちらでいただけるのが、イタリアの伝統や技術を大切にし、地産地消をモットーとした地元の旬の食材がつくりだすイタリアン。素材の味を大切にしたお料理は、イタリアンの中にもかすかに和食を感じる繊細なもの。
テーブルに置かれているオリーブオイルやソルトの器には、近くの波佐見焼や有田焼が使われており、目にも楽しい夕食を演出してくれます。
写真:東郷 カオル
地図を見る食後はロビーで寛ぐのもおすすめ。季節によってはパチパチとはじける暖炉の横で、のんびりと雑誌に目を落としながら夜長を楽しめます。
ロビーのライブラリーには、泣ける作品ばかりを集めた「涙図書館」というコーナーがあります。映画化された「レインツリーの国」も。
ハミルトン宇礼志野は、18世紀から19世紀にかけて「世紀の美女」と謳われた英国のレディーハミルトンの名に由来。館内には美肌の温泉、エステ、美食と、美にまつわるものが多くありますが、デトックスも美とは切っても切り離せないもの。泣ける本は部屋に持ち込んで、思いっきり泣いてデトックス。カラダの中から美しくなりましょう。
ハミルトン宇礼志野で楽しめるお風呂は、大浴場と女性には大浴場にある露天風呂、そして朝晩で男女交代制で楽しめる石造りの露天風呂があります。
この他に、宿泊者はグループホテルの華翠苑の温泉も無料で利用できます。最上階の空中露天風呂・星の湯と月の湯は眺望が良く開放的。ハミルトン宇礼志野からは徒歩5分程度ですので、是非お出かけください。
近隣の観光としては、県を越えますがバスで10分少々で最近人気の波佐見焼の産地・波佐見。有田も意外と近いですので、焼物好きの方にはおすすめです。
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この記事を書いたナビゲーター
東郷 カオル
国内外のラグジュアリーホテルを中心に、オトナ女子のおひとりさま旅、女子旅を提案。"癒し系"ではなく、私自身の"癒されたい系"の目線から、忙しく毎日をがんばる女性…
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